「第2 事業の状況」に記載の売上高、受注高等の金額には、消費税等は含まれておりません。
当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2019年2月1日~2019年7月31日)における我が国経済は、雇用や所得環境の改善効果もあり、緩やかな回復基調が継続しました。
当ディスプレイ業界の事業環境につきましては、公共投資が底堅く推移していることや企業の設備投資が緩やかに増加していることもあり、引き続き堅調に推移しました。
このような状況のもと当社グループは、中期経営計画(2019年1月期~2021年1月期)に基づき、市場の活性化が見込まれる中期経営計画期間中の需要増加を確実に取り込むとともに、継続的な成長と更なる企業価値の向上を目標に事業活動を展開してまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績については次のとおりとなりました。
(売上高)
売上高は、引き続き市場環境は良好であるものの、前年同四半期に比べ翌四半期以降へ繰り越す案件が増加したこと等により、366億95百万円(前年同四半期比10.4%減)となりました。
(売上総利益)
売上総利益は、収益性重視の受注活動を行った結果、収益性は改善し、売上総利益率は19.1%(前年同四半期は17.6%)となったものの、減収に伴い70億21百万円(前年同四半期比2.8%減)となりました。
(営業利益)
販売費及び一般管理費は、従業員数の増加に伴い45億14百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。
この結果、営業利益は25億7百万円(前年同四半期比12.1%減)となりました。
(経常利益)
営業外損益は、主に受取保険金が増加したこと等により、営業外収益から営業外費用を差し引いた営業外損益の純額は97百万円の利益(前年同四半期比52.3%増)となりました。
この結果、経常利益は26億4百万円(前年同四半期比10.7%減)となりました。
(親会社株主に帰属する四半期純利益)
特別損益は、主に政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益を計上したことにより、特別利益から特別損失を差し引いた特別損益の純額は67百万円(前年同四半期比161.3%増)の利益となりました。また、法人税等調整額は1億7百万円(前年同四半期比49.4%減)となりました。
この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億68百万円(前年同四半期比9.1%減)となりました。
報告セグメントごとの状況については次のとおりであります。
(商業その他施設事業)
商業その他施設事業においては、市場環境は引き続き良好であり、ホテルや大型スポーツ施設等の案件を手掛けたものの、翌四半期以降へ繰り越す案件が増加したこともあり、売上高は前年同四半期を下回りました。しかしながら、収益性を重視した受注活動を行った結果、営業利益については前年同四半期を上回りました。
この結果、商業その他施設事業の売上高は212億6百万円(前年同四半期比10.9%減)、営業利益は15億36百万円(前年同四半期比17.3%増)となりました。
(チェーンストア事業)
チェーンストア事業においては、飲食店分野が堅調に推移したことから、売上高は前年同四半期を上回ったものの、営業利益については前年同四半期を下回りました。
この結果、チェーンストア事業の売上高は98億40百万円(前年同四半期比0.6%増)、営業利益は5億92百万円(前年同四半期比6.8%減)となりました。
(文化施設事業)
文化施設事業においては、前期と比較して大型案件が少なかったこと等から、売上高、営業利益ともに前年同四半期を下回りました。
この結果、文化施設事業の売上高は54億53百万円(前年同四半期比22.5%減)、営業利益は2億84百万円(前年同四半期比63.1%減)となりました。
(その他)
その他においては、前期に連結子会社のうち1社の株式を譲渡し、連結の範囲から除外したことに伴い、売上高、営業利益ともに前年同四半期を下回りました。
この結果、その他の売上高は1億95百万円(前年同四半期比37.8%減)、営業利益は1億9百万円(前年同四半期比14.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
資産の部の合計額は、前連結会計年度末に比べて8.0%増加し、471億14百万円となりました。これは、主に現金預金が29億25百万円減少したものの、受取手形・完成工事未収入金等が8億90百万円、未成工事支出金等が49億55百万円それぞれ増加したことによるものであります。
負債の部の合計額は、前連結会計年度末に比べて20.1%増加し、200億63百万円となりました。これは、主に支払手形・工事未払金等が25億49百万円増加したことによるものであります。
純資産の部の合計額は、前連結会計年度末に比べて0.5%増加し、270億51百万円となりました。これは、主に自己株式が4億74百万円増加、その他有価証券評価差額金が1億55百万円減少したものの、利益剰余金が7億58百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、「現金及び現金同等物の増減額」が24億25百万円の減少(前年同四半期連結累計期間は8億5百万円の増加)となり、当第2四半期連結会計期間末の残高は145億14百万円(前年同四半期連結会計期間末は151億90百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、8億71百万円の支出(前年同四半期連結累計期間は26億70百万円の収入)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益を26億72百万円計上したことに加え、仕入債務(支払手形・工事未払金等)が25億51百万円増加したものの、未成工事支出金等が49億55百万円増加し、法人税等の支払いにより9億61百万円支出したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、16百万円の収入(前年同四半期連結累計期間は3億26百万円の支出)となりました。これは、主に投資有価証券の取得により3億3百万円、無形固定資産の取得により52百万円それぞれ支出したものの、投資有価証券の売却及び償還により3億85百万円の収入があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、15億68百万円の支出(前年同四半期連結累計期間は15億22百万円の支出)となりました。これは、主に配当金の支払いによるものであります。
