【連結財務諸表注記】

1.報告企業

日本ハム株式会社(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であり、登記されている住所は大阪府大阪市北区であります。当社及び子会社(以下「当社グループ」という。)並びに当社グループの関連会社が営んでいる主な事業はハム・ソーセージ、加工食品の製造・販売、食肉の生産・販売、水産物及び乳製品等の製造・販売であります。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

当社グループの連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの連結財務諸表は、「注記3.重要な会計方針」に記載がある場合を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

 

3.重要な会計方針

以下に記載されている会計方針は、特段の記載がない限り、本連結財務諸表に記載されている全ての期間について適用された会計方針と同一であります。

(1) 連結の基礎

① 子会社

子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。支配とは投資先に対するパワーを有し、投資先への関与により生じるリターンの変動にさらされ、かつ投資先に対するパワーを通じてリターンに影響を及ぼす能力を有している場合をいいます。

子会社の財務諸表については、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失した日までの間、連結の対象に含めております。子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合、必要に応じて当該子会社の財務諸表の調整を行っております。連結会社間の重要な内部取引及び債権債務は、相殺消去しております。

支配の喪失に至らない、子会社に対する持分の変動は、資本取引として会計処理しております。親会社持分及び非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する相対的な持分の変動を反映するよう修正しております。非支配持分の金額と支払対価又は受取対価との差額は、資本に直接認識し、親会社持分に配分しております。子会社に対する支配を喪失した場合、(1)受取対価の公正価値と残存する持分の公正価値との合計と、(2)子会社の資産(のれんを含む)及び負債、並びに非支配持分の従前の帳簿価額との差額を、純損益として認識しております。支配の喪失日において、残存する投資の公正価値は、IFRS第9号「金融商品」(以下「IFRS第9号」という。)に従った事後の会計処理のための当初認識時の公正価値、又は、関連会社に対する投資の当初認識時の原価とみなしております。

子会社の所在する現地の法制度上不可能である場合、決算日が異なる子会社の財務諸表は、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。

② 関連会社

関連会社とは、当社グループがその財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配又は共同支配していない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%から50%を保有する場合、当社グループは当該企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。

関連会社については、当社グループが重要な影響力を有することとなった日から重要な影響力を喪失する日まで、持分法によって会計処理しております。関連会社の会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。持分法の下では、投資額は当初は原価で測定し、それ以後は、関連会社の純資産に対する当社グループの持分の取得後の変動に応じて投資額を変動させております。

連結財務諸表には、他の株主との関係等により、決算日を統一することが実務上不可能であるため、決算日が異なる関連会社が含まれております。決算日が異なる関連会社の財務諸表は、決算日の差異により生じる期間の重要な取引又は事象について調整を行っております。

 

 

(2) 企業結合

企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債、当社が発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されております。

取得日において、識別可能な資産及び負債は、以下を除き、取得日における公正価値で認識しております。

・繰延税金資産(又は繰延税金負債)及び従業員給付契約に関連する負債(又は資産)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定しております。

・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループは、当該基準書に従って認識し測定しております。

取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして認識しております。反対に下回る場合は、ただちに連結損益計算書において純損益として認識しております。

当社グループは、非支配持分を公正価値で測定するか、又は識別可能な純資産の認識金額の比例持分で測定するかを個々の取引ごとに選択しております。

企業結合に関連して発生する取得関連費用は、発生時に費用処理しております。

企業結合の当初の会計処理が企業結合が生じた連結決算日までに完了しない場合、完了しない項目については最善の見積りに基づく暫定的な金額で測定しております。その後、取得日から1年以内の測定期間に入手した新たな情報が、取得日時点で認識された金額の測定に影響を及ぼすものである場合、取得日時点で認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。

 

(3) 外貨換算

当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である円貨で表示しております。また、グループ内の各企業はそれぞれ独自の機能通貨を定めており、各企業の取引はその機能通貨により測定しております。

外貨建取引は、取引日における為替レート又はそれに近似するレートにより機能通貨に換算しております。外貨建の貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートにより機能通貨に換算しております。当該換算及び決済により生じる換算差額は純損益として認識しております。

在外営業活動体の資産及び負債は期末日の為替レートにより、収益及び費用は当該期間中の為替レートが著しく変動していない限り期中平均為替レートにより、それぞれ円貨に換算しており、その換算差額はその他の包括利益として認識しております。在外営業活動体が処分された場合、当該営業活動体に関連する累積換算差額を処分した期の純損益として認識しております。

 

 

(4) 金融商品

①  非デリバティブ金融資産

(ⅰ)当初認識及び測定

当社グループは、営業債権及びその他の債権を、これらの発生日に当初認識しております。その他の全ての金融資産は、当社グループが当該金融商品の契約当事者となった取引日に当初認識しております。

当社グループは非デリバティブ金融資産の当初認識時において、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益又は純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。それぞれの分類及び測定モデルの概要は以下のとおりであります。

償却原価で測定する金融資産

金融資産は、以下の要件をともに満たす場合に償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・当社グループの事業モデルにおいて、当該金融資産の契約上のキャッシュ・フローを回収することを目的として保有している場合

