「第2 事業の状況」における各事項の記載については、消費税等抜きの金額で表示しております。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ。)が判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、「CSR経営を推進することによって、社会から信頼され、存続を望まれる企業になるとともに、持続可能な社会づくりに貢献する」というグループ経営理念を掲げて事業を行っております。
そして、道づくりのエキスパートとして歩んできた89年にわたる建設技術をベースに、次の4項目を平成30年度の経営基本方針として掲げております。
1.従業員を大切にする会社を目指す
2.CSRを経営の根幹に据え経営品質の向上を目指す
3.安全第一主義を徹底する
4.環境にやさしい社会の実現に寄与する
「インフラ長寿命化基本計画」「道路老朽化対策」「地方創生」といった時代のキーワードに対応しながら、小規模な民間工事から国道、高速道路、空港・港湾等の大規模インフラ、PPP事業に至るまで建設市場の多様化と顧客ニーズに迅速に対応し、様々な生活基盤、社会基盤等の建設・整備・運営を通じて豊かな国民生活や活力ある日本社会の実現に向けて貢献してまいります。
(2) 経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
①目標とする経営指標
経営指標としましては、収益の確保を確実なものにして、事業効率向上と株主価値の最大化を図るため、自己資本利益率を維持、増加させていくことが企業価値の増大につながるものと考えております。
そのために、徹底した合理化、工事原価・製造原価の低減、高効率経営のための組織改革・業務システム開発、時代に即応した設備投資等の実施により、従業員一人当たりの生産性を高めるとともに、全役職員がプロフェッショナル意識を持った企業集団として事業活動を行ってまいる所存であります。
・中期経営5ヶ年計画
各機関の長期予想により、我が国は近い将来、急速な高齢化と人口減少が進み、生産労働不足や地方の衰退等、社会のひずみや長期的な課題が明らかになりました。他方、東南アジアを中心とする世界経済のダイナミックな変化も見えてまいりました。
そこで当社グループは、この社会の変革に対処すべく従来の経営計画NVPを改め、期間を5年間(平成27年度-平成31年度)として、中期経営計画を策定いたしました。
「中期経営5ヶ年計画」が目指すものとして
1.従業員を大切にする会社
2.道路建設を通じて社会に貢献する
3.コーポレートガバナンスを充実させる
以上を掲げ、ゴールである平成31年度の経営数値目標を以下のように策定しました。
総 売 上 高 1,760億円(平成27年度計画比 21%増)
経 常 利 益 110億円(平成27年度計画比 43%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 70億円(平成27年度計画比 46%増)
ROE(自己資本利益率)8%、配当性向30%を目標数値とする。
また、当社グループは、具体的に下記の7項目の成長戦略を掲げました。
1.工事事業戦略
2.製販事業戦略
3.海外事業戦略
4.グループ事業戦略
5.新規事業戦略(PPP/PFI事業・新規事業)
6.IT投資戦略
7.組織・人材開発投資戦略
この中期経営5ヶ年計画の期間にこそ、生産性向上を通して収益力をアップさせ、利益を生み出す会社作りを目指します。また、積極的な設備投資、新規事業投資や研究開発を実施して、次の5ヶ年計画につながるよう市場変化に柔軟に対応するとともに、労働環境を整備し人材育成や施工体制の強化を図ってまいります。
②設備投資計画
都市部は合材の製造拠点を増設、地方部は地元企業と連携し拠点を再配置することにより、シェアを維持してまいります。特にアスファルトプラントの環境向上への投資を強化してまいります。また、施工現場では、省力化、安全につながるIT技術(情報化施工)、環境に寄与する技術、製品開発では、省エネルギー、省資源対策につながる技術開発について推進し、さらなる充実を図ってまいります。(平成30年度実施ベースでは個別48億円、連結58億円を投資予定)
③技術研究開発
技術研究開発の方向性としては、社会資本ストック増加に対応した低コストな維持メンテナンス技術とライフサイクルコスト低減に資する高耐久舗装技術の充実をテーマに推進してまいります。また、ICT技術の活用による品質向上、生産性の向上、労働環境改善に有効な技術開発、地域・沿道環境改善技術の取り組み等を中心に、幅広いニーズに的確に対応していきたいと考えております。
④新規事業展開
当社グループでは新規事業として、環境、都市再生、防災、高齢社会対応等の有望分野を中心に、さらには施工面を中心としたハード分野に限らず、インフラメンテナンスとしての道路等包括管理委託業務、川上から川下までを手がける国内外のPPP(官民連携)等、建設業におけるソフト分野の市場もターゲットに展開していきたいと考えております。
