【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1)連結子会社の数       16

連結子会社名は、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおり。

当連結会計年度に、RYBE ENGINEERING (M) SDN. BHD.を設立している。なお、前連結会計年度まで非連結子会社であったSHOWA TECH VIETNAM CO.,LTDについては、重要性の観点から、当連結会計年度より新たに連結の範囲に含めている。

(2)非連結子会社の名称等

 非連結子会社名は次のとおり。

㈱ベリーネ、㈱中電工ワールドファーム、PFI学校空調東広島㈱

非連結子会社3社は、いずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外している。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1)持分法適用の関連会社数 2

R&L ENGINEERING SDN. BHD.、IAQ TECHNOLOGY INTERNATIONAL SDN. BHD.

当連結会計年度より新たに設立したR&L ENGINEERING SDN. BHD.及び、新たに株式を取得したIAQ TECHNOLOGY INTERNATIONAL SDN. BHD.を持分法適用の関連会社に含めている。なお、持分法適用の関連会社であったC&Cインベストメント㈱は、解散及び清算に伴い、当連結会計年度より持分法適用の範囲から除外している。

(2)持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社

非連結子会社  ㈱ベリーネ、㈱中電工ワールドファーム、PFI学校空調東広島㈱

関連会社    OCソーラー㈱、PFI学校空調やまぐち㈱、PFI学校空調三原㈱、PFI学校空調周南㈱

              三和電気工事㈱、幸栄電設㈱、SAMAIDEN CHUDENKO RENEWABLES SDN. BHD.

持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外している。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち在外子会社6社の決算日は12月31日である。

連結財務諸表の作成に当たっては同決算日現在の財務諸表を使用している。ただし、1月1日から連結決算日3月31日までの期間に発生した重要な取引については連結上必要な調整を行っている。

上記以外の連結子会社の事業年度の末日は連結決算日と一致している。

 

4.会計方針に関する事項

 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法

①  有価証券

その他有価証券

イ.市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

ロ.市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっている。

 

②  棚卸資産

イ.未成工事支出金

個別法による原価法

ロ.材料貯蔵品

評価基準は原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)

a.汎用品

主として総平均法

b.汎用品以外

個別法

ハ.商品及び製品

主として移動平均法

評価基準は原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)

 

 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

①  有形固定資産(リース資産を除く)

当社及び国内連結子会社については主として定率法(ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用し、在外連結子会社は定額法を採用している。

なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。

②  無形固定資産(リース資産を除く)

自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(主として5年)に基づく定額法を採用している。

③  リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用している。

 

 (3)重要な引当金の計上基準

①  貸倒引当金

売上債権、貸付金等の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上することとしている。

②  完成工事補償引当金

完成工事に係るかし担保の費用に備えるため、当連結会計年度の完成工事高に対する将来の見積補償額に基づいて計上することとしている。

③  工事損失引当金

当連結会計年度末未成工事のうち損失の発生が見込まれるものについて、将来の損失に備えるため、その損失見込額を計上することとしている。

④  役員賞与引当金

一部の連結子会社は、役員の賞与の支払に備えるため、当連結会計年度末における支給見込額を計上することとしている。

⑤  役員退職慰労引当金

一部の連結子会社は、役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく当連結会計年度末要支給額を計上することとしている。

⑥  関係会社事業損失引当金

関係会社の事業の損失に備えるため、関係会社に対する出資金額を超えて、当社が負担することとなる損失見込額を計上することとしている。

 

 (4)退職給付に係る会計処理の方法

①  退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっている。

②  数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理することとしている。

過去勤務費用は、発生時に全額償却することとしている

  ③ 小規模企業等における簡便法の採用

   一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計上に当たっては簡便法を採用している。

 

 (5)重要な収益及び費用の計上基準

当社及び連結子会社は、主に屋内電気工事他の設備工事業を営んでいる。

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しており、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識している。
 これにより、一定の期間にわたり充足される履行義務について、履行義務の進捗度を合理的に見積ることができる場合は、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識することとしており、進捗度の見積りは原価比例法により行っている。
 また、契約の初期段階において、履行義務の進捗度を合理的に見積ることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識している。
 なお、契約における取引開始日から、完全に履行義務を充足すると見込まれる時点までの期間がごく短い契約については、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識している。

 

 (6)のれんの償却方法及び償却期間

  のれんの償却については、個別案件ごとに判断し、20年以内の合理的な年数で均等償却することとしている。

  なお、金額に重要性のない場合には、発生時に全額償却することとしている。

 

 (7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期投資からなる。

 

 

(重要な会計上の見積り)

進捗度に応じて計上する完成工事高

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

(百万円)

前連結会計年度

80,906

当連結会計年度

101,404

 

 

(2)会計上の見積りの内容に関する理解に資するその他の情報

① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出方法

「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項 (5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり。