・契約条件が、特定された日に元本及び元本残高に係る利息の支払のみによるキャッシュ・フローを生じさせる場合

償却原価で測定する金融資産は、公正価値に取引コストを加算して当初測定しております。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

(a) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

金融資産は、以下の要件をともに満たす場合にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産に分類しております。

・当社グループの事業モデルにおいて、当該金融資産の契約上のキャッシュ・フローの回収と売却を目的として保有している場合

・契約条件が、特定された日に元本及び元本残高に係る利息の支払のみによるキャッシュ・フローを生じさせる場合

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

償却原価で測定する金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産以外の金融資産のうち、当初認識時に事後の公正価値の変動をその他の包括利益に表示するという取消不能な選択をした資本性金融資産については、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、公正価値に取引コストを加算して当初測定しております。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

償却原価で測定する金融資産又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、公正価値で当初測定し、取引コストは発生時に純損益で認識しております。

(ⅱ)事後測定

金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

償却原価で測定する金融資産

実効金利法により償却原価で測定しております。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

公正価値で測定し、その変動はその他の包括利益で認識しております。

ただし、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産からの配当金については、純損益で認識しております。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

公正価値で測定し、その変動は純損益で認識しております。

 

(ⅲ)認識の中止

当社グループは、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は、当該金融資産が譲渡され、所有に係るリスク及び経済価値の全てを移転する場合に、当該金融資産の認識を中止しております。移転した金融資産に関して当社グループが創出した、又は引き続き保有する持分については、別個の資産・負債として認識しております。

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

(a) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産

当該金融資産の認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額を純損益に振り替えております。

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

当該金融資産の認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額を利益剰余金に振り替え、純損益で認識しておりません。

(ⅳ)金融資産の減損

償却原価で測定する金融資産及びその他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産については、将来発生すると見込まれる信用損失を控除して表示しております。当社グループは当該金融資産について、当初認識以降信用リスクが著しく増加しているか否かを評価しております。

当該信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合は、当該金融商品に係る貸倒引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定しております。一方、信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合は、当該金融資産に係る貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております。

ただし、営業債権及びその他の債権については常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しており、当該測定金額は、純損益で認識しております。

②  非デリバティブ金融負債

(ⅰ)当初認識及び測定

当社グループは、当社グループが発行した負債証券を、その発行日に当初認識しております。その他の金融負債は全て、当社グループが当該金融商品の契約の当事者になる取引日に認識しております。

当社グループは、非デリバティブ金融負債として、有利子負債、営業債務及びその他の債務を有しており、当初認識時に公正価値からその発行に直接起因する取引コストを減算して測定しております。

(ⅱ)事後測定

金融負債の当初認識後の測定は、実効金利法により償却原価で測定しております。

(ⅲ)認識の中止

当社グループは、金融負債が消滅した場合、つまり、契約上の義務が履行、免責、取消又は失効となった場合に、金融負債の認識を中止しております。

③  デリバティブ及びヘッジ会計

当社グループは、為替リスクや金利リスクをそれぞれヘッジするために、為替予約、金利スワップ契約等のデリバティブを利用しております。これらのデリバティブは、契約が締結された時点の公正価値で当初測定し、その後も公正価値で事後測定しております。

デリバティブの公正価値変動額は連結損益計算書において純損益として認識しております。

なお、当社グループは、ヘッジ会計を適用しておりません。

④  金融商品の公正価値

各決算日現在で活発な金融市場において取引されている金融商品の公正価値は、市場における公表価格等を参照しております。活発な市場が存在しない金融商品の公正価値は、適切な評価技法を使用して測定しております。

 

⑤  金融資産及び金融負債の相殺

金融資産と金融負債は、認識された金額を相殺する強制可能な法的権利が現時点で存在し、かつ純額ベースで決済するか又は資産を実現すると同時に負債を決済する意図が存在する場合にのみ、相殺し、連結財政状態計算書において純額で表示しております。

 

(5) 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、手許現金、要求払預金及び容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない当初の満期日までの期間が3ヶ月以内の流動性の高い短期投資で構成されております。

 

(6) 棚卸資産

棚卸資産は取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定し、原価の算定にあたっては、平均法を使用しております。棚卸資産の取得原価には、購入原価、加工費、及び棚卸資産が現在の場所及び状態に至るまでに発生したその他の全ての費用を含んでおります。

また、正味実現可能価額は、通常の営業過程における見積売価から、完成に要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除して算定しております。

 

(7) 農業会計

生物資産について、公正価値が信頼性をもって測定できる場合は、当初認識時及び各期末において、売却コスト控除後の公正価値で測定しております。当該会計処理に伴う公正価値の変動額は、純損益として認識しております。一方、公正価値が信頼性をもって測定できない場合は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。

生物資産から収穫された農産物は、収穫時において公正価値から売却コストを控除した金額で棚卸資産に振り替えております。

 

(8) 有形固定資産

有形固定資産の測定においては原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上しております。減価償却は、償却可能額をそれぞれの見積耐用年数にわたり、定額法によっております。

主要な有形固定資産の見積耐用年数は概ね以下のとおりであります。

建物               20から40年

機械及び備品    5から15年

取得原価には、当該資産の取得に直接付随する費用、解体・除去及び設置場所の原状回復費用の当初見積額、並びに資産計上の要件を満たす借入費用を含めております。

有形固定資産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産の認識の中止時に純損益に含めております。

減価償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

 

