文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在におきまして、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「建設業を通して人と社会に大きく貢献していくこと」を基本理念とし、「人と地球に優しい、クリーンな環境を未来へ」を基本テーマに、高収益体質企業を目標に社会とともに発展していくことを目指しております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、建設事業における上・下水道工事のプロフェッショナルとして、社会資本の整備に貢献するとともに、効率的な施工の実施並びに工事コストの低減に努めてまいります。
また、不動産事業等における事業規模の拡大を図るとともに、新規事業の確立により収益力を一層強化し、企業価値を高めることを目標に進めてまいります。
なお、具体的な目標値としましては、「売上高営業利益率7%以上」を目標として事業を進めてまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループの所属する建設業界は、政府の公共投資並びに民間投資が今後も堅調に推移することが見込まれますが、施工管理技術者及び施工を行う技能労働者等の人員の採用、確保が今後も難しい状況が予測され、依然として厳しい経営環境が続くことが見込まれます。
日々進化する土木技術並びに変容する顧客ニーズに応えていくためには、確かな技術知識、施工経験を有した人材の確保が不可欠となりますため、新たな人員の採用、在職者の人員の有効活用等を行い、施工管理要員の確保・増員を図るとともに、確かな技術の継承を行ってまいります。
また、当社グループは、今後予測される経営環境等を踏まえ、3ヵ年の経営目標として「ACTION PLAN 2019」を策定しており、当該計画に基づき事業を推進してまいります。
各事業の主な戦略は、以下のとおりです。
[建設事業]
新たな人員の採用並びに在職者の人員の有効活用を行い、東京都工事の受注数量の増加を図るほか、M&A等により、優秀な施工技術者を保有している優良建設会社の取得(子会社化)にも努め、技術者の増員並びに東京都以外エリアの受注拡大にも注力してまいります。
[不動産事業等]
(不動産販売、賃貸事業)
地価の高騰等により新たな物件の建設は難しい状況が続くことが見込まれるため、当面、利回りの高い物件の取得のみを行い、安定した賃貸収益の増加を図ってまいります。
(太陽光発電設備事業)
申請済みの発電設備の建設は継続することとし、完成後は自社保有し、安定した固定収益の増加を図ってまいります。
(OLY機材リース事業)
販売エリアが広範囲に渡ってきており、売上高拡大に向け、新たな販売拠点の設置の検討を行ってまいります。
[通信関連事業]
事業の拡大を図るため、要員の補強及び作業技術の向上を進め、受注案件の増加に注力してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
建設業界を取巻く環境は、建設需要が底堅く推移していること並びに2020年に入り世界的に拡大した新型コロナウイルス感染症による影響も限定的に止まっていることにより、総じて安定した状況で推移しております。
また、当社の主力事業である建設事業が行う東京都における上・下水道工事につきましても、上・下水道管の更新工事並びに下水道設備の豪雨対策工事等の早急な実施が必要な状況から、安定して工事の発注が行われており、今後も継続するものと思われます。
このような環境において、当社グループが行う各事業における当面の課題並びに対応につきましては、以下の方針に基づき実施していく予定です。
建設事業におきましては、完成工事高及び完成工事総利益の安定的な計上並びに継続的な増額を目指し、施工工事数量の増加に向けた体制の強化を図ってまいります。
そのためには、施工管理技術者の確保、増員等の施工人員体制の強化が不可欠となるため、今後も新たな人員の採用を積極的に行っていくとともに、社員の定年後の継続雇用等の充実を図ることにより、人員の増員、確保を図ってまいります。
また、完成工事高の拡大には、東京都以外エリアの受注にも注力していく必要があるため、優秀な技術、管理技術者を有する優良な建設会社の取得(子会社化)につきましても今後も積極的に取組んでまいります。
不動産事業等における不動産物件の販売・賃貸事業、太陽光発電設備事業につきましては、東京五輪の翌年への延期並びに新型コロナウイルス感染症による影響等により不動産市況の先行きが不透明な状況であるため、市場の動向を注視し、販売・取得を計画してまいります。
また、当社の独自技術であるOLY工法に使用する機材のリース事業につきましては、販売エリアが拡大している状況から、営業力の強化を図るとともに、売上高の拡大に向けた、新たな販売拠点の設置の検討を行ってまいります。
なお、福島県における震災復興関連作業員宿舎の運営につきましては、見込んでおりました宿泊収益が計上できなかったため、当連結会計年度におきまして減損損失を計上しており、今後につきましても、宿舎設備の一部売却等を行い、収容人員規模を縮小した宿泊運営を行っていく予定です。
通信関連事業につきましては、売上高及び売上総利益の増加を図るため、保守・管理要員の増員を進め、受注件数の増加に向けた営業活動に注力してまいります。
その他事業における、クローゼットレンタル事業につきましては、引き続き利用顧客数の増加に向けた宣伝、営業活動を継続してまいります。
当社グループは、技術の集積により競争力を高めていくと同時に、株式公開企業としての社会的責任を認識し、コンプライアンス体制を重視するとともに、実効性のある内部統制システムが機能的に発揮でき得る体制の確立を推進してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している各事業における主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、当該リスクが顕在化する程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