② 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定

一定の期間にわたる履行義務の充足により収益認識している工事契約については、工事収益総額、工事原価総額及び連結会計年度末における工事進捗度を合理的に見積る必要がある。収益の計上の基礎となる工事原価総額は、契約ごとの実行予算を使用して見積りを行っているが、工事契約等の実行予算の策定にあたっては、工事等の完成のために必要となる作業内容及び工数の見積りを反映している。

③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

上述の仮定について、工事等の完成のために必要となる作業内容及び工数の見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に影響を及ぼす可能性がある。

 

(会計方針の変更)

該当事項なし

 

(未適用の会計基準等)

(リースに関する会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)等

(1)概要

 企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されている。

 借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用される。

(2)適用予定日

 2028年3月期の期首から適用予定である。

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中である。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 このうち顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

受取手形

13,795

百万円

11,449

百万円

完成工事未収入金

48,835

 

47,908

 

契約資産

8,034

 

11,924

 

 

 

※2  このうち契約負債の金額は、「注記事項(収益認識関係) 3.(1)契約資産及び契約負債の残高等」に記載している。

 

※3  このうち非連結子会社及び関連会社に対する金額は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

投資有価証券(株式)

791

百万円

10,686

百万円

投資有価証券(その他の有価証券)

339

 

348

 

投資その他の資産・その他(出資金)

1,044

 

 

 

 

※4  減価償却累計額には、減損損失累計額が含まれている。

 

※5  損失の発生が見込まれる工事契約に係る未成工事支出金と工事損失引当金は、相殺せずに両建てで表示している。

 

 工事損失引当金に対応する未成工事支出金の額

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

 

1

百万円

9

百万円

 

 

 6  債務保証しているものは次のとおりである。

 

  連結会社以外の会社の金融機関等からの借入に対する債務保証

 

前連結会計年度

2024年3月31日

当連結会計年度

2025年3月31日

C&Cインベストメント㈱

1,461

百万円

百万円

 

 

 7  受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

受取手形裏書譲渡高

8

百万円

8

百万円

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載していない。顧客との契約から生じる収益の金額は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載している。

 

※2  完成工事原価に含まれている工事損失引当金の繰入額(△は戻入額)は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

 

△276

百万円

△18

百万円

 

 

※3  このうち主要な費目及び金額は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

従業員給料手当

7,847

百万円

8,261

百万円

役員賞与引当金繰入額

71

 

80

 

退職給付費用

391

 

424

 

役員退職慰労引当金繰入額

47

 

48

 

貸倒引当金繰入額

12

 

16

 

 

 

※4  一般管理費に含まれる研究開発費は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

 

234

百万円

177

百万円

 

 

※5  固定資産処分益の内訳は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

建物・構築物

百万円

3

百万円

 

 

※6  固定資産処分損の内訳は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

建物・構築物

30

百万円

96

百万円

土地

 

55

 

無形固定資産

26

 

55

 

    計

57

 

208

 

 

 

※7  減損損失の内訳は、次のとおりである。

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 当連結会計年度において、該当する事項はない。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 当社グループは、以下の資産グループについて減損損失を計上している。

用途

種類

場所

減損損失
(百万円)

賃貸用資産
(当社所有事務所)

 土地及び建物

 広島市東区

316

賃貸用資産
(当社所有事務所)

 土地

 島根県江津市

38

遊休資産
(当社所有事務所)

 土地及び建物

 広島県江田島市

112

遊休資産
 (当社所有事務所)

 土地及び建物

 岡山県美作市

86

遊休資産
 (当社所有事務所)

 土地及び建物

 広島県山県郡安芸太田町

54

 

 

 当社グループは、管理会計上の区分を基準に、賃貸用資産及び遊休資産について減損損失の判定を行った。

 その結果、上記の賃貸用資産、遊休資産について減損損失を計上した。

 

 (固定資産種類ごとの内訳)

 土地 568百万円

 建物  41百万円

これらの資産については、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(609百万円)として特別損失に計上している。

 なお、回収可能価額は不動産鑑定評価額を使用し、正味売却価額により測定している。

 

(連結包括利益計算書関係)

※1  その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

  当期発生額

10,677

百万円

△1,322

百万円

  組替調整額

△21

 

100

 

    税効果調整前

10,655

 

△1,221

 

    税効果額

△2,744

 

173

 

    その他有価証券評価差額金

7,911

 

△1,048

 

為替換算調整勘定

 

 

 

 

 当期発生額

136

 

278

 

退職給付に係る調整額

 

 

 

 

 当期発生額

4,242

 

4,797

 

 組替調整額

△90

 

△381

 

  税効果調整前

4,152

 

4,416

 

  税効果額

△1,264

 

△1,417

 

  退職給付に係る調整額

2,887

 

2,998

 

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

 

 

 当期発生額

91

 

△28

 

 組替調整額

△142

 

△213

 

  持分法適用会社に対する持分相当額

△50

 

△241

 

   その他の包括利益合計

10,884

 

1,986

 

 

 

 

 (連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

株式の種類

当連結会計年度
期首株式数
(千株)

