当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当第1四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 第一部 企業情報 第2 事業の状況 2.事業等のリスク 2 事業に関するリスク 1.E&P事業 (3)海外E&P事業の主な個別プロジェクトに係るリスク ①カナダ アルバータ州におけるHangingstone鉱区オイルサンド開発事業
当社は、連結子会社カナダオイルサンド㈱(CANOS)を通じて100%の株式を保有する、Japan Canada Oil Sands Limited(JACOS)が推進するカナダ・オイルサンドプロジェクトの事業終結と、JACOS全株式のHE Acquisition Corporation(HAC)への譲渡について、2021年7月29日付の当社取締役会において決議し、CANOSはHACと同株式に関する売買契約を締結しました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 重要な後発事象」に記載のとおりです。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における売上高は50,083百万円と前年同期に比べ935百万円の減収(△1.8%)となり、売上総利益は11,179百万円と前年同期に比べ8,779百万円の増益(+365.9%)となりました。前年同期に比べ減収増益となった主な要因は、原油価格上昇により、国内の原油及び希釈ビチューメンの販売収支が改善したことや、福島天然ガス発電所の通期稼働により電力販売量が増加したことなどによるものです。なお、収益認識に関する会計基準の適用により、当社の役割が代理人に該当する取引について、これまでの売上高及び売上原価の両建てによる総額表示から純額表示に変更したため減収となりました。
探鉱費は、132百万円と前年同期に比べ74百万円減少(△36.1%)し、販売費及び一般管理費は、7,647百万円と前年同期に比べ203百万円増加(+2.7%)した結果、営業損益は、前年同期に比べ8,650百万円増益の3,400百万円の営業利益(前年同期は5,250百万円の営業損失)となりました。
経常損益は、主に為替差損が為替差益に転じたことや、持分法による投資利益が増加したことなどにより、前年同期に比べ20,066百万円増益の10,491百万円の経常利益(前年同期は9,575百万円の経常損失)となりました。
税金等調整前四半期純損益は、前年同期に比べ20,068百万円増益の10,489百万円の税金等調整前四半期純利益(前年同期は9,578百万円の税金等調整前四半期純損失)となり、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前年同期に比べ16,642百万円増益の親会社株主に帰属する四半期純利益7,106百万円(前年同期は9,536百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、売上高の内訳は次のとおりであります。
(イ)E&P事業
E&P事業の売上高は、主に、原油、天然ガス(海外)及び希釈ビチューメンの販売価格上昇により増加した一方で、収益認識に関する会計基準を適用したため、原油買入販売の大半が純額表示となったことなどにより、16,796百万円と前年同期に比べ6,108百万円の減収(△26.7%)となりました。
(ロ)インフラ・ユーティリティ事業
インフラ・ユーティリティ事業の売上高は、天然ガス(国内)の販売価格下落及び販売量減により減少したものの、福島天然ガス発電所の通期稼働により電力販売量が増加したことなどに伴い、23,009百万円と前年同期に比べ2,012百万円の増収(+9.6%)となりました。
(ハ)その他
請負(掘さく工事及び地質調査の受注等)、液化石油ガス(LPG)・重油等の石油製品等の販売及びその他業務受託等の売上高は、10,277百万円と前年同期に比べ3,160百万円の増収(+44.4%)となりました。
主なセグメントごとの経営成績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりであります。
① 日本
日本セグメントの売上高は、主に原油、天然ガス(LNG含む)、電力、請負及び石油製品等により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、原油の販売価格が上昇したことや、福島天然ガス発電所の通期稼働による電力販売量が増加したものの、収益認識に関する会計基準の適用により、代理人取引について総額表示から純額表示に変更したことから、37,530百万円と前年同期に比べ5,838百万円の減収(△13.5%)となりました。セグメント利益は、原油販売収支の改善や電力販売量の増加などに伴う増益により、6,122百万円と前年同期に比べ5,332百万円の増益(+674.8%)となりました。
② 北米
北米セグメントの売上高は、主に原油及び天然ガス(希釈ビチューメン含む)により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、JACOS ハンギングストーン鉱区における希釈ビチューメンの販売価格の上昇などにより、11,853百万円と前年同期に比べ4,547百万円の増収(+62.2%)となりました。セグメント損益は、前年同期に比べ3,076百万円増益の1,146百万円のセグメント損失(前年同期は4,223百万円のセグメント損失)となりました。
③ 欧州
欧州セグメントにおいては、英領北海アバディーン沖合に位置する海上鉱区での開発作業を実施しております。当第1四半期連結累計期間におけるセグメント損失は、47百万円(前年同期は42百万円のセグメント損失)となりました。
④ 中東
