「第2 事業の状況」における各事項の記載については、消費税等抜きの金額で表示しております。
当連結会計年度における日本の経済は、企業収益が好調に推移し雇用・所得環境が改善する等、景気は緩やかな回復基調が持続しております。一方、海外では総じて景気回復傾向にあるものの、欧米の政策動向や新興国の経済動向、さらには北朝鮮・中東を巡る地政学リスクといった世界経済の懸念材料が依然として存在し、引き続き予断を許さない状況が続いております。
このような状況の下、当建設業界におきましては、2020年のオリンピックが近づくにつれ、大型建設プロジェクトが次々と佳境に入り、労務費、資材費の上昇が起こっています。とくに建設技能労働者の人手不足が深刻化しており、各社、入職者確保に懸命な努力を続けています。
PCカーテンウォール業界では、しばらく低水準にとどまっていた各工場の稼働率が、今年から急激に高まる見通しです。そうした環境の中、当社も年半ばから、工場の生産能力の上限に達する見込みです。高水準の生産量の中で、品質と納期を守りながら安全に生産・出荷・取付してゆくことが今後の課題です。
プールを手掛けるアクア事業では、主力である学校やスポーツクラブのプール以外のリニューアル工事事業の拡大を図っております。
この結果、当連結会計年度における当社企業グループの業績は売上高は77億63百万円(前連結会計年度比0.5%減)、営業利益11億44百万円(前連結会計年度比3.0%減)、経常利益12億59百万円(前連結会計年度比4.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億71百万円(前連結会計年度比49.5%減)となりました。
なお、受注高は106億96百万円(前連結会計年度比18.9%増)、受注残高は147億97百万円(前連結会計年度比24.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より報告セグメントごとの業績をより適正に評価するため、主に一般管理費及び全社費用の配賦基準等を見直し、報告セグメントの利益又は損失の算定方法を変更しております。このため、以下の前連結会計年度との比較については、前連結会計年度の数値を変更後の測定方法により作成した数値で比較しております。
①PCカーテンウォール事業
主力のPCカーテンウォール事業では、関東工場の稼働率が低下したものの、効率的なオペレーションを行い良好な収益水準を保つことができました。
当セグメントの売上高は72億50百万円(前連結会計年度比1.2%減)、セグメント利益は11億39百万円(前連結会計年度比0.3%減)となりました。
②アクア事業
プールを手掛けるアクア事業では、学校関連及びフィットネスクラブのプールの新設・改修の受注が堅調に推移しております。
当セグメントの売上高は4億41百万円(前連結会計年度比20.2%増)、セグメント利益は21百万円(前連結会計年度比18.9%増)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と建設事業(不動産賃貸事業を含む)であります。
当セグメントの売上高は70百万円(前連結会計年度比25.8%減)、セグメント損失は24百万円(前連結会計年度は14百万円のセグメント利益)となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動では税金等調整前当期純利益11億30百万円、未成工事受入金の増加額5億70百万円及び売上債権の増加額8億82百万円により9億40百万円の資金増加(前連結会計年度比20.2%減)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出2億35百万円、有形固定資産の売却による収入9百万円及び投資有価証券売却による収入15百万円により2億14百万円の資金減少(前連結会計年度は2億57百万円の資金減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入金の返済による支出5億48百万円及び短期借入金純減少額3億25百万円、配当の支払額1億74百万円と長期借入れによる収入4億円により7億75百万円の資金減少(前連結会計年度は8億63百万円の資金減少)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は11億98百万円(前連結会計年度比3.9%減)となりました。
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区分 |
前連結会計年度(千円) |
当連結会計年度(千円) |
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PCカーテンウォール事業 |
8,468,384 |
10,284,400(21.4%増) |
|
アクア事業 |
431,341 |
341,744(20.8%減) |
|
その他 |
95,191 |
70,659(25.8%減) |
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合計 |
8,994,917 |
10,696,805(18.9%増) |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
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区分 |
前連結会計年度(千円) |
当連結会計年度(千円) |
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PCカーテンウォール事業 |
7,338,861 |
7,250,944( 1.2%減) |
|
アクア事業 |
367,629 |
441,794(20.2%増) |
|
その他 |
95,191 |
70,659(25.8%減) |
|
合計 |
7,801,682 |
7,763,399( 0.5%減) |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 当社企業グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 当連結会計年度における売上高総額に対する割合が、100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は次
のとおりであります。
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㈱大林組 |
2,696,405千円 |
34.7% |
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㈱竹中工務店 |
1,388,830千円 |
17.9% |
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期別 |