当社は、これらのリスクの発生の可能性を認識し、発生の低減並びに発生した場合の的確な対応に努めてまいります。
また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)当社グループに係る市場及び事業に関するリスク
①建設事業における市場及び入札環境の変動によるリスク
当社グループの主力事業である建設事業は、社会資本の整備、維持事業を行っており、公共事業投資の状況に大きく影響を受けることとなります。このため、公共工事予算の大幅な削減等が行われた場合は工事受注量の減少が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、M&A等による優良建設会社の取得(子会社化)等を積極的に展開しており、当該取得を通じて東京以外の事業エリアの拡大にも努めております。
②受注価格競争に係るリスク
公共工事の入札において、低価格入札の横行並びに過当競争による競合他社との受注価格競争が激化した場合は完成工事総利益率の低下が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
都心部の地下には、地下鉄、電気・電話等の地下ケーブル、ガス・水道・下水道管等が輻輳して埋設されており、このような地下環境下における工事は難易度が高く、確かな技術力・知識・経験等が必要となります。
当社グループは、半世紀にわたり東京都における上・下水道工事の施工を行ってきた実績があり、永年培ってきた技術力・知識・経験の確かな伝承を行うとともに更なる研鑽を積むことにより、競争に打勝つ総合力の蓄積、向上を図ってまいります。
③建設資材等の調達におけるリスク
建設事業は、受注から完成に至るまでに長い期間を要することから、施工途中において建設資材価格・労務費等が高騰し、それを請負金額に反映できない場合は完成工事総利益の低下が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、土木本部内の積算部門において建設資材・労務費等の価格変動状況を監視しており、工事入札時には、当該状況を踏まえて入札価格の算出を行っております。また、施工期間中において急激な変動が生じた場合は、代替工法等の提案等を行い対応してまいります。
④取引先の信用低下に伴うリスク
建設事業は1件当たりの取引金額が大きく、請負契約先または協力会社の業績悪化等により信用不安に陥った場合は工事代金の回収の遅延や貸倒れ等が発生することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、新規の取引先については信用、与信調査等を行い取引可否の判断を行っており、取引の継続先におきましても信用調査会社等と提携して情報の収集を行い、債権の保全に努めております。
⑤施工における瑕疵の発生によるリスク
品質管理には万全を期しておりますが、瑕疵担保責任並びに製造物責任等の賠償責任が発生した場合は多額の損害賠償を請求されることが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、一般財団法人日本品質保証機構における品質マネジメントシステム(ISO 9001)の認証を取得し、工法別作業マニュアルに基づく品質管理を徹底しております。
また、工事の完成時には土木本部役員による社内検査を実施し、品質の確認を行っております。
⑥労働災害等の発生によるリスク
施工中の防災及び事故防止には万全を期しておりますが、予期しない原因などにより工事事故や労働災害が発生した場合は指名停止などにより受注機会が減少することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、経営トップを中心とした安全管理体制を構築しており、施工状況の巡回監視結果を経営会議において報告し、状況の把握並びに改善の検討を行っております。
また、協力会社を中心とした災害防止協議会を組織し、協議会役員による巡回の実施、施工方法の改善検討も行っております。
⑦従業員の確保等に関するリスク
当社グループが行う建設事業は、工事ごとに国家資格を有した管理技術者を専任して配置する必要があるほか、施工管理を担当する人員を必要とします。
建設業界への就労人口が減少傾向にある状況から、人材の獲得の停滞や離職者の増加等により人員が不足する状況に陥った場合は完成工事高、完成工事総利益の減少が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、新たな人員の獲得に向けた採用活動を積極的に展開するとともに、社員の定年後の継続雇用の充実を図り、人員の確保に努めております。
また、工事施工管理業務を希望する女性の雇用も積極的に行っております。
⑧法的規制によるリスク
当社グループの事業は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、労働安全衛生法等の法的規制を受けておりますが、これらの法律の改廃、法的規制の新設、適用基準の変更等が行われた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、法令順守を最重要課題と位置づけ、担当部門による法令改正等の動向のモニタリングを実施するとともに、事前に法改正等に向けた対応方針を策定し、グループ全体への周知を行っております。
また、原則3か月に1回開催される全役職員が出席する全体会議において、代表取締役社長及び担当取締役が法令遵守の重要性を説明し、法令遵守の浸透並びに体制の強化に努めております。
(2)その他、当社グループの経営に係るリスク
①資金調達に係るリスク
金融危機の発生、急激な市場変動等により経済状況が悪化した場合は工事資金等の調達に支障が生じるほか、調達コストが上昇することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、複数年にわたるコミットメントライン契約を締結することなどにより、適正な手元流動性の確保並びに調達コスト上昇リスクの低減に努めております。
②保有資産の時価の下落によるリスク