当連結会計年度
増加株式数
(千株)

当連結会計年度
減少株式数
(千株)

当連結会計年度末
株式数
(千株)

発行済株式

普通株式

58,138

58,138

自己株式

普通株式

3,345

606

22

3,929

 

 (注)1.普通株式の自己株式の増加は、取締役会決議に基づく取得による増加606千株、単元未満株式の買取による増加0千株である。

   2.普通株式の自己株式の減少は、譲渡制限付株式の割当による減少22千株、単元未満株式の買増請求による減少0千株である。

 

2.新株予約権等に関する事項

 

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

ストック・オプションとしての新株予約権

63

合計

63

 

 

3.配当に関する事項

(1)配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月27日
定時株主総会

普通株式

2,849

52

2023年3月31日

2023年6月28日

2023年10月31日
取締役会

普通株式

2,850

52

2023年9月30日

2023年11月30日

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月25日
定時株主総会

普通株式

2,818

利益剰余金

52

2024年3月31日

2024年6月26日

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

株式の種類

当連結会計年度
期首株式数
(千株)

当連結会計年度
増加株式数
(千株)

当連結会計年度
減少株式数
(千株)

当連結会計年度末
株式数
(千株)

発行済株式

普通株式

58,138

58,138

自己株式

普通株式

3,929

432

367

3,995

 

 (注)1.普通株式の自己株式の増加は、取締役会決議に基づく取得による増加428千株、譲渡制限付株式の無償取得による増加3千株、単元未満株式の買取による増加0千株である。

   2.普通株式の自己株式の減少は、譲渡制限付株式の割当による減少360千株、ストックオプション権利行使による減少6千株である。

 

2.新株予約権等に関する事項

 

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

ストック・オプションとしての新株予約権

49

合計

49

 

 

3.配当に関する事項

(1)配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月25日
定時株主総会

普通株式

2,818

52

2024年3月31日

2024年6月26日

2024年10月31日
取締役会

普通株式

3,253

60

2024年9月30日

2024年11月29日

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

 

決議予定

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年6月25日
定時株主総会

普通株式

3,248

利益剰余金

60

2025年3月31日

2025年6月26日

 

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

現金預金勘定

23,127

百万円

 

27,744

百万円

有価証券勘定

13,208

 

 

14,593

 

  小計

36,336

 

 

42,337

 

預入期間が3か月を超える定期預金

△1,282

 

 

△1,309

 

償還期限が3か月を超える債券等

△5,208

 

 

△6,593

 

現金及び現金同等物

29,845

 

 

34,435

 

 

 

(リース取引関係)

重要性が乏しいため、記載を省略している。

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

当社グループは、運転資金については短期の安全性の高い金融商品で、これ以外の資金は資金運用として長期の安全性の高い金融商品で運用している。その他、営業政策として株式を取得している。

 

(2)金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である受取手形・完成工事未収入金等は、顧客の信用リスクに晒されている。有価証券及び投資有価証券は、その他有価証券で保有する債券及び取引先企業の株式等であり、発行体の信用リスク、市場価格の変動リスク、さらに債券については、金利の変動リスクにも晒されている。また、その他の関係会社他に貸付を行っており、貸付先の信用リスクに晒されている。

営業債務である支払手形・工事未払金等は、概ね1年以内の支払期日である。

 

(3)金融商品に係るリスク管理体制

 ①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

営業債権に係る信用リスクの管理は、個々の工事受注時に社内規程「受注契約時の工事金受取条件の基準」及び「与信調査業務の取扱基準」に基づき、不良債権の発生防止を図っている。

債券については、資金運用方針に従い、格付の高い債券を取得し、定期的に発行体の信用情報、時価及びリスク指標の把握を行うことにより管理している。

貸付金については、主にその他の関係会社への貸付であり、当該関係会社が高い格付であるため、信用リスクは僅少であると認識している。

 ②  市場リスクの管理

有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握し、また、株式については、毎年個別銘柄ごとに中長期的な経済合理性等を検証して保有状況を見直している。

③  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

 当社グループ各社で月次に資金繰計画を作成するなどの方法により管理している。

 

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額は変動することがある。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりである。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

 (単位:百万円)

 

連結貸借対照表
計上額

時価

差額

(1)有価証券及び投資有価証券

102,849

102,849

(2)長期貸付金

5,006

4,944

△61

資産計

107,856

107,794

△61

 

 (*1)現金、預金、受取手形・完成工事未収入金等、有価証券のうち譲渡性預金、支払手形・工事未払金並びに未払法人税等については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略している。

 

 (*2)市場価格のない株式等は、「(1)有価証券及び投資有価証券」には含めていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。 

 (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2024年3月31日)

非上場株式

1,739

合同会社出資金

9

 

 

 (*3)連結貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資は、「(1) 有価証券及び投資有価証券」には含めていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。

 (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(2024年3月31日)

投資事業有限責任組合出資金

426

匿名組合出資金

339

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 (単位:百万円)