(3) 経営環境
当社グループの主要事業は舗装工事を中心とした建設事業であり、環境変化が激しい中、各地域の実状に即したエリア戦略を策定し、市場競争力の強化を図っていくことが重要課題であると認識しております。また、建設関連企業との技術・業務提携を通じて相乗効果を発揮し、さらには企業の成長戦略としての合併・統合にも前向きに取り組むべきであると考えております。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
① 企業倫理・法令順守の徹底について
当社は、東京都等が発注する舗装工事の入札に関し、独占禁止法違反により公正取引委員会から平成30年3月28日に排除措置命令及び課徴金納付命令を受けました。
これにより、平成30年6月7日、国土交通省から、全国における舗装工事業に関する営業のうち、公共工事又は民間工事に係るものについて、平成30年6月22日から平成30年7月21日までの30日間の営業停止処分を受けました。
また、平成28年9月29日に神戸市及びその周辺地域において供給するアスファルト合材の販売価格に関し、平成29年2月28日に全国において供給するアスファルト合材の販売価格に関し、それぞれ独占禁止法違反の疑いで同委員会の立入検査を受けました。
当社といたしましては、このような事態に至りましたことを厳粛かつ真摯に受け止め、事業活動における独占禁止法その他の法令順守のなお一層の徹底と再発防止策の見直し等により、コンプライアンス体制を強化しております。ステークホルダーに信頼される企業を目指し、今後も継続してコンプライアンスの徹底に努めてまいります。
② 働き方改革の取り組み
当社は、「中期経営5ヶ年計画」において「従業員を大切にする会社」を掲げ、労働環境・職場環境の改善に取り組んでおります。
今後もさらに働き方改革を推し進め、労働時間に対する意識を変え、効率的で質の高い業務プロセスを構築し、ワークライフバランスの充実に向け、当社グループ一丸となって取り組んでまいります。
③ 2020年東京五輪開催準備に向けた対応
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の施設整備に向けて、本社に「オリンピック対策部会」を設置し、工事消化体制を強化するため、施工拠点・宿舎の整備や協力会社との連携を中心に進めてきました。今後は関連工事の発注に備え、施工体制をさらに強化すべく、人材の確保並びに協力会社の育成・強化を中心に対策を進めてまいります。
④ 建設事業
重点実施事項として営業プロセスのPDCAを回し受注拡大を図ってまいります。得意先についての営業情報を社内で共有し、営業フォローを強化してお客様第一の営業を展開してまいります。人材育成については特に力を入れ、職員の教育指導を実施し、技術の伝承に取り組んでまいります。
また、人命尊重を最優先に安全第一主義を徹底し、「良い仕事」をすることに徹して、企業価値を高める施策を確実に推進してまいります。徹底した三現主義(現場・現物・現実を診る)による問題点の先取り、i-Construction(アイ-コンストラクション)の推進、労働災害の撲滅、戦略的な施工機械の設備投資推進を重点課題として取り組んでまいります。
さらに、環境にやさしい社会の実現に寄与するよう継続的な改善を図ってまいります。
⑤ 製造・販売事業
製造・販売拠点のエリア戦略を展開し、エリア毎のシェア拡大を図ってまいります。また、製品の品質保証ネットワークを構築し、合材センター・技術センター・支店・本社が協力して、より良い品質の製品を提供することにより、顧客満足度の向上を図ってまいります。
また、都市部での拠点増設、地方部での拠点再配置を進めるとともに、省エネルギーや省資源・安全環境対策に繋がる技術開発と設備投資を実施してまいります。
⑥ 海外事業
日系企業の投資意欲が盛んな東南アジア地域を見据え、現地法人を設置しているタイ・マレーシアを中核拠点に、日系企業、現地優良企業からの工事受注に努めるとともに、ミャンマーをはじめとした周辺国のODA等の国際入札案件にも取り組み、受注拡大を図ってまいります。また、海外事業展開を見据えた人材育成の強化と、現地スタッフのレベルアップに努めながら、現地法人のローカル化を図り収益体制を強固なものにしてまいります。
⑦ グループ事業
グループ関係会社の収益力強化と成長力底上げを実現するため、営業所・合材センター・建設関連会社の連携を図るとともに、内部統制体制とIT整備による効率化を進める等、グループ支援体制の強化を図ってまいります。
⑧ CSR経営