当社グループは、事業上の必要性から販売用不動産並びに土地等の有形固定資産を保有しており、国内の不動産市況が悪化し、保有する不動産の評価減及び減損処理等を行った場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、不動産の取得については経営会議、取締役会において取得の検討を行っております。
また、取得後は、事業用不動産の稼働率向上に努めるとともに、各保有不動産の月次稼働状況をモニタリングし、市場価値を勘案しながら有用な資産のみを保有することでリスクの最小化を図っております。
③退職給付債務に関するリスク
退職給付債務算定に用いる前提となる年金資産の時価、期待運用利回り等に大きな変動があった場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
年金資産の運用については、ポートフォリオをリスクの低い一般勘定を中心とした安定運用とすることにより、時価の下落によるリスクを低減するよう努めております。
④大規模自然災害等の発生によるリスク
地震、津波、風水害等の大規模自然災害が発生し、当社グループの従業員や保有資産等の直接的被災が発生した場合並びに当該災害の発生により受注環境の変化、建設資材の価格の高騰、電力の供給不足等が発生した場合は売上高の減少、収支採算の悪化等が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期等について予測することは困難でありますが、当社グループは、発生した際に最も被害が大きいと予測される地震被害想定に基づく災害対策を策定し、災害時における人的被害の低減並びに早期の事業再開に向けた体制等の整備に努めております。
⑤新型コロナウイルス感染症等の拡大によるリスク
新型コロナウイルス、インフルエンザ等の感染症が拡大し、建設市場の縮小、施工中案件の中断等が発生した場合は受注機会の減少、工事採算の悪化等が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期等について予測することは困難でありますが、当社グループは、衛生管理の徹底や時差出勤等の施策の実施により、影響の低減に努めております。
(1)経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、米中間の貿易摩擦問題や消費税増税による景気の冷え込みが懸念されるなど、景気の先行きは不透明な状況が続きました。また、2020年に入り新型コロナウイルス感染症の世界的拡大や、国内外の経済活動が停滞状態に陥ったことにより、景気の後退色が更に鮮明となる状況となりました。
このような状況の中、当社グループの主要事業である建設事業におきましては、生活を支える上・下水道設備の老朽化問題、豪雨対策問題等に対する早期対策の実施の必要性から公共建設投資が底堅く推移したことにより、事業環境は概ね良好な状況で推移いたしました。
建設事業におきましては、完成工事総利益の増加を図るため、工事コストの低減並びに施工期間短縮に取組むとともに、当連結会計年度に手持ち工事の完了が集中したことに伴う工事数量の減少を補填するべく、東京都発注の上・下水道工事の受注獲得に努めてまいりました。
不動産事業等におきましては、不動産事業の賃貸収益、太陽光発電設備事業の売電収益等の安定収益の増加を図るとともに、OLYリース事業における売上高及び売上収益の増加に向け、受注エリアの拡大並びに営業力の強化に努めてまいりました。
通信関連事業におきましては、通信回線の保守・管理業務における体制強化並びに受注量の増加に向けた営業活動を継続してまいりました。
以上の結果、売上高は51億87百万円(前年同期比13.2%減)、営業利益は5億40百万円(前年同期比24.5%増)、経常利益は5億12百万円(前年同期比11.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億37百万円(前年同期比114.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(建設事業)
建設事業におきましては、受注高54億90百万円(前年同期比41.0%増)、売上高39億74百万円(前年同期比11.7%減)、セグメント利益(営業利益)4億49百万円(前年同期比34.9%増)となりました。
(不動産事業等)
不動産事業等におきましては、不動産物件の売却並びに賃貸収入、OLY機材のリース販売等により売上高8億47百万円(前年同期比20.5%減)、セグメント利益(営業利益)49百万円(前年同期比50.0%減)となりました。
(通信関連事業)
通信関連事業におきましては、NTT局内の通信回線の保守・管理業務等により売上高3億72百万円(前年同期比7.8%減)、セグメント利益(営業利益)40百万円(前年同期比258.6%増)となりました。
(その他)
その他事業におきましては、クローゼットレンタル事業により売上高4百万円(前年同期比81.8%減)、セグメント損失(営業損失)0.2百万円(前年同期は10百万円のセグメント損失)となりました。
②財政状態の状況
当連結会計年度末の資産の残高は、91億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億30百万円増加いたしました。増加の主な要因は、現金及び預金の増加4億52百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少1億49百万円、不動産事業等支出金の減少45百万円、販売用不動産の増加7億26百万円、のれんの減少41百万円によるものであります。
当連結会計年度末の負債の残高は、50億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加いたしました。増加の主な要因は、工事未払金の減少89百万円、短期借入金の減少1億64百万円、未成工事受入金の増加2億80百万円、未払法人税等の増加72百万円、長期借入金の増加5億31百万円によるものであります。
