当連結会計年度における日本経済は、デフレ脱却に向けた政府による経済対策や日本銀行の金融政策の効果により緩やかな景気回復の兆しが見られましたが、中国や新興国経済の減速による世界的な株式市場の下落や原油安が発生するなど、依然として予断を許さない状況であります。
このような状況の下、当社グループは、引続き固定費の削減に努め、不動産事業を収益の柱として事業を推進しております。また、東京オリンピック招致決定等により活況を帯びている都心部の不動産に注目し事業拡大の途を探っております。
売上高につきましては、当初の予想を上回りました。利益面につきましても、売上高が増加したことと、固定費の削減を推し進めた結果、営業利益、経常利益共に期初の予想を上回りました。また、退任予定の役員に対しての退職慰労金支払に備えるため役員退職慰労引当金繰入額を45百万円計上しております。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高441百万円(前年同期は418百万円)、営業利益116百万円(前年同期は8百万円の営業利益)、経常利益116百万円(前年同期は28百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益69百万円(前年同期は26百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、1,186百万円となり、前連結会計年度末に比べ57百万円の減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は67百万円(前年同期は109百万円の収入)となりました。税金等調整前当期純利益70百万円、営業出資金の減少165百万円、非資金支出である減価償却費69百万円、役員退職慰労引当金45百万円の計上がありましたが、販売用不動産の増加392百万円が主な減少要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果得られた資金は9百万円(前年同期は15百万円の支出)となりました。主な要因は、長期貸付金の回収による収入13百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした。(前年同期は、キャッシュ・フローなし)
該当事項はありません。
該当事項はありません。
当連結会計年度における販売状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称 |
販売高(百万円)
| 前年同期比(%) |
不動産事業 | 441 | 105.5 |
合計 | 441 | 105.5 |
(注) 1 前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前連結会計年度
|
当連結会計年度
| ||
金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
㈱テンガイ | 133 | 32.0 | 133 | 30.3 |
グッドコミュニケーション㈱ | 101 | 24.4 | 85 | 19.3 |
2 上記の金額は、消費税等を除いて表示しております。
当社グループを取り巻く経営環境は、依然として厳しい状況が続いております。その中でさらに徹底した合理化を進め、恒常的な黒字体質への転換を図ってまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経済情勢の動向について
将来において、我が国の経済情勢が悪化した場合には、不動産市場の下落、不動産取得意欲の減退等が考えられ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 法的規制について
当社グループの不動産事業は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、住宅品質確保促進法などにより規制を受けております。これらの規制の改廃や新たな法的規制が行われた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 瑕疵担保責任について
新築住宅につきましては、瑕疵担保責任を10年間負うことが法令上定められております。又、中古物件の販売につきましては、原則として瑕疵担保責任は2年間と定められております。当社グループが供給する物件に何らかの瑕疵が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(1) アルゴ幼稚舎保育園の開設等に係る業務提携契約
契約会社名 | 相手方の名称 | 国名 | 契約品目 | 契約締結日 | 契約内容 | 契約期間 |
株式会社 | 株式会社まなそび | 日本 | ・保育所建物施設の賃貸及び経営サポート ・子育て支援事業 | 平成22年 | 1.当社が建築する保育所建物施設を賃貸し保育所経営のサポートを実施 2.その他の子育て支援に関する事業においても情報交換や経営サポートを行い、双方の事業発展のための協力関係を構築 | 平成22年 |
(注) 1 ただし、平成26年3月31日以降、60日前に文書で予告して本契約の全部又は一部を解約することができるという取決めがあります。
2 平成23年3月31日付で竣工引渡しを受けた保育所施設について、上記相手方との間で賃貸借契約を締結いたしました。同施設は、平成23年4月1日より「アルゴ幼稚舎保育園」として開業しております。同施設の詳細は、「第3設備の状況」をご覧ください。
該当事項はありません。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。
(2) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、3,919百万円となり、前連結会計年度末に比べて82百万円増加しました。販売用不動産が新規取得により392百万円増加しましたが、営業出資金は165百万円、有形固定資産は減価償却費を計上したこと等により69百万円減少したことが主な要因であります。
負債は、493百万円となり、前連結会計年度末に比べて13百万円増加しました。これは、目的使用により補償損失引当金が11百万円、受入敷金保証金が一部返還したことにより32百万円減少しましたが、退任予定役員の役員退職慰労引当金45百万円を計上したことが主な要因であります。
純資産は、3,426百万円となり、前連結会計年度末に比べて69百万円増加しました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益69百万円を計上したことによるものであります。
(3) 経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」をご参照ください。
(4) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」をご参照ください。
(5) 戦略的現状と見通し
当社グループは、これまでに経済情勢や事業環境の変動に機敏に対処してきている状況を踏まえ、不動産事業を推進し、利益とキャッシュ・フローを重視して事業の拡大を推進して行きます。
また、当社グループは、これまで、固定費の削減に努め、一定の成果を上げることができました。これからも徹底した合理化を緩めることなく進め、恒常的な黒字体質への転換を図ってまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。