(4) 対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。なお、当社は、2017年2月24日開催の取締役会において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下、「基本方針」といいます。)を決定するとともに、基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして、当社株式の20%以上の取得行為(以下、「大規模買付行為」といいます。)への対応策(以下、「本プラン」といいます。)を継続することを決議し、2017年4月25日開催の第59回定時株主総会にて承認されました。その概要については、以下のとおりであります。
① 基本方針の内容
当社グループは、「より良い空間創造を通じて豊かな社会と生活の実現に貢献する」ことを経営理念とし、人と人、人とモノ、人と情報が行き交う空間を「社会交流空間」ととらえ、空間やメディアを有効活用し、魅力ある「社会交流空間」の創造を事業として、創業以来発展をしてまいりました。
現在では、百貨店・ショッピングセンター、各種専門店、博覧会や各種イベント、オフィス、ホテル、アミューズメント施設等を対象とした「商業その他施設事業」、ファストファッション店舗、ファストフード店舗、コンビニエンスストア等の全国にチェーン展開を行っている店舗施設を対象とした「チェーンストア事業」、博物館、美術館、企業ミュージアム等を対象とした「文化施設事業」、以上3つの事業分野においてディスプレイ業を展開しております。
さらに、ディスプレイ業に関連した事業を展開しており、あらゆる分野の空間づくりにおける調査・企画から設計、施工、運営・管理まで事業領域を拡大しております。
当社グループは、事業領域を拡大する過程において、上記に掲げる事業分野の調査、研究、企画、設計、施工、監理及びこれらに関連する事業活動に関する経営ノウハウを着実に積み重ね、「空間づくりの問題解決力、実現力」を向上させるとともに、株主や従業員、さらには委託先、取引先等の各ステークホルダーとの間に、長期にわたり強固な信頼関係を構築してまいりました。
これら「空間づくりの問題解決力、実現力」及び「各ステークホルダーとの強固な信頼関係」は、当社グループの中長期的な成長を支える基盤であり、まさに企業価値を生み出す源泉であると考えております。
当社取締役会としましては、当社が上場会社として株式の流通を市場に委ねている以上、会社を支配する者の在り方は最終的には株主の多数意見によって決定されるべきものと認識しており、会社の経営権の異動を伴うような提案をただちに否定するものではありません。
しかしながら、当社株式の大規模買付行為等を実施する者の中には、当社グループの事業特性を十分に把握せず、上記に掲げる企業価値を生み出す源泉となる部分を軽視し、中長期的に見て当社グループの企業価値を毀損するおそれのある提案がなされる場合も想定されます。
当社取締役会は、株主共同の利益及び中長期的な企業価値を保全する観点から、このような提案を行う者は当社の経営を支配する者として不適当であると認識しており、当該提案を受けた場合、適宜適切な対応を行ってまいる所存であります。
② 本プランの内容(基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み)
(a) 本プラン導入の目的
本プランは、上記①に述べた基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みとして導入するものであります。
当社株式に対する大規模買付行為が行われた際に、株主の皆様が適切な判断を行うための必要かつ十分な情報及び時間を確保すること及び大規模買付者と交渉を行うこと等により、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させることを目的としております。
(b) 本プランの概要
本プランは、当社株式に対する大規模買付行為が行われるに当たり、株主の皆様が適切な判断を行うための必要かつ十分な情報及び時間を確保する目的から、当社取締役会が定める大規模買付者が従うべき大規模買付ルールと、大規模買付行為に対して当社が取りうる対抗措置から構成されております。当社取締役会は、大規模買付ルールの遵守を大規模買付者に求め、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合及び遵守した場合につき一定の対応方針を定め、必要に応じて新株予約権の無償割当て等による対抗措置を決議いたします。また、当社は、当社取締役会による判断の客観性を担保する観点から、当社と独立した立場にある社外取締役及び社外の有識者で構成される独立委員会を設置することとし、当社取締役会は独立委員会の勧告を最大限尊重した上で、対抗措置の発動の是非を決定するものといたします。
