当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響があると認識している主要なリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により企業収益や雇用環境が大幅に悪化し、厳しい環境が続きました。未だにその収束時期は見通せておらず、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社いちご品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高496,190千円(前年同期比4.7%減少)、営業損失30,966千円(前年同期は営業損失22,507千円)、経常損失29,645千円(前年同期は経常損失22,378千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失29,320千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失21,911千円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当期間におけるいちご果実販売は、主に自社品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)、「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)と国産他品種、輸入いちごを併用しております。
「夏瑞/なつみずき」については、今年より百貨店等の生食向けギフト販売に取り組み、業務用としては販売エリアおよび販売店舗が拡大するなど、年々認知度が高まり、その価値も向上してきております。
一方で、当第1四半期連結累計期間におきましては、6~7月にかけて曇天、低温が続いたことで、自社品種いちごの生育が停滞気味となりました。例年であれば7月下旬に自社品種の出荷量のピークを迎え、8月中旬以降に出荷量が減少傾向となりますが、出荷のピークがずれこむなど、例年にない出荷の流れとなりました。他品種も同様の傾向で、想定していない時期に出荷数量が増加したことに加え、新型コロナウイルス感染症の再拡大による需要減少の影響も重なり、第1四半期を通じて販売に苦戦いたしました。
その他の青果物におきましては、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、フルーツを使用したアイテムの減少に伴い使用量が減少したため、売上高、利益ともに前年同期を下回りました。
また、業務の効率化による経費削減に努めてまいりましたが、利益の減少分を補うには至りませんでした。
この結果、いちご果実・青果事業の売上高は464,263千円(前年同期比4.8%減少)、営業利益は21,626千円(前年同期比20.8%減少)となりました。
(種苗事業)
種苗事業は、自社品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コア」)の種苗を生産販売しております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植と、春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。当第1四半期連結累計期間におきましては、秋定植用苗を販売しております。
新規に栽培を始める生産者があったことで種苗の販売本数が増加し、種苗売上高は増加いたしましたが、前期にあった栽培指導受託に関わる収益が当期は発生しなかったため、売上高、利益ともに前年同期を下回りました。
この結果、種苗事業の売上高は3,299千円(前年同期比16.8%減少)、営業損失は837千円(前年同期は営業利益1,149千円)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなります。主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。当第1四半期連結累計期間におきましては、主に秋作種馬鈴薯の販売を行っております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、熊本、青森などの種馬鈴薯の生産地が洪水や大雨の被害を受けたために、供給不足となり、販売数量を確保することができませんでした。このため、売上高は前年同期を下回りましたが、販売価格を考慮した仕入れを行ったことで粗利益は微減にとどまりました。さらに経費削減に努めたことで損失は縮小いたしました。
この結果、馬鈴薯事業の売上高は5,753千円(前年同期比40.2%減少)、営業損失は3,194千円(前年同期は営業損失5,626千円)となりました。
(運送事業)
運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で、当社の商品配送を中核として、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当第1四半期連結累計期間におきましては、一般荷主からの売上高の増加がありましたが、人員確保による人件費の増加等により、利益は前年同期に比べ減少いたしました。
この結果、運送事業の売上高は22,875千円(前年同期比16.3%増加)営業損失2,494千円(前年同期は営業損失1,697千円)となりました。
(2)財政状態の状況
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して263,355千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で600,006千円となりました。これは現金及び預金、たな卸資産が増加したものの、売掛金が減少したことが主因であります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して1,380千円増加し、当第1四半期連結会計期間末で108,634千円となりました。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して226,278千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で142,337千円となりました。これは買掛金、短期借入金が減少したことが主因であります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較して6,465千円減少し、当第1四半期連結会計期間末で127,008千円となりました。これは長期借入金、退職給付に係る負債、役員退職慰労引当金が減少したことが主因であります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して29,231千円減少し、439,295千円となりました。なお、自己資本比率は前連結会計年度末の48.3%から62.0%となっております。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は7,102千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社は、自社品種いちご果実の栽培について、生産農家との間で「栽培契約書」を締結しております。その主な内容は、以下のとおりであります。
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契約締結先 |
期間 |
主な内容 |
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生産農家個人 |
契約締結日から1年間 (自動更新規定なし) |
・いちご果実の生産が目的であること ・当社が販売する苗の品種及び数量 ・当社選果規格に合致する果実をすべて当社へ出荷すること ・種苗の他人への譲渡、増殖、保存等の禁止 |
(注)1 契約締結先は、農業生産法人あるいは農業協同組合の場合もあります。
2 契約期間は1年間で満了しますが、種苗の他人への譲渡、増殖、保存等の禁止規定は期間満了後も効力を有することとなっております。