当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当中間連結会計期間(2025年4月1日から2025年9月30日)における国内経済は、雇用・所得環境の改善などが進んでいる一方で、歴史的な円安水準の継続や物価上昇の長期化、米国の通商政策の動向、中東・ウクライナ情勢の長期化に起因する資源価格の不安定化等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く事業環境におきましても、世界的な異常気象や円安の影響による原材料価格の高騰、物流費や包装資材コストの上昇を背景に、食品価格の値上げが相次いでおり、消費者の節約志向は継続しております。
このような経済環境の中、当社グループは、2023年12月に刷新いたしました中期経営計画の達成に向け、国内・既存事業の更なる強化に留まらず、海外市場や新規領域へ積極的に展開し、多様な事業ポートフォリオの構築に取り組んでおります。前連結会計年度におきましては、新規事業として開発を進めてきたまいたけを主原料とする代替肉製品「キノコのお肉」の販売を開始いたしました。「キノコのお肉」は、まいたけの特長を最大限に活かし、肉のような食感と旨味を備えながらも、低糖類・高食物繊維という健康志向に応える特性を有する製品であります。2025年6月には、大阪・関西万博における新潟県催事「大地と雪の恩恵~未来へつなげる新潟の食と伝統~」に出展し、当製品のステージイベントと試食を通じて、未来の食としての可能性を広く発信いたしました。
当社グループは、引き続き、これまでの「雪国」において磨き上げてきた技術や探求心、伝統と信頼を引き継いで、自然の恩恵であるきのこが持つあらゆる可能性を追求し、新たな価値を提供し続けることで世界の健康に貢献してまいります。
当中間連結会計期間の収益は、19,773百万円(前年同期比8.3%減)、このうち、売上収益は14,959百万円(同0.2%減)となりました。また、売上総利益は、4,746百万円(同14.2%減)となりました。販売費及び一般管理費は、4,379百万円(同5.8%増)となりました。
以上の結果、営業利益は、431百万円(同67.2%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益は、81百万円(同89.0%減)となりました。なお、当中間連結会計期間においては、IAS第41号「農業」の適用に関する公正価値変動による利得が、収益に4,813百万円(同26.7%減)、売上原価に4,513百万円(同12.5%減)、それぞれ含まれております。
当中間連結会計期間における事業セグメント別の売上収益の状況は、次のとおりであります。
〔茸事業〕
① まいたけ
社名変更に伴い商品パッケージを一新するとともに、当社の強みである豊富な製品ラインアップに、大株を大ぶりにカットした利便性の高い製品や、お得感を加えた新設計製品等の更なる拡充を図り、消費者の皆様のニーズを着実に捉えた幅広い商品提案や販促企画提案に努め、店頭シェアの拡大及びプレミアムブランド戦略の強化に取り組んでおります。また、季節行事に応じた売り場展開や調理メニュー提案等により、更なる需要拡大を推進しております。前年同期に比べ販売単価は上回りましたが、販売量は減少いたしました。この結果、当中間連結会計期間においては、まいたけ事業の売上収益は、7,562百万円(前年同期比0.7%減)となりました。
② エリンギ
定番製品は小型パックから大型パックまで各種量目を取り揃え、お客様ニーズに応じた多様な商品提案に取り組んでおります。また、利便性が高いカットエリンギの店頭詰め放題企画の実施等、お買い得感と楽しさを訴求した集客企画提案を推進し、需要拡大を図っております。前年同期に比べ販売量は減少いたしましたが、販売単価は上回りました。この結果、当中間連結会計期間においては、エリンギ事業の売上収益は、1,780百万円(同2.3%増)となりました。
③ ぶなしめじ
1株製品を中心に販売施策を組み立て、安定した価格運営を推進するとともに、青果市況と市場の動向を注視し、需給バランスに応じて量目の異なる2株製品を活用する等、柔軟な製品投入に取り組んでおります。前年同期に比べ販売量は減少いたしましたが、販売単価は上回りました。この結果、当中間連結会計期間においては、ぶなしめじ事業の売上収益は、3,244百万円(同6.4%増)となりました。
④ その他の茸
マッシュルームは、引き続き生産状況の安定化に注力するとともに、販促企画の実施による販売強化及び新たな需要創造に取り組んでおりますが、前年同期に比べ売上は低調に推移いたしました。また、はたけしめじの売上も前年同期に比べ低調に推移いたしましたが、本しめじ及び当社海外グループ会社で扱うエキゾチック・マッシュルームの売上は好調に推移いたしました。この結果、当中間連結会計期間においては、その他の茸事業の売上収益は、2,212百万円(同9.0%減)となりました。
〔その他〕
その他の売上収益は、主に健康食品及び培地活性剤、また、2025年2月に販売を開始いたしました新規事業製品「キノコのお肉」シリーズの販売によるものであります。当中間連結会計期間においては、健康食品及び培地活性剤の売上は低調に推移いたしました。「キノコのお肉」シリーズは、積極的な販促施策の実施により製品の認知度向上に努め、販売強化に取り組んでおります。この結果、その他の売上収益は、159百万円(同6.2%増)となりました。
各事業セグメント別売上収益は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
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前中間連結会計期間 (自2024年4月1日 至2024年9月30日) |
当中間連結会計期間 (自2025年4月1日 至2025年9月30日) |
増減率 (%) |
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茸事業 |
14,838 |
14,800 |
△0.3 |
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まいたけ |
7,616 |
7,562 |
△0.7 |
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エリンギ |
1,740 |
1,780 |
2.3 |
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ぶなしめじ |
3,047 |
3,244 |
6.4 |
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その他の茸 |
2,432 |
2,212 |
△9.0 |
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その他 |
150 |
159 |
6.2 |
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売上収益 |
14,988 |
14,959 |
△0.2 |
