第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

当社は、創業以来茨城県を中心に、空気調和、給排水衛生等設備工事の設計・施工及び保守管理を主な事業として行ってまいりました。当社は、「健全なる企業活動を通じ誠意を持って社会に貢献する」ことを経営の基本方針とし、どのような環境下に置かれても、持続的発展が可能である企業となり、また株主をはじめとするステークホルダーの皆様の期待や信頼に応えるべく企業価値の向上を目指しております。

 

(2)経営環境

建設業界におきましては、政府建設投資及び民間建設投資は一定の水準を維持しておりますが、慢性的な技術労働者不足と建設資材の価格高騰に伴う建設コストの上昇により受注競争が激化し、依然として厳しい経営環境が続いております。また、長時間労働等、働き方改革及び生産性向上への取り組みは業界全体での課題となっております。さらに、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないうえ、政府建設投資及び民間建設投資の動向、景気悪化による工事の中断等予断を許さない状況が続くものと思われます。

 

(3)経営戦略及び対処すべき課題

当社は、今後の社会情勢や経営環境を見据え、10年後のありたい姿(ビジョン)を明示しその実現に向けて、2021年8月期より中期経営計画「NEXT Akatsuki Eazima VISION2030~選ばれる会社へ~」を策定し、10年後のありたい姿(ビジョン)を以下の3つとしております。

   空間のスペシャリストとして誠意を持ってお客様と接し、「頼られる存在」として選ばれ続けるトップランナー

   きれいな水と空気を次世代に繋ぎ、持続可能な社会の実現に挑戦するトータルエンジニアリング集団

   社員の幸せと地域の繁栄を追求し、成長し続ける会社

2021年8月期からの10年間を大きく3つの期間に分け、その第Ⅰ期(2021年8月期~2023年8月期)を「変革の基盤構築」の3年間と位置づけました。10年後のありたい姿(ビジョン)を実現するため、強固なビル空間事業サイクルを実現する事業基盤構築に向けた施策を重点的に取り組んでまいります。また、空間のスペシャリストとして、事業基盤の変革を進める人材を確保し、社員が誇りと幸せを感じる職場づくりに取り組んでまいります。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、安定的な収益の確保と経営基盤の強化のため、目標とする経営指標を以下のように策定しております。

 ① 受注工事高     80億円以上

 ② 売上高       80億円以上

  ③ 営業利益率     10%以上

  ④ 自己資本利益率   10%以上

 

 

2 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び低減に取り組んでまいります。また、これらのリスクが発生した場合、その影響を最小限にとどめるよう対応していく所存であります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 法規制リスク

当社は、建設業法、下請法、会社法、金融商品取引法、独占禁止法、労働安全衛生法等様々な法規制を受けております。これらの法律が将来において、法令の改廃や新設、適用基準の変更等があった場合、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、コンプライアンス委員会によるコンプライアンスの整備、維持及び向上を図る体制を構築しております。

 

(2) 業績変動のリスク

① 営業地域限定
当社は、主に茨城県を中心に営業活動を展開しておりますが、当該地域の投資状況や経済の状況、天災等が当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

    当該リスクの対応策として、戦略エリアへの重点投資及び営業力を強化することで、当該地域への集中リスクを最小化するよう努めております。

② 売上計上時期のずれ

当社に起因しない何らかの事情により、工期延長等が発生しお客様への引渡しが予定していた期間よりも遅れることがあります。当社は工事完成基準及び工事進行基準を採用しておりますので、結果として売上計上時期にずれが生じ、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、施工中の問題点等を早期に発見し、施工管理の徹底に努めております。

③ 資機材の市況変動による材料費の高騰

資機材が市況変動により急激に高騰し請負金額に反映させることが困難な揚合、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、資機材の市況変動を注視し早期調達や安定的な取引先を確保することで、リスクの最小化に努めております。

④ 不採算工事発生

当社は適正な原価管理を行うため個別原価計算を採用しておりますが、工事途中での設計変更、建設資材及び労務費の高騰等想定外の原価発生により、不採算工事が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、施工中の問題点等を早期に発見し、施工管理の徹底に努めております。

⑤ 契約不適合責任リスク

顧客との間の工事請負契約において、竣工後の一定期間、契約不適合責任を負っております。これに伴って発生する補修費用について、過去の実績に基づき完成工事補償引当金を計上しておりますが、当該補修費用が当該引当金を上回って発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、施工検討会及び社内中間検査・完成検査の実施等により品質管理の徹底を図っております。また、建設工事保険や賠償責任保険等によりリスク回避を行っております。

 

