第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはない。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。

 

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより、景気は緩やかな回復基調を続けてきた。一方、企業収益は高い水準にあるものの改善に足踏みがみられた。

建設業界においては、公共投資は減少傾向にあり、民間設備投資もほぼ横ばいで推移するなど、好調であった受注環境に陰りが見え始めた。

このような状況のもと、当社グループにおいては、営業・工事の各部門が一体となってリニューアル工事の提案営業など積極的な営業活動を展開したことや前年度からの繰越工事が順調に進捗したことなどにより、売上高については、前年同期を上回った。

営業利益については、売上高の増加及び原価低減の一層の徹底などにより前年同期を上回った。

経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益については、営業利益が増加したものの、前年同期に計上した投資有価証券償還益が発生しなかったことなどにより前年同期を下回った。

当第1四半期連結累計期間の業績は、次のとおりである。

 

(連結業績)

          売上高                   294億2千8百万円 (前年同期比   10.8%増)

          営業利益                  17億6千8百万円 (前年同期比   22.4%増)

          経常利益                    23億2百万円 (前年同期比   39.4%減)

          親会社株主に帰属する四半期純利益    15億3千8百万円 (前年同期比   48.0%減)

 

 

  (設備工事業)

当社グループの主たる事業である設備工事業は、完成工事高は274億8百万円(前年同期比 10.0%増)、完成工事総利益は41億7千1百万円(前年同期比 14.4%増)となった。

 

 (その他の事業)

その他の事業は、その他の事業売上高は20億2千万円(前年同期比 22.4%増)、その他の事業総利益は2億5千2百万円(前年同期比 7.3%増)となった。

 

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発費は、4千3百万円である。

なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はない。

 

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当社グループの事業に関して、投資家の皆様の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクには、以下のようなものがあり、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合に適切かつ迅速な対応に努める所存である。

① 受注環境の悪化

② 取引先の信用リスク

③ 材料費及び外注費の高騰

    ④ 保有債券等の時価の下落

    ⑤ 自然災害の発生

 

    今後の経済見通しについては、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、各種政策の効果もあって、国内景気は緩やかな回復を続けていくことが期待される。
 一方、中国を始めとする新興国等の景気の下振れ、英国のEU離脱問題に伴う先行き不透明感、金融市場の動向により景気が下押しされるリスクがある。

  このような状況のもと、当社グループは、引き続きリニューアル工事等の提案営業を強化するとともに、中国地域における営業基盤の強化、都市圏の事業拡大及び成長戦略による事業拡大を推進し、受注の確保・拡大を図る所存である。

  また、太陽光発電設備工事の減少や都市圏の事業拡大などによる受注競争の激化に伴う利益率の低下が想定される中、当社グループ全体で原価管理の徹底や、業務の効率化・最適化を図り、利益の確保に取り組む所存である。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

総資産は2,493億7千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ106億9千5百万円の減少となった。これは、現金及び預金の増加95億1千2百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少106億6百万円、有価証券の減少104億3千7百万円などによるものである。

負債は366億4千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ83億6千9百万円の減少となった。これは、支払手形・工事未払金等の減少73億7千3百万円、未払法人税等の減少25億8千3百万円などによるものである。

純資産は2,127億3千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億2千5百万円の減少となった。これは、その他有価証券評価差額金の減少15億9千2百万円、利益剰余金の減少8億5千4百万円などによるものである。

 

(6) 経営者の問題意識と今後の方針について

当社グループは、「総合設備エンジニアリング企業として、お客様のために高度な価値を付加した生活・事業環境を創出することにより、社会の発展に貢献する」ことを企業使命とする企業理念を掲げ、すべてのステークホルダーから高い信頼と評価を頂けるよう、グループ一体となって企業価値の向上を目指すこととしている。

現在、中期経営計画〔2015~2017年度〕で「経営基盤の強化と更なる成長」をテーマに掲げ、主要施策である収益の確保・拡大と将来に向けた体制の強化に取り組んでいるところである。
 また、永続的課題である「安全最優先」と「コンプライアンス徹底」が企業運営の基盤であることを再徹底するとともに、補強が必要なもの、強化・スピードアップが必要なものを施策に織り込み、中期経営計画の目標達成に向け取り組む所存である。