当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用や所得環境の改善に伴う個人消費や、企業収益の改善に伴う設備投資に持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかな回復基調となりました。しかしながら、国際的な情勢不安や、製造業を中心とした米国の通商政策の影響などにより、景気の先行きは不透明な状況が続きました。
建設業界におきましては、公共投資や民間設備投資は底堅く推移しているものの、住宅建設については建築物省エネ法等の改正に伴う駆け込み需要の反動もあり、低調に推移しています。また、労働需給の逼迫に伴う労務費の上昇や資材価格の高騰が長期化しており、経営環境は依然として予断を許さない状況が続きました。
このような状況のもと、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が89,665百万円(前年同期比52.6%増)、営業利益が7,989百万円(前年同期比520.9%増)、経常利益が7,982百万円(前年同期比502.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が5,737百万円(前年同期比492.9%増)となりました。
売上高の区分につきましては、完成工事高が79,064百万円(前年同期比59.5%増)、その内訳は建築工事が62,300百万円(前年同期比74.0%増)、土木工事が16,763百万円(前年同期比21.6%増)となりました。また、不動産の売買・賃貸事業、建設用資材販売事業、ゴルフ場経営事業等を内訳とする不動産事業等売上高が10,601百万円(前年同期比15.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
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(建築セグメント) |
耐震補強工事を含む建築工事全般及び建設用資材販売事業等から構成され、セグメント売上高は62,598百万円(前年同期比69.4%増)となり、セグメント利益は5,038百万円(前年同期比6,839.1%増)となりました。 |
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(土木セグメント) |
土木・鉄道工事全般及びゴルフ場の経営・コース維持管理に関する事業から構成され、セグメント売上高は17,216百万円(前年同期比21.2%増)となり、セグメント利益は2,423百万円(前年同期比47.9%増)となりました。 |
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(不動産セグメント) |
マンション分譲事業を中心とした不動産の売買、賃貸等に関する事業から構成され、セグメント売上高は10,349百万円(前年同期比16.2%増)となり、セグメント利益は2,920百万円(前年同期比62.8%増)となりました。 |
また、当中間連結会計期間末の総資産の残高は、建設事業の施工高の伸長に伴う売上債権の増加等により、前連結会計年度末に比べ10,554百万円増加の154,774百万円となりました。
負債の残高は、施工高の伸長による仕入債務の増加等により、前連結会計年度末に比べ6,299百万円増加の81,684百万円となりました。
純資産の残高は、利益剰余金の計上等により、前連結会計年度末に比べ4,254百万円増加の73,089百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、15,587百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は691百万円(前年同期は7,332百万円の資金の使用)となりました。これは主に税金等調整前中間純利益の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により得られた資金は1,519百万円(前年同期は444百万円の資金の使用)となりました。これは主に固定資産を売却したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は2,243百万円(前年同期は4,191百万円の資金の獲得)となりました。これは主に配当金の支払を行ったことによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、162百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。