中東セグメントの売上高は、原油により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、販売量が減少したことにより、698百万円と前年同期に比べ3,350百万円の減収(△82.7%)となりました。セグメント利益は、537百万円と前年同期に比べ236百万円の増益(+78.4%)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ10,792百万円減少し、613,994百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ37,401百万円の減少となりました。これは、現金及び預金や受取手形及び売掛金が、それぞれ減少したことなどによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ26,608百万円の増加となりました。これは、在外連結子会社の有形固定資産における為替換算の影響、投資有価証券における時価の上昇及び投資その他の資産のその他に含めている生産物回収勘定への投資に伴い、それぞれ増加したことなどによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ26,306百万円減少し、163,987百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ31,887百万円の減少となりました。これは、その他に含めていた1年内返済予定の長期借入金を返済したことなどによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ5,580百万円の増加となりました。これは、長期借入金の為替換算の影響による増加並びに前述の投資有価証券の時価上昇により繰延税金負債が増加したことなどによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ15,514百万円増加し、450,006百万円となりました。
これは、利益剰余金、その他有価証券評価差額金並びに為替換算調整勘定が増加したことなどによるものであります。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについては、後記「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」をご覧ください。
(3) 経営方針・経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社連結子会社であるJAPEX Montney Ltd.(以下、「JML」)が保有するカナダ国ブリティッシュ・コロンビア州ノースモントニー地域のシェールガス鉱区の10%権益全てと関連する資産について、JMLは同鉱区のオペレーターであるPetronas Energy Canada Ltd.に対する譲渡手続きを2021年7月5日に完了しました。
当社連結子会社であるカナダオイルサンド株式会社を通じて100%の株式を保有する、Japan Canada Oil Sands Limited(以下「JACOS」)が推進するカナダ・オイルサンドプロジェクトの事業終結と、JACOS全株式のHE Acquisition Corporationへの譲渡について、2021年7月29日の取締役会で決議し、株式譲渡契約を締結しました。
新型コロナウィルス感染症の影響や脱炭素化の進展など当社を取り巻く事業環境を勘案して、2021年3月に中長期の原油価格想定を従来の60米ドル/バレルから50米ドル/バレルに引き下げ、5月にカーボンニュートラル社会の実現に向けて「JAPEX2050」を公表し、更にカナダ・シェールガスプロジェクト及びカナダ・オイルサンドプロジェクトの事業終結により前提となる事業ポートフォリオが変化したことを踏まえ、2021年度内に中期事業計画の見直しを実施する予定です。
第51期有価証券報告書に記載の2021年3月31日現在の当社グループの埋蔵量には、JMLが保有する原油1,484千klとガス10,022百万m3、及び、JACOSが保有するビチューメン13,237千klが含まれております。両プロジェクトの事業終結による当社グループの埋蔵量への影響については、第52期有価証券報告書にて報告する予定です。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は75百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
当社連結子会社であるJAPEX Montney Ltd.(JML)が保有するカナダ国ブリティッシュ・コロンビア州ノースモントニー地域のシェールガス鉱区の10%権益全てと関連する資産について、JMLが同鉱区のオペレーターであるPetronas Energy Canada Ltd.に対する譲渡手続きを2021年7月5日に完了したことに伴い、JMLに係る設備は、当社グループの主要な設備に該当しなくなりました。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、収益認識に関する会計基準の適用により、代理人取引について純額表示となったため、原油の販売実績が著しく減少しております。その内容については、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
当社は、連結子会社カナダオイルサンド㈱(CANOS)を通じて100%の株式を保有する、Japan Canada Oil Sands Limited(JACOS)が推進するカナダ・オイルサンドプロジェクトの事業終結と、JACOS全株式のHE Acquisition Corporation(HAC)への譲渡について、2021年7月29日付の当社取締役会において決議し、CANOSはHACと同株式に関する売買契約を締結しました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 重要な後発事象」に記載のとおりです。