第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響があると認識している主要なリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により企業収益や雇用環境が大幅に悪化し、厳しい環境が続きました。未だにその収束時期は見通せておらず、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社グループにおきましては、自社品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)の生食用販売、業務用販売を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,502,966千円(前年同期比2.7%減少)、営業利益17,831千円(前年同期比27.6%減少)、経常利益19,782千円(前年同期比22.0%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16,580千円(前年同期比27.7%減少)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

(いちご果実・青果事業)

いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当第2四半期連結累計期間においては、夏秋期は「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)、「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)などの自社開発品種と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、紅ほっぺなど)を主に販売しております。

「夏瑞/なつみずき」については、本年度より百貨店等の生食向けギフト販売に取り組み、業務用としても販売エリアおよび販売店舗が拡大するなど、年々認知度が高まり、その価値も向上しております。

夏秋期におきましては、6~7月にかけて曇天、低温が続いたことで、自社品種いちごの生育が停滞気味となり、出荷のピークがずれこむなど、例年にない出荷の流れとなりました。他品種も同様の傾向で、想定していない時期に出荷数量が増加したことに加え、新型コロナウイルス感染症の再拡大による需要減少の影響も重なり、販売に苦戦いたしました。出荷ピークのずれこみにより、10月以降の出荷量の回復も遅れたために、十分な販売数量を確保することができませんでした。

12月のクリスマス期におきましては、7月の長雨とその後の高温による促成いちごの病気の多発や定植時期の遅れが影響し、例年になく生育が遅れることとなりました。このことにより、弊社が主に取扱う業務用サイズの入荷数量が例年になく少ない状況が続き、また、取引先のいちご果実の使用量が減少したことで、販売数量が減少いたしました。また、12月上旬より市場相場価格が高値で推移し、固定価格での販売先に対する利益が大幅に減少したために、売上高、利益ともに前年同期を下回る結果となりました。

その他の青果物におきましては、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、フルーツを使用したアイテムの減少に伴い使用量が減少したため、売上高、利益ともに前年同期を下回りました。

業務の効率化を図り、運送費や人件費などの経費削減に努めてまいりましたが、利益の減少分を補うには至りませんでした。

この結果、いちご果実・青果事業の売上高は1,363,080千円(前年同期比3.1%減少)、営業利益は93,459千円(前年同期比16.8%減少)となりました。

 

(種苗事業)

種苗事業は、自社いちご品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コア」)を生産販売しております。栽培方法には、秋に苗を定植し翌年春から秋にかけて果実を生産する秋定植と、春に苗を定植し夏から秋にかけて果実を生産する春定植の、概ね2体系の作型があります。当第2四半期連結累計期間におきましては、主に秋定植用苗を販売しております。

当第2四半期連結累計期間におきましては、種苗販売本数が前年同期に比べ増加したことと、いちご品種の共同開発事業に伴う収入があったことで、売上高、利益ともに増加いたしました。

この結果、種苗事業の売上高8,835千円(前年同期比82.8%増加)、営業利益は1,479千円(前年同期は営業損失1,857千円)となりました。

 

(馬鈴薯事業)

馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と青果馬鈴薯の仕入販売からなり、主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。当第2四半期連結累計期間におきましては、秋作及び春作種馬鈴薯販売を行っております。

春作の種馬鈴薯の販売において、産地の日照不足などの天候不順の影響で、オリジナル品種、一般品種ともに生産量が大幅に減少いたしました。仕入数量の確保に努めたものの、販売数量は前年同期を下回る結果となりました。しかしながら、採算性を重視した販売に注力し、利益は改善することができました。

この結果、馬鈴薯事業の売上高は85,763千円(前年同期比6.9%減少)、営業利益は4,879千円(前年同期は営業損失1,913千円)となりました。

 

(運送事業)

運送事業は、株式会社エス・ロジスティックスが行っております。関東圏を中心とした事業展開で、当社の商品配送を中核としつつ、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により一部配送の休止はありましたが、一般荷主からの配送を自社配送に切り替えるなど効率的な運行に注力し、また経費削減に努めた結果、売上高、利益ともに増加いたしました。

この結果、運送事業の売上高は45,286千円(前年同期比11.5%増加)、営業利益は1,702千円(前年同期比3,600.0%増加)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(流動資産)

流動資産は、前連結会計年度末と比較して457,823千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で1,321,185千円となりました。これは現金及び預金、売掛金、たな卸資産が増加したことが主因であります。

(固定資産)

固定資産は、前連結会計年度末と比較して14,749千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で122,003千円となりました。これは有形固定資産が増加したことが主因であります。

(流動負債)

流動負債は、前連結会計年度末と比較して463,191千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で831,807千円となりました。これは買掛金が増加したことが主因であります。

(固定負債)

固定負債は、前連結会計年度末と比較して7,436千円減少し、当第2四半期連結会計期間末で126,037千円となりました。これは長期借入金が減少したことが主因であります。

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末と比較して16,817千円増加し、当第2四半期連結会計期間末で485,344千円となりました。なお、自己資本比率は前連結会計年度末の48.3%から33.6%となっております。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比較して151,492千円増加して415,952千円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果取得した資金は170,120千円(前年同期は39,220千円の使用)となりました。これは主に、売上債権213,655千円の増加、たな卸資産66,488千円の増加があったものの、仕入債務395,368千円の増加があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は12,124千円(前年同期は17,963千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出10,030千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は6,504千円(前年同期は143,496千円の取得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出6,504千円があったことによるものであります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は12,424千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。