当社グループでは、「CSR」とは、経営理念を踏まえ誠実に経営を進め、本業を通じて社会に貢献し、企業の存在価値を高めていくプロセスであると考えております。安全衛生・品質・環境の3つのマネジメントシステムの実行とその基盤となる内部統制の強化、コンプライアンスの徹底、情報セキュリティの確保によってCSR経営を推進しております。そして、「すべてのステークホルダーから『高い信頼を得る企業』」を目指し、社会の視点に立った、柔軟で創造的な企業風土を醸成し、当社グループの新たな成長を実現させてまいります。
(5) 株式会社の支配に関する基本方針について
当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針については特に定めておりません。
企業の事業遂行上においてはさまざまなリスクが存在しますが、当社グループは、これらリスクの発生防止、分散、あるいはリスクヘッジによりリスクの合理的な軽減を図っております。ただし、予想を超える以下のような事態が生じた場合には経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 官公庁工事減少のリスク
建設事業及びこれに関連する建設用資材の製造・販売事業は、公共投資の動向に大きく影響を受けます。厳しい経営環境の中、業績の確保に努めておりますが、官公庁発注建設工事の事業量が予想以上に縮減された場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 資金調達環境変動のリスク
製造・販売事業において拠点の増設・再設置を推進するとともに、賃貸事業も広く展開しております。運転資金の調達については、金融機関より経常運転資金の確保を実施する他、取引銀行2行と43億円の貸出コミットメント契約(借入実行残高なし)を締結しておりますが、今後、製造・販売事業の設備の増強及び賃貸事業拡大に伴い、キャッシュ・フローの範囲に収まらず、有利子負債による追加的資金調達が必要になった場合、また、市場金利が大幅に変動した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 資材価格変動のリスク
建設事業及び製造・販売事業において、アスファルト合材の主要材料であるアスファルト及びその製造燃料である重油等の価格変動を、製品販売価格、請負代金に転嫁させることができない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 取引先の信用リスク
グループ全体で経営の多角化を実施しており、その取引先は多岐にわたっております。取引に際しては、与信・債権管理を徹底し、信用リスクの軽減に努めておりますが、急激な事業環境の変化により取引先に信用不安が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 法的規制のリスク
事業を遂行するにあたり、建設業法、廃棄物処理法、建設リサイクル法、独占禁止法等により法的規制を受けており、順法を周知徹底、実行、管理しておりますが、法律の改廃、新設、適用基準の変更等によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、法令順守の徹底に努めておりますが、それにもかかわらず、当社グループの役員または従業員による法令違反行為があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 ①企業倫理・法令順守の徹底について」に記載のとおり、独占禁止法違反により、国土交通省から、建設業法の規定に基づき、全国における舗装工事業に関する営業のうち、公共工事又は民間工事に係るものについて、30日間の営業停止処分を受けました。また、平成28年9月29日、平成29年2月28日に独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立入検査を受けており、これらの件が業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 自然災害のリスク
当社グループの事業所及び製造・販売拠点周辺で地震や大規模な自然災害等が発生し、生産設備等に被害を受けた場合、設備復旧のための費用、生産停止による販売機会逸失等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) カントリーリスク
東南アジア地域を中心に海外事業を展開しておりますが、当該国の政治・経済・社会状況の不安定化や混乱及び予期しない法律・規制の変更等によって事業投資における資金回収が困難になった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の日本経済は、堅調な雇用・所得情勢を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの主要事業である建設業界の経営環境におきましては、政府建設投資は前年度より増加傾向にあり、引き続き20兆円を上回る水準となる見通しで推移しました。