(9) 無形資産及びのれん

① 無形資産

個別で取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。企業結合により取得し、のれんとは区分して認識した無形資産は、取得日の公正価値で測定しております。

無形資産の測定においては原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上しております。

耐用年数を確定できる無形資産の償却は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法によっております。

耐用年数を確定できない無形資産を除き、主要な無形資産の見積耐用年数は概ね以下のとおりであります。

ソフトウェア 5年

償却方法、見積耐用年数及び残存価額は、各年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

② のれん

当初認識時におけるのれんの測定については、「注記3.重要な会計方針 (2) 企業結合」に記載しております。

のれんは取得原価から減損損失累計額を控除した価額で計上しております。

 

(10) リース

当社グループは、当連結会計年度の期首より、IFRS第16号を適用しております。

 

前連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)

契約上、資産の所有に伴うリスクと経済価値が実質的に全て当社グループに移転する場合は、ファイナンス・リースに分類し、それ以外のリースは、オペレーティング・リースに分類しております。

ファイナンス・リースについては、リース期間の起算日においてリース開始日に算定したリース物件の公正価値又は最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で、当初認識しております。当初認識後は、リース資産は、見積耐用年数とリース期間のいずれか短い期間にわたって、定額法で減価償却又は償却を行っております。リース料は、利息法により金融費用とリース債務の返済額に配分しております。

オペレーティング・リースについては、連結損益計算書において、支払リース料をリース期間にわたって定額法により費用として認識しております。

 

当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日)

当社グループは、契約時に特定された資産の使用を支配する権利が一定期間にわたって対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでいると判定しております。

上記に該当するリース契約について、当社グループはリース開始日に使用権資産及びリース負債を認識しております。

リース負債については、リース開始日におけるリース料総額の未決済分の割引現在価値として当初測定を行った金額で認識しております。リース料総額の未決済分の割引現在価値を算定する場合に使用すべき割引率は、実務上可能な場合にはリースの計算利子率とし、実務上不可能な場合には、借手の追加借入利子率を用いております。なお、リース負債は連結財政状態計算書上、流動負債及び非流動負債の「有利子負債」に含めて表示しており、リース料は利息法に基づき金融費用とリース負債の返済額に配分し、金融費用は連結損益計算書にて、使用権資産に係る減価償却費と区分して表示しております。また、使用権資産については、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リース料等を調整し、リース契約に基づき要求される原状回復義務等のコストを加えた額で当初の測定を行っており、リース期間にわたり定額法又は他の規則的な基礎のいずれかによって減価償却を行っております。

ただし、当社グループはリース期間が12ヶ月以内の短期リース及び少額資産のリースについて、使用権資産及びリース負債を認識しないことを選択しており、これらのリースについては、リース料総額をリース期間にわたって定額法又は他の規則的な基礎のいずれかによって費用として認識しております。

 

(11) 非金融資産の減損

棚卸資産、生物資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を除く非金融資産について、当社グループは、各報告期間の期末日に減損の兆候の有無を判定しております。減損の兆候が存在する場合、当該資産の回収可能価額の見積りを行っております。のれん及び耐用年数を確定できない無形資産については、毎年同時期及び減損の兆候がある場合にはその都度、当該資産の回収可能価額の見積りを行っております。

資金生成単位は、他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資産グループとしております。

資産又は資金生成単位の回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方の金額としております。使用価値の算定にあたり、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。

資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を認識しております。

過去に認識した減損損失について、当社グループは、各報告期間の期末日に損失の減少又は消滅の可能性を示す兆候の有無を判定しております。

減損損失戻入れの兆候が存在する場合、当該資産の回収可能価額の見積りを行い、当該回収可能価額が帳簿価額を上回る場合、減損損失を戻入れております。

戻入の金額は、減損損失を認識しなかった場合の減価償却費又は償却費控除後の帳簿価額を超えない金額を上限としております。

なお、のれんについて認識した減損損失は、戻入を行っておりません。

 

(12) 退職後給付

当社グループは、退職後給付制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度からなる確定給付制度並びに確定拠出年金制度を採用しております。

① 確定給付制度

確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値(必要な場合は、資産上限額の影響を考慮する)を控除した金額で認識しております。

確定給付制度債務の現在価値は、予測単位積増方式を用いて算定しております。この算定に用いる割引率は、将来の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末日時点の優良社債の利回りに基づいております。

確定給付負債又は資産の純額の再測定は、発生時にその他の包括利益として認識し、即時に利益剰余金へ振り替えております。過去勤務費用及び清算損益は純損益として認識しております。

② 確定拠出年金制度

確定拠出年金制度の退職後給付に係る費用は、従業員が関連するサービスを提供した時点で費用として認識しております。

 

(13) 株式に基づく報酬

当社グループは、持分決済型の株式に基づく報酬制度として、ストック・オプション制度を採用しております。ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、費用として連結損益計算書において認識し、同額を連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。

付与されたオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデル等を用いて算定しております。

 

(14) 収益

当社グループは、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」に従い、以下の5つのステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する

