第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における売上高は58,617百万円と前年同期に比べ8,533百万円の増収(+17.0%)となり、売上総利益は16,696百万円と前年同期に比べ5,517百万円の増益(+49.4%)となりました。前年同期に比べ増収増益となった主な要因は、前連結会計年度にカナダ・オイルサンドプロジェクトを推進する連結子会社であったJapan Canada Oil Sands Limited(以下、「JACOS」)の全株式を譲渡したことにより希釈ビチューメンの販売が無くなるという減収要因があった一方で、原油価格上昇に伴い国内の原油及び天然ガスの販売収支が上振れしたことなどによるものです。

探鉱費は、97百万円と前年同期に比べ34百万円減少(△26.1%)し、販売費及び一般管理費は、6,788百万円と前年同期に比べ858百万円減少(△11.2%)した結果、営業利益は、前年同期に比べ6,410百万円増益の9,810百万円となりました。

経常利益は、主に持分法による投資利益や為替差益が増加したことなどにより、前年同期に比べ12,108百万円増益の22,600百万円となりました。

税金等調整前四半期純利益は、前年同期に比べ12,108百万円増益の22,598百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期に比べ8,533百万円増益の15,640百万円となりました。

 

なお、売上高の内訳は次のとおりであります。

(イ)E&P事業

E&P事業の売上高は、原油の販売価格は上昇したものの、JACOS全株式の譲渡により希釈ビチューメンの販売が無くなったことなどにより、7,266百万円と前年同期に比べ9,530百万円の減収(△56.7%)となりました。

(ロ)インフラ・ユーティリティ事業

インフラ・ユーティリティ事業の売上高は、電力の販売量が減少したものの、原油価格やLNG価格の上昇により天然ガス(国内)や電力の販売価格が上昇したことなどに伴い、36,009百万円と前年同期に比べ12,999百万円の増収(+56.5%)となりました。

(ハ)その他

請負(掘さく工事及び地質調査の受注等)、液化石油ガス(LPG)・重油等の石油製品等の販売及びその他業務受託等の売上高は、15,341百万円と前年同期に比べ5,064百万円の増収(+49.3%)となりました。

 

主なセグメントごとの経営成績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりであります。

 

① 日本

日本セグメントの売上高は、主に原油、天然ガス(LNG含む)、電力、請負及び石油製品等により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、原油や天然ガス、電力の販売価格が上昇したことなどにより、57,409百万円と前年同期に比べ19,879百万円の増収(+53.0%)となりました。セグメント利益は、価格上昇による販売収支の改善などにより、11,472百万円と前年同期に比べ5,349百万円の増益(+87.4%)となりました。

② 北米

北米セグメントの売上高は、主に原油及び天然ガス(希釈ビチューメン含む)により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、主にJACOS全株式の譲渡により希釈ビチューメンの販売が無くなったことなどにより、508百万円と前年同期に比べ11,344百万円の減収(△95.7%)となりました。セグメント損益は、JACOSに係る損失が無くなったことなどにより、前年同期に比べ1,373百万円増益の227百万円のセグメント利益(前年同期は1,146百万円のセグメント損失)となりました。

③ 欧州

欧州セグメントにおいては、英領北海アバディーン沖合に位置する海上鉱区での開発作業を実施しております。当第1四半期連結累計期間におけるセグメント損失は、33百万円(前年同期は47百万円のセグメント損失)となりました。

④ 中東

中東セグメントの売上高は、原油により構成されております。当第1四半期連結累計期間における売上高は、698百万円と前年同期に比べ0百万円の減収(△0.1%)となりました。セグメント利益は、522百万円と前年同期に比べ14百万円の減益(△2.7%)となりました。

 

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ15,654百万円増加し、487,596百万円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末に比べ2,968百万円の減少となりました。これは、現金及び預金が増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産ならびにその他に含まれている未収還付法人税等が、減少したことなどによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ18,623百万円の増加となりました。これは、投資その他の資産のその他に含めている生産物回収勘定への投資、投資有価証券における時価の上昇、及び有形固定資産における建設仮勘定の計上等に伴い、それぞれ増加したことなどによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ30百万円増加し、69,201百万円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末に比べ997百万円の減少となりました。これは、支払手形及び買掛金が減少したことなどによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,027百万円の増加となりました。これは主に、投資有価証券の時価上昇などにより繰延税金負債が増加したことによるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ15,624百万円増加し、418,394百万円となりました。これは、利益剰余金が増加したことなどによるものであります。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについては、後記「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)」をご覧ください。

 

(3) 経営方針・経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等並びに当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は244百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

 当第1四半期連結累計期間において、前年同期比で生産、販売の実績に著しい変動がありました。

 生産の実績については、前連結会計年度においてJACOSの全株式を譲渡したことにより、ビチューメンの生産が無くなりました。また、前連結会計年度においてJAPEX Montney Ltd.が保有するシェールガス鉱区の権益譲渡をしたことにより天然ガスが著しく減少しております。

 販売の実績については、「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2002年4月9日にマレーシアLNGティガ社との間で、マレーシアLNG第3プロジェクト(同国サラワク州)からのLNG購入に係る長期売買契約を締結しておりましたが、契約期間が満了し、同契約は終了しております。