(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日~同年9月30日)の我が国経済は、景気に弱さがみられながらも緩やかな回復基調が続いていますが、企業業績の改善には足踏みがみられ、また、依然として、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクや、英国のEU離脱問題などの不確実性の高まりには注意を要する状況でした。
このような経済状況の下、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は、702億20百万円(対前年同期比161億65百万円減)、営業利益は、28億98百万円(対前年同期比11億1百万円減)となりました。売上高は、主として、産業機械、ロックドリル、ユニックの機械3部門と金属部門で減収となり、営業利益は、機械3部門の減収により減益となりました。経常利益は17億74百万円(対前年同期比14億73百万円減)となりました。特別損失に、減損損失1億1百万円ほかを計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億98百万円(対前年同期比13億42百万円減)となりました。
当第2四半期連結累計期間の報告セグメントごとの業績の概況は、次のとおりです。
[産業機械]
東京外環自動車道(外環道)工事向けベルトコンベアの売上を計上しましたが、陸前高田市向け高台移転工事での土砂の搬送が平成27年9月中旬に完了したことから、吊り橋の撤去工事にとどまり、また、橋梁の売上も当期売上に係る受注が振るわず減収となりました。産業機械部門の売上高は、54億77百万円(対前年同期比10億84百万円減)、営業損失は、3億68百万円(前年同期は3億34百万円の利益)と、大幅な減収により営業損失の計上となりました。
[ロックドリル]
国内向けは、建設投資が力強さを欠くなか、油圧ブレーカの需要が減少しました。海外向けも、油圧ブレーカ、油圧クローラともに、原油価格の低迷などを背景に需要は弱く、製品の出荷は、全般的に低調でした。ロックドリル部門の売上高は、130億88百万円(対前年同期比36億66百万円減)、営業利益は、6億12百万円(対前年同期比6億32百万円減)となりました。
[ユニック]
トラック搭載型クレーンの搭載対象となる平ボディー車の登録台数が伸び悩み、大手レンタルの需要減もあって、ユニッククレーンの出荷は減少しました。ユニック部門の売上高は、124億50百万円(対前年同期比10億68百万円減)、営業利益は、12億35百万円(対前年同期比1億60百万円減)となりました。
産業機械、ロックドリルおよびユニックの機械3部門の合計売上高は、310億16百万円(対前年同期比58億19百万円減)、営業利益は、14億79百万円(対前年同期比14億96百万円減)となりました。
[金 属]
電気銅の海外相場は、4月に4,880米ドル/トンでスタートした後、ドル安や原油相場の上昇により、一旦、5,000米ドル/トンを回復しました。その後、英国のEU離脱を受けたリスク回避の売りにより急落、米国の金融政策を巡って売買が交錯し、期末には、4,832米ドル/トンで取引を終えました。電気銅の国内建値は、4月に59万円/トンで始まり、期末には53万円/トンとなりました。伸銅需要は、回復基調にありますが、電線需要は建設需要の遅れを主因として低調に推移しました。電気銅の販売数量は、46,542トン(対前年同期比1,509トン減)となりました。電気銅海外相場の下落と円高により、大幅な減収となりました。金属部門の売上高は、318億36百万円(対前年同期比99億99百万円減)、営業利益は、8億42百万円(対前年同期比3億47百万円増)となりました。
[電 子]
主力の高純度金属ヒ素は、原発事故風評被害の影響で、未だ苦戦が続いていますが、結晶およびコイル製品で増収となりました。電子部門の売上高は、28億14百万円(対前年同期比21百万円増)、営業利益は、5百万円(前年同期は1億61百万円の損失)となりました。
[化成品]
亜酸化銅は、主要用途である船底塗料の需要が大きく減少したことにより、減収となりました。化成品部門の売上高は、25億53百万円(対前年同期比4億71百万円減)、営業利益は、8百万円(対前年同期比1億27百万円減)となりました。
[不動産]
主力ビルである室町古河三井ビルディング(商業施設名:COREDO室町2)は、順調に稼働しています。不動産部門の売上高は、15億45百万円(対前年同期比17百万円増)、営業利益は、6億54百万円(対前年同期比11百万円増)となりました。
[その他]
運輸業等を行っています。売上高は、4億54百万円(対前年同期比86百万円増)、営業損失は、66百万円(対前年同期比22百万円の損失増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、1,918億40百万円で、前連結会計年度末に比べ、38億9百万円減少しました。これは主として、受取手形及び売掛金の減少によるものです。有利子負債(借入金)の当第2四半期連結会計期間末の残高が780億85百万円と、前連結会計年度末に比べ、18億44百万円増加しましたが、支払手形及び買掛金、電子記録債務の減少等により、負債合計は、1,248億54百万円と、前連結会計年度末に比べ、25億33百万円減少しました。純資産は、669億86百万円で、前連結会計年度末に比べ、12億76百万円減少しました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、主として売上債権の減少により25億13百万円の純収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有形固定資産の取得による支出等により24億50百万円の純支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、2億41百万円の純支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、前連結会計年度末に比べ5億24百万円減少し、116億39百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億67百万円です。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、受注高が82億96百万円であり、対前年同期比33億34百万円(67.2%)増、受注残高が107億84百万円であり、対前年同期比71億48百万円(196.6%)増と著しく増加しております。
これは主として、産業機械セグメントにおける、橋梁での受注増加によるものです。