第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 

受  注  高

958億4百万円

(前年同期比

0.7%減

売  上  高

990億11百万円

(前年同期比

9.3%増

営 業 利 益

85億62百万円

(前年同期比

38.9%増

経 常 利 益

92億26百万円

(前年同期比

40.4%増

親会社株主に帰属する中間純利益

60億67百万円

(前年同期比

37.4%増

 

 

受注高につきましては、良好な受注環境が継続しているものの、海外の一般電気工事で当中間連結会計期間に予定していた案件の受注時期ずれもあり、前年同期より減少いたしました。売上高につきましては、電力工事や一般電気工事を中心に大型手持工事が進捗したことから、前年同期より増加いたしました。利益面では、工事採算の改善により、職場環境や待遇の改善、働き方改革等、事業の根幹を支える人材の確保・育成のための経費増をカバーし、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期より増加いたしました。

 

当中間連結会計期間末の資産の部は、主に工事代金回収の進展により受取手形・完成工事未収入金等が減少したこと等から、前連結会計年度末に比べ4,317百万円減少193,260百万円となりました。

当中間連結会計期間末の負債の部は、工事代金の支払に加えて、取引先との協調・共生を目的とした工事代金の支払サイト短縮により支払手形・工事未払金等が減少したこと等から、前連結会計年度末に比べ10,169百万円減少68,229百万円となりました。

当中間連結会計期間末の純資産の部は、主に利益剰余金が増加したこと等から、前連結会計年度末に比べ5,851百万円増加125,030百万円となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、当中間連結会計期間1,164百万円の収入(前中間連結会計期間は3,896百万円の収入)となりました。これは仕入債務の減少や法人税等の支払等による支出がある一方で、税金等調整前中間純利益の計上に加え、売上債権の減少等があったことによるものであります。投資活動によるキャッシュ・フローは、当中間連結会計期間は3,277百万円の支出(前中間連結会計期間は1,366百万円の支出)となりました。これは、主に本年5月に実施しましたマレーシアの設備工事会社の株式取得(子会社化)等の結果であります。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、当中間連結会計期間は3,220百万円の支出(前中間連結会計期間は3,151百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払いによる支出であります。

この結果、現金及び現金同等物の当中間連結会計期間末残高は、前連結会計年度末64,658百万円と比べ5,210百万円減少59,447百万円となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに発生した課題はありません。

 

 

(4) 研究開発活動

中間連結会計期間の研究開発費の総額は434百万円であります。
 

3 【重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。