工事別 |
前期繰越 |
当期受注 |
計 |
当期完成 |
次期繰越工事高 |
当期施工高 |
||
|
手持工事高 |
うち施工高 |
||||||||
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第52期 |
PCカーテンウォール事業 |
10,379,466 |
8,468,384 |
18,847,850 |
7,338,861 |
11,508,988 |
32.5 |
3,735,590 |
6,341,483 |
|
アクア事業 |
291,148 |
431,341 |
722,489 |
367,629 |
354,860 |
27.0 |
95,709 |
407,338 |
|
|
合計 |
10,670,614 |
8,899,725 |
19,570,339 |
7,706,490 |
11,863,848 |
32.3 |
3,831,299 |
6,748,821 |
|
|
第53期 |
PCカーテンウォール事業 |
11,508,988 |
10,284,400 |
21,793,389 |
7,250,944 |
14,542,445 |
26.4 |
3,832,971 |
7,348,325 |
|
アクア事業 |
354,860 |
341,744 |
696,604 |
441,794 |
254,810 |
4.4 |
11,140 |
357,225 |
|
|
合計 |
11,863,848 |
10,626,145 |
22,489,994 |
7,692,739 |
14,797,255 |
26.0 |
3,844,111 |
7,705,550 |
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(注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれます。
2 次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高のなかの施工高を推定したものであります。
3 当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。
4 当社の受注は、100%建築工事で国内受注であります。
工事の受注方法は、100%指名競争入札によっております。
① 当社の受注は、100%民間企業からの受注であります。完成工事のうち主なものを示せば次のとおりであります。
第52期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
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○ ㈱竹中工務店 |
三菱地所大手町1-1B棟 |
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○ 大成建設㈱ |
上智大学四谷キャンパス6号館建設工事 |
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○ ㈱エスシー・ |
京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業 |
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○ ㈱内外テクノス |
ナーランダ僧院建設工事(その2) |
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○ 鹿島建設㈱ |
共立女子学園神田一ツ橋2号館建替計画 |
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第53期完成工事のうち金額1億円以上の主なもの
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○ ㈱大林組 |
(仮称)浜松町駅前プロジェクト |
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○ 大成建設㈱ |
(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル棟新築工事) |
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○ ㈱大林組 |
(仮称)関西ビジネスセンター建設工事 |
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○ ㈱竹中工務店 |
マウンテンフット新浦安ホテル |
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○ 鹿島建設㈱ |
東京大学医学部付属病院病棟(2期) |
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② 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
第52期
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㈱竹中工務店 |
1,552,715千円 |
20.1% |
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大成建設㈱ |
1,251,389千円 |
16.2% |
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㈱大林組 |
1,091,610千円 |
14.2% |
第53期
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㈱大林組 |
2,696,405千円 |
35.1% |
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㈱竹中工務店 |
1,388,830千円 |
18.1% |
手持工事のうち金額1億円以上の主なもの
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○ 戸田建設㈱ |
虎の門病院整備事業 |
平成30年5月 |
完成予定 |
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○ ㈱大林組 |
(仮称)神田錦町二丁目計画新築工事 |
平成31年2月 |
〃 |
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○ 大成建設㈱ |
(仮称)丸の内3-2計画新築工事 |
平成30年4月 |
〃 |
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○ 鹿島建設㈱ |