このような状況下、当社グループは受注機会の増大のため積算・提案・情報収集等の総合力強化を図ってまいりました結果、工事受注高は1,212億3千7百万円(前連結会計年度比17.0%増)、工事売上高は1,112億5千5百万円(同5.6%増)となり、製品等を含めた総売上高につきましては1,406億9千万円(同4.7%増)という結果になりました。
利益につきましては、建設事業における施工力の強化と、製造・販売事業における事業規模確保に努めるとともに、徹底したコストダウンと顧客満足度の向上に取り組んでまいりましたが、原材料価格の上昇等により、売上総利益は156億3千9百万円(同5.7%減)、営業利益は67億4千2百万円(同7.5%減)、経常利益は72億8千4百万円(同3.7%減)となりました。また、独占禁止法関連損失引当金繰入額40億9百万円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は14億4千9百万円(同67.4%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。)
(建設事業)
当社グループの主要部門であり、完成工事高は1,112億8千8百万円(前連結会計年度比5.6%増)、営業利益は47億8千4百万円(同12.0%増)となりました。
(製造・販売事業)
売上高は291億3千6百万円(同1.1%増)、営業利益は44億5千9百万円(同22.2%減)となりました。
(賃貸事業)
売上高は68億3千万円(同11.7%増)、営業利益は2億8千2百万円(同5.1%増)となりました。
(その他)
売上高は20億8千万円(同4.2%増)、営業利益は2億5千4百万円(同10.8%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況については、営業活動により83億3千3百万円資金が増加したものの、投資活動により48億5千2百万円、財務活動により12億6千6百万円それぞれ資金が減少しました。
その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ22億8千2百万円増加し386億3千1百万円(前連結会計年度末は363億4千9百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益41億1千2百万円の計上等により83億3千3百万円の資金増加(前連結会計年度は74億3千5百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、製造・販売拠点の拡充更新に伴う有形固定資産の取得等により48億5千2百万円の資金減少(同39億円の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により12億6千6百万円の資金減少(同18億3千6百万円の減少)となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(a) 受注実績
|
セグメントの名称 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
||
|
建設事業(百万円) |
103,588 |
(13.9%減) |
121,237 |
(17.0%増) |
(b) 売上実績
|
セグメントの名称 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
||
|
建設事業(百万円) |
105,365 |
(5.3%減) |
111,255 |
(5.6%増) |
|
製造・販売事業(百万円) |
22,297 |
(3.3%減) |
22,014 |
(1.3%減) |
|
賃貸事業(百万円) |
5,164 |
(6.4%増) |
5,835 |
(13.0%増) |
|
その他(百万円) |
1,537 |
(40.7%減) |
1,585 |
(3.1%増) |
|
合計(百万円) |
134,365 |
(5.2%減) |
140,690 |
(4.7%増) |
(注)1.当社グループでは建設事業以外の受注実績はグループ各社の受注概念が異なるため記載しておりません。
2.当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3.セグメント間の取引については相殺消去しております。
4.( )内は、前連結会計年度比であります。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。
建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況
受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
|
期別 |
工種別 |
前期繰越 工事高 (百万円) |
当期受注 工事高 (百万円) |
計 |