 

連結貸借対照表
計上額

時価

差額

(1)有価証券及び投資有価証券

95,558

95,558

(2)長期貸付金

5,007

4,782

△225

資産計

100,566

100,341

△225

 

 (*1)現金、預金、受取手形・完成工事未収入金等、有価証券のうち譲渡性預金、短期貸付金、支払手形・工事未払金並びに未払法人税等については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略している。

 

 (*2)市場価格のない株式等は、「(1)有価証券及び投資有価証券」には含めていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。 

 (単位:百万円)

区分

当連結会計年度

(2025年3月31日)

非上場株式

12,642

合同会社出資金

9

 

 

 (*3)連結貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資は、「(1) 有価証券及び投資有価証券」には含めていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。

 (単位:百万円)

区分

当連結会計年度

(2025年3月31日)

投資事業有限責任組合出資金

688

匿名組合出資金

348

 

 

 

 (注1).金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

  (単位:百万円)

 

1年以内

1年超
5年以内

5年超
10年以内

10年超

預金

23,106

受取手形・完成工事未収入金等

70,664

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

  その他有価証券のうち満期があるもの

 

 

 

 

   債券

 

 

 

 

    (1)国債・地方債等

300

    (2)社債

4,900

44,100

15,300

    (3)その他

591

   その他

8,000

長期貸付金

6

5,000

合計

106,971

44,698

20,300

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

  (単位:百万円)

 

1年以内

1年超
5年以内

5年超
10年以内

10年超

預金

27,733

受取手形・完成工事未収入金等

71,282

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

  その他有価証券のうち満期があるもの

 

 

 

 

   債券

 

 

 

 

    (1)国債・地方債等

    (2)社債

6,600

50,000

3,800

    (3)その他

   その他

8,000

短期貸付金及び長期貸付金

0

5,007

合計

113,616

55,007

3,800

 

 

 (注2).短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

  該当事項なし

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

  該当事項なし

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

 

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類している。

 

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類している。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

30,205

30,205

国債・地方債等

300

300

社債

63,592

63,592

その他

1,030

7,719

8,750

資産計

31,236

71,613

102,849

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

29,745

29,745

国債・地方債等

社債

58,732

58,732

その他

341

6,739

7,080

資産計

30,086

65,472

95,558

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期貸付金

4,944

4,944

資産計

4,944

4,944

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期貸付金

4,782

4,782

資産計

4,782

4,782

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

有価証券及び投資有価証券

上場株式、国債、地方債、社債及び投資信託は相場価格を用いて評価している。上場株式及び国債は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類している。一方で、当社が保有している地方債、社債及び投資信託は、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類している。

 

長期貸付金

長期貸付金の時価は、一定の期間ごとに分類し、与信管理上の信用リスク区分ごとに、その将来キャッシュ・フローと国債の利回り等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類している。

 

(有価証券関係)
1.その他有価証券

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

種類

連結貸借対照表計上額

取得原価

差額

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

(1)株式

30,057

8,983

21,073

(2)債券

 

 

 

   ① 国債・地方債等

300

299

0

   ② 社債

3,784

3,710

73

   ③ その他

587

527

59

(3)その他

1,421

1,113

307

小計

36,151

14,635

21,515

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

(1)株式

147

152

△4

(2)債券

 

 

 

   ① 国債・地方債等

   ② 社債

59,808

60,790

△982

   ③ その他

(3)その他

14,742

15,735

△992

小計

74,698

76,678

△1,980

合計

110,849

91,314

19,535

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

種類

連結貸借対照表計上額

取得原価

差額

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

(1)株式

29,464

8,722

20,742

(2)債券

 

 

 

   ① 国債・地方債等

   ② 社債

1,023

1,000

23

   ③ その他

(3)その他

341

136

205

小計

30,829

9,858

20,970

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

(1)株式

281

289

△8

(2)債券

 

 

 

   ① 国債・地方債等

   ② 社債

57,709

59,438

△1,729

   ③ その他

(3)その他

14,739

15,658

△919

小計

72,729

75,386

△2,657

合計

103,558

85,245

18,313

 

 

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

(単位:百万円)

種類

売却額

売却益の合計額

売却損の合計額

株式

5

2

債券

その他

合計

5

2

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

(単位:百万円)

種類

売却額

売却益の合計額

売却損の合計額

株式

167

29

0

債券

614

11

その他

合計

782

29

12

 

 

3.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

当連結会計年度において、有価証券について114百万円(関係会社株式114百万円)減損処理している。

また、前連結会計年度に計上していた関係会社事業損失引当金827百万円及び持分法適用に伴う負債6,835百万円について、当連結会計年度において取り崩している。

なお、減損処理にあたっては、連結決算日における時価が取得原価に比べ30~50%下落した銘柄についても回復可能性を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っている。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

