当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度(第129期)有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中における将来に関する事項については、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の減速や自然災害などの影響から一部に弱さがみられるものの、高水準の企業収益や雇用・所得環境の着実な改善を背景に、緩やかな回復傾向が継続しております。
国内建設市場におきましては、公共投資及び民間投資ともに堅調に推移しているものの、技能労働者の需給状況等について注視すべき状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループは基本方針に「信頼を回復するための『変化』」、「技術と品質を活かした基盤づくりからの『成長』」を掲げた「中期経営計画(2017~2019年度)」に基づく各施策を遂行し、経営目標を達成することにより、着実に経営基盤を強化してまいります。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高は133,710百万円(前年同四半期比13.3%増)、営業利益は6,337百万円(前年同四半期比141.6%増)、経常利益は6,266百万円(前年同四半期比142.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,019百万円(前年同四半期比83.6%増)となりました。
当社個別の建設受注高は、115,692百万円(前年同四半期比12.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(国内土木事業)
海上土木分野を中心に、港湾・鉄道・発電所などのインフラ・社会資本の整備に継続的に取り組んでおります。当第3四半期連結累計期間の売上高は、70,779百万円(前年同四半期比11.4%増)、セグメント利益(営業利益)は4,735百万円(前年同四半期比52.4%増)となりました。
なお、当社個別の受注高については64,613百万円(前年同四半期比18.9%減)となりました。
(国内建築事業)
特命案件・企画提案案件・設計施工案件を中心に取り組んでおります。当第3四半期連結累計期間の売上高は35,501百万円(前年同四半期比5.3%減)、セグメント利益(営業利益)は1,953百万円(前年同四半期比50.0%増)となりました。
なお、当社個別の受注高については29,836百万円(前年同四半期比15.5%減)となりました。
(海外事業)
東南アジアを中心に中東・アフリカなどにおいて、海上土木工事などに取り組んでおります。当第3四半期連結累計期間の売上高は20,237百万円(前年同四半期比81.0%増)、セグメント利益(営業利益)は452百万円(前年同四半期はセグメント損失399百万円)となりました。
なお、当社個別の受注高については21,243百万円(前年同四半期比23.3%増)となりました。
(その他)
当第3四半期連結累計期間の売上高は7,192百万円(前年同四半期比24.2%増)、セグメント利益(営業利益)は1,812百万円(前年同四半期比79.2%増)となりました。
当社グループの財政状態は、次のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して7,624百万円減少し、194,890百万円となりました。これは、主に未成工事支出金等が増加した一方で、受取手形・完成工事未収入金等が減少したことによります。
負債は、前連結会計年度末と比較して10,074百万円減少し、123,595百万円となりました。これは主に転換社債型新株予約権付社債が増加した一方で、電子記録債務が減少したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末と比較して2,450百万円増加し、71,295百万円となりました。なお、自己資本比率は36.2%と、前連結会計年度末と比較して2.5ポイント増加しております。
2019年12月13日に「2024年満期円貨建転換社債型新株予約権付社債」を発行し、7,000百万円の資金を調達いたしました。これは、洋上風力発電施設の建設に使用する自己昇降式作業台船( SEP:Self Elevating Platform )の建造資金(手元資金の取り崩しによる既払い分を含む。) に約5,000百万円充当するとともに、約2,000百万円を自己株式の取得に充当しております。
今後の成長が期待される分野への投資資金に充当するだけでなく、資本効率の向上や、株主還元
の充実も図っております。
地盤改良工事における施工不良等に関しましては、福岡空港以外の修補工事は完了いたしました。福岡空港修補工事につきましても早期かつ確実な完成に向け、総力を挙げ対応しております。再発防止に向けた取り組みも徹底することで、信頼の回復に努め、顧客と社会からの期待に応えられる持続的成長企業となることを目指してまいります。
なお、当社は会社の支配に関する基本方針を定めており、その内容等は次のとおりであります。
①基本方針の内容
当社は、公開会社として株式を上場し、株主、投資家の皆様による株式の自由な取引が認められている以上、当社株式に対する大規模買付提案またはこれに類似する行為があった場合において、これに応じて当社株式の売却を行うか否かの判断は、最終的には株主の皆様の意思に基づき行われるものであると考えております。
当社株式の売却を行うか否か、すなわち大規模買付提案等に応じるか否かの判断を株主の皆様に適切に行っていただくためには、大規模買付者側から買付の条件や買収した後の経営方針、事業計画等に関する十分な情報提供がなされる必要があると考えます。また、当社は、その大規模買付提案に対する当社取締役会の評価や意見、大規模買付提案に対する当社取締役会による代替案等も株主の皆様に提供しなければならないと考えます。株主の皆様には、それらを総合的に勘案したうえでご判断をいただく必要があると考えます。
当社の財務及び事業の方針を決定する者は、当社の経営理念を理解し、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に構築することができ、当社の企業価値、株主共同の利益を中長期的に向上させることのできる意思と能力を備えている必要があると考えます。
したがって、大規模買付提案にあたって当社や当社の株主に対し、提案内容に関する情報や意見、評価、代替案作成に必要な時間を与えない大規模買付者、買付の目的及び買付後の経営方針等に鑑み、当社の企業価値・株主共同の利益を損なうことが明白である大規模買付提案を行う買付者、買付に応じることを株主に強要するような仕組みを有する提案等を行う大規模買付者は、当社の財務及び事業の方針を支配する者としては適切ではないと考えています。
このような大規模買付提案または大規模買付行為等があった場合には、当社は、法令及び定款によって許容される限度において、企業価値や株主共同の利益を確保するために必要な措置を講じることを基本方針とします。
②基本方針の実現に資する取り組み
当社は、より多くの投資家の皆様に末永く継続して投資いただくため、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を向上させる取り組みとして、「高い技術をもって、社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす」という経営理念を掲げ、その実現のための中期経営構想を実践しております。また、これらと並行して、コーポレート・ガバナンスの強化、充実に取り組んでおります。
③基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止する取り組み
当社は、当社株式に対する大規模買付提案またはこれに類似する行為があった場合には、企業価値及び株主共同の利益の確保のため、適時適切な情報開示に努めるとともに、その時点において適切な対応をしてまいります。
④基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に合致し、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて
当社の中期経営構想は、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を向上させる取り組みとして、当社の経営理念を実現させるため実践しているものであり、まさに当社の基本方針に沿うものであります。
従いまして上記の取り組みは、当社の会社役員の地位の維持を目的としたものではありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は720百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。