当期完成 工事高 (百万円) |
次期繰越 工事高 (百万円) |
|
前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
28,497 |
46,507 |
75,005 |
52,894 |
22,111 |
|
セメント・ コンクリート舗装工事 |
848 |
885 |
1,734 |
1,154 |
580 |
|
|
土木工事 |
13,588 |
28,211 |
41,799 |
27,043 |
14,756 |
|
|
建築工事 |
102 |
803 |
905 |
842 |
63 |
|
|
計 |
43,036 |
76,408 |
119,444 |
81,933 |
37,510 |
|
|
当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
22,111 |
65,995 |
88,106 |
55,306 |
32,799 |
|
セメント・ コンクリート舗装工事 |
580 |
6,000 |
6,580 |
1,801 |
4,778 |
|
|
土木工事 |
14,756 |
28,912 |
43,668 |
31,409 |
12,258 |
|
|
建築工事 |
63 |
1,327 |
1,390 |
1,205 |
185 |
|
|
計 |
37,510 |
102,235 |
139,746 |
89,723 |
50,022 |
(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。
|
期別 |
工種別 |
特命(%) |
競争(%) |
計(%) |
|
前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
75.3 |
24.7 |
100 |
|
セメント・コンクリート舗装工事 |
39.1 |
60.9 |
100 |
|
|
土木工事 |
70.1 |
29.9 |
100 |
|
|
建築工事 |
100.0 |
- |
100 |
|
|
当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
68.3 |
31.7 |
100 |
|
セメント・コンクリート舗装工事 |
37.0 |
63.0 |
100 |
|
|
土木工事 |
76.0 |
24.0 |
100 |
|
|
建築工事 |
100.0 |
- |
100 |
(注)百分率は請負金額比であります。
完成工事高
|
期別 |
工種別 |
官公庁(百万円) |
民間(百万円) |
計(百万円) |
|
前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
18,454 |
34,439 |
52,894 |
|
セメント・コンクリート舗装工事 |
760 |
394 |
1,154 |
|
|
土木工事 |
4,553 |
22,489 |
27,043 |
|
|
建築工事 |
0 |
842 |
842 |
|
|
計 |
23,768 |
58,165 |
81,933 |
|
|
当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
アスファルト舗装工事 |
18,233 |
37,073 |
55,306 |
|
セメント・コンクリート舗装工事 |
1,296 |
505 |
1,801 |
|
|
土木工事 |
4,128 |
27,281 |
31,409 |
|
|
建築工事 |
- |
1,205 |
1,205 |
|
|
計 |
23,658 |
66,065 |
89,723 |
(注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。
前事業年度
|
発注者 |
工事名 |
|
国土交通省 関東地方整備局 |
上武道路日輪寺舗装その1工事 |
|
防衛省 東北防衛局 |
松島(26補)構内整備等土木工事 |
|
中日本高速道路㈱ |
新東名高速道路 富士管内舗装補修工事(平成27年度) |
|
本田技研工業㈱ |
PG栃木 Wetハンドリングコース建設工事 |
|
大和ハウス工業㈱ |
淵野辺5丁目PJ開発造成工事 造成本体工事 |
当事業年度
|
発注者 |
工事名 |
|
国土交通省 中部地方整備局 |
平成28年度 1号国吉田電線共同溝工事 |
|
内閣府 沖縄総合事務局 |
那覇空港誘導路改良工事 |
|
仙台市 |
青葉通線再整備工事(その4) |
|
西日本高速道路㈱ |
山陽自動車道 神戸高速道路事務所管内舗装補修工事 |
|
㈱千葉ロッテマリーンズ |
ZOZOマリンスタジアム人工芝張替工事 |
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
