第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 新型コロナウイルス感染症による事業への影響については、引き続き今後の状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

  (経営成績の状況)

当第2四半期連結累計期間(2021年6月1日~2021年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が9月末に全面的に解除されたことなどから、やや落着きがみられる状況となりました。しかしながら、世界的には感染が拡大する地域も散見されることから生産活動にも支障をきたし、半導体の不足による自動車の生産調整、また、世界的なコンテナ不足を背景とした物流の滞りと運賃高騰、原油高などが物価を押し上げる要因となり混乱が続いております。

国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の従前からの課題に加え、夏場の天候不順や青果安など、マイナス要因が多々みられる状況となりました。

このような状況のなか当社グループの業績は、売上高259億5百万円で前年同期比2億75百万円(1.1%)の減収となりました。利益面では、採算性が向上したことから営業利益2億61百万円で前年同期比15百万円(6.2%)増、経常利益3億37百万円で前年同期比37百万円(12.4%)増となりました。また、倉庫建替えに伴う旧建物の除却に伴う費用を特別損失に計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益1億96百万円で前年同期比26百万円(12.0%)減となりました。なお、第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用したことにより、売上高は96百万円減少、売上原価は139百万円減少し、営業利益・経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ43百万円増加しております。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

種苗事業

種苗事業においては、飼料作物種子の販売やカボチャ種子の輸出が順調に推移したものの、タマネギ及びキャベツ種子の輸出が低迷したことなどから、売上高36億47百万円で前年同期比1.5%の減収となりました。利益面では、採算性の改善などにより、セグメント利益4億3百万円で前年同期比5.1%増となりました。

 

花き事業

花き事業においては、8月の長雨により屋外作業が妨げられたことで園芸農薬等の販売が低迷したものの、コロナ禍での外出自粛による巣ごもり需要などでプランター・園芸肥料等が順調に推移したほか、花苗の販売が伸長し、売上高34億97百万円で前年同期比2.5%の増収となりました。利益面では、園芸農薬の採算性が低下したことなどから、セグメント損失75百万円(前年同期のセグメント損失は65百万円)で損失は拡大いたしました。

なお、当事業は春に需要期を迎えることに伴い、第4四半期に売上高及び利益が集中的に計上される傾向があります。例年第3四半期まではセグメント損益はマイナスでありますが、通期では当該マイナスは解消されております。

 

農材事業

農材事業においては、農薬の販売で病害虫の発生が少なかったことなどにより販売に苦慮したものの、世界的な資源高による商品価格改定前の駆け込み需要が起こり、売上高119億19百万円で前年同期比1.4%の増収となり、利益面でも、セグメント利益1億88百万円で前年同期比44.9%増となりました。

 

施設材事業

施設材事業においては、農材事業同様、資源高により農業用フィルム等で商品価格改定があり、それに伴う値上がり前駆け込み需要による販売伸長があったものの、長引く青果安から農家の耐久資材に対する更新需要や設備投資意欲が減退し、一般農業資材の販売及び温室や養液栽培プラントの完工売上高ともに減少いたしました。その結果、売上高68億41百万円で前年同期比6.5%の減収となり、利益面でも、セグメント利益1億62百万円で前年同期比20.1%減となりました。

 

  (財政状態の状況)

当第2四半期連結会計期間末における「資産の部」の残高は、386億35百万円となり、前連結会計年度末と比較して88億16百万円減少いたしました。これは主に受取手形及び売掛金の減少によるものであります。

また、「負債の部」の残高は、169億26百万円となり、前連結会計年度末と比較して88億28百万円減少いたしました。これは主に短期借入金は増加したものの、支払手形及び買掛金が減少したことによるものであります。

なお、「資産の部」における受取手形及び売掛金の減少、また、「負債の部」における支払手形及び買掛金の減少は、当社グループの事業が主に第4四半期に繁忙期を迎えることに伴うものであり、毎期同様の状況となっております。

「純資産の部」の残高は、217億9百万円となり、前連結会計年度末と比較して微増となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して13億83百万円減少し、41億2百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は、21億41百万円(前年同期比72.0%増)となりました。

 これは主に、仕入債務の減少額119億67百万円が、売上債権の減少額85億31百万円及び棚卸資産の減少額6億42百万円を上回ったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、5億円(前年同期比2.4%減)となりました。

 これは主に、有形固定資産の取得により2億25百万円、無形固定資産の取得により2億55百万円それぞれ支出したことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は、12億63百万円(前年同期比0.0%減)となりました。

 これは主に、営業活動により使用した資金を、短期借入金で調達したことによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、373,595千円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。