3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当第2四半期連結累計期間における日本の経済は、企業業績が好調に推移し、雇用・所得環境も良好な状況が続くなど景気は緩やかな回復基調が持続しております。一方、海外に目を転じますと、米国発の貿易摩擦問題や国際的な原油価格の高騰、中東・東アジアにおける地政学リスクなどわが国経済に悪影響をもたらしかねない要因も多く、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社の属する建設業界はオリンピック前の凪のように仕事が少ない時期を経て、建設ラッシュがピークを迎え、大変な活況を呈しています。仕事が潤沢にある一方で、人手不足、輸送費の上昇、資材の納入遅れなど、さまざまな課題が噴出しています。
PCカーテンウォール業界も、業界各社が力を合わせてもさばききれないほどの需要が発生しております。
当社のPCカーテンウォール事業は、仕事をお断りせざるをえないほどの恵まれた受注環境な一方、技術的に、規模的に当社しかできない案件は、生産力の限界を超えて受注せざるをえない状況です。そのため、通常よりも割高な労働力や、資材、外注工場を活用せざるをえず、様々なコストが上昇し、工場稼働率向上に伴う利益上昇を減殺する要因となっています。こうした高水準の生産量の中で、品質と納期を守りながら安全に生産・出荷・取付してゆくことが今後の課題です。
プールを手掛けるアクア事業では、主力である学校やスポーツクラブのプール以外のリニューアル工事事業の拡大を図っております。
当社企業グループの業績は売上高は38億96百万円(前年同四半期比14.1%増)、営業利益6億12百万円(前年同四半期比33.7%増)、経常利益6億65百万円(前年同四半期比24.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億22百万円(前年同四半期比14.6%増)となりました。
なお、受注高は54億91百万円(前年同四半期比22.4%増)、受注残高は163億93百万円(前連結会計年度末比10.8%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①PCカーテンウォール事業
当第2四半期連結累計期間においては、工場の稼働が徐々に上がってきているため、当セグメントの売上高は38億10百万円(前年同四半期比22.0%増)、セグメント利益は6億43百万円(前年同四半期比44.6%増)となりました。なお、売上のトレンドに季節性はございません。
②アクア事業
当第2四半期連結累計期間においては、学校関連及びフィットネスクラブのプールの新設・改修の受注は予定を下回りました。
当セグメントの売上高は62百万円(前年同四半期比75.3%減)、セグメント損失は20百万円(前年同四半期は19百万円のセグメント利益)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と建設事業(不動産賃貸事業を含む)であります。
当セグメントの売上高は23百万円(前年同四半期比38.6%減)、セグメント損失は15百万円(前年同四半期は11百万円のセグメント損失)となりました。
①資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は122億57百万円と前連結会計年度末と比較して4億67百万円の増加となりました。これは主に、電子記録債権が5億28百万円減少したことと、未成工事支出金が8億56百万円増加したことによるものであります。
②負債の状況
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は44億89百万円と前連結会計年度末と比較して1億31百万円の増加となりました。これは主に、未成工事受入金が2億26百万円減少したことと、支払手形・工事未払金等が4億5百万円増加したことによるものであります。
③純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は77億68百万円と前連結会計年度末と比較して3億35百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により4億22百万円増加したことと、配当金の支払いにより87百万円減少したことにより3億35百万円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前年同四半期と比較して2百万円減少して9億95百万円(前年同四半期比0.3%減)となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローの状況につきましては、主に未成工事支出金の増加額8億56百万円、税金等調整前四半期純利益の計上6億64百万円及び売上債権の減少額4億57百万円により3億71百万円の資金増加(前年同四半期比28.0%増)となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローの状況につきましては、主に有形固定資産の取得による支出2億15百万円、貸付金の回収による収入2百万円により2億13百万円の資金減少(前年同四半期は1億35百万円の資金減少)となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローの状況につきましては、主に長期借入金の返済による支出1億72百万円、社債の償還による支出50百万円、短期借入金純減少額50百万円及び配当金の支払額87百万円により3億61百万円の資金減少(前年同四半期は4億3百万円の資金減少)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、当社企業グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
特記事項はありません。