当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、第1四半期では新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大きく悪化した後、第2四半期に入り経済活動の再開に伴い持ち直しの動きが見られたものの、依然として先行きは不透明な状況が続いております。米国と欧州では、行動制限の緩和後は個人消費の回復など持ち直しの動きが見られましたが、全体として景気は減速しました。また、足元では新型コロナウイルス感染再拡大により、再び行動制限が強まるリスクが高まっています。中国では、早期に経済活動を再開したことや、政府が投資促進策や消費刺激策を講じたことなどから、景気は持ち直しました。日本では、海外における経済活動の活発化に伴い輸出の回復など持ち直しの動きが見られたものの、全体として景気は悪化傾向となりました。
当社グループにおける市場環境のうち国内市場では、ビル空調分野においては、第1四半期連結累計期間における緊急事態宣言などによる影響が見られました。また、産業空調分野においても、景気悪化の影響や先行き不透明感の高まりにより、各メーカーによる設備投資は慎重な動きが続きました。海外市場では、産業空調分野、自動車塗装分野ともに、各メーカーの設備投資は調整局面が続きました。
このような環境のもと、当社は、資本提携による海外事業領域の拡大に向けた取り組みとして、2020年7月30日にインドにおいてクリーンルーム向けパネルの製造・販売会社Nicomac Clean Rooms Far East LLP(以下「Nicomac社」)に出資し、連結子会社化しました。このNicomac社はインド製薬メーカーを主要な顧客として、高品質なパネルを製造・販売しておりますが、今回の資本参加を機に、中長期的に経済成長が見込まれるインド市場において、高機能の空調設備を必要とする医薬品製造環境を中心に、同社のパネル製造、据付技術と当社の空調設備技術の融合により、同国のクリーンルーム建設市場への対応力強化をめざします。なお、2020年9月30日をNicomac社のみなし取得日にしているため、貸借対照表のみを連結し、当第2四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書にNicomac社の業績は含まれていません。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間における受注工事高は、国内、海外ともに減少し、945億14百万円(前年同四半期比20.2%減少)となり、うち海外の受注工事高は、495億73百万円(前年同四半期比4.3%減少)となりました。
完成工事高は、国内、海外ともに減少し、815億90百万円(前年同四半期比22.3%減少)となり、うち海外の完成工事高は、341億35百万円(前年同四半期比16.1%減少)となりました。
利益面につきましては、完成工事総利益は129億79百万円(前年同四半期比47億99百万円減少)、営業利益は31億91百万円(前年同四半期比43億69百万円減少)、経常利益は37億12百万円(前年同四半期比39億67百万円減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億70百万円(前年同四半期比23億1百万円減少)となりました。
セグメントごとの業績(セグメント間の内部取引高を含む)は次のとおりであります。
環境システム事業
受注工事高は、海外ではタイなどで増加したものの、国内ではビル空調分野、産業空調分野とも前年同四半期に大型案件の受注があったことによる反動減の影響もあり、全体としては前年同四半期を下回りました。完成工事高は、国内においてはビル空調分野、産業空調分野とも減少し、また海外ではタイなどで減少したことから、全体としては前年同四半期を下回りました。
この結果、受注工事高は、594億83百万円(前年同四半期比24.3%減少)となりました。このうちビル空調分野は、161億69百万円(前年同四半期比31.4%減少)、産業空調分野は、433億14百万円(前年同四半期比21.3%減少)となりました。完成工事高は、573億29百万円(前年同四半期比24.7%減少)となりました。このうちビル空調分野は、175億26百万円(前年同四半期比30.2%減少)、産業空調分野は、398億2百万円(前年同四半期比22.0%減少)となりました。セグメント利益(経常利益)につきましては44億60百万円(前年同四半期比30億12百万円減少)となりました。
塗装システム事業
受注工事高は、欧州などで増加したものの、北米などで減少し、前年同四半期を下回りました。完成工事高は、国内およびインドなど海外でも減少し、前年同四半期を下回りました。
この結果、受注工事高は、350億30百万円(前年同四半期比12.1%減少)となりました。完成工事高は、242億64百万円(前年同四半期比15.8%減少)となりました。セグメント損失(経常損失)につきましては、10億56百万円(前年同四半期は5億28百万円のセグメント利益(経常利益))となりました。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は前連結会計年度末に比べ9.2%減少し、1,534億37百万円となりました。これは未成工事支出金が5億11百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が135億76百万円、現金預金が67億45百万円それぞれ減少したことなどによります。
当第2四半期連結会計期間末の固定資産は前連結会計年度末に比べ17.1%増加し、543億57百万円となりました。これはのれんが40億54百万円、投資有価証券が30億34百万円、退職給付に係る資産が5億40百万円それぞれ増加し、繰延税金資産が99百万円減少したことなどによります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の資産合計は前連結会計年度末に比べ3.5%減少し、2,077億95百万円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は前連結会計年度末に比べ12.8%減少し、818億63百万円となりました。これは短期借入金が54億94百万円、未成工事受入金が33億65百万円それぞれ増加し、支払手形・工事未払金等が180億47百万円、未払法人税等が10億61百万円それぞれ減少したことなどによります。
当第2四半期連結会計期間末の固定負債は前連結会計年度末に比べ25.5%増加し、108億21百万円となりました。これは、繰延税金負債が20億6百万円、長期借入金が2億10百万円それぞれ増加したことなどによります。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末に比べ9.6%減少し、926億84百万円となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ2.0%増加し、1,151億10百万円となりました。これはその他有価証券評価差額金が21億82百万円、利益剰余金が6億76百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が8億60百万円減少したことなどによります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ99億59百万円減少し、488億87百万円(前年同四半期末は353億72百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益の計上や売上債権の減少などにより増加したものの、仕入債務の減少、法人税等の支払などにより、64億42百万円の資金減少(前年同四半期は21億4百万円の資金減少)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の売却による収入などにより増加したものの、連結の範囲の変更を伴う子会社出資金の取得による支出などにより、60億2百万円の資金減少(前年同四半期は1億61百万円の資金増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や非支配株主への配当金の支払などにより減少したものの、短期借入金の純増により、30億98百万円の資金増加(前年同四半期は122億45百万円の資金減少)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4億56百万円であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。