当社グループは、ハム・ソーセージ、加工食品、食肉、水産物及び乳製品等の販売を行っております。

顧客に対する製品の販売契約については、顧客への製品を引き渡した時点で、製品への支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから、当該時点で収益を認識しております。

収益は販売契約における対価から販売数量又は販売金額に基づくリベートや値引等を控除した金額で算定しており、顧客に返金すると見込んでいる対価を合理的に見積り、返金負債として認識しております。

また、当社グループが代理人として製品の販売に関与している場合には、純額で収益を認識しております。

製品の販売契約における対価は、顧客へ製品を引き渡した時点から主として1年以内に回収しております。なお、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(15) 政府補助金

政府補助金は、補助金交付のための条件を満たし、補助金を受領することに合理的な保証がある場合は、補助金収入を公正価値で測定し、認識しております。発生した費用に対する補助金は、費用の発生と同じ連結会計年度に純損益として認識しております。資産の取得に対する補助金は、当該補助金の金額を資産の取得原価から控除しております。

 

(16) 法人所得税

法人所得税は、当期税金及び繰延税金から構成されております。これらは、企業結合に関連するもの及び直接資本又はその他の包括利益で認識される項目を除き、純損益として認識しております。

① 当期税金

当期税金は、税務当局に納付又は税務当局から還付されると予想される金額で算定しております。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、報告期間の末日までに制定され、又は実質的に制定されている税率及び税法に基づいております。

② 繰延税金

繰延税金資産及び負債は、報告期間の末日における資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。

繰延税金資産は将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して、将来の課税所得により利用できる可能性が高い範囲内で認識し、繰延税金負債は原則として全ての将来加算一時差異について認識しております。

繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の一部又は全部の便益を実現させるのに十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期再評価され、将来の課税所得が、繰延税金資産の回収を可能にする可能性が高くなった範囲で、当社グループは過去に未認識であった繰延税金資産を認識しております。

なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を認識しておりません。

・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異

・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に解消しない可能性が高い一時差異

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異のうち、予測可能な期間内に解消されない可能性が高い一時差異

繰延税金資産及び負債は、報告期間の末日までに制定され、又は実質的に制定されている税率及び税法に基づいて、当該資産が実現する期又は負債が決済される期に適用されると予想される税率によって算定しております。

繰延税金資産及び負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法的強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。

法人所得税の不確実な税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産又は負債として認識しております。

 

(17) 1株当たり利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しております。

希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する全ての潜在株式の影響を調整して算定しております。

 

(18) 資本

① 普通株式

当社が発行した普通株式は、発行価額を資本金及び資本剰余金に計上し、直接発行費用は資本剰余金から控除しております。

② 自己株式

自己株式を取得した場合は、直接取引コストを含む支払対価を、資本の控除項目として認識しております。自己株式を処分した場合、帳簿価額と受取対価の差額を資本の増加として認識しております。

 

 

(19) 会計方針の変更

当社グループは、当連結会計年度より以下の基準を適用しております。 

 

基準書

基準名

新設・改訂の概要

IFRS第16号

リース

リース取引に関する会計処理の改訂

 

 

当社グループは、契約時に、特定された資産の使用を支配する権利が一定期間にわたって対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでいると判定しております。ただし、当社グループはリース期間が12ヶ月以内の短期リース及び少額資産のリースについて、使用権資産及びリース負債を認識しないことを選択しております。なお、当社グループはIFRS第16号の適用に際し、契約にリースが含まれているか否かについては、IAS第17号「リース」(以下、「IAS第17号」)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでおります。適用開始日以降は、IFRS第16号の規定に基づき判断しております。また、当社グループはIFRS第16号の適用に際し、すべてのリースに関して、適用開始日に累積的影響を認識する方法を適用しております。

リース取引におけるリース負債は、リース開始日におけるリース料総額の未決済分の割引現在価値として測定を行っております。適用開始日現在の連結財政状態計算書に認識されているリース負債に適用している借手の追加借入利子率の加重平均は0.4%であります。リース料総額の未決済分の割引現在価値を算定する場合に使用すべき割引率は、実務上可能な場合にはリースの計算利子率とし、実務上不可能な場合には、借手の追加借入利子率を用いております。なお、リース料は利息法に基づき金融費用とリース負債の返済額に配分し、金融費用は連結損益計算書にて、使用権資産に係る減価償却費と区分して表示しております。

使用権資産については、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リース料等を調整し、リース契約に基づき要求される原状回復義務等のコストを加えた額で当初の測定を行っており、リース期間にわたり定額法又は他の規則的な基礎のいずれかによって減価償却を行っております。IAS第17号を適用して開示したオペレーティング・リース契約と連結財政状態計算書に認識した適用開始日現在のリース負債の調整表は以下のとおりであります。  
 

(単位:百万円)

2019年3月31日現在のオペレーティング・リース契約の割引後の金額

8,846

2019年3月31日現在のファイナンス・リース債務

11,264

解約可能オペレーティング・リース契約等

16,844

2019年4月1日現在のリース負債

36,954

 

 

これにより従前の会計基準を適用した場合と比較し、適用開始日現在の連結財政状態計算書での資産残高が25,690百万円増加しております。

 

