当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成28年6月1日から平成29年2月28日まで)における世界経済の状況をみますと、米国は、新政権による政策運営の先行きに不透明感は残るものの、雇用回復を背景に住宅投資・個人消費が堅調に推移し、企業収益は緩やかな回復を維持しております。欧州経済は、英国のEU離脱選択による金融市場の一時的な混乱はありましたが、緩やかな回復が見られます。また、新興国経済は、インドでは引き続き内需を中心に伸長し、中国では景気対策の効果により景気減速は緩やかなものに留まっておりますが、ブラジルにおいては依然として景気低迷が続いております。
わが国経済は、個人消費は賃金上昇の伸びが将来の不安を払拭するほどには至らず、力強さに欠けておりますが、輸出や生産の拡大から企業の収益は緩やかに持ち直し始めており、景気は堅調に推移しつつあります。
当種苗業界は、依然として国内需要は頭打ちの状況が続いておりますが、海外におきましては、新興国を中心に、野菜種子、花種子の需要は拡大を続けております。
このような状況のなか、当社グループの国内卸売事業は、野菜種子の売上が好調に推移した結果、前年同期比増収となりました。海外卸売事業につきましては、野菜種子売上が大幅に増加、花種子の売上も増加したことから大幅な前年同期比増収となりました。一方、小売事業は、不採算商品の削減に加え、天候不順により園芸関連の消費が冷え込み、前年同期比大幅減収となりました。
当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高は443億5百万円(前年同期比25億83百万円、6.2%増)となりました。営業利益は、利益率の高い野菜種子の売上増加が売上総利益を押し上げた結果、76億47百万円(前年同期比10億37百万円、15.7%増)となりました。また経常利益は、受取配当金が増えたことなどから営業外収支が前年同期比改善し、80億81百万円(前年同期比11億97百万円、17.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益も、58億92百万円(前年同期比12億29百万円、26.4%増)と前年同期比増益となりました。
当期の海外連結子会社等の財務諸表項目(収益及び費用)の主な為替換算レートは、次のとおりです。
なお、海外連結子会社等の決算日が連結決算日と異なるため、財務諸表項目(収益及び費用)を各四半期決算日末(3、6、9、12月末)の直物為替レートを適用し、その都度洗替を行っております。
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当第1四半期連結累計期間 |
当第2四半期連結累計期間 |
当第3四半期連結累計期間 |
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米ドル |
102.96円(122.48円) |
101.12円(119.97円) |
116.53円(120.54円) |
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ユーロ |
114.36円(137.20円) |
113.29円(134.94円) |
122.73円(131.67円) |
注:( )内は前年同期の換算レート
セグメント別の業績は次のとおりです。
①国内卸売事業
国内卸売事業は、花種子と資材の売上が減収となりましたが、野菜種子の売上が増加した結果、前年同期比増収となりました。野菜種子では、ブロッコリー、トウモロコシなどが、大幅に売上を伸ばしました。花種子は、市況、景気低迷による作付減が響き、微減となりました。資材は、農業用ハウス関連資材の需要停滞から動きが鈍く、また前期大幅に伸びたオリジナル培養土の反動減が響き、減収となりました。
これらの結果、売上高は、前年同期比2億87百万円(同2.3%)増の125億77百万円となり、営業利益は前年同期比1億72百万円(同3.7%)増の48億82百万円となりました。
②海外卸売事業
それぞれの地域の状況をみますと、アジアでは、ブロッコリー、ホウレンソウ、トルコギキョウ、ヒマワリなどが大きく伸びたことから、前年同期比増収となりました。北米につきましては、ブロッコリー、トマト、カボチャ、ホウレンソウ、メロンなどの野菜種子が好調に推移したことから、前年同期比大幅増収となりました。欧州では、ブロッコリー、トマト、カボチャ、スイカ、トルコギキョウ、カンパニュラなどが伸び、前年同期比増収となりました。南米につきましては、為替が円安へ進行したことに加え、ブロッコリー、トマト、カボチャ、ペッパー、レタスなどの野菜種子が好調に推移したことから、前年同期比大幅増収となりました。
品目別では、野菜種子ではブロッコリー、トマト、カボチャ、ホウレンソウ、メロンなどが売上を大きく伸ばし、前年同期比増収となりました。花種子につきましても、トルコギキョウやヒマワリなどの売上が伸びたことなどから、前年同期比増収となりました。
これらの結果、売上高は、前年同期比27億84百万円(同11.9%)増の261億91百万円となり、営業利益は前年同期比6億38百万円(同8.2%)増の84億6百万円となり、増収増益となりました。
③小売事業
ホームガーデン分野は、天候不順の影響や資材の販売不振、また、前期から引き続き、不採算商品の削減を行っていることにより、売上高は前年同期比大幅減収となりました。一方、利益面では、業務コストを大幅に削減し、改善へと進んでおります。
通信販売分野では、サカタ友の会の新制度(Web会員制度)への移行が完了しました。印刷物として刊行していた紙媒体の「園芸通信」を電子媒体へ切り替えるなどにより経費を圧縮することができました。しかしながら、秋の長雨等の天候不順の影響もあり、苗・球根を中心に売上が伸びず、減収となっております。
ガーデンセンターでは、イベントとセール開催の頻度を増やしたことにより、種子と植物の売行きは好調でしたが、ノベルティ商品の販売不調が大きかったために減収となりました。
これらの結果、売上高は、前年同期比5億3百万円(同9.2%)減の49億85百万円となりました。営業損益は、前年同期比で損失額を圧縮し、1億50百万円の損失(前年同期は4億36百万円の営業損失)となりました。
④その他事業
造園緑花分野は、大型民間工事の完工及び民間維持管理業務の増加により、前年同期比増収となりました。営業損益は、前年同期に計上した利益率の高い大型工事分が剥落した結果、前年同期比減益となりました。なお、今期は、同様の利益率の高い工事の完工を第4四半期に見込んでおります。
これらの結果、売上高は前年同期比14百万円(同2.7%)増の5億51百万円となり、営業損益は60百万円の損失(前年同期は24百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の部
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ81億39百万円増加し、1,169億99百万円となりました。これは、現金及び預金が35億37百万円、たな卸資産が39億51百万円、その他流動資産が13億2百万円、有形・無形固定資産が5億20百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が10億96百万円、長期繰延税金資産が3億63百万円減少したことなどによるものです。
② 負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ25億23百万円増加し、224億96百万円となりました。これは支払手形及び買掛金が14億52百万円、短期借入金が9億84百万円、未払法人税等が9億32百万円増加した一方で、長期借入金が9億19百万円減少したことなどによるものです。
③ 純資産の部
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ56億16百万円増加し、945億3百万円となりました。これは利益剰余金が47億67百万円、為替換算調整勘定が6億61百万円増加したことなどによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、39億63百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。