|
期別 |
相手先 |
金額(百万円) |
完成工事高総額に対する割合(%) |
|
前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
清水建設㈱ |
15,841 |
19.3 |
|
当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
清水建設㈱ |
15,866 |
17.7 |
次期繰越工事高(平成30年3月31日現在)
|
工種別 |
官公庁(百万円) |
民間(百万円) |
計(百万円) |
|
アスファルト舗装工事 |
20,232 |
12,566 |
32,799 |
|
セメント・コンクリート舗装工事 |
4,714 |
64 |
4,778 |
|
土木工事 |
1,751 |
10,507 |
12,258 |
|
建築工事 |
- |
185 |
185 |
|
計 |
26,698 |
23,324 |
50,022 |
(注)次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。
|
発注者 |
工事名 |
完成予定年月 |
|
国土交通省 東北地方整備局 |
国道45号外 甲子地区舗装工事 |
平成31年3月 |
|
防府市 |
防府競輪場競走路改修工事 |
平成30年7月 |
|
東日本高速道路㈱ |
上信越自動車道 信濃妙高舗装工事 |
平成31年11月 |
|
首都高速道路㈱ |
(修)上部工補強工事(鋼床版)3-209 |
平成31年8月 |
|
清水建設㈱ |
宮崎日機装株式会社航空宇宙工場及び管理棟 外構一式工事 |
平成30年7月 |
製造・販売事業におけるアスファルト合材等製品の販売状況
|
期別 |
アスファルト合材 |
アスファルト乳剤 |
その他売上高 (百万円) |
売上高合計 (百万円) |
||
|
売上数量(t) |
売上高 (百万円) |
売上数量(t) |
売上高 (百万円) |
|||
|
前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
2,137,691 |
20,199 |
1,785 |
208 |
3,284 |
23,692 |
|
当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
2,151,156 |
20,037 |
1,864 |
232 |
3,095 |
23,365 |
(注)その他売上高は、砕石等の販売、機械の賃貸等の売上高であります。
不動産事業の状況
|
期別 |
宅地売上高 |
不動産賃貸収入 |
合計 |
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前事業年度 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日) |
8 |
98 |
107 |
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当事業年度 (自平成29年4月1日 至平成30年3月31日) |
27 |
93 |
121 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債及び収益・費用に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価、見直しを行っておりますが、急激な環境の変化等により、実際の結果は見積りと異なることがあります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、受注高、売上高の面では、工事受注高1,212億3千7百万円(前連結会計年度比17.0%増)、工事売上高1,112億5千5百万円(同5.6%増)、総売上高1,406億9千万円(同4.7%増)となりました。
建設事業の受注高、売上高については、営業プロセスのPDCAを回し、得意先についての営業情報を社内で共有し、営業フォローを強化してお客様第一の営業を全社で実行することにより増加となりました。
利益については、建設事業は施工体制の強化、製造・販売事業はシェアアップ等により利益率向上を目指し、販売費及び一般管理費を削減する事により体力強化を図ってまいりましたが、原材料価格の上昇により、製品・販売事業で利益減となった事等により、営業利益は67億4千2百万円(同7.5%減)、経常利益は72億8千4百万円(同3.7%減)となりました。