なお、当社グループはIFRS第16号の適用に際し、以下の実務上の便法を使用しております。

・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用しております。

・減損レビューを実施することの代替として、リースが適用開始日直前においてIAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」を適用して不利であるかどうかの評価に依拠しております。

・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外しております。

・延長又は解約オプションが含まれている契約について、リース期間を算定する際などに、事後的判断を使用しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

当社グループの連結財務諸表は、収益及び費用、資産及び負債の測定並びに連結会計年度末日現在の偶発事象の開示等に関する経営者の見積り及び仮定を含んでおります。これらの見積り及び仮定は過去の実績及び連結会計年度末日現在において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいております。その性質上、実際の結果は、これらの見積り及び仮定とは異なる可能性があります。

見積り及びその仮定は経営者により継続して見直しております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り及び仮定を見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 

経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。

・連結子会社及び関連会社の範囲(注記3.重要な会計方針 (1) 連結の基礎)

・金融商品の公正価値(注記3.重要な会計方針 (4) 金融商品、注記29.金融商品)

・生物資産の公正価値(注記3.重要な会計方針 (7) 農業会計、注記9.生物資産)

・非金融資産の減損(注記3.重要な会計方針 (11) 非金融資産の減損、注記10.有形固定資産、注記11.無形資産及びのれん)

・退職後給付(注記3.重要な会計方針 (12) 退職後給付、注記18.退職後給付制度)

・繰延税金資産の回収可能性(注記3.重要な会計方針 (16) 法人所得税、注記13.法人所得税)

 

(追加情報)

新型コロナウイルス感染症の影響については、当連結会計年度末から半年程度は継続し、その後は徐々に収束することを会計上の見積り及び仮定として検討しましたが、当連結会計年度の影響は軽微と判断しております。ただし、今後の状況変化によっては、翌連結会計年度の財政状態、経営成績に重要な影響を与える可能性があります。

 

5.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高意思決定機関が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、主として商品及び提供するサービスの性質に加えて販売又はサービスを提供する地域に応じて以下の4つの事業セグメントに区分し、経営管理を行っており、これを報告セグメントとしております。

 

 加工事業本部-主に国内におけるハム・ソーセージ、加工食品の製造・販売

 食肉事業本部-主に国内における食肉の生産・販売

 関連企業本部-主に国内における水産物、乳製品の製造・販売

 海外事業本部-主に海外子会社におけるハム・ソーセージ、加工食品、食肉及び水産物の生産・製造・販売

セグメント間の内部取引における価格は、外部顧客との取引価格に準じております。

 

(表示方法の変更)

前連結会計年度まで、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した金額を「セグメント利益」として

表示しておりましたが、当連結会計年度より当該「セグメント利益」の算定方法を変更して表示しております。

当連結会計年度からは、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除し、当社グループが定める為替差損益を加味するとともにIFRSへの調整及び非経常項目を除外して算定した金額を新たに「セグメント利益」として表示しております。なお前連結会計年度の「セグメント利益」は、当連結会計年度との比較可能性の観点から、変更後の算定方法に修正して表示しております。当該変更は、セグメント情報の重要な経営指標として、事業活動を通じて獲得する利益をより明瞭に示すことにより、当該変更が連結財務諸表の利用者にとって目的適合性のより高い情報を提供すると判断したためであります。

 

(2) 報告セグメントに関する情報

各連結会計年度における報告セグメント情報は以下のとおりであります。
 

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

加工事業
本部

食肉事業
本部

関連企業

本部

海外事業
本部

消去調整他

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客に対する売上高

338,854

649,820

151,781

128,540

1,268,995

34,815

1,234,180

セグメント間の内部売上高

14,237

107,173

3,292

126,669

251,371

251,371

353,091

756,993

155,073

255,209

1,520,366

286,186

1,234,180

セグメント利益(△損失)

7,797

35,743

441

3,753

40,228

1,917

38,311

 

セグメント資産

187,547

359,847

86,675

125,146

759,215

17,827

741,388

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

6,859

8,058

2,453

2,722

20,092

2,325

22,417

資本的支出

11,981

19,776

9,107

4,903

45,767

2,053

47,820

持分法で会計処理されている投資

267

896

22

13,024

14,209

191

14,400

 

 

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

加工事業
本部

食肉事業
本部

関連企業

本部

海外事業
本部

消去調整他

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客に対する売上高

339,089

658,664

139,443

129,610

1,266,806

36,980

1,229,826

セグメント間の内部売上高

14,692

113,180

3,465

125,377

256,714

256,714

353,781

771,844

142,908

254,987

1,523,520

293,694

1,229,826

セグメント利益

11,357

32,773

1,095

1,849

47,074

3,302

43,772

 

セグメント資産

188,027

364,088

80,522

115,226

747,863

20,998

768,861

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

7,388

8,834

2,698

3,115

22,035

11,003

33,038

資本的支出

13,810

12,506

2,414

6,032

34,762

13,040

47,802

持分法で会計処理されている投資

270

730

37

12,873

13,910

13,910

 

