第2 【事業の状況】

「第2 事業の状況」における各事項の記載については、消費税等抜きの金額で表示しております。

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当社グループの建設事業および舗装資材製造販売事業におきましては、第1四半期から第3四半期に比べ、第4四半期の売上が占める割合が相対的に高く、一方、事業運営にかかる費用については年間を通じて恒常的に発生することから、当社グループの売上および損益の状況は季節的に大きく変動いたします。

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化に伴う海外経済減速に加え、台風被害や消費税率の引き上げなどが影響し、景況感に陰りがみられたものの、政府による各種政策効果等もあり、全体としては緩やかな回復基調を辿りました。

道路建設業界におきましては、防災・減災やインフラの老朽化対策工事等により、建設需要は堅調に推移したものの、中東情勢の緊張が続き、原油相場が不安定な値動きをみせるなど依然として予断を許さない事業環境となりました。

このような情勢のもと、当社グループでは、計画2年目となる「中期経営計画(2018-2020年度)」に基づき、引き続き、中核事業の競争力強化に注力するとともに、将来における事業環境の変化に対しても迅速、的確、柔軟に対応できる強固な経営基盤の構築に向け、各種施策を推進してまいりました。

 当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、受注高(製品売上高および不動産事業等売上高を含む)は570億9百万円(前年同期比3.7%増)、売上高は509億59百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益は31億91百万円(前年同期比6.8%増)となりました。

 なお、特別利益として独占禁止法関連損失引当金戻入額14億48百万円を計上したことなどにより親会社株主に帰属する四半期純利益は41億15百万円(前年同期比59.5%増)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次の通りであります。

なお、完成工事高、売上高および営業利益(セグメント利益)についてはセグメント間の内部取引高等を含めた調整前の金額をそれぞれ記載しております。

 

 「建設事業」

建設事業につきましては、受注高は453億99百万円(前年同期比4.6%増)、完成工事高は393億49百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は35億47百万円(前年同期比22.2%増)となりました。

 「舗装資材製造販売事業」

舗装資材製造販売事業につきましては、売上高は205億99百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は17億18百万円(前年同期比13.0%減)となりました。

 「その他」

その他不動産事業等につきましては、売上高は5億94百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は1億26百万円(前年同期比18.8%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態

「資産の状況」

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し55億35百万円増加の764億42百万円となりました。未成工事支出金が増加したことなどにより流動資産は36億71百万円の増加となり、また、アスファルトプラントの更新や事業用不動産の取得などにより固定資産は18億63百万円の増加となりました。

「負債の状況」

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し24億58百万円増加の418億21百万円となりました。流動負債は、未成工事受入金が増加したことなどにより31億63百万円の増加となりましたが、長期借入金や退職給付に係る負債の減少などにより固定負債は7億4百万円の減少となりました。

「純資産の状況」

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、期末配当金の支払により10億90百万円減少いたしましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益41億15百万円の計上や退職給付に係る調整累計額の変動などにより、前連結会計年度末と比較し30億77百万円増加の346億20百万円となりました。

 

(3) 経営方針・経営戦略および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、「豊かな地域社会づくりに貢献する生活基盤創造企業」を標榜し、社会資本の整備を責務として事業を展開しております。当社グループにおいてはこの考え方をもとに、道路建設を主軸に土木、水利・環境、舗装資材の製造販売等の事業領域を確保し、社会基盤整備の担い手として、健全な発展と存続を目指しております。

なお、経営方針・経営戦略および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。

 

(4) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

なお、当社は、全国において販売するアスファルト合材の販売価格の決定に関し独占禁止法違反の疑いがあるとして、2017年2月28日に公正取引委員会による立入検査を受け、以降、同委員会の調査に全面的に協力してまいりましたが、2019年7月30日、同委員会から、独占禁止法に基づく排除措置命令および課徴金納付命令を受けました。当社では、このたびの命令を厳粛に受け止め、当社と利害関係を有しない外部の識者を含む「調査委員会」を設置し、あらためて本件に係る事実確認および原因究明ならびに再発防止策に関する客観的な評価・検討を行うなど、全社をあげて独占禁止法違反行為の再発防止に向けた様々な施策に取り組んでおります。

 

(5) 研究開発活動

近年、道路建設事業を取り巻く環境は大きく変化しており、環境保全に対する関心の高まりや公共工事の入札制度改革などにより、企業の技術力や提案力が工事受注、製品販売に与える影響は、今後ともますます大きくなる状況にあります。    

このような状況のなか、当社におきましては、環境への配慮や安全確保、コストの縮減など、社会のニーズが高まっているテーマを中心に研究開発を行なうとともに、高品質、高付加価値の施工、商品の提供に努めております。

なお、当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2億98百万円となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。