第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。  

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当社グループの建設事業および舗装資材製造販売事業におきましては、第1四半期から第3四半期に比べ、第4四半期の売上が占める割合が相対的に高く、一方、事業運営にかかる費用については年間を通じて恒常的に発生することから、当社グループの売上および損益の状況は季節的に大きく変動いたします。

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、通商問題の動向に対する警戒感が広がるなかで景気減速懸念が高まりましたが、好調な企業業績を背景に設備投資や雇用環境の改善が続き、総じて緩やかな回復基調を辿りました。

道路建設業界におきましては、公共投資、民間の建設投資ともに底堅さを維持したものの、アスファルトをはじめとする原材料価格が一段と騰勢を強めるなど、予断を許さない事業環境となりました。

このような情勢のもと、当社グループでは、本年5月に策定した新たな「中期経営計画(2018-2020年度)」に基づき、中核事業の競争力強化に注力するとともに、将来における事業環境の変化に対しても迅速、的確、柔軟に対応できる強固な経営基盤の構築に向け、各種施策を推進してまいりました。

また、豪雨や地震などといった自然災害が相次ぐなか、社会資本整備の一端を担う企業グループとして、事業活動を通じた被災地の復旧・復興支援にも尽力してまいりました。

当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、受注高(製品売上高および不動産事業等売上高を含む)は332億30百万円(前年同期比15.8%減)となり、前年に大型工事の受注があったことに加え、本年6月に営業停止処分を受けた影響などもあり、前年の実績を大きく下回る結果となりましたが、工事施工の順調な進捗などにより、売上高は296億80百万円(前年同期比0.2%増)、経常利益は13億92百万円(前年同期比8.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億39百万円(前年同期は15億67百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)をそれぞれ確保し、損益面においては、前年に特別損失として独占禁止法関連損失引当金繰入額を計上していたことなどから、大幅な改善となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次の通りであります。

なお、完成工事高、売上高および営業利益(セグメント利益)についてはセグメント間の内部取引高等を含めた調整前の金額をそれぞれ記載しております。

 

 「建設事業」

建設事業につきましては、受注高は263億42百万円(前年同期比19.1%減)、完成工事高は227億93百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益は16億53百円(前年同期比40.1%増)となりました。なお、当第2四半期末における第3四半期以降への繰越工事高は319億2百万円(前年同期比18.8%減)となりました。

 「舗装資材製造販売事業」

舗装資材製造販売事業につきましては、製品売上高は112億36百万円(前年同期比7.0%増)となりましたが、製造コスト上昇の影響などにより、営業利益は10億43百万円(前年同期比19.6%減)となりました。

 「その他」

その他不動産事業等につきましては、売上高は3億39百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は59百万円(前年同期比35.6%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態

「資産の状況」

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し70億90百万円減少の651億2百万円となりました。売上債権が減少したことなどにより流動資産は72億63百万円の減少となる一方、アスファルトプラントの更新等による有形固定資産の増加などにより固定資産は1億73百万円の増加となりました。

「負債の状況」

当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し79億76百万円減少の361億17百万円となりました。流動負債は、仕入債務が減少したことなどにより72億56百万円の減少となり、また、長期借入金や退職給付に係る負債の減少などにより、固定負債は7億19百万円の減少となりました。

「純資産の状況」

当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、期末配当金の支払により4億3百万円減少いたしましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益11億39百万円の計上や退職給付に係る調整累計額の変動などにより、前連結会計年度末と比較し8億86百万円増加の289億84百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

「営業活動によるキャッシュ・フロー」

当第2四半期連結累計期間におきましては、税金等調整前四半期純利益13億86百万円を計上したことに加え、売上債権の回収が進み、完成工事未収金や売掛金が減少したことなどにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、26億43百万円の資金増加(前年同期は54億65百万円の資金増加)となりました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」

当第2四半期連結累計期間におきましては、舗装資材製造販売事業にかかるプラント設備を更新したことなどにより、投資活動によるキャッシュ・フローは8億84百万円の資金減少(前年同期は13億84百万円の資金減少)となりました。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」

当第2四半期連結累計期間におきましては、期末配当金の支払に加え、借入金の一部返済を実施したことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは8億5百万円の資金減少(前年同期は10億88百万円の資金減少)となりました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末と比べ9億53百万円増加し、156億91百万円となりました。

 

(4) 経営方針・経営戦略および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、「豊かな地域社会づくりに貢献する生活基盤創造企業」を標榜し、社会資本の整備を責務として事業を展開しております。当社グループにおいてはこの考え方をもとに、道路建設を主軸に土木、水利・環境、舗装資材の製造販売等の事業領域を確保し、社会基盤整備の担い手として、健全な発展と存続を目指しております。

なお、当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更はありません。

 

 

(5) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

なお、当社は、過年度における東京都、東京港埠頭株式会社および成田国際空港株式会社が発注する舗装工事の入札に関し、独占禁止法に違反する行為があったとして、平成30年6月7日、国土交通省より「全国における舗装工事業に関する営業のうち、公共工事又は民間工事に係るもの」について30日間(平成30年6月22日から平成30年7月21日まで)の営業停止処分を受けました。また、当社は、アスファルト合材の製造販売業者が共同して、アスファルト合材の販売価格の引き上げを決定していた疑いがあるとして、過年度において公正取引委員会の立ち入り検査を受けており、その進捗に伴い今後発生しうる損失額を見積り、前連結会計年度の決算において特別損失を計上するに至っております。当社といたしましては、これらの事実を厳粛に受け止め、現在も継続する公正取引委員会の調査につきましては、引き続き全面的に協力するとともに、違法行為の徹底排除に向け、違反行為の再発防止はもとよりコンプライアンス経営の推進に全社を挙げて取り組み、早期の信頼回復に努めてまいります。

 

(6) 研究開発活動

近年、道路建設事業を取り巻く環境は大きく変化しており、環境保全に対する関心の高まりや公共工事の入札制度改革などにより、企業の技術力や提案力が工事受注、製品販売に与える影響は、今後ともますます大きくなる状況にあります。    

このような状況のなか、当社におきましては、環境への配慮や安全確保、コストの縮減など、社会のニーズが高まっているテーマを中心に研究開発を行なうとともに、高品質、高付加価値の施工、商品の提供に努めております。

なお、当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、1億97百万円となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。
 
「第2 事業の状況」における売上高等の金額には、消費税等は含まれておりません。