(注) 1 「消去調整他」には、配賦不能項目、セグメント間の内部取引消去他が含まれております。

2 全社費用及び特定の子会社の損益は、一部の配賦不能項目を除き、各報告セグメントに配賦しております。これらの子会社は、各報告セグメントに含まれる連結会社のために間接的なサービス及び業務支援を行っております。

3 「セグメント利益(△損失)」は、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除し、当社グループが定める為替差損益を加味するとともにIFRSへの調整及び非経常項目を除外して算出しております。

4 「消去調整他」に含まれるセグメント資産の主なものは、使用権資産等のIFRSへの調整、親会社の現金及び現金同等物及び投資有価証券であります。

5 「減価償却費及び償却費」は、有形固定資産、使用権資産及び無形資産の償却額であります。各報告セグメントの「減価償却費及び償却費」は、(注)2の全社費用及び特定の子会社の損益に含まれる減価償却費及び償却費は含んでおりません。

6 「資本的支出」は、有形固定資産、使用権資産及び無形資産の増加額であります。

 

各連結会計年度における、セグメント利益(△損失)の合計額と税引前当期利益との調整表は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

セグメント利益(△損失)の合計額

38,311

43,772

IFRS調整(注)1

△1,986

△1,230

災害関連損失(注)2

△995

△840

為替差損益(注)3

△3,065

△2,202

その他の収益

8,510

3,592

その他の費用

9,292

14,790

金融収益

1,427

1,285

金融費用

3,561

3,903

持分法による投資利益

918

1,355

税引前当期利益

30,267

27,039

 

(注)1 IFRS調整の主なものは、IAS第41号「農業」による生物資産の公正価値変動額及びIFRIC第21号「賦課

     金」であります。

    2  前連結会計年度の災害関連損失は、主に台風21号及び北海道胆振東部地震により発生した棚卸資産の評価損

     及び固定資産の修繕費によるものであります。当連結会計年度の災害関連損失は、主に北海道胆振東部地震

     に関連する固定資産の修繕費であります。

    3  為替差損益は、営業取引に係る為替決済の際に発生した為替差損益を「セグメント利益(△損失)」の調整対

     象としております。 

 

 

 

 

(3) 地域別情報

各連結会計年度における地域別売上情報は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

日本

1,106,029

1,100,512

その他の地域

128,151

129,314

合計

1,234,180

1,229,826

 

 (注)売上は、販売元が所在している地域により分類しております。

 

各連結会計年度末における地域別非流動資産(金融資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を除く)は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

日本

271,957

302,923

その他の地域

29,940

30,136

合計

301,897

333,059

 

 

(4) 主要な顧客に関する情報

外部顧客に対する売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。

 

 

6.現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

現金及び預金

59,602

83,322

預入期間が3ヶ月を超える定期預金

△11,494

△10,923

合計

48,108

72,399

 

(注) 連結財政状態計算書における「現金及び現金同等物」の残高と連結キャッシュ・フロー計算書における「現金及び現金同等物」の残高は一致しております。

 

7.営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

受取手形

629

515

売掛金

147,967

126,245

未収入金

5,061

4,138

控除: 貸倒引当金

△397

△685

合計

153,260

130,213

 

(注) 営業債権及びその他の債権は、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

 

8.棚卸資産

棚卸資産の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

製品及び商品

91,298

91,869

原材料及び仕掛品

18,400

19,023

貯蔵品

3,717

3,628

合計

113,415

114,520

 

 

前連結会計年度及び当連結会計年度に費用として認識した棚卸資産の金額は、それぞれ1,021,815百万円及び1,012,582百万円であります。

 

当社グループは前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、正味実現可能価額で棚卸資産を評価したことにより、それぞれ720百万円及び815百万円の評価減を計上しております。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、重要な評価減の戻入はありません。

 

9.生物資産

当社グループは、主に国内において牛、豚及び鶏の生産・飼育を行っており、海外においてはオーストラリアで牛の飼育を、トルコで鶏の生産・飼育を行っております。

流動資産に計上されている生物資産は、主に食肉生産のために肥育される牛、豚及び鶏といった家畜で構成されております。また、非流動資産に計上されている生物資産は、主に繁殖を目的として飼育される繁殖牛や種豚から構成されております。

当社グループが保有している生物資産の内訳は以下のとおりであります。

 

 

 

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

金額(百万円)

数量

金額(百万円)

数量

16,050

81,000

11,480

56,101

6,421

374,681

5,996

377,492

4,826

16,041

5,010

20,186

その他

551

10,029

732

9,026

公正価値で測定する生物資産

27,848

 

23,218

 

  流動

25,971

 

21,335

 

  非流動

1,877

 

1,883

 

 

 

各連結会計年度における生物資産の生産量は以下のとおりであります。

 

 

 

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

金額(百万円)

数量

金額(百万円)

数量

23,964

108,344

24,921

116,492

22,397

650,244

22,500

653,848

58,451

352,714

60,306

388,937

その他

708

6,660

468

3,803

 

 

数量の単位は以下のとおりであります。

 牛:頭数

 豚:頭数

 鶏:トン

 