当連結会計年度末の純資産の残高は、41億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億76百万円増加いたしました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加2億63百万円、新株予約権の増加14百万円によるものであります。
③当期のキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、23億54百万円と前連結会計年度末に比べ4億26百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況等につきましては次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1億89百万円(前年同期は8億11百万円の減少)となりました。資金の主な増加は、税金等調整前当期純利益4億27百万円、減価償却費61百万円、売上債権の減少1億49百万円、未成工事受入金の増加2億80百万円、減損損失72百万円、損害補償損失引当金の増加55百万円であり、資金の主な減少は、たな卸資産の増加7億78百万円、仕入債務の減少89百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は49百万円(前年同期は28百万円の減少)となりました。資金の主な減少は、有形固定資産の取得による支出24百万円、貸付けによる支出40百万円であり、資金の主な増加は、貸付金の回収による収入15百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は2億89百万円(前年同期は11億60百万円の増加)となりました。資金の主な増加は、短期借入による収入47億60百万円、長期借入による収入10億36百万円であり、資金の主な減少は、短期借入金の返済による支出50億13百万円、長期借入金の返済による支出4億15百万円、配当金の支払額74百万円であります。
④生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
前年同期比(%) |
|
建設事業(千円) |
5,490,313 |
141.0 |
|
不動産事業等(千円) |
836,067 |
80.2 |
|
通信関連事業(千円) |
372,311 |
92.2 |
|
その他(千円) |
4,563 |
17.9 |
(注)当連結会計年度において、以下の著しい変動がありました。
建設事業につきましては、東京都における上・下水道工事の受注の増加によるものであります。
その他につきましては、エトス株式会社において行っておりました鍼灸接骨院店舗閉店に伴う減少によるものであります。
b.売上実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
前年同期比(%) |
|
建設事業(千円) |
3,974,483 |
88.3 |
|
不動産事業等(千円) |
836,067 |
80.2 |
|
通信関連事業(千円) |
372,311 |
92.2 |
|
報告セグメント計(千円) |
5,182,862 |
87.1 |
|
その他(千円) |
4,563 |
17.9 |
|
合計(千円) |
5,187,425 |
86.8 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当社グループの事業では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。
4.主な相手先別の売上実績及びその割合は、次のとおりであります。
前連結会計年度 東京都下水道局 53.9% 3,218,355千円
東京都水道局 11.0% 657,241千円
当連結会計年度 東京都下水道局 52.0% 2,696,747千円
東京都水道局 13.0% 674,903千円
当社グループの建設事業における状況につきましては、提出会社が業績の大半を占めるため個別表記しております。
なお、提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。
建設事業における受注工事高及び施工高の状況
(受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高)
前事業年度(自2018年8月1日 至2019年7月31日)
|
種類別 |
前期繰越高 (千円) |
当期受注高 (千円) |
計(千円) |
当期完成工事高 (千円) |
次期繰越高 |
当期施工高 (千円) |
||
|
手持高 (千円) |
うち施工高(千円) |
|||||||
|
|
|
|
|
|
|
% |
|
|
|
土木工事 |
3,903,184 |
3,469,400 |
7,372,584 |
3,877,996 |
3,494,587 |
8.0 |
279,429 |
4,075,761 |
|
計 |
3,903,184 |
3,469,400 |
7,372,584 |
3,877,996 |
3,494,587 |
8.0 |
279,429 |
4,075,761 |
当事業年度(自2019年8月1日 至2020年7月31日)
|
種類別 |
前期繰越高 (千円) |
当期受注高 (千円) |
計(千円) |
当期完成工事高 (千円) |
次期繰越高 |
当期施工高 (千円) |
||
|
手持高 (千円) |
うち施工高(千円) |
|||||||
|
|
|
|
|
|
|
% |
|
|
|
土木工事 |
3,494,587 |
4,825,632 |
8,320,219 |
3,375,731 |
4,944,488 |
8.0 |
394,425 |
3,490,726 |
|
計 |
3,494,587 |
4,825,632 |
8,320,219 |
3,375,731 |
4,944,488 |
8.0 |
394,425 |
3,490,726 |