⑥ 自然災害・工事災害・感染症

人的・物的事故あるいは災害の発生や竣工後のクレーム等により損害賠償請求を受ける可能性があります。そうした不測の事態に備え各種保険に加入しておりますが、補填しきれない場合、また、大規模な地震、その他事業の継続に支障をきたす災害・事故、感染症等の影響が生じた場合は、その賠償額が当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、自然災害や工事災害に対して、事業継続計画の整備及び安全パトロール等の実施により影響を最小限に抑えるよう努めております。また、感染症に対して、社員の時差出勤や消毒液の設置等感染拡大防止策を講じております。

⑦ 取引先及び協力会社与信

工事代金受領以前に取引先が倒産に陥り売掛債権の回収に支障をきたす場合、また、協力会社が倒産し、工事の進捗に支障をきたす場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、取引開始時の与信管理の徹底及び工事現場における出来高管理、入出金バランス管理、営業部門及び施工部門による取引先の情報共有等によりリスクの最小化に努めております。

 

(3) 事業体制リスク

当社は、今後の事業戦略として営業部門や施工部門において優秀な人材を確保し育成していくことが重要な課題であると認識しております。しかし、当社の求める人材を確保・育成ができない場合、受注高の確保に支障をきたし、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応策として、人事担当者による大学訪問、会社説明会の実施、インターンシップの導入等新卒社員や中途社員の採用を推進し、人材の確保に努めております。また、集合研修、職場内研修等を通じて、人材の育成にも努めております。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。

    ① 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大により、ロックダウンや外出自粛要請等によるヒトやモノの移動制限の影響で経済活動の停滞が続いております。また、米中の貿易と投資をめぐる緊張状態の見通しが不確実性を増しており、世界全体で景況感が悪化して経済活動が更に弱まる先行きが予想されております。

建設業界におきましては、政府建設投資及び民間建設投資は一定の水準を維持しておりますが、慢性的な技術労働者不足と建設資材の価格高騰に伴う建設コストの上昇により受注競争が激化し、依然として厳しい経営環境が続いております。更に、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないうえ、政府建設投資及び民間設備投資の動向、景気悪化による工事の中断等予断を許さない状況が続くものと思われます。

このような状況のもと、当社は引き続き工事利益率及び営業利益率の向上を目標に、受注時採算性の強化、原価管理及び施工管理の徹底、諸経費削減などの諸施策を実施してまいりました。

その結果、当事業年度の業績につきましては、受注高は前事業年度比13.5%増加75億99百万円となり、売上高も前事業年度比10.7%増加84億11百万円となりました。

損益面におきましては、売上高の増加及び工事利益率の向上などから、営業利益は前事業年度比42.4%増加10億33百万円、経常利益も同じく43.6%増加10億39百万円となりました。また、最終損益につきましても、前事業年度比34.2%増加6億55百万円の当期純利益となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

    (設備事業)

設備事業の受注工事高は前事業年度比13.5%増加75億99百万円となり、完成工事高も前事業年度比10.1%増加82億72百万円となりました。営業利益も同じく前事業年度比35.9%増加13億21百万円となりました。

    (太陽光発電事業)

太陽光発電事業の売上高は前事業年度比79.0%増加1億36百万円、営業利益も同じく前事業年度比9.4%増加35百万円となりました。

    (その他事業)

その他事業の売上高は前事業年度比4.0%減少1百万円、営業利益も同じく11.7%減少0百万円となりました。

なお、各セグメントに配分していないセグメント利益の調整額は、全社費用の3億24百万円であり、主に各セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

 なお、財政状態の状況については、次のとおりであります。

当事業年度末における資産は、前事業年度末に比べ1億6百万円増加し、87億96百万円となりました。その要因は、主に売上債権が3億13百万円減少したものの、現金預金が6億55百万円増加したことによるものであります。 

負債は、前事業年度末に比べ5億13百万円減少し、36億75百万円となりました。その要因は、主に仕入債務が4億86百万円、未成工事受入金が2億9百万円それぞれ減少したことによるものであります。 

また、純資産は、前事業年度末に比べ6億19百万円増加し、51億20百万円となりました。その要因は、主に当期純利益の計上に伴う利益剰余金が5億64百万円増加したことによるものであります。

 

(注)「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」における各事項の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

    ② キャッシュ・フローの状況

  当事業年度末における現金及び現金同等物は、6億55百万円増加43億86百万円となりました。 

営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益を計上し、仕入債務及び未成工事受入金が減少したものの、売上債権が減少したことなどから7億44百万円の収入超過(前事業年度は6億93百万円の収入超過)となりました。 

投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入などから36百万円の収入超過(前事業年度は4億38百万円の支出超過)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得及び配当金の支払いなどから1億25百万円の支出超過(前事業年度は7億49百万円の支出超過)となりました。

 

    ③ 生産、受注及び販売の状況

    a. 受注実績

セグメントの名称

前事業年度
(自  2018年9月1日
  至  2019年8月31日)