各連結会計年度における生物資産の増減は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

26,887

出産・購入・飼育による増加

83,811

売却による減少

△3,984

屠畜による減少

△77,307

公正価値の変動による利益又は損失

△697

為替換算差額

△862

合計

27,848

流動

25,971

非流動

1,877

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

27,848

出産・購入・飼育による増加

78,947

売却による減少

△4,286

屠畜による減少

△75,986

公正価値の変動による利益又は損失

△1,205

為替換算差額

△2,100

合計

23,218

流動

21,335

非流動

1,883

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

23,218

 

 

生物資産の公正価値の変動に伴う損益は、連結損益計算書の「売上原価」に含まれております。

 

当社グループの生物資産である牛及び豚については、同種の資産の売買価格をインプットとしたマーケット・アプローチを基にした評価モデルにより生物資産の公正価値を測定しており、観察不能なインプットを含むためレベル3に分類しております。また、鶏については、取得原価をインプットとしたコスト・アプローチを基にした評価モデルにより、生物資産の公正価値を測定しており、観察不能なインプットを含むため、レベル3に分類しております。

 

当社グループが行う生物資産の生産活動においては、生産及び飼育コストにより生じるキャッシュ・アウトから、第三者への販売から得られるキャッシュ・インまでの時間を要します。この財務リスクを管理するため、当社グループでは運転資本の適正な水準維持に努めております。

 

 

10.有形固定資産

(1) 帳簿価額の増減、取得原価並びに減価償却累計額及び減損損失累計額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

帳簿価額

土地

建物

機械及び備品

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

51,437

126,173

82,725

8,808

269,143

取得

1,428

4,185

14,481

25,658

45,752

処分

△127

△348

△796

△42

△1,313

科目振り替え

△714

16,982

11,985

△28,896

△643

減価償却費

△8,786

△12,138

△20,924

減損損失

△63

△586

△483

△1,132

為替換算差額

△164

△91

△134

△254

△643

その他

26

6

△374

△342

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

51,797

137,555

95,646

4,900

289,898

会計方針の変更による

影響額(注)

△365

△3,031

△8,019

△11,415

会計方針の変更を

反映した期首残高
(2019年4月1日)

51,432

134,524

87,627

4,900

278,483

取得

1,605

3,988

10,317

14,771

30,681

処分

△228

△305

△658

△59

△1,250

科目振り替え

△10

6,775

5,884

△12,644

5

減価償却費

△8,828

△10,306

△19,134

減損損失

△38

△1,258

△1,427

△17

△2,740

為替換算差額

△370

△998

△893

△363

△2,624

その他

637

△28

47

△17

639

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

53,028

133,870

90,591

6,571

284,060

 

(注)IFRS第16号適用に伴う影響額であります。

(単位:百万円)

取得原価

土地

建物

機械及び備品

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

52,066

299,721

246,502

8,808

607,097

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

52,264

315,432

260,887

4,900

633,483

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

53,492

316,589

247,196

6,588

623,865

 

 

(単位:百万円)

減価償却累計額及び
減損損失累計額

土地

建物

機械及び備品

建設仮勘定

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

629

173,548

163,777

337,954

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

467

177,877

165,241

343,585

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

464

182,719

156,605

17

339,805

 

 

有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」に含めております。

建設中の有形固定資産に関する支出額は、上記の中で、建設仮勘定として記載しております。

 

 

(2) ファイナンス・リースによるリース資産

有形固定資産に含まれている、ファイナンス・リースによるリース資産の帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

土地

建物

機械及び備品

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

3,316

7,394

10,710

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

365

3,031

8,019

11,415

 

(注)当連結会計年度よりIFRS第16号の適用に伴い、有形固定資産に含まれるリース資産を使用権資産に表示組替を行っております。

 

(3) コミットメント

前連結会計年度末及び当連結会計年度末の有形固定資産の取得に関するコミットメントは、それぞれ52,811百万円及び50,513百万円であります。前連結会計年度末及び当連結会計年度末のコミットメントは、新球場建設にかかる設計・施工に関する契約額49,700百万円が含まれております。当該金額は現契約における最大の金額を表しており、実際の支払額を意味するものではありません。

 

(4) 減損損失

    減損損失は、連結損益計算書上、「その他の費用」に含めて表示しています。

 

前連結会計年度において、当社グループは有形固定資産の減損損失を、1,132百万円計上しました。これらの損失は、主に加工事業本部に関連する遊休資産に関するもので、主として資産の市場価格の低下によるものであります。

当連結会計年度において、当社グループは有形固定資産の減損損失を、2,740百万円計上しました。これらの損失は、主に食肉事業本部及び関連企業本部に関連する事業用資産に関するもので、主として一部の子会社の収益性の悪化が見込まれることによるものです。

 

算定の基礎とした処分コスト控除後の公正価値は、当該資産の鑑定評価額又は市場価格等、経営者が適切と判断した方法により算定しております。算定した公正価値は、公正価値ヒエラルキーのレベル3に該当します。

 

 

11.無形資産及びのれん

(1) 帳簿価額の増減、取得原価並びに償却累計額及び減損損失累計額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

帳簿価額

のれん

ソフトウェア

ソフトウェア
仮勘定

その他

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

4,250

2,953

767

2,359

10,329

取得

816

1,232

1

2,049

処分

△13

△4

△17

科目振り替え

1,244

△1,336

1

△91

償却費

△1,216

△277

△1,493

減損損失

△3,793

△4

△8

△3,805

為替換算差額

175

△2

△1

△21

151

その他

10

△31

△5

△26

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

632

3,788

631

2,046

7,097

会計方針の変更による

影響額(注)