(注)1.前期以前に受注したもので、契約の更新により請負金額に変更があるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2.次期繰越高の施工高は、支出金により手持高の施工高を推定したものであります。
3.当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致いたします。
(受注高及び売上高について)
当社は建設市場の状況を反映して工事の受注工事高及び完成工事高が平均化しておらず、最近3年間についてみても次のように変動しております。
|
期別 |
受注工事高 |
完成工事高 |
||||
|
1年通期(A) (千円) |
下半期(B) (千円) |
(B)/(A) (%) |
1年通期(C) (千円) |
下半期(D) (千円) |
(D)/(C) (%) |
|
|
第52期 |
2,213,520 |
1,202,480 |
54.3 |
2,977,851 |
1,768,879 |
59.4 |
|
第53期 |
3,469,400 |
1,963,092 |
56.6 |
3,877,996 |
2,108,690 |
54.4 |
|
第54期 |
4,825,632 |
3,297,851 |
68.3 |
3,375,731 |
1,799,737 |
53.3 |
(完成工事高)
|
期別 |
区分 |
官公庁(千円) |
民間(千円) |
計(千円) |
|
前事業年度 (自 2018年8月1日 至 2019年7月31日) |
土木工事 |
3,875,596 |
2,400 |
3,877,996 |
|
計 |
3,875,596 |
2,400 |
3,877,996 |
|
|
当事業年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
土木工事 |
3,371,651 |
4,080 |
3,375,731 |
|
計 |
3,371,651 |
4,080 |
3,375,731 |
(注)1.完成工事の内、主なものは次のとおりであります。
前事業年度
|
東京都下水道局 |
大田区東馬込一丁目、品川区西大井五丁目付近枝線工事 |
|
東京都下水道局 |
千代田区外神田一、三丁目付近再構築工事 |
当事業年度
|
東京都水道局 |
台東区蔵前一丁目地先から同区蔵前二丁目地先間配水本管(600㎜)布設替工事 |
|
東京都下水道局 |
品川区上大崎三丁目、東五反田五丁目付近再構築工事 |
2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。
前事業年度 東京都下水道局 83.0% 3,218,355千円
東京都水道局 17.0% 657,241千円
当事業年度 東京都下水道局 79.9% 2,696,747千円
東京都水道局 20.0% 674,903千円
(手持工事高)(2020年7月31日現在)
|
区分 |
官公庁(千円) |
民間(千円) |
合計(千円) |
|
土木工事 |
4,944,488 |
- |
4,944,488 |
|
計 |
4,944,488 |
- |
4,944,488 |
(注)手持工事の内、主なものは次のとおりであります。
|
東京都下水道局 |
大田区東馬込一丁目、品川区西大井五丁目付近枝線その2工事 |
|
東京都水道局 |
墨田区江東橋二丁目地先から同区江東橋四丁目地先間配水本管(600mm・500㎜)布設替及び既設管内配管工事 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会社方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについて、経営者は過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大による会計上の見積りへの影響については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績の分析
(売上高、売上総利益の分析)
当社グループは、主力事業である建設事業の手持ち工事の約半数の工事が当期に完成したことに伴い、手持ち工事数量の減少を補填するため、東京都における新たな工事の受注を積極的に行ってまいりました。
新たに受注した工事におきましては、本施工前に施工箇所地下の既存の埋設物の位置状況等の調査を事前に行う必要があり、綿密且つ十分に行うため、長期の準備期間を要します。
当期におきましては、当該準備作業を行う工事が集中したことの影響等により減収となり、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ7億88百万円(13.2%)減少し、51億87百万円となりました。
(販売費及び一般管理費の分析)
販売費及び一般管理費は、事業税等の租税公課及び支払手数料等の増加により、前連結会計年度に比べ14百万円(2.4%)増加し、6億11百万円となりました。
(営業利益の分析)
営業利益は、建設事業による完成工事総利益等の増加により、前連結会計年度に比べ1億6百万円(24.5%)増加し、5億40百万円となりました。
(経常利益の分析)
経常利益につきましては、営業利益の増加により、前連結会計年度に比べ54百万円(11.9%)増加し、5億12百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益の分析)
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、福島県に建設した震災復興関連作業員宿舎における減損損失72百万円を計上したものの、税金等調整前当期純利益は4億27百万円となり、法人税、住民税及び事業税92百万円、法人税等調整額△2百万円の計上の結果、当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は3億37百万円となりました。