当連結会計年度において、有価証券について52百万円(その他有価証券の株式52百万円)減損処理している。

なお、減損処理にあたっては、連結決算日における時価が取得原価に比べ30~50%下落した銘柄についても回復可能性を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っている。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型の確定給付制度を採用し、企業年金制度及び退職一時金制度を設けている。退職一時金制度には、退職給付信託を設定している。それぞれ、ポイントに基づいて、企業年金制度では一時金又は年金、退職一時金制度では一時金を支給している。また、選択型確定拠出制度(ライフプラン加算支援金として、個々の従業員の意思により確定拠出年金への拠出又は賞与時に支給のいずれかを選択)を設けている。

連結子会社1社は、積立型の確定給付制度を採用し、企業年金制度を設けている。また、一部の連結子会社は、非積立型の退職一時金制度を設けている。これらの連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計上に当たっては主に簡便法を採用している。

 

2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を含む。)

(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

 (自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

退職給付債務の期首残高

35,059

百万円

 

34,749

百万円

勤務費用

1,742

 

 

1,735

 

利息費用

333

 

 

331

 

数理計算上の差異の発生額

△405

 

 

△4,442

 

退職給付の支払額

△1,782

 

 

△1,207

 

過去勤務費用の発生額

△197

 

 

 

退職給付債務の期末残高

34,749

 

 

31,166

 

 

 

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

 (自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

年金資産の期首残高

21,927

百万円

 

25,237

百万円

期待運用収益

222

 

 

237

 

 数理計算上の差異の発生額

3,836

 

 

354

 

事業主からの拠出額

929

 

 

923

 

退職給付の支払額

△1,726

 

 

△1,166

 

その他

46

 

 

12

 

年金資産の期末残高

25,237

 

 

25,598

 

 

 

(3)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

 

前連結会計年度

 (2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (2025年3月31日)

積立型制度の退職給付債務

34,617

百万円

 

31,024

百万円

年金資産

△25,237

 

 

△25,598

 

 

9,380

 

 

5,426

 

非積立型制度の退職給付債務

131

 

 

141

 

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

9,511

 

 

5,568

 

 

 

 

 

 

 

退職給付に係る負債

11,289

 

 

9,307

 

退職給付に係る資産

△1,777

 

 

△3,739

 

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

9,511

 

 

5,568

 

 

 

 

(4)退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

 

前連結会計年度

 (自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

勤務費用

1,742

百万円

 

1,735

百万円

利息費用

333

 

 

331

 

 期待運用収益

△222

 

 

△237

 

数理計算上の差異の費用処理額

△90

 

 

△381

 

過去勤務費用の費用処理額

△197

 

 

 

その他

46

 

 

△12

 

確定給付制度に係る退職給付費用

1,611

 

 

1,436

 

 

 

(5)退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

 (自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

数理計算上の差異

4,152

百万円

 

4,416

百万円

 

 

(6)退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

 (2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (2025年3月31日)

未認識数理計算上の差異

3,593

百万円

 

8,009

百万円

 

 

(7)年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

 (2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (2025年3月31日)

債券

22

 

22

株式

41

 

 

41

 

一般勘定

26

 

 

27

 

オルタナティブ

6

 

 

6

 

その他

5

 

 

4

 

合計

100

 

 

100

 

 

 

 (注)1.年金資産合計には、退職一時金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度30%、当連結会計年度30%含まれている。

2.その他に区分されている年金資産の内訳は、短期資金(主としてコールローン、預金等)である。

 

②長期期待運用収益率の設定方法

1)企業年金資産

年金資産の構成、運用方針、過去の運用実績及び年金資産が退職給付の支払に充てられるまでの長期的な期間を考慮して設定している。

2)退職給付信託

退職給付信託は株式及び金利の低い預金によって構成されており、期待運用収益の算定が困難であるため、長期期待運用収益率を見積っていない。

 

 

(8)数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

 

前連結会計年度

 (自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

 

当連結会計年度

 (自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

割引率

0.8~1.0

 

 1.4~2.2

長期期待運用収益率 企業年金資産

1.4

 

 

1.4

 

          退職給付信託

 

 

 

 

 

(9)確定拠出制度

当社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度427百万円、当連結会計年度431百万円である。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションに係る費用計上額及び科目名

該当事項なし

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

当連結会計年度(2025年3月期)において存在したストック・オプションを対象として記載している。

(1)ストック・オプションの内容

当社は、2012年6月27日開催の定時株主総会において、新株予約権方式によるストック・オプション制度の導入を決議しており、会社法に基づき発行した新株予約権は次のとおりである。

なお、2016年6月28日開催の定時株主総会において、新株予約権の行使の条件のうち「当社取締役及び監査役のいずれの地位をも喪失した時点以降、新株予約権を行使することができる」と定めていた部分を、「当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した時点以降、新株予約権を行使することができる」と変更することを決議している。

また、2020年6月24日開催の定時株主総会において、譲渡制限付株式報酬制度の導入を決議しており、既に付与済みのものを除き、株式報酬型ストックオプション制度を廃止し、今後、株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権の新たな発行は行わない。