なお、独立委員会は、当該大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと認められる買付行為に該当するか否かが検討課題となっている場合に対抗措置を発動すべき旨勧告する際、当該対抗措置の発動に関して株主意思確認のための株主総会(以下、「株主意思確認総会」といいます。)の承認を得るべき旨の留保を付すことができるものとなっております。
当社取締役会は、対抗措置の発動に関して、独立委員会があらかじめ対抗措置の発動に関して株主意思確認総会の承認を得るべき旨の留保を付した場合、又は当該大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと認められる買付行為に該当するか否かが検討課題となっており、かつ、株主意思確認総会の開催に要する時間等を勘案した上、取締役会が善管注意義務に照らし株主の意思を確認することが適切と判断する場合には、株主意思確認総会を招集し、対抗措置の発動に関する株主の皆様の意思を確認することができるものとなっております。
③ 本プランに関する当社取締役会の判断及びその判断に係る理由
当社取締役会は、以下の理由により、本プランが上記①の基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的としているものではないと判断しております。
(a) 買収防衛策に関する指針の要件をすべて充足していること
本プランは、経済産業省及び法務省が2005年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則(①企業価値・株主共同の利益の確保・向上の原則、②事前開示・株主意思の原則、③必要性・相当性の原則)をすべて充足しております。また、本プランは、企業価値研究会が2008年6月30日に発表した「近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方」を勘案した内容となっております。
(b) 株主共同の利益の確保・向上を目的としていること
本プランは、当社株式に対する大規模買付行為が行われた際に、株主の皆様が当該大規模買付行為に応じるべきか否かを判断するために必要な情報や時間を確保し、株主の皆様のために大規模買付者と交渉を行うこと等を可能とすることにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させることを目的に導入するものであります。
(c) 株主意思を尊重していること
本プランは、2017年4月25日開催の第59回定時株主総会において株主の皆様のご承認をいただいております。
また、一定の場合には、本プランに従った対抗措置の発動の是非について、当社取締役会が株主意思確認総会を招集し、株主の皆様の意思を確認することができるものとなっております。
更に、本プランの有効期間の満了前であっても、当社取締役会の決議によって本プランを廃止することができます。
(d) 独立性の高い社外者の判断の重視
当社は、本プランの導入に当たり、当社取締役会の恣意的判断を排除し、株主の皆様のために本プランの運用に際しての実質的な判断を客観的に行う機関として、独立委員会を設置いたします。
独立委員会は、当社の業務執行を行う経営陣から独立している、当社の社外取締役及び社外の有識者から選任される委員3名以上により構成されます。
また、独立委員会の判断概要については必要に応じ株主の皆様に情報を開示することとし、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に資する範囲で本プランの透明な運営が行われる仕組みを確保しております。
(e) 第三者専門家の意見の取得
本プランにおいて独立委員会は、大規模買付者が出現すると、当社の費用で、独立した第三者(ファイナンシャル・アドバイザー、公認会計士、弁護士、コンサルタントその他の専門家等)の助言を受けることができるとしております。これにより、独立委員会による判断の公正さ及び客観性がより強く担保される仕組みとなっております。
(f) デッドハンド型もしくはスローハンド型買収防衛策ではないこと
本プランは、当社の株主総会で選任された取締役で構成される取締役会により廃止することが可能なものとなっております。したがって、本プランは、デッドハンド型買収防衛策(取締役会の構成員の過半数を交代させてもなお、発動を阻止できない買収防衛策)ではありません。
また、当社は取締役の期差選任を行っていないため、本プランはスローハンド型買収防衛策(取締役会の構成員の交代を一度に行うことができないため、その発動を阻止するのに時間を要する買収防衛策)でもありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
(売上実績)
当第2四半期連結累計期間において、その他の売上実績が著しく減少しております。これは、
主に前期に連結子会社のうち1社の株式を譲渡し、連結の範囲から除外したためであり、当第2
四半期連結累計期間の売上実績は1億95百万円(前年同四半期比37.8%減)であります。
(手持実績)
当第2四半期連結累計期間において、チェーンストア事業及び文化施設事業の手持実績が著し
く増加しております。これは、主に翌四半期以降に繰越す案件がそれぞれ増加したためであり、
当第2四半期連結累計期間の手持実績はチェーンストア事業が52億8百万円(前年同四半期比
31.3%増)、文化施設事業が116億91百万円(前年同四半期比39.5%増)であります。
(7) 資本の財源及び流動性についての分析
当社グループは、事業の特性から通常は多額の設備投資等を必要とせず、当社グループの資金
需要は、主に運転資金に係るものであります。この運転資金は、主に工事を遂行するための外注
費、経費の支払い並びに販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いに要するものであります。
現状、これらの資金需要につきましては自己資金、短期借入金で賄っておりますが、必要に応
じて長期借入金や社債の発行により資金調達を行う等、柔軟に対応することとしております。