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(2) 財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末(2025年9月30日時点)の資産合計は、35,855百万円(前連結会計年度末比2,013百万円減)となりました。流動資産は、9,465百万円(同2,036百万円減)となりました。これは主に、生物資産が585百万円、営業債権及びその他の債権が373百万円増加した一方、現金及び現金同等物が3,005百万円減少したこと等によるものであります。非流動資産は、26,390百万円(同22百万円増)となりました。これは主に、その他の金融資産が13百万円減少した一方、のれん及び無形資産が38百万円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末の負債合計は、23,769百万円(同1,573百万円減)となりました。流動負債は、8,594百万円(同907百万円減)となりました。これは主に、短期借入金が1,700百万円増加した一方、未払法人所得税が1,186百万円、その他の負債が743百万円、従業員給付に係る負債が601百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。非流動負債は、15,174百万円(同666百万円減)となりました。これは主に、借入金が711百万円減少したこと等によるものであります。
(資本)
当中間連結会計期間末の資本合計は、12,085百万円(同439百万円減)となりました。これは主に、利益剰余金が397百万円減少したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ3,005百万円減少し、898百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、2,646百万円(前年同期は1,632百万円の使用)となりました。これは主に、税引前中間利益377百万円、減価償却費及び償却費1,125百万円の計上があった一方、法人所得税の支払い1,509百万円、未払消費税等の支払いやその他資産の増加額を含むその他の支出937百万円、従業員給付に係る負債の減少額600百万円、生物資産の増加額581百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、694百万円(前年同期は978百万円の使用)となりました。これは主に、茸事業に係る設備更新等に伴う有形固定資産の取得による支出727百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、323百万円(前年同期は779百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の借入による収入1,900百万円があった一方、長期借入金の返済による支出715百万円、配当金の支払い479百万円、短期借入金の返済による支出200百万円、リース負債の返済による支出111百万円があったこと等によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、182百万円であります。
なお、当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(8) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載については、重要な変更はありません。
(参考情報)
当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算定されたコア営業利益、コアEBITDA及びコアEBITDAマージンを、重要な経営指標として位置づけております。
コア営業利益、コアEBITDA及びコアEBITDAマージンは、次のとおりであります。
(単位:百万円)
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回次 |
第8期 中間連結会計期間 |
第9期 中間連結会計期間 |
第8期 |
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会計期間 |
自2024年4月1日 至2024年9月30日 |
自2025年4月1日 至2025年9月30日 |
自2024年4月1日 至2025年3月31日 |
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売上収益 |
14,988 |
14,959 |
37,102 |
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営業利益 |
1,316 |
431 |
2,419 |
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(調整額) |
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- IAS第41号「農業」適用による影響額 (注) 4 |
△1,190 |
△259 |
△242 |
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- その他の収益及び費用 (注) 5 |
75 |
△64 |
1,681 |
|
- 一時的な収益及び費用 (注) 6 |
- |
- |
- |
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調整額小計 |
△1,114 |
△323 |
1,438 |
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コア営業利益 (注) 1、7 |
201 |
108 |
3,858 |
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(調整額) + 減価償却費及び償却費 |
1,168 |
1,120 |
2,337 |
|
コアEBITDA (注) 2、7 |
1,370 |
1,228 |
6,196 |
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コアEBITDAマージン(%) (注) 3、7 |
9.1 |
8.2 |
16.7 |
(注) 1.コア営業利益=営業利益 - IAS第41号「農業」適用による影響額 - その他の収益及び費用 - 一時的な収益及び費用
2.コアEBITDA=コア営業利益 + 減価償却費及び償却費
3.コアEBITDAマージン=コアEBITDA ÷ 売上収益
4.IAS第41号「農業」適用による影響額とは、IAS第41号「農業」を適用し、きのこの生産工程である仕込みから収穫時までのきのこを生物資産として、売却費用控除後の公正価値で測定するものであり、当該公正価値の変動による利得及び損失を影響額としております。
5.その他の収益及び費用とは、主に減損損失、固定資産除却損等となります。
6.一時的な収益及び費用とは、通常の営業活動では発生しない一過性の収益及び費用となります。なお、第8期及び当中間連結会計期間においては、一時的な収益及び費用の発生はありません。
7.コア営業利益、コアEBITDA及びコアEBITDAマージンは国際会計基準により規定された指標ではなく、投資家が当社グループの業績を評価する上で、当社グループが有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、非経常的損益項目及び競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目の影響を除外しております。なお、コア営業利益、コアEBITDA及びコアEBITDAマージンは、国際会計基準に準拠して表示された他の指標の代替的指標として考慮されるべきではありません。当社グループにおけるコア営業利益、コアEBITDA及びコアEBITDAマージンは、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が低下する可能性があります。
該当事項はありません。