 

第3回新株予約権

第4回新株予約権

第5回新株予約権

決議年月日

2014年6月26日

2015年6月25日

2016年6月28日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)12名

当社取締役(社外取締役を除く)12名

当社取締役(社外取締役を除く)10名

当社役付執行役員(取締役を兼務する者を除く)2名

株式の種類及び付与数(株)(注)1

普通株式 40,200

普通株式 26,300

普通株式 34,200

付与日

2014年7月30日

2015年7月30日

2016年7月28日

権利確定条件

新株予約権者は、当社取締役及び監査役のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

新株予約権者は、当社取締役及び監査役のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

新株予約権者は、当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

対象勤務期間

対象期間の定めなし。

対象期間の定めなし。

対象期間の定めなし。

権利行使期間

2014年7月31日
~2044年7月30日

2015年7月31日
~2045年7月30日

2016年7月29日
~2046年7月28日

新株予約権の数(個)

(注)2

25

16

24

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)(注)2

普通株式 2,500 (注)3

普通株式 1,600 (注)3

普通株式 2,400 (注)3

新株予約権の行使時の払込金額(円)(注)2

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)(注)2

発行価格 1,493
資本組入額 (注)4

発行価格 2,265
資本組入額 (注)4

発行価格 1,986
資本組入額 (注)4

新株予約権の行使の条件(注)2

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項(注)2

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項(注)2

(注)6

 

 

 

第6回新株予約権

第7回新株予約権

第8回新株予約権

決議年月日

2017年6月27日

2018年6月26日

2019年6月25日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役(社外取締役を除く)9名

当社取締役(社外取締役を除く)9名

当社取締役(社外取締役を除く)9名

当社役付執行役員(取締役を兼務する者を除く)2名

当社役付執行役員(取締役を兼務する者を除く)2名

当社役付執行役員(取締役を兼務する者を除く)2名

株式の種類及び付与数(株)(注)1

普通株式 18,900

普通株式 21,100

普通株式 28,300

付与日

2017年8月1日

2018年7月31日

2019年8月1日

権利確定条件

新株予約権者は、当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

新株予約権者は、当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

新株予約権者は、当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内に限り、新株予約権を行使することができる。
その他の行使の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

対象勤務期間

対象期間の定めなし。

対象期間の定めなし。

対象期間の定めなし。

権利行使期間

2017年8月2日
~2047年8月1日

2018年8月1日
~2048年7月31日

2019年8月2日
~2049年8月1日

新株予約権の数(個)

(注)2

14

59

98

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)(注)2

普通株式 1,400 (注)3

普通株式 5,900 (注)3

普通株式 9,800 (注)3

新株予約権の行使時の払込金額(円)(注)2

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)(注)2

発行価格 2,740
資本組入額 (注)4

発行価格 2,385
資本組入額 (注)4

発行価格 1,942
資本組入額 (注)4

新株予約権の行使の条件(注)2

(注)5

新株予約権の譲渡に関する事項(注)2

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項(注)2

(注)6

 

 (注)1.株式数に換算して記載している。

2.当連結会計年度末における内容を記載している。なお、有価証券報告書提出日の属する月の前月末(2025年5月31日)現在において、これらの事項に変更はない。

3.当社が当社普通株式につき、株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合、次の算式により付与株式数を調整するものとし、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。
  調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
調整後付与株式数は、株式分割の場合は、当該株式分割の基準日の翌日(基準日を定めないときは、その効力発生日)以降、株式併合の場合は、その効力発生日以降、これを適用する。ただし、剰余金の額を減少して資本金又は準備金を増加する議案が当社株主総会において承認されることを条件として株式分割が行われる場合で、当該株主総会の終結の日以前の日を株式分割のための基準日とする場合は、調整後付与株式数は、当該株主総会の終結の日の翌日以降これを適用する。
上記の他、決議日後、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合及びその他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、当社取締役会において必要と認める付与株式数の調整を行うことができる。

 

4.①新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じる場合は、これを切り上げるものとする。

    ②新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

5.①新株予約権者は、当社取締役、監査役及び役付執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から10日以内(10日目が休日に当たる場合には翌営業日)に限り、新株予約権を行使することができる。

    ②上記①にかかわらず、当社が消滅会社となる合併契約承認の議案、当社が分割会社となる分割契約もしくは分割計画承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画承認の議案につき、当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議又は会社法第416条第4項の規定に従い委任された執行役の決定がなされた場合)、当該承認日の翌日から30日間に限り新株予約権を行使できるものとする。ただし、「(注)6」に定める組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項に従って新株予約権者に再編対象会社の新株予約権が交付される場合を除くものとする。

    ③その他の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

6.当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日、及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。

   ①交付する再編対象会社の新株予約権の数
  新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。
②新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
  再編対象会社の普通株式とする。
③新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数
  組織再編行為の条件等を勘案の上、「(注)3」に準じて決定する。

 ④新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記③に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。