当事業年度
(自  2019年9月1日
  至  2020年8月31日)

増減(△)

増減(△)率(%)

設備事業(千円)

6,697,058

7,599,830

902,771

13.5

 

(注)当社では設備事業以外では受注形態をとっておりません。

 

    b. 売上実績

セグメントの名称

前事業年度
(自  2018年9月1日
  至  2019年8月31日)

当事業年度
(自  2019年9月1日
  至  2020年8月31日)

増減(△)

増減(△)率(%)

設備事業(千円)

7,517,397

8,272,913

755,516

10.1

太陽光発電事業(千円)

76,505

136,930

60,424

79.0

その他事業(千円)

1,250

1,200

△50

△4.0

合計(千円)

7,595,152

8,411,043

815,890

10.7

 

(注)  売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合

前事業年度

 該当事項はありません。

 

当事業年度

 該当事項はありません。

 

なお、参考のため設備事業の実績は、次のとおりであります。

設備事業における受注工事高及び施工高の実績

 1) 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高

項目

区分

前期繰越
工事高
(千円)

当期受注
工事高
(千円)


(千円)

当期完成
工事高
(千円)

次期繰越工事高

当期
施工高
(千円)

手持工事高
(千円)

うち施工高
(%、千円)

前事業年度

(自  2018年9月1日

至  2019年8月31日)

建築設備工事

4,691,065

2,306,602

6,997,667

3,745,624

3,252,043

6.1

196,796

3,717,307

リニューアル
工事

1,997,621

4,060,626

6,058,247

3,439,485

2,618,762

11.4

298,950

3,609,197

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

188,243

329,830

518,073

332,287

185,786

332,287

合計

6,876,929

6,697,058

13,573,988

7,517,397

6,056,591

8.2

495,746

7,658,792

当事業年度

(自  2019年9月1日

至  2020年8月31日)

建築設備工事

3,252,043

4,255,363

7,507,406

3,743,349

3,764,057

1.9

70,323

3,616,876

リニューアル
工事

2,618,762

2,996,616

5,615,378

4,179,558

1,435,820

14.6

209,355

4,089,963

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

185,786

347,850

533,636

350,005

183,630

350,005

合計

6,056,591

7,599,830

13,656,421

8,272,913

5,383,507

5.2

279,678

8,056,845

 

(注) 1  前事業年度以前に受注した工事で、契約の更改等により請負金額に変更のあるものについては、当期受注工事高にその増減額が含まれております。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。

2  次期繰越工事高の施工高は、手持工事高の工事進捗部分であります。

3  当期施工高は(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。

4  「うち施工高」比率は「うち施工高」を「手持工事高」で除した値であります。

 

 2) 受注工事高の受注方法別比率

工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。

期別

区分

特命(%)

競争(%)

計(%)

前事業年度

(自  2018年9月1日

至  2019年8月31日)

建築設備工事

25.7

74.3

100.0

リニューアル工事

42.3

57.7

100.0

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

49.7

50.3

100.0

当事業年度

(自  2019年9月1日

至  2020年8月31日)

建築設備工事

26.2

73.8

100.0

リニューアル工事

52.6

47.4

100.0

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

48.3

51.7

100.0

 

(注)  百分比は請負金額比であります。

 

 3) 完成工事高

期別

区分

官公庁(千円)

民間(千円)

計(千円)

前事業年度

(自  2018年9月1日

至  2019年8月31日)

建築設備工事

464,811

3,280,813

3,745,624

リニューアル工事

1,299,214

2,140,270

3,439,485

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

140,266

192,020

332,287

合計

1,904,292

5,613,104

7,517,397

当事業年度

(自  2019年9月1日

至  2020年8月31日)

建築設備工事

293,669

3,449,680

3,743,349

リニューアル工事

2,573,273

1,606,284

4,179,558

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

138,006

211,999

350,005

合計

3,004,949

5,267,964

8,272,913

 

(注) 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。

前事業年度  請負金額2億円以上の主なものは、次のとおりであります。

  受注先

  工事名

水戸市

水戸市新庁舎建設設備工事

株式会社イチケン

アパホテル国会議事堂前駅前新築設備工事

坂東市

29繰国補第2号小学校校舎空調設備設置工事

社会福祉法人青燈会

ひばりヶ丘放射線防護改修設備工事

清水建設株式会社

弘仁会志村病院移転計画工事

 

 

 

 

当事業年度 請負金額3億円以上の主なものは、次のとおりであります。

 受注先

 工事名

茨城県

県庁舎空調自動制御設備更新工事

株木建設株式会社

30-31国補新谷田部学校給食センター建築設備工事

東京都

都立八王子地区第二特別支援学校新築給排水衛生設備工事

株式会社富士工

水戸市南町2丁目ホテル新築設備工事

株式会社奥村組

アパホテル大森駅前新築設備工事

 

