第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府、日銀の経済政策や金融政策の効果等により、企業業績や雇用環境の改善が続き、それに伴い個人消費に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。しかし、米国の保護主義的政策による世界経済への影響や中国の財政・金融政策の引き締めによる景気減速懸念、東アジア地域における地政学リスクの高まりなどから、景気の先行きについては不透明な状況で推移しております。

 建設業界におきましては、民間設備投資については企業収益の改善を背景にして持ち直しの動きが見られ、公共建設投資については、底堅く推移しております。

 このような事業環境の中で、当社グループは、平成29年5月9日に公表した中期経営計画2017(2017年度~2019年度)において、「Next Challenge」をテーマにこの3年間を「我が国のインフラが新設から補修・更新に転換する新たな時代に向けての成長基盤を構築する期間」として位置づけ、法面工事のトップ企業を目指すとともに、地盤改良工事及び法面補修工事の受注拡大等を目標とし、その達成に向け、全役職員が一丸となって取り組んでおります。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。

 

① 受注高、売上高

 受注高は、採算性を重視した営業活動を行った結果、47,402百万円(前年同四半期比1.3%減)となり、売上高は、期初の繰越工事が前年より増加していたことに加え、施工促進を図ったことが寄与し、43,590百万円(前年同四半期比10.1%増)となりました。

② 損益

 売上高が前年同四半期比で増加したことにより、営業利益は2,628百万円(前年同四半期比27.8%増)、経常利益は2,652百万円(前年同四半期比28.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,704百万円(前年同四半期比30.6%増)となりました。

 

 当社グループの売上高は、通常の受注形態として第3四半期以降に完成する工事の割合が大きく、業績に季節的変動があります。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、総資産が47,473百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,247百万円増加しております。これは主に、受取手形・完成工事未収入金等が1,502百万円、電子記録債権が1,089百万円、未成工事支出金が1,552百万円、建設仮勘定が357百万円増加した一方、現金預金が1,601百万円減少したことによるものであります。

 負債合計は、25,098百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,686百万円増加しております。これは主に支払手形・工事未払金等が1,462百万円、未成工事受入金が1,442百万円、長期借入金が826百万円増加した一方、未払法人税等が920百万円、賞与引当金が443百万円減少したことによるものであります。

 純資産合計は22,374百万円となり、前連結会計年度末に比べ561百万円増加しております。これは主に、当第3四半期連結累計期間が1,704百万円の純利益となった一方、723百万円の配当を実施したこと及び501百万円の自己株式の取得によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フローの状況については、同期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、記載を省略しております。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 なお、当社グループは、中期経営計画2017(2017年度~2019年度)の中で経営理念、経営目標を以下のように掲げております。

 

経営理念

・使命 (Mission)

 安全・安心な国土造りに貢献する会社

・価値観 (Value)

 基礎工事における総合技術力と効率的な経営

・あるべき姿 (Vision)

 信頼される技術力に培われた、環境・防災工事を主力とした基礎工事のエキスパート

 

目標とする経営指標

 「中期経営計画2017(2017年度~2019年度)」の「経営目標」は以下のとおりであります。

  経営目標

 1)営業面の目標

  ・法面工事のトップを目指す。(2016年度実績 業界2位)

  ・地盤改良工事 受注高の60%増加(2016年度比)

  ・法面補修工事の拡大

  ・海外工事の強化(2019年度までに完工高10億円を目指す。)

 2)業績面の目標

  ・営業利益 30億円以上

  ・経常利益率 5.0%以上

 3)財務面の目標

  ・自己資本比率50%以上確保(2016年度実績49.0%)

  ・ROE 9.0%以上の確保

  ・キャッシュ・フロー プラス以上の確保

 4)株主還元の目標

  ・配当性向 30%以上かつ総還元性向 50%以上

  ※ 総還元性向(配当及び自己株式取得)

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、146百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

建設業界におきましては、民間設備投資については、企業収益の改善を背景に回復基調が続いており、公共建設投資についても、国土強靭化策による全国の防災・減災対策や社会資本整備の更新が期待されます。しかし、近年の労務費、資材費の高止まりなどの懸念材料や人材の確保とその育成など様々な課題があります。

このような事業環境の中で、当社グループは、平成29年5月9日に公表した中期経営計画2017(2017年度~2019年度)において、「Next Challenge」をテーマにこの3年間を「我が国のインフラが新設から補修・更新に転換する新たな時代に向けての成長基盤を構築する期間」として位置づけ、法面工事のトップ企業を目指すとともに、地盤改良工事及び法面補修工事の受注拡大を図り、さらに平成28年3月に設立したインドネシアの子会社 PT NITTOC CONSTRUCTION INDONESIAにおける海外事業の強化等を目標とし、その達成に向け、全役職員が一丸となって取り組んでまいります。

 

(7)経営者の問題認識と今後の方針について

 経営者の問題認識と今後の方針については、「(1)業績の状況、(4)事業上及び財務上の対処すべき課題」に記載のとおりであります。