第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当中間連結会計期間の当社グループの経営成績につきましては、1棟売を目的とした収益マンションの売却が当初の想定より早く6月に行われたものの、大型物件工事の着工時期の遅れなどもあり、売上高は前年同期比19.2%減の13,125,316千円となりました。

利益につきましては、従業員の給与見直しに伴う人件費の上昇や、設計事務所をM&Aにより取得したことによる仲介手数料の計上により販売費及び一般管理費が増加し、営業利益は前年同期比28.2%減の543,567千円、経常利益は前年同期比27.9%減の548,738千円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比27.6%減の360,278千円となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

なお、当中間連結会計期間の期首より、報告セグメントの区分を変更しております。下記の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

なお、下記のセグメント別営業損益には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでおります。

 

<建設事業>

建設事業セグメントに関しましては、1棟売を目的とした収益マンションの売却が当初の想定より早く6月に行われたものの、大型物件工事の着工時期の遅れなどから、売上高は前年同期比29.1%減の7,454,616千円、営業利益は前年同期比19.6%減の512,970千円となりました。

 

<住宅事業>

住宅事業セグメントに関しましては、売上高はほぼ横ばいの前年同期比1.1%減の5,555,517千円となりました。しかしながら、新規分譲地の販売開始に伴う広告費用や展示場開設に伴う費用の計上に伴い販売費及び一般管理費が増加したことから、営業利益は前年同期比65.5%減の40,683千円となりました。

 

<その他事業>

その他事業セグメントに関しましては、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し飲食の収益が改善したことから、売上高は前年同期比8.8%増の115,182千円となりました。営業利益につきましては5,208千円(前年同期は営業利益204千円)となりました。

 

② 財政状態

(資産)

当中間連結会計期間末の資産合計につきましては、当社において工事代金の回収により完成工事未収入金が減少しましたが、将来的な事業資金確保のために運転資金の調達を行ったこと等により現金預金が増加したことから、30,730,146千円(前連結会計年度末は30,118,560千円)となりました。

 

(負債)

当中間連結会計期間末の負債合計につきましては、当社において工事進捗の影響により支払手形・工事未払金等が減少しましたが、金融機関からの資金調達により長期借入金が増加したこと等から、13,081,932千円(前連結会計年度末は12,720,941千円)となりました。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末の純資産につきましては、親会社株主に帰属する中間純利益による利益剰余金の増加等により、17,648,213千円(前連結会計年度末は17,397,618千円)となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローは、投資活動により303,090千円減少しましたが、営業活動により2,551,870千円、財務活動により594,783千円増加した結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,645,580千円(前年同期末2,557,428千円)となりました。

 

主な要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少930,452千円等の減少要因がありますが、売上債権の減少2,667,531千円及び税金等調整前中間純利益548,589千円等の増加要因により、資金は2,551,870千円の増加(前年同期は2,127,045千円の減少)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出196,000千円及び有形固定資産の取得による支出135,562千円等の減少要因により、資金は303,090千円の減少(前年同期は16,721千円の減少)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少1,770,000千円及び長期借入金の返済による支出526,584千円等の減少要因がありますが、長期借入れによる収入3,097,000千円等の増加要因により、資金は594,783千円の増加(前年同期は1,832,676千円の増加)となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社は2024年度を初年度とする中期経営計画(2024年12月期から2028年12月期)を新たに策定し、公表いたしました。詳細につきましては、2024年7月2日公表の「中期経営計画策定に関するお知らせ」をご参照ください。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当中間連結会計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(7) 生産、受注及び販売の実績

当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

(8) 主要な設備

当中間連結会計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、除却等の計画はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。