文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策の効果や個人消費の持ち直し等により緩やかな回復傾向にありますが、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動の長期化や、円安による物価上昇、海外景気の下振れによる国内景気への影響が懸念される等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社いちご品種「ペチカプライム」「ペチカサンタ」を中心に、業務用いちご果実及びその他青果物の販売拡大に努めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高2,545,654千円(前年同期比14.7%減少)、営業利益43,887千円(前年同期比6.9%増加)、経常利益50,781千円(前年同期比18.6%増加)となりました。なお、繰延税金資産の取崩しがあったことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,885千円(前年同期比85.2%減少)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業は、当社と株式会社ホーブ21が行っております。その主力商品は業務用いちご果実であります。当第2四半期連結累計期間においては、夏秋期は自社品種である「ペチカプライム」「ペチカサンタ」と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、さがほのかなど)を主に販売しております。
夏秋期におきましては、自社品種の出荷が想定を上回る量で推移したことに加え、8月中旬以降は一転して極端な落ち込みとなったことで、収益に繋げる販売には至りませんでした。
最需要期となるクリスマス期におきましては、秋以降の温暖な環境の影響で、市場へのいちご入荷量が潤沢となったことで、いちご市場相場価格は過去に例がないほどの安値傾向となりました。このため売上高は、前年同期を下回ることとなりました。利益面は、仕入価格の低下に伴い、固定価格での販売先に対する利益を確保することとなりましたが、第1四半期までの落ち込みをカバーするには至りませんでした。
その他青果物につきましては、取扱量の減少により、売上高・利益とも前年同期を下回る結果となりました。
この結果、いちご果実・青果事業の売上高は1,771,393千円(前年同期比20.5%減少)、営業利益は74,500千円(前年同期比12.3%減少)となりました。
(種苗事業)
種苗生産販売事業は、自社いちご品種の「ペチカプライム」と「ペチカサンタ」を中心に種苗の生産販売を行っております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植と、春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。第2四半期連結累計期間におきましては、主に秋定植用苗を販売しております。前年同期と比べて、新たに秋定植を始める生産者がいたものの、全体としては高齢化による栽培休止や規模縮小の影響により、苗販売数量は約11%の減少となりました。種苗生産の原価抑制に努めたことから、利益は前年同期を上回りました。
この結果、種苗事業の売上高は9,130千円(前年同期比12.8%減少)、営業利益は399千円(前年同期は営業損失991千円)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、株式会社ジャパンポテトが行っております。主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなり、主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。当第2四半期連結会計期間におきましては、主に春作種馬鈴薯販売を行っております。
当第2四半期連結累計期間は、種馬鈴薯販売におきましては、販売が好調であったことで売上高、利益とも前年同期を上回ることができました。また、青果馬鈴薯の販売におきましては、加工用販売を推進したことで売上高は減少しましたが、これにより物流経費の抑制が図られたことから、利益は確保することができました。
この結果、馬鈴薯事業の売上高は725,749千円(前年同期比2.2%増加)、営業利益は54,136千円(前年同期比24.3%増加)となりました。
(運送事業)
運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で、当社の商品配送を中核としつつ、一般荷主への配送業務受託を積極的に行った結果、売上増加を図る事ができました。一方、自社配送原価を抑制して、提携業者並びに共同配送業者を効率的かつ積極的に運用することで、利益の確保に努めてまいりましたが、車両故障による、予定外の修理費用の発生があり、利益は減少することとなりました。
この結果、運送事業の売上高は39,381千円(前年同期比9.8%増加)、営業利益は5,637千円(前年同期比6.7%減少)となりました。
(2)財政状態の状況
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して929,371千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で1,931,855千円となりました。これは売掛金が増加したことが主因であります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して14,333千円減少し、当第2四半期連結会計期間末で294,093千円となりました。これは有形固定資産及び投資その他の資産が減少したことが主因であります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して916,879千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で1,119,817千円となりました。これは買掛金及び短期借入金が増加したことが主因であります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較して5,819千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で122,727千円となりました。これは退職給付に係る負債及び役員退職慰労引当金が増加したことが主因であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して7,660千円減少し、983,404千円となりました。なお、自己資本比率は前連結会計年度末の75.6%から44.2%となっております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比較して69,208千円減少して385,596千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果使用した資金は331,582千円(前年同期は329,888千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益50,781千円の計上、仕入債務611,883千円の増加があったものの、売上債権995,222千円の増加、たな卸資産85,488千円の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は6,102千円(前年同期は6,611千円の使用)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入13,965千円があったものの、有形固定資産の取得による支出2,839千円、敷金及び保証金の差入による支出15,640千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果取得した資金は268,476千円(前年同期は299,883千円の取得)となりました。これは主に短期借入金の返済による支出200,000千円があったものの、短期借入れによる収入480,000千円があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は12,614千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。