第2【事業の状況】

「第2 事業の状況」における各事項の記載につきましては、消費税等抜きの金額で表示しております。

1【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する等一部に回復の動きも見られましたが、個人消費に力強さはなく、また海外経済の動向が懸念される等、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。

建設業界におきましては、公共投資は低調に推移し、民間設備投資につきましては持ち直しの動きが見られるものの力強さはなく、また、熾烈な受注競争が継続する中、技術者・労働者は不足しており、依然として厳しい状況となりました。

このような状況の中、当連結会計年度の当社グループの売上高は110億1千6百万円(前期比0.7%増)となりました。利益面につきましては、売上総利益は前年並みとなり、営業利益は3億9百万円(前期比15.6%減)、経常利益は4億4千4百万円(前期比16.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億1千1百万円(前期比15.4%減)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。)

(建設事業)

受注工事高は、大型工事の受注により131億9千3百万円(前期比65.3%増)となりました。

完成工事高は、前期からの繰越工事高は減少しましたが、受注工事高が増加したことにより、107億5千8百万円(前期比0.8%増)となり、セグメント利益は6億6千8百万円(前期比8.5%減)となりました。

(製造・販売事業等)

主にアスファルト合材の販売で、売上高は6億6千1百万円(前期比22.9%減)、セグメント利益は5千9百万円(前期比8.7%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて12億8千7百万円増加(前期は6億3千万円の減少)し、113億1千9百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税金等調整前当期純利益、売上債権の減少等により、9億2千7百万円の増加(前期は1億4千5百万円の減少)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資有価証券の取得による支出がありましたが、有価証券の償還による収入等により、7億9百万円の増加(前期は3億9百万円の減少)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

自己株式の取得による支出、配当金の支払い等により、3億4千9百万円の減少(前期は1億7千6百万円の減少)となりました。

 

 

2【生産、受注及び販売の状況】

(1) 受注実績

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 平成27年1月1日

   至 平成27年12月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(自 平成28年1月1日

   至 平成28年12月31日)

(百万円)

建設事業

7,980

13,193(65.3%増)

 

(2) 売上実績

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 平成27年1月1日

   至 平成27年12月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(自 平成28年1月1日

   至 平成28年12月31日)

(百万円)

建設事業

10,676

10,758( 0.8%増)

製造・販売事業等

267

258( 3.3%減)

合計

10,943

11,016( 0.7%増)

 (注)1.当社グループでは、建設事業以外は受注生産を行っておりません。

2.当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。

3.セグメント間の取引については相殺消去しております。

4.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次のとおりであります。

セグメント名

前連結会計年度

当連結会計年度

相手先

金額(百万円)

割合(%)

相手先

金額(百万円)

割合(%)

建設事業

㈱レニメンタス

2,662

24.3

医療法人福冨士会

1,954

17.7

建設事業

医療法人福冨士会

1,296

11.8

アンダーツリー㈱

1,518

13.8

建設事業

国土交通省

1,186

10.8

国土交通省

1,360

12.3

 

なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。

建設事業における受注工事高及び完成工事高の状況

① 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高

期別

区分

前期繰越

工事高

(百万円)

当期受注

工事高

(百万円)

 

(百万円)

当期完成

工事高

(百万円)

次期繰越

工事高

(百万円)

前事業年度

(自 平成27年1月1日

至 平成27年12月31日)

 

土木

1,586

3,608

5,194

3,692

1,502

建築

6,716

3,783

10,500

6,353

4,146

8,302

7,391

15,694

10,046

5,648

当事業年度

(自 平成28年1月1日

至 平成28年12月31日)

 

土木

1,502

3,633

5,135

3,744

1,391

建築

4,146

9,081

13,227

6,585

6,642

5,648

12,714

18,362

10,329

8,033

(注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。

2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。

 

② 受注工事高の受注方法別比率

工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。

期別

区分

特命(%)

競争(%)

計(%)

前事業年度

(自 平成27年1月1日

至 平成27年12月31日)

土木工事

4.1

95.9

100

建築工事

26.7

73.3

100

当事業年度

(自 平成28年1月1日

至 平成28年12月31日)

土木工事

1.2

98.8

100

建築工事

8.4

91.6

100

 (注)百分比は請負金額比であります。

③ 完成工事高

期別

区分

官公庁(百万円)

民間(百万円)

計(百万円)

前事業年度

(自 平成27年1月1日

至 平成27年12月31日)

土木工事

3,329

363

3,692

建築工事

113

6,240

6,353

3,442

6,603

10,046

当事業年度

(自 平成28年1月1日

至 平成28年12月31日)

土木工事

3,517

227

3,744

建築工事

291

6,294

6,585

3,808

6,521

10,329

 (注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。

前事業年度 請負金額3億円以上の主なもの

㈱レニメンタス

アロー大東諸福店増改築工事

㈱座間グリフィン

(仮称)横浜市旭区店舗新築工事

京都府

国道178号 地方道路交付金工事((仮称)蒲入トンネル)

社会福祉法人わかば園

社会福祉法人わかば園新築工事

国土交通省

丹波綾部道路三ノ宮稲次改良工事

当事業年度 請負金額3億円以上の主なもの

医療法人福冨士会

(仮称)医療法人福冨士会 京都ルネス病院新築工事

アンダーツリー㈱

(仮称)KICONA向日町店新築工事

社会福祉法人乙の国福祉会

(仮称)小規模特別養護老人ホーム旭が丘ホーム新築工事

国土交通省

下東地区基盤整備工事

日本下水道事業団

京丹後市内ヶ森第1雨水ポンプ場建設工事

 

