当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在していません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、国内外における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響で、依然として先行きの不透明な状況が続いています。
住宅業界においては、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、引き続き感染拡大防止策を踏まえた営業活動等、柔軟な対応が求められる状況は続いています。
新設住宅着工戸数は、前年同月比4ヶ月連続で増加し、2021年6月は前年同月比7.3%の増加となりました。当社グループが主力とする賃貸住宅分野においても、貸家着工戸数が前年同月比4ヶ月連続して増加し、2021年6月は11.8%の増加となりました。
今後も利便性の高い、安心・快適な賃貸建物の需要は引き続き底堅く推移するものと見込まれます。賃貸住宅分野は、入居需要に基づく健全な賃貸建物経営のノウハウに加え、入居者様の多様化するニーズに応え、災害に強い防災賃貸住宅、環境に配慮した賃貸住宅、ライフスタイルに合わせたスマート賃貸住宅など、サステナブルな付加価値を生み出していく必要があります。
このような状況の中、中期経営計画「新5ヵ年計画」(2019年度~2023年度)の3年目として、基本方針「夢や将来を託され、継続した成長ができる企業へ」の下、「ウィズコロナ」を踏まえた営業スタイルの確立やリフォーム等の新規チャネルの拡大、120万戸超の管理戸数を活かしたストックビジネス等、賃貸住宅事業および周辺事業の更なる強化を図っていくとともに、賃貸住宅事業以外の新しい取り組みを着実に促進し、賃貸住宅専業から総合賃貸業を核とした生活総合支援企業を目指していきます。
当社グループの連結業績は、売上高3,735億99百万円(前年同期比5.2%増)、利益面では、営業利益270億円(前年同期比14.3%増)、経常利益277億15百万円(前年同期比13.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益182億44百万円(前年同期比10.0%増)となりました。
なお、会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」をご参照ください。
売上高は、前年同期比183億12百万円(5.2%)増加の3,735億99百万円となりました。これは主に、一括借上物件の増加等に伴い不動産事業売上高が162億82百万円(6.5%)増加し、株式会社インヴァランスの連結子会社化等によりその他事業売上高が20億87百万円(13.4%)増加したことによるものです。
当第1四半期連結累計期間における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(単位:百万円)
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しています。
売上総利益は、前年同期比66億47百万円(11.7%)増加の635億72百万円となりました。これは主に、不動産事業売上高の増加により不動産事業総利益が56億4百万円(20.8%)増加したことによるものです。
営業利益は、前年同期比33億73百万円(14.3%)増加の270億円となりました。これは主に、売上総利益が66億47百万円(11.7%)増加した一方、販売費及び一般管理費が32億73百万円(9.8%)増加したことによるものです。
経常利益は、前年同期比32億43百万円(13.3%)増加の277億15百万円となりました。これは主に、営業利益が33億73百万円(14.3%)増加したことによるものです。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
建設事業
建設事業は、完成工事高が新型コロナウイルスの影響による前期の受注高減少の影響等により、898億23百万円(前年同期比0.1%減)となり、完成工事総利益率は、住宅金融支援機構融資案件の大東ファイナンス2次融資による繰延利益の減少により、前年同期比1.4ポイント上昇の27.5%となりました。また、営業利益は、70億98百万円(前年同期比1.1%増)となりました。
建物種別の完成工事高は、次のとおりです。
(単位:百万円)
(注) 前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
受注工事高は、「ウィズコロナ」を踏まえた営業活動により、776億14百万円(前年同期比459.3%増)となり、2021年6月末の受注工事残高は、7,321億41百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
建物種別の受注工事高は、次のとおりです。
(単位:百万円)
建物種別の受注工事残高は、次のとおりです。
(単位:百万円)
不動産事業
不動産事業は、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件の増加や新型コロナ禍でも好調な入居率を背景に、借上会社である大東建託パートナーズ株式会社の家賃収入が増加したことや「連帯保証人不要サービス」を提供しているハウスリーブ株式会社の収入拡大等により、不動産事業売上高が2,661億45百万円(前年同期比6.5%増)となり、営業利益は224億31百万円(前年同期比28.7%増)となりました。
不動産事業の売上実績の内訳は、次のとおりです。
(単位:百万円)
入居者斡旋件数(注1)は、前年同期比16.6%増の84,023件となりました。また、2021年6月の家賃ベース入居率(注2)は、居住用で前年同月比1.1ポイント上昇の97.6%、事業用で前年同月比0.5ポイント上昇の99.0%となりました。
(注) 1.大東建託リーシング㈱、大東建託パートナーズ㈱の合計件数(他社管理物件含む)
2.家賃ベース入居率=1-(空室物件の借上家賃支払額/家賃総額)
金融事業
金融事業は、大東ファイナンス株式会社の利息収入の減少等により、金融事業売上高が24億45百万円(前年同期比5.5%減)となり、営業利益は3億38百万円(前年同期比64.3%減)となりました。
その他
その他事業は、マレーシアホテルの新型コロナウイルス感染症の影響による稼働率低下や投資マンション事業を主力とする株式会社インヴァランスの連結子会社化等により、売上高が151億84百万円(前年同期比17.2%増)、営業利益は14億61百万円(前年同期比42.4%減)となりました。
(2) 財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比7億87百万円増加して、9,202億42百万円となりました。これは主に、収益認識に関する会計基準等の適用により棚卸不動産が173億32百万円増加した一方、現金預金105億41百万円及び営業貸付金92億円が減少したことによるものです。
負債は、前期末比201億54百万円減少して、5,910億92百万円となりました。これは主に、前受金が245億62百万円増加した一方、その他流動負債が収益認識に関する会計基準等の適用により310億59百万円及び未払法人税等が133億74百万円減少したことによるものです。
純資産は、前期末比209億42百万円増加して、3,291億49百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により182億44百万円及び収益認識に関する会計基準等の適用により期首利益剰余金が162億24百万円増加した一方、配当金の支払いにより172億84百万円減少したことによるものです。
以上により、自己資本比率は前期末比2.2ポイント増加して35.9%となりました。
当第1四半期連結累計期間の現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末比106億55百万円減少し、1,881億4百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、98億38百万円の獲得(前年同四半期連結累計期間は194億23百万円の使用)となりました。主な獲得要因は、税金等調整前四半期純利益の計上276億43百万円、営業貸付金の減少額92億円、仕入債務の増加額48億52百万円です。一方、主な使用要因は、法人税等の支払額211億33百万円、賞与引当金の減少額119億86百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、32億79百万円の使用(前年同四半期連結累計期間は21億85百万円の使用)となりました。主な獲得要因は、金銭信託の減少による収入5億円です。一方、主な使用要因は、無形固定資産の取得による支出17億7百万円、有形固定資産の取得による支出9億81百万円です。
財務活動によるキャッシュ・フローは、178億円の使用(前年同四半期連結累計期間は297億17百万円の使用)となりました。主な獲得要因は、長期借入れによる収入11億16百万円、短期借入れによる収入10億円です。一方、主な使用要因は、配当金の支払額172億84百万円、長期借入金の返済による支出30億26百万円です。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2億94百万円です。なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。