 

 

 

 

 4) 手持工事高 (2020年8月31日現在)

区分

官公庁(千円)

民間(千円)

計(千円)

建築設備工事

144,372

3,619,685

3,764,057

リニューアル工事

716,730

719,090

1,435,820

土木工事

プラント工事

ビルケア工事

57,578

126,052

183,630

合計

918,680

4,464,827

5,383,507

 

(注) 手持工事高のうち請負金額4億円以上の主なものは、次のとおりであります。

 受注先

 工事名

完成予定年月

清水建設株式会社

茨城中央サテライトセンター新築設備工事

2021年1月

東海村

第31-12-202-K-001号庁舎空調設備改修工事

2021年3月

株式会社イチケン

アパホテル上野駅前プロジェクト新築設備工事

2021年5月

竹中・株木・鈴木良・葵・関根特定JV

水戸市新市民会館等施設建築物新築設備工事

2022年10月

株木建設株式会社

霞台厚生施設組合新広域ごみ処理施設整備・運営事業建設設備工事

2021年3月

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
  なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

    ① 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われており、資産・負債や収益・費用の金額に反映されております。

これらの見積りにつきましては、過去の実績等を踏まえながら継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

 

    ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

     a. 経営成績等の分析

      1) 財政状態

       流動資産

売上債権が3億9百万円減少したものの、現金預金が6億55百万円増加しました。その結果、流動資産は前事業年度末比4.2%2億27百万円増加56億84百万円(前事業年度末  54億57百万円)となりました。

 

       固定資産

有形固定資産が主に減価償却費により77百万円減少しました。その結果、固定資産は前事業年度末比3.7%1億20百万円減少31億12百万円(前事業年度末  32億33百万円)となりました。

 

       流動負債

仕入債務が4億86百万円、未成工事受入金が2億9百万円それぞれ減少しました。その結果、流動負債は前事業年度末比15.6%5億31百万円減少28億66百万円(前事業年度末  33億98百万円)となりました。

 

       固定負債

長期の有利子負債が13百万円増加しました。その結果、固定負債は前事業年度末比2.3%18百万円増加8億9百万円(前事業年度末 7億90百万円)となりました。

 

       純資産

当期純利益の計上などから利益剰余金が5億64百万円増加しました。その結果、純資産は前事業年度末比13.8%6億19百万円増加51億20百万円(前事業年度末  45億1百万円)となりました。

 

 

      2) 経営成績

       売上高

売上高は、受注高が増加し、工事の進捗も順調だったことなどから、前事業年度比10.7%8億15百万円増加84億11百万円(前事業年度  75億95百万円)となりました。

 

       売上総利益

売上総利益は、売上高の増加及び工事利益率の向上などから、前事業年度比30.6%3億61百万円増加15億45百万円(前事業年度  11億83百万円)となりました。

 

       営業利益

営業利益は、販売費及び一般管理費が増加したものの、売上総利益が増加したことから、前事業年度比42.4%3億7百万円増加10億33百万円(前事業年度  7億25百万円)となりました。

 

       経常利益

経常利益は、営業利益が増加したことなどから、前事業年度比43.6%3億15百万円増加10億39百万円(前事業年度 7億24百万円)となりました。

 

       当期純利益

当期純利益は、投資有価証券評価損等の特別損失を計上したものの、経常利益が増加したことなどから、前事業年度比34.2%1億67百万円増加6億55百万円(前事業年度  4億88百万円)となりました。

 

       3) キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりでありますが、指標のトレンドを示しますと、次のとおりであります。

 

2016年
8月期

2017年
8月期

2018年
8月期

2019年
8月期

2020年
8月期

自己資本比率  (%)

44.1

46.4

45.6

51.8

58.2

時価ベースの自己資本比率  (%)

24.2

31.4

30.4

30.9

33.6

キャッシュ・フロー対有利子負債比率  (年)

1.8

1.3

2.8

1.5

1.5

インタレスト・カバレッジ・レシオ  (倍)

26.1

47.1

30.0

33.5

45.4

 

(注)  自己資本比率                    :自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率        :株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式数控除後)により算出しております。

※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。

※有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

※計算の結果が、マイナスとなる場合は「-」で表示しております。

 

     b. 資本の財源及び流動性について

当社における資金需要の主なものは、運転資金及び設備資金であります。また、その資金の源泉は主に営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等による資金調達となります。

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5 【研究開発活動】

当社の研究開発は現実的、具体的問題の解決と社会的ニーズへの対応を目的とした実用面に主眼を置き、その目的を達成するために、技術開発チームを中心に必要課題の研究開発を行っております。なお、当事業年度においては、特記すべき事項はありません。