 ⑤新株予約権を行使することができる期間
「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

 ⑥新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
「(注)4」に準じて決定する。

 ⑦譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。

 ⑧新株予約権の行使の条件
「(注)5」に準じて決定する。

 

 ⑨新株予約権の取得条項
以下の「新株予約権の取得条項」に準じて決定する。
当社は、以下のア)、イ)、ウ)、エ)又はオ)の議案につき当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議又は会社法第416条第4項の規定に従い委任された執行役の決定がなされた場合)は、当社取締役会が別途定める日に、新株予約権を無償で取得することができる。

   ア)当社が消滅会社となる合併契約承認の議案
イ)当社が分割会社となる分割契約又は分割計画承認の議案
ウ)当社が完全子会社となる株式交換契約又は株式移転計画承認の議案
エ)当社の発行する全部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について当社の承認を要することに

   ついての定めを設ける定款の変更承認の議案

   オ)新株予約権の目的である種類の株式の内容として譲渡による当該種類の株式の取得について当社の承認

      を要すること又は当該種類の株式について当社が株主総会の決議によってその全部を取得することにつ

      いての定めを設ける定款の変更承認の議案

 

(追加情報)
 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況 ①ストックオプション制度の内容」に記載すべき事項をストック・オプション等関係注記に集約して記載している。
 

 

(2)ストック・オプションの規模及びその変動状況

ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載している。

①  ストック・オプションの数

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

決議年月日

2014年6月26日

2015年6月25日

2016年6月28日

2017年6月27日

2018年6月26日

2019年6月25日

権利確定前(株)

 

 

 

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

権利確定後(株)

 

 

 

 

 

 

  前連結会計年度末

2,500

1,600

4,400

2,600

7,200

12,000

  権利確定

  権利行使

2,000

1,200

1,300

2,200

  失効

  未行使残

2,500

1,600

2,400

1,400

5,900

9,800

 

 

 

②  単価情報

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

提出会社

決議年月日

2014年6月26日

2015年6月25日

2016年6月28日

2017年6月27日

2018年6月26日

2019年6月25日

権利行使価格(円)

1

1

1

1

1

1

行使時平均株価(円)

3,185

3,185

3,185

3,185

付与日における公正な評価単価(円)

1,492

2,264

1,985

2,739

2,384

1,941

 

 

 

3.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用している。

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

退職給付に係る負債

5,197

百万円

 

5,527

百万円

役員退職慰労引当金

108

 

 

112

 

有価証券評価損

5,796

 

 

1,468

 

未払賞与

1,749

 

 

2,171

 

貸倒引当金

29

 

 

20

 

その他

2,058

 

 

2,028

 

繰延税金資産小計

14,940

 

 

11,328

 

評価性引当額

△6,202

 

 

△1,969

 

繰延税金資産合計

8,737

 

 

9,359

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△4,881

 

 

△4,707

 

顧客関連資産

△925

 

 

△848

 

固定資産圧縮積立金

△1,049

 

 

△1,077

 

退職給付に係る資産

△1,230

 

 

△2,790

 

その他

△273

 

 

△280

 

繰延税金負債合計

△8,360

 

 

△9,704

 

繰延税金資産の純額

376

 

 

△345

 

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

法定実効税率

30.5

 

30.5

(調整)

 

 

 

 

 

永久に損金に算入されない項目

0.8

 

 

0.6

 

永久に益金に算入されない項目

△0.4

 

 

△0.3

 

住民税均等割等

0.7

 

 

0.4

 

税率変更による期末繰延税金資産の増額修正

 

 

△0.2

 

評価性引当額

0.8

 

 

△19.3

 

法人税額の特別控除額

△0.0

 

 

△1.3

 

のれん償却

1.5

 

 

0.8

 

子会社清算益

1.3

 

 

 

その他

0.3

 

 

△0.1

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

35.5

 

 

11.1

 

 

 

 (表示方法の変更)

前連結会計年度において、「その他」に含めていた「法人税額の特別控除額」は、当連結会計年度において、重要性が増したため、区分掲記している。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っている。この結果、「その他」に表示していた0.3%は、「法人税額の特別控除額」△0.0%、「その他」0.3%として組替えている。

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立し、2026年4月1日以後開始する連結会計年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになった。

これに伴い、2026年4月1日以後開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.5%から31.4%に変更し計算している。

この変更により、当連結会計年度の繰延税金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)が79百万円減少し、法人税等調整額が127百万円、その他有価証券評価差額金が134百万円、退職給付に係る調整累計額が72百万円それぞれ減少している。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)    4.会計方針に関する事項 (5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約資産及び契約負債の残高等

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

53,434

62,630

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

62,630

59,358

契約資産(期首残高)

13,018

8,034

契約資産(期末残高)

8,034

11,924

契約負債(期首残高)

6,156

5,576

契約負債(期末残高)

5,576

6,418

 