b.財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の資産の残高は、91億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億30百万円増加いたしました。増加の主な要因は、現金及び預金の増加4億52百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少1億49百万円、不動産事業等支出金の減少45百万円、販売用不動産の増加7億26百万円、のれんの減少41百万円によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債の残高は、50億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加いたしました。増加の主な要因は、工事未払金の減少89百万円、短期借入金の減少1億64百万円、未成工事受入金の増加2億80百万円、未払法人税等の増加72百万円、長期借入金の増加5億31百万円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産の残高は、41億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億76百万円増加いたしました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加2億63百万円、新株予約権の増加14百万円によるものであります。
c.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況 ③当期のキャッシュ・フローの状況」を参照ください。
d.資本の財源及び資金の流動性の分析
当社グループは、将来の事業活動に必要な資金を確保し、適切な流動性を維持することを財務の基本方針としております。資金需要の主なものは、工事原価、販売費及び一般管理費などの運転資金、設備投資資金及び不動産事業等における不動産の取得、建設資金であります。
その資金の原資は、自己資金、営業キャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等により行っております。短期的な運転資金の調達に関しましては、短期借入金を基本とし、設備投資資金の調達に関しましては、長期の借入を行っております。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。
当社グループは、各事業セグメントの収益力強化に取り組み「ACTION PLAN 2019」において策定した目標の達成に向け、グループ一丸となって取り組んでおります。
当該計画の第1期目となる第54期につきましては、建設事業における収益性の高い推進工事の更なる収益の上積みができたほか、東京五輪開催期間中の施工の抑制等により、工事の完成が東京五輪閉会以降と予測していた工事の完成が開催延期により前倒しとなったこと等により完成工事総利益が増加し、目標としておりました営業利益3億79百万円を1億60百万円上回り、5億40百万円(42.3%の増加)の結果となりました。
「中期経営計画(ACTION PLAN 2019)」と当連結会計年度実績との比較は次のとおりであります。
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当連結会計年度 (自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) |
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区分 |
計画 |
実績 |
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売上高(千円) |
5,094,000 |
5,187,425 |
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営業利益(千円) |
379,400 |
540,069 |
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営業利益率(%) |
7.45 |
10.41 |
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次期の見込みとしましては、当社グループが行う事業に対する新型コロナウイルス感染症拡大による影響は限定的と推察されるものの、当期に建設事業の手持ち工事の完成が集中したことに伴い、手持ち工事量の減少を補填するべく東京都における新たな工事の受注を行ってまいりました結果、当期においては既存の設備を改修・更新する工事の発注が多く、収益性の高い推進工事の受注が行えなかった状況等から、次期(第55期)の売上高営業利益につきましては、中期経営計画目標値よりも低下する見込みです。
当社グループは、グループ一丸となって工事コストの低減、経費の節減等に取り組み、目標とする売上高営業利益率7.0%以上の確保、達成に向け、努力してまいります。
「中期経営計画(ACTION PLAN 2019)」における次期連結会計年度(第55期)の計画と2020年9月14日に発表した「2021年7月期の連結業績予想」との比較は次のとおりであります。
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次期連結会計年度 (自 2020年8月1日 至 2021年7月31日) |
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区分 |
計画 |
予想 |
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売上高(千円) |
5,220,000 |
5,165,084 |
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営業利益(千円) |
391,440 |
335,810 |
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営業利益率(%) |
7.50 |
6.50 |
特記事項はありません。
特記事項はありません。