(仮称)OH-1計画新築工事 |
平成31年1月 |
〃 |
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○ ㈱エスシー・プレコン |
虎ノ門トラストシティ |
平成30年12月 |
〃 |
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○ ㈱内外テクノス |
新日本橋ビル(仮称)新築建築工事 |
平成30年9月 |
〃 |
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
(2)目標とする経営指標
(3)中期的な会社の経営戦略
(4)経営環境
現在は東京オリンピック直前の建設ラッシュで、受注環境は良好です。一方、夏から工場の稼働が飽和状態になるためベストなオペレーションができない可能性が高まります。また人件費や資材単価などの上昇も見込まれます。こうしたマイナスの要因からくる収益低下を最小限にする所存です。
(5)会社の対処すべき課題
今後の日本の経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、金融緩和や各種経済政策を背景に、緩やかな回復基調が続くものと思われます。しかし、中国を始めとするアジア新興国等の景気の下振れや、米国の金融政策正常化など海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響などの懸念もあり、先行きに不透明感が残されています。
(6) その他、会社の経営上重要な事項
該当事項はありません。
当社企業グル-プの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。本項に含まれている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①受注形態
当社企業グループの事業は一般的に請負形態をとっているため、顧客から受注して初めて生産活動を開始し売上が計上されます。このため経済情勢の悪化等により受注高が減少した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
②取引先の信用リスク
当社企業グループの事業はその工期が長く、工事代金受領も長期間となるため、代金受領前に取引先が信用不安に陥った場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
③資材価格の変動及び為替リスク
原材料の価格の高騰及び円安による材料輸入コスト増加により、業績に影響を及ぼす可能性があります。
④製品の欠陥
製品の品質管理には万全の体制をもって臨んでいますが、瑕疵担保責任や製造物責任による損害が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤重大事故の発生
安全管理には万全の体制をもって臨んでいますが、施工中に予期せぬ重大事故が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥受注単価のリスク
建設業界におきましては、ゼネコン及び各専門業者がそれぞれのマーケットで建設需要を同業他社と価格競争を繰り広げる環境になっており、当社企業グループにおいては、全てのセグメントが建設に関連する事業のため、需給バランスにより受注単価が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。
特記事項はありません。
特記事項はありません。
当社企業グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりましては、決算期末日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響する見積りは主に貸倒引当金、賞与引当金、完成工事補償引当金、工事損失引当金及び法人税等であり、継続した方法で評価を行っております。
なお、評価につきましては、過去の実績や一般的に合理的と考えられる方法により行っておりますが、今後の状況等の変化により実際の結果は異なる場合があります。
①資産の状況
当連結会計年度末における資産合計は117億90百万円と前連結会計年度末と比較して4.6%、5億15百万円の増加となりました。これは主に電子記録債権が7億28百万円及び受取手形・完成工事未収入金等が1億53百万円増加したことと、現金預金が49百万円及び建物・構築物が93百万円減少したことによるものであります。
②負債の状況
当連結会計年度末における負債合計は43億57百万円と前連結会計年度末と比較して2.1%、92百万円の減少となりました。これは主に短期借入金が4億41百万円及び支払手形・工事未払金等が1億64百万円減少したことと、未成工事受入金が5億70百万円増加したことによるものであります。
③純資産の状況
当連結会計年度末における純資産合計は74億33百万円と前連結会計年度末と比較して8.9%、6億8百万円の増加となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が11百万円増加し、利益剰余金が、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により7億71百万円増加したことと、配当金の支払いにより1億74百万円減少したことにより5億96百万円増加したことによるものです。
①売上高
主力のPCカーテンウォール事業においては、受注は堅調に推移しましたが、一部工事の完成時期が遅れたこともあり前連結会計年度に比べ売上高は若干減少しました。
アクア事業においては、学校関連及びフィットネスクラブのプールの新設・改修の受注が堅調に推移しております。
この結果、売上高は77億63百万円(前連結会計年度比0.5%減)となりました。
②営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
営業利益は、売上高減少に伴い前連結会計年度に比べ減少しましたが、主にPCカーテンウォール事業における効率的なオペレーション等により、良好な収益水準を確保することができました。
一方、経常利益は、営業外収支の改善により、前連結会計年度に比べ増加しました。
この結果、営業利益は11億44百万円(前連結会計年度比3.0%減)、経常利益は12億59百万円(前連結会計年度比
4.6%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、子会社所有不動産の減損や税効果会計の影響もあり、7億71百万円(前連結会計年度比49.5%減)となりました。
キャッシュ・フロ-の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況」「1 業績等の概要」「(2)キャッシュ・フロ-の状況」 に記載しております。