第2【事業の状況】

(注)1  記載金額は消費税等抜きの金額で表示している。

2  百万円未満の端数を切捨てて表示している。

 

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はない。なお、重要事象等は存在していない。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものである。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、政府による経済・金融政策を背景に、雇用情勢や所得環境の改善が続く一方、新興国経済の減速や英国の欧州連合(EU)離脱など海外経済の不確実性が高まり、先行きの不透明な状況となった。

建設業界においては、民間設備投資は持ち直しの動きに足踏みがみられ、受注競争の激化や労務費の上昇傾向が続くなど、引き続き厳しい環境が続いた。

このような景況下、当社グループは工事量と利益確保の経営方針を継続し、総合力を発揮して営業活動を積極果敢に展開するとともに、原価の低減、生産性の向上、業務の効率化に努めてきた。

その結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績については、

完成工事高                       3,089億9千4百万円(前年同期比  3.2%減)

営業利益                           188億2千7百万円(前年同期比  4.1%増)

経常利益                           206億9千5百万円(前年同期比  1.9%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益   137億3百万円    (前年同期比  3.4%増)

となった。完成工事高は前年同期実績を下回ったが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期実績を上回った。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はない。

 

(3)研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、3億2千1百万円である。

  なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はない。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

  当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性のある要因は、経済状況の変化や得意先の倒産等による不良債権の発生などが考えられるが、市場の変化や得意先のニーズに迅速かつ適切に対応してリスク回避に努めていく。

  当社グループは、取り巻く経営環境が刻一刻と大きく変化していく中で、将来に向けてこれまで培ってきた強みを更に磐石なものにするとともに、必要な事業基盤の整備強化を進め、「顧客満足創造企業」の具現化を目指していく。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末と比べ248億5千4百万円減少し、3,008億9千7百万円(前年度末比7.6%減)となった。減少の主なものは、受取手形・完成工事未収入金等で、営業債権の回収が順調に進んだことが減少の要因である。手元資金(現金預金及び有価証券)は、現金預金が28億3千2百万円増加し、現金同等物である有価証券が130億円増加し、1,262億6千3百万円となった。手元資金の増加は、支払手形・工事未払金等の営業債務の支払い、法人税、配当金の支払い等による減少があったものの、営業債権の回収、利益計上等による増加が上回ったことが主な要因である。

固定資産は、前連結会計年度末と比べ35億5千1百万円増加し、2,253億5千3百万円(前年度末比1.6%増)となった。有形固定資産は、8億7千4百万円減少し、1,009億6千7百万円となった。新規取得及び売廃却に特に大きなものはなく、主に減価償却による減少となっている。投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ43億9千1百万円増加し、1,226億3百万円となった。投資有価証券の時価上昇による増加が主な要因である。

これらの結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ213億3百万円減少し、5,262億5千1百万円(前年度末比3.9%減)となった。

 

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末と比べ326億4千1百万円減少し、1,034億3千万円(前年度末比24.0%減)となった。減少の主な要因は、前連結会計年度末に検収した材料代等の支払いが進んだことによる支払手形・工事未払金等の減少と法人税等の支払いによる未払法人税等の減少による。

固定負債は、前連結会計年度末と比べ15億7千7百万円増加し、365億3千8百万円(前年度末比4.5%増)となった。投資有価証券の時価上昇による繰延税金負債の増加が主な要因である。

これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ310億6千3百万円減少し、1,399億6千8百万円(前年度末比18.2%減)となった。

 

(純資産)

株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加、株主配当による減少等の結果、前連結会計年度末と比べ80億4千7百万円増加し、3,595億7千6百万円となった。その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金が、投資有価証券の時価上昇により増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ21億3千3百万円増加し、255億8千8百万円となった。

これらの結果、純資産は、前連結会計年度末に比べ97億6千万円増加し、3,862億8千2百万円(前年度末比2.6%増)となった。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末より4.7ポイント上昇し、73.2%となった。

 

(6)経営者の問題認識と今後の方針について

  当社グループの経営戦略は、上記(4)に記載のとおりであるが、そのために長期的視点に立った4つの事業方針「電力インフラ事業への貢献」「地域密着への更なる強化」「首都圏での一層の事業展開」「海外における長期的事業展開」の実現、並びに安全と品質の確保、コンプライアンス経営の実践など健全な企業活動に取り組んでいく。