第2【事業の状況】

(注)1  記載金額は消費税等抜きの金額で表示している。

2  百万円未満の端数を切捨てて表示している。

 

1【事業等のリスク】

  当第2四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はない。なお、重要事象等は存在していない。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものである。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

  当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に、設備投資の増加や個人消費に持ち直しの動きが見られ、緩やかな回復基調が続いた。

  建設業界においては、公共投資、民間設備投資ともに堅調に推移し、東京オリンピック・パラリンピック関連事業や再開発事業などの大型工事が本格化する一方、技能労働者の不足や資材価格の上昇により、経営環境に厳しさが残った。

  このような景況下、当社グループは2017年度から2020年度までの4年間の中期経営計画を策定し、強い事業基盤の確立、更なる生産性向上、労働環境の改善と従業員の満足度向上を図るべく、事業活動を展開している。

 

ア)経営成績

  当社グループの完成工事高は、前第2四半期連結累計期間に比べ36億6千3百万円減少し、2,077億4千8百万円(前年同期比1.7%減)となった。営業利益は、前第2四半期連結累計期間に比べ8億3千6百万円増加し、109億6千4百万円(前年同期比8.3%増)となった。経常利益は、前第2四半期連結累計期間に比べ11億6千5百万円増加し、123億2千4百万円(前年同期比10.4%増)となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第2四半期連結累計期間に比べ4億7千3百万円増加し、77億5千3百万円(前年同期比6.5%増)となった。完成工事高は前年同期実績を下回ったが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期実績を上回った。

 

イ)財政状態

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末と比べ280億2千3百万円減少し、3,362億2千6百万円(前年度末比7.7%減)となった。減少の主なものは、受取手形・完成工事未収入金等で、工事代金の回収が順調に進んだことが要因である。手元資金(現金預金及び有価証券)は、170億2千3百万円増加し、1,648億9千9百万円となった。手元資金の増加は、売上債権の回収が、仕入債務や法人税、配当金の支払い等の支出を上回ったことが主な要因である。

固定資産は、前連結会計年度末と比べ70億7千5百万円増加し、2,437億5千万円(前年度末比3.0%増)となった。有形固定資産は、10億7千2百万円減少し、977億6千1百万円となった。新規取得及び除売却に特に大きなものはなく、減価償却費が有形固定資産の取得額を上回ったことが主な要因である。投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ81億8千9百万円増加し、1,439億8千8百万円となった。投資有価証券の時価の上昇による増加が主な要因である。

これらの結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ209億4千8百万円減少し、5,799億7千7百万円(前年度末比3.5%減)となった。

 

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末と比べ278億9千6百万円減少し、1,085億7千1百万円(前年度末比20.4%減)となった。減少の主な要因は、材料費等の仕入債務の支払いが進んだことによる支払手形・工事未払金等の減少と、法人税等の支払いによる未払法人税等の減少による。

固定負債は、前連結会計年度末と比べ9億6千4百万円増加し、321億9千3百万円(前年度末比3.1%増)となった。投資有価証券の時価の上昇による繰延税金負債の増加が主な要因である。

これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ269億3千2百万円減少し、1,407億6千5百万円(前年度末比16.1%減)となった。

 

(純資産)

株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加、株主配当による減少等の結果、前連結会計年度末と比べ37億7千2百万円増加し、3,996億3千万円となった。

その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金が投資有価証券の時価の上昇により増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ22億5千5百万円増加し、384億6千5百万円となった。

また、非支配株主持分は11億1千6百万円となった。

これらの結果、純資産は、前連結会計年度末に比べ59億8千4百万円増加し、4,392億1千2百万円(前年度末比1.4%増)となった。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末より3.6ポイント上昇し、75.5%となった。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少、法人税等の支払等があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上や、売上債権の減少等により、285億5千3百万円の資金増加となった。

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得等により、54億1千7百万円の資金減少となった。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、44億6千7百万円の資金減少となった。

この結果、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は185億1千6百万円の資金増加(前年同期は8億6千8百万円の資金増加)となり、当第2四半期連結会計期間末の残高は、1,606億2千9百万円となった。

 

(3)経営方針・経営戦略等

  当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更は
ない。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はない。

 

(5)研究開発活動

  当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2億4千8百万円である。

  なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はない。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

  当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性のある要因は、経済状況の変化や得意先の倒産等による不良債権の発生などが考えられるが、市場の変化や得意先のニーズに迅速かつ適切に対応してリスク回避に努めていく。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資本政策の基本方針は、営業利益拡大により強固な財務体質を維持しつつ、資本の有効利用を踏まえ、成長部門への投資を機動的に実行していく等、積極的な事業展開を図り、更なる株主価値の維持・向上を目指すことである。また、資金調達については、円滑な事業活動のために必要な水準の流動性の確保と財務の健全性及び安定性を維持し、事業展開に伴う資金需要に対して機動的に対応することとしている。

重要な資本的支出として、経営の合理化、施工の機械化などに伴い、事務所の改修、機械設備などの更新を計画及び実施している。

資本の財源について、当社グループは、主に自己資金及び営業活動によるキャッシュ・フローにより、必要資金を調達している。

資金の流動性について、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末より191億5千万円増加し、1,606億2千9百万円となった。この現金及び現金同等物は主に円建ての普通預金、定期預金及び有価証券(譲渡性預金)であり、当社グループの事業活動に必要な流動性を十分に満たしていると認識している。

また、当第2四半期連結会計期間末の株主資本は、3,996億3千万円となり、前連結会計年度末と比較し、37億7千2百万円増加した。自己資本比率については、前連結会計年度より3.6ポイント上昇し75.5%となった。

以上のような資本及び資金の状況から判断すると、当社グループの財務の健全性は十分確保されており、現時点においては当社グループの円滑な事業活動を行う上で、大きな支障はないと認識している。

 

3【経営上の重要な契約等】

  当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。