第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はない。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の国内経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による社会経済活動の停滞により依然として先行きの見通せない厳しい状況であり、感染拡大による経済の下振れリスクの高まりに十分注意する必要があった。また金融資本市場の変動等の影響に注視が必要な状況であった。当建設業界における受注環境は公共投資は堅調に推移したものの、民間設備投資は減少傾向にあり厳しい状況が続いた。

このような状況の中で、当社グループは営業体制の強化を図りグループを挙げて新規工事の受注確保に努めたものの、新型コロナウイルス感染症の影響による顧客の設備投資計画の見直しや発注時期の延期等により、当第3四半期連結累計期間の連結受注高は1,184億円(前年同四半期比94%)となった。一方で、前連結会計年度からの連結繰越高1,757億円を背景に施工が順調に推移したことから連結売上高は971億円(前年同四半期比106%)となり、当第3四半期連結累計期間の連結繰越高は1,983億円(前年同四半期比96%)となった。

利益については、連結営業利益は58億21百万円(前年同四半期比116%)、連結経常利益は66億90百万円(前年同四半期比114%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は41億37百万円(前年同四半期比121%)となった。

なお、当社グループの業績の特性として、販売費及び一般管理費等の固定費は1年を通して恒常的に発生するものの、売上高は第4四半期に集中する季節的要因がある。

 

部門別の状況は次のとおりである。

 

鉄道電気工事部門

当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響による顧客の設備投資計画の見直しや発注時期の延期等もあり厳しい状況であったが、整備新幹線工事等の受注に加えて東日本旅客鉄道株式会社を始めとするJR各社、公営鉄道及び民営鉄道等に対して営業活動を展開し受注の確保に努めたことにより、連結受注工事高は683億71百万円(前年同四半期比101%)となった。また、前連結会計年度からの豊富な連結繰越高を背景に施工が順調に推移したことにより、連結完成工事高は547億93百万円(前年同四半期比104%)となった。

 

一般電気工事部門

当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響による顧客の設備投資計画の見直しや発注時期の延期等もあり厳しい状況であったが、顧客指向に基づいた営業活動を展開し受注の確保に努めた結果、連結受注工事高は321億62百万円(前年同四半期比100%)となった。また、前連結会計年度からの豊富な連結繰越高を背景に施工が順調に推移したことにより、連結完成工事高は268億36百万円(前年同四半期比110%)となった。

 

情報通信工事部門

当第3四半期連結累計期間は、得意先等に対し全社的な営業活動を展開し受注の確保に努めたものの、前年同四半期に大型工事の受注が集中したことの反動等により、連結受注工事高は166億74百万円(前年同四半期比67%)となった。一方で、前連結会計年度からの豊富な連結繰越高を背景に施工が順調に推移したことにより、連結完成工事高は133億29百万円(前年同四半期比107%)となった。

 

その他

当第3四半期連結累計期間は、連結受注高は12億73百万円(前年同四半期比110%)となり、連結売上高は22億3百万円(前年同四半期比93%)となった。

(注)「その他」の事業には、不動産業及びビル総合管理等の関連事業、ソフトウェアの開発及び電気設備の設計等を含んでいる。

 

(2) 財政状態の状況

資産

当第3四半期連結会計期間における資産の残高は、2,342億49百万円(前連結会計年度末は2,587億62百万円)となり、245億13百万円減少した。減少した主な要因は、施工が順調に推移したことに伴い未成工事支出金等が増加したものの、債権の回収に伴い前連結会計年度末に計上した受取手形・完成工事未収入金等が減少したことである。

 

負債   

当第3四半期連結会計期間における負債の残高は、581億98百万円(前連結会計年度末は850億3百万円)となり、268億5百万円減少した。減少した主な要因は、債務の支払いに伴い前連結会計年度末に計上した支払手形・工事未払金等が減少したことである。

 

純資産

当第3四半期連結会計期間における純資産の残高は、1,760億50百万円(前連結会計年度末は1,737億58百万円)となり、22億92百万円増加した。増加した主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことに伴い利益剰余金が増加したことである。

 

  (3) 目標とする経営指標

当社グループは、前事業年度の有価証券報告書において、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難であることから目標とする経営指標である売上高及び経常利益を未定としていたが、2020年9月14日に開示した2021年3月期業績予想の売上高1,787億円、経常利益146億円を目標としている。

 

  (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、重要な変更又は新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はない。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めていない。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億32百万円である。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。