当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(2019年6月1日から2020年2月29日まで)における世界経済は、米国では緩やかな景気拡大が継続し、欧州では低成長が続きました。ブラジルでは景気回復が続きましたが、非常に緩やかなものにとどまりました。また、減速基調にあった中国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、急激に悪化したものと思われます。
わが国経済も、消費税増税や大型台風の襲来による影響から景気後退にあったところ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が加わり、さらなる景気後退への懸念が強まりました。
このような状況のなか、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、海外卸売事業とその他事業である造園緑花分野は増収となりましたが、台風などの天候不順による影響などから国内卸売事業と小売事業が減収となった結果、売上高は436億86百万円(前年同期比46百万円、0.1%減)となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費は減少したものの粗利益率が低下したことから、56億98百万円(前年同期比1億68百万円、2.9%減)となりました。また経常利益は、営業利益の減少を主因に、62億89百万円(前年同期比1億14百万円、1.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、資産売却益の剥落などから、47億53百万円(前年同期比4億36百万円、8.4%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の海外連結子会社等の財務諸表項目の主な為替換算レートは、次のとおりです。
なお、海外連結子会社等の決算日が連結決算日と異なるため、財務諸表項目を各四半期決算日末(3、6、9、
12月末)の直物為替レートで換算し、その都度洗替を行っております。
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第1四半期連結累計期間 |
第2四半期連結累計期間 |
当第3四半期連結累計期間 |
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米ドル |
107.75円(110.54円) |
107.96円(113.58円) |
109.55円(110.91円) |
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ユーロ |
122.46円(127.88円) |
118.04円(132.15円) |
122.51円(126.88円) |
注:( )内は前年同期の換算レート
セグメント別の業績は次のとおりです。
①国内卸売事業
国内卸売事業は、台風などの天候不順の影響などから、販売が全般的に低調となりました。品目別では、野菜種子は、レタス、ブロッコリーなどが増加しましたが、ネギ、トウモロコシなどが減少しました。花種子は、プリムラなどは増加しましたが、パンジーなどが減少しました。資材は、天候要件に加え、園芸商品の売上減少が継続しました。セグメント営業利益は、利益率は改善しましたが、売上高の減少により、微減となりました。
これらの結果、売上高は124億59百万円(前年同期比6億35百万円、4.9%減)、営業利益は46億15百万円(前年同期比3百万円、0.1%減)となりました。
②海外卸売事業
海外卸売事業は、円高の影響を受けましたが、欧州・中近東及びアジアでの販売が堅調に推移した結果、前年同期比増収となりました。一方営業利益は、粗利益率の低下と経費増加により、前年同期比減益となりました。
地域別の状況をみますと、アジアでは、キャベツ、カリフラワー、ハクサイなどが減少しましたが、ホウレンソウ、ネギ、ヒマワリなどが好調に推移した結果、前年同期比増収となりました。北中米につきましては、トルコギキョウ、カンパニュラ、ジニアなど、花種子は増加しましたが、ブロッコリー、メロンなどの野菜種子が減少し、全体では前年同期比減収となりました。欧州・中近東では、トマト、カボチャ、キュウリ、スイカ、トルコギキョウなどが大きく伸び、円高の影響を打ち返し、前年同期比増収となりました。南米につきましては、カボチャ、ニンジン、ペッパーなどが増加し、現地通貨ベースでは増収となりましたが、円高の影響を受け、前年同期比で減収となりました。
品目別では、野菜種子は、ブロッコリー、メロン、キャベツ、ニンジンなどが減少しましたが、トマト、カボチャ、ホウレンソウ、ペッパー、キュウリ、ネギの売上が大きく伸び、前年同期比で増収となりました。花種子も、ヒマワリ、トルコギキョウ、プリムラ、ベゴニアなどが増加した結果、前年同期比増収となりました。
これらの結果、売上高は263億55百万円(前年同期比2億23百万円、0.9%増)、営業利益は75億29百万円(前年同期比2億8百万円、2.7%減)となりました。
③小売事業
ホームガーデン分野は、収益性の向上を目指し種子の販売提案を積極的に展開した結果、野菜種子、花種子とも売上が増加しましたが、梅雨後の猛暑や台風のなどの天候不順により、苗木や資材の販売が不振となり、全体の売上高は前年同期比減収となりました。
直売分野では、天候不順の影響を受け、通信販売及び直売店での売上が低調に推移いたしました。
引き続き収益性の向上に取り組んでおり、粗利益率の改善と経費の削減により営業損益は前年同期比改善いたしましたが、営業損失となりました。
これらの結果、売上高は34億45百万円(前年同期比2億62百万円、7.1%減)、営業損益は68百万円改善し、67百万円の損失(前年同期は1億36百万円の営業損失)となりました。
④その他事業
造園緑花分野は、2018年11月より正式に営業を開始しましたサカタのタネ グリーンサービス株式会社において、新たに譲り受けた事業の順調な推移に加えて民間の大型工事物件が完成したことから、前年同期比で大幅な増収となりました。
これらの結果、売上高は14億25百万円(前年同期比6億28百万円、78.8%増)、営業損益は、1億16百万円改善し、27百万円の損失(前年同期は1億44百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産の部
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ29億80百万円増加し、1,254億6百万円となりました。これは、商品及び製品が42億26百万円、流動資産のその他が13億52百万円、有形固定資産のその他(純額)が10億72百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が27億96百万円、現金及び預金が6億68百万円減少したことなどによるものです。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億10百万円増加し、225億52百万円となりました。これは、固定負債のその他が8億92百万円、短期借入金8億69百万円、支払手形及び買掛金が4億78百万円増加した一方で、流動負債のその他が10億42百万円減少したことなどによるものです。
③純資産の部
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億70百万円増加し、1,028億53百万円となりました。これは、その他の包括利益累計額がその他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の減少等により12億60百万円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことなどから、株主資本が32億24百万円増加したことによるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、45億85百万円であります。なお、研究開発費については、セグメント別に関連付けることが困難であるため、その総額を記載しております。また、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。