2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。

前事業年度

㈱レニメンタス

2,662

百万円

26.5

医療法人福冨士会

1,296

百万円

12.9

国土交通省

1,186

百万円

11.8

当事業年度

医療法人福冨士会

1,954

百万円

18.9

アンダーツリー㈱

1,518

百万円

14.7

国土交通省

1,360

百万円

13.2

 

 

④ 次期繰越工事高(平成28年12月31日現在)

区分

官公庁(百万円)

民間(百万円)

合計(百万円)

土木工事

1,323

69

1,391

建築工事

4,983

1,659

6,642

6,305

1,728

8,033

(注)次期繰越工事のうち請負金額1億円以上の主なもの

宮津与謝環境組合

(仮称)宮津与謝広域ごみ処理施設整備及び運営事業 施設建設工事

平成31年7月完成予定

宮津市

宮津小学校校舎改築工事(建築主体)

平成30年1月完成予定

社会福祉法人みねやま福祉会

(仮称)宮津福祉人材養成センター新築工事

平成29年7月完成予定

国土交通省

八鹿日高道路豊岡地区舗装工事

平成29年3月完成予定

国土交通省

和歌山岬道路中孝子地区舗装他工事

平成29年3月完成予定

 

製造・販売事業等における売上高の状況

種別

前事業年度

(自 平成27年1月1日

至 平成27年12月31日)

当事業年度

(自 平成28年1月1日

至 平成28年12月31日)

製造・販売事業(百万円)

216

200

その他(百万円)

87

74

計(百万円)

303

274

 

3【対処すべき課題】

 

建設業界は、民間投資の持ち直しが期待されるものの公共投資に回復の動きはなく、また、技術者・労働者の不足、厳しい受注競争の継続等の不安要素を引き摺ったままの厳しい状況が続くものと思われます。

このような状況の中、当社グループでは、社会・顧客からの信用を第一とし、親切・丁寧なモノづくりに努めるとともに、組織力の更なる強化のために継続的な改善活動に取り組み、企業価値の向上を目指して全社一丸となって邁進してまいります。

建設事業におきましては、多様化する顧客ニーズに対応するため、技術力の強化と人材の育成を継続的に行うとともに、新規顧客の開拓、土木工事、舗装工事における営業エリアの拡大に向けた営業活動の強化に努め、また、新たなビジネスチャンスを模索してまいります。

さらに、組織内の綿密な連携による迅速かつ正確な受注判断と、全社的な現場管理体制をより一層強化し、引き続き収益力の向上に努めてまいります。

今後も、安全管理と環境への配慮を徹底し、地域社会をはじめとする全てのステークホルダーから信頼され、必要とされ続ける企業を目指し、変革を恐れず新たな価値創造に挑戦するとともに、コンプライアンスと企業の社会的責任を果たすための活動を推進してまいります。

 

 

4【事業等のリスク】

  有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 建設市場の動向

建設事業にかかる環境の変化等により、建設市場が著しく縮小した場合には、競合他社との受注競争により業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 資材価格・労務単価の高騰及び資材・労働者の不足

原材料価格及び資材価格、労務単価が著しく上昇し、その価格変動を請負金額に反映することが困難な場合や、資材・労働者の不足が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。

(3) 取引先の信用リスク

取引先や債務者について貸倒れが懸念される場合、貸倒実績率及び個別検討により貸倒引当金を計上しておりますが、予想を超える貸倒れが発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。

(4) 建設施工に伴う労働災害及び事故

当社グループは、建設業法、労働関係法令その他関連法令を遵守するとともに、建設工事の施工に際しては、安全教育の実施、危険予知活動や点検パトロール等、労働災害及び事故を撲滅するための活動を実施しておりますが、万一、法令違反又は人身や施工物等に関わる労働災害及び事故が発生した場合、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。

(5) 保有有価証券の時価下落

 当社グループは、時価を有する有価証券を保有しております。これらの有価証券の時価が著しく下落した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

6【研究開発活動】

 該当事項はありません。

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
 連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債並びに収益、費用の金額の見積りにつきましては、一定の会計基準の範囲内で必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りに不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。

(2) 財政状態の分析

(資産の部)

当連結会計年度末における総資産につきましては、現金預金が増加しましたが、受取手形・完成工事未収入金等、有価証券、投資有価証券がそれぞれ減少したこと等により、前連結会計年度末より2億7千1百万円減少し、220億6千4百万円となりました

(負債の部)

負債につきましては、支払手形・工事未払金等が減少したこと等により、前連結会計年度末より1億1千3百万円減少し、28億1千5百万円となりました。

(純資産の部)

純資産につきましては、利益剰余金が増加しましたが、自己株式が増加、その他有価証券評価差額金が減少したこと等により、前連結会計年度末より1億5千8百万円減少し、192億4千9百万円となりました。

(3) 経営成績の分析

当連結会計年度の売上高は、建設事業は107億5千8百万円(前期比0.8%増)、製造・販売事業等は2億5千8百万円(前期比3.3%減)、合計では110億1千6百万円(前期比0.7%増)となりました。売上総利益は、建設事業は11億3千8百万円(前期比1.7%増)、製造・販売事業等は6千5百万円(前期比4.2%減)、合計では12億3百万円(前期比1.4%増)と前年並みとなり、営業利益は3億9百万円(前期比15.6%減)、経常利益は4億4千4百万円(前期比16.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億1千1百万円(前期比15.4%減)となりました。

(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(5) 経営者の問題認識と今後の方針について

 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。