契約資産は、工事契約について期末日時点での進捗度に基づいて測定した履行義務の充足部分のうち未請求の履行義務に係る対価に対する当社及び連結子会社の権利に関するものである。契約資産は、対価に対する当社及び連結子会社の権利が確定した時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられる。なお、顧客との契約から生じた債権及び契約資産は、連結貸借対照表の受取手形・完成工事未収入金等に含まれており、当該工事契約に関する対価は、履行義務の充足時点から概ね1年以内に受領している。

契約負債は、主に、一定の期間にわたり充足される収益を認識する工事契約について、顧客から受け取った前受金に関するものである。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩される。

前連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、5,148百万円である。

過去の期間に充足した履行義務から、前連結会計年度に認識した収益の額に重要性はない。

当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、4,563百万円である。

過去の期間に充足した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益の額に重要性はない。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたって実務上の便法を使用し、当初に予想される契約期間が1年以内の契約について注記の対象に含めていない。

前連結会計年度末における残存履行義務に配分された取引価格の総額は102,380百万円であり、当社及び連結子会社は、当該残存履行義務について、工事が完成するにつれて期末日後72ヵ月の間で収益を認識することを見込んでいる。

当連結会計年度末における残存履行義務に配分された取引価格の総額は114,178百万円であり、当社及び連結子会社は、当該残存履行義務について、工事が完成するにつれて期末日後91ヵ月の間で収益を認識することを見込んでいる。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の事業セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象としているものである。

当社は、屋内電気工事、空調管工事、情報通信工事、配電線工事、送変電地中線工事の設備工事全般を受注施工しており、工事の一部については連結子会社に外注施工として発注している。当社は、設備工事業全般を行う事業場を単位として総合的なマネジメントを行っているため、「設備工事業」を事業セグメントとしている。

また、一部の連結子会社においては、電気機器・工事材料の販売、工事材料の製造・販売及び保険代理・賃貸等の「その他の事業」を営んでいる。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一である。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値である。セグメント間の内部売上高及び振替高は、市場実勢価格に基づいている。
 なお、資産については、各事業セグメントへの配分は行っていない。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

 前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

      (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結損益計算書計上額

(注)3

設備工事業

売上高

 

 

 

 

 

屋内電気工事

86,873

86,873

86,873

空調管工事

31,242

31,242

31,242

情報通信工事

9,146

9,146

9,146

配電線工事

31,474

31,474

31,474

送変電地中線工事

8,753

8,753

8,753

その他

10,887

22,634

33,522

33,522

顧客との契約から生じる収益

178,378

22,634

201,013

201,013

その他の収益

11

11

11

外部顧客への売上高

178,378

22,646

201,025

201,025

セグメント間の内部売上高

又は振替高

2

1,675

1,677

1,677

178,381

24,321

202,702

1,677

201,025

セグメント利益

11,322

740

12,062

115

11,947

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

3,020

222

3,243

115

3,358

のれんの償却額

610

30

640

640

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、電気機器・工事材料の販売、工事材料の製造・販売及び保険代理・賃貸等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額△115百万円は、セグメント間取引消去である。

3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

      (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結損益計算書計上額

(注)3

設備工事業

売上高

 

 

 

 

 

屋内電気工事

97,159

97,159

97,159

空調管工事

37,211

37,211

37,211

情報通信工事

13,497

13,497

13,497

配電線工事

31,011

31,011

31,011

送変電地中線工事

9,130

9,130

9,130

その他

10,088

23,777

33,865

33,865

顧客との契約から生じる収益

198,098

23,777

221,875

221,875

その他の収益

10

10

10

外部顧客への売上高

198,098

23,787

221,885

221,885

セグメント間の内部売上高

又は振替高

4

1,855

1,859

1,859

198,103

25,642

223,745

1,859

221,885

セグメント利益

20,983

894

21,878

180

21,698

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

3,236

212

3,448

180

3,629

のれんの償却額

615

30

646

646

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、電気機器・工事材料の販売、工事材料の製造・販売及び保険代理・賃貸等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額△180百万円は、セグメント間取引消去である。

3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略した。

 

2.地域ごとの情報

(売上高)

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略した。

 

(有形固定資産)

 本邦に所在している有形固定資産の金額が、連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略した。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

  (単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

中国電力グループ

40,072

設備工事業

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略した。

 

2.地域ごとの情報

(売上高)

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略した。

 

(有形固定資産)

 本邦に所在している有形固定資産の金額が、連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略した。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

  (単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

中国電力グループ

41,146

設備工事業

 

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

該当事項なし

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

  (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

設備工事業

減損損失

609

609

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

 

 

 

 

  (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)2

全社・消去

合計

設備工事業

当期末残高

2,060

91

2,151

 

(注) 1.のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、省略している。

2.「その他」の金額は、製造・販売事業に係るものである。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

  (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)2

全社・消去

合計

設備工事業

当期末残高

1,444

60

1,505

 

(注) 1.のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、省略している。

2.「その他」の金額は、製造・販売事業に係るものである。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

該当事項なし

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項なし