また、特別損失に独占禁止法関連損失引当金繰入額を40億9百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は14億4千9百万円(同67.4%減)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、運転資金需要の主なものとして、工事施工に係る工事原価、合材製造に係る製造原価、販売費及び一般管理費等の営業費用、設備投資等があります。設備投資については、建設事業における施工用機械、製造・販売事業におけるアスファルトプラント設備更新、拠点増設による土地購入、賃貸事業における賃貸資産の購入等があります。
運転資金については、自己資金、金融機関からの借入による資金調達の他、取引銀行2行と43億円の貸出コミットメント契約(借入実行残高なし)を締結しております。
また、資金の流動性を確保するために、グループ資金を当社に集中させ、当社の運転資金及び資金需要のある子会社に短期貸付を行っております。
当連結会計年度末の当社グループの借入金は97億円、現金及び現金同等物は386億3千1百万円であります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、平成27年度に「中期経営5ヶ年計画」を策定し、その最終年度となる平成31年度の経営目標として、総売上高1,760億円、経常利益110億円、親会社に帰属する当期純利益70億円を設定し、ROE(自己資本利益率)8%、配当性向30%を目標値としております。毎年、経営基本方針の中で、セグメントごとに明確な重点実施事項・戦略を掲げ、グループ全体で共有、実行しております。
また、剰余金の配当については、財務体質の強化並びに安定的な経営基盤の確保、従業員の生活水準の安定・向上を図るとともに、株主に対しては、安定配当の維持と適正な利益還元を利益配分の基本方針とし、連結配当性向30%を目途としております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。)
(建設事業)
完成工事高は1,112億8千8百万円(前連結会計年度比5.6%増)、営業利益は47億8千4百万円(同12.0%増)となりました。
これは、営業段階で、営業プロセスのPDCAを回し、得意先についての営業情報を社内で共有し、営業フォローを強化してお客様第一の営業を全社で実行することにより売上高の増加に結びつきました。
(製造・販売事業)
売上高は291億3千6百万円(同1.1%増)、営業利益は44億5千9百万円(同22.2%減)となりました。
これは、アスファルトプラントの増強等により、シェアアップを図ったものの、原材料価格の上昇により利益が減少したことによります。
特記事項はありません。
当社は、技術部、技術研究所を主体として、高度化、多様化する社会的ニーズに応えるべく技術開発活動を行っております。
また、国立研究開発法人土木研究所等の公的機関や民間企業との共同研究開発にも積極的に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費は4億5千1百万円でありますが、当社における研究開発は建設事業及びアスファルト合材等の製造・販売事業が密接に関連しており、セグメント別に区分することが困難であります。
なお、連結子会社においては、研究開発活動は行っておりません。
当連結会計年度における研究開発活動の概要は次のとおりであります。
(1)舗装の長寿命化に資する技術開発
ライフサイクルコスト低減に寄与する技術開発として、コンクリート舗装に匹敵する耐久性を持つ「ウルトラペーブ-H」を開発し、販売を開始しました。従来のアスコン系高強度舗装の「スーパーEpoアスコン」と共に高耐久舗装として展開します。今後も素材メーカーと連携し、高耐久舗装技術の開発に注力してまいります。
(2)道路ストックの効率的補修に資する技術開発
増加する道路ストックの効率的維持補修技術として、舗装のリフレッシュ、延命化を図る表面処理工法として、交通量の多い路線や駐車場等に適用できる「リフレッシュシールMix-H」を開発し、好評を得て施工量を増やしております。
(3)施工の省力化・高度化に資する技術開発
非破壊測定技術による床版調査技術、i-Construction(アイ-コンストラクション)に対応した3Dスキャナ等の測量技術の開発及び舗装施工機械をコントロールする情報化施工について、より一層の省力化、高度化を図っております。また、高度な技術が必要な各種テストコースの設計方法、施工機械、施工技術の開発を行い、民間工事受注の拡大に寄与しております。
(4)環境に優しい技術開発
ヒートアイランド現象の抑制対策舗装である遮熱性舗装「シャットファルト」、保水性舗装「クールファルト」、保水性に優れると同時に景観形成にも寄与できる保水性ブロック舗装「レインボーエコロブロックBiz」についても施工実績を重ねている他、管理型海面廃棄物処理場建設技術等に取り組んでおります。
(5)労働環境、施工環境の改善に資する技術開発
人材不足、熟練技術者不足、作業員の高齢化に対応するため、新たな分野として異業種との連携による作業環境改善技術、IOT技術を活用した現場管理技術、VR技術による社員教育技術の開発にも取り組んでおります。