0

0

会計方針の変更を

反映した期首残高
(2019年4月1日)

632

3,788

631

2,046

7,097

取得

499

3,943

422

4,864

処分

△13

△63

△76

科目振り替え

1,397

△1,387

0

10

償却費

△1,409

△270

△1,679

減損損失

△177

△15

△859

△1,051

為替換算差額

△18

△7

△22

△109

△156

その他

0

239

△295

△56

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

437

4,240

3,404

872

8,953

 

(注)IFRS第16号適用に伴う影響額であります。

(単位:百万円)

取得原価

のれん

ソフトウェア

ソフトウェア
仮勘定

その他

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

7,176

25,829

767

4,404

38,176

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

6,596

27,266

631

4,030

38,523

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

6,142

28,593

3,404

3,928

42,067

 

 

(単位:百万円)

償却累計額及び
減損損失累計額

のれん

ソフトウェア

ソフトウェア
仮勘定

その他

合計

前連結会計年度期首
(2018年4月1日)

2,926

22,876

2,045

27,847

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

5,964

23,478

1,984

31,426

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

5,705

24,353

3,056

33,114

 

 

無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」に含めております。

 

(2) 研究開発費

当社グループの前連結会計年度及び当連結会計年度における期中に費用として認識された研究開発活動による支出は3,159百万円及び3,195百万円であり、連結損益計算書上「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含めて表示しております。

 

(3) のれんを含む資金生成単位の減損テスト

① 資金生成単位

当社グループはのれんについて、連結会計年度末までに最低年に一度又は減損の兆候がある場合にはその都度、減損テストを実施しております。資金生成単位別ののれんの帳簿価額は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

Breeders & Packers Uruguay S.A

180

その他

452

437

合計

632

437

 

 

② 回収可能価額の算定基礎

前連結会計年度において、Breeders & Packers Uruguay S.Aに係るのれんを減損しております。

回収可能価額は処分費用控除後の公正価値にて算定しております。処分費用控除後の公正価値はインカム・アプローチを採用しており、経営者が承認した5ヶ年の事業計画に成長率を加味したキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。この事業計画は業界の趨勢に関する経営者の評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報及び内部情報に基づき作成しております。公正価値の決定に用いた成長率は、資金生成単位が属する市場の成長率予測2.0%で算定しております。割引率は、当該資金生成単位が属する市場の税引後加重平均資本コスト等を基礎に9.1%で算定しております。また、当該公正価値のヒエラルキーは重要な観察可能でないインプットを含むことからレベル3に区分しております。

 

当連結会計年度においては、のれんの金額に重要性がないため、記載を省略しております。

 

(4) 減損損失

減損損失は、連結損益計算書上、「その他の費用」に含めて表示しています。

 

前連結会計年度において、海外事業本部のBreeders & Packers Uruguay S.Aは収益性の低下により、のれんの減損損失を3,793百万円計上しました。

当連結会計年度において、海外事業本部のBreeders & Packers Uruguay S.Aは収益性の低下により、無形資産及びのれんの減損損失を1,030百万円計上しました。

 

算定の基礎とした無形資産の回収可能価額は、使用価値により算定しております。使用価値は5年間の事業計画に過去の実績を反映した将来キャッシュ・フローにて見積もられ、見積額がマイナスと見込まれるため、ゼロとしております。

 

 

12.持分法で会計処理されている投資

 

関連会社に対する投資は、持分法によって会計処理しております。また、個々に重要性のある関連会社はありません。

 

個々に重要性のない関連会社に対する当社グループの持分の帳簿価額は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

持分法で会計処理されている投資の帳簿価額

14,400

13,910

 

 

Panus Poultry Group社に関して、帳簿価額と純資産に占める当社の持分との差額(持分法によるのれん等)は、前連結会計年度末6,868百万円、当連結会計年度末6,715百万円であります。

 

個々に重要性のない関連会社における当期利益、その他の包括利益(△損失)及び当期包括利益に対する当社グループの持分は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

 ~2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

 ~2020年3月31日)

 

 

 

当期利益

918

1,355

その他の包括利益(△損失)

84

△498

当期包括利益

1,002

857

 

 

 

13.法人所得税

(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債

繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳及び増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

期首残高
(2018年4月1日)

純損益で

認識された金額

その他の包括利益で認識された金額

期末残高

(2019年3月31日)

繰延税金資産:

 

 

 

 

棚卸資産

1,167

98

1,265

未払事業税

732

△212

520

未払賞与

3,204

△58

3,146

有形固定資産及び無形資産

15,024

△1,024

14,000

退職給付に係る負債

5,209

297

831

6,337

繰越欠損金及び繰越税額控除

527

151

678

その他の一時差異

3,652

1,027

4,679

合計

29,515

279

831

30,625

繰延税金負債:

 

 

 

 

棚卸資産

△901

△146

△1,047

有形固定資産及び無形資産

△389

175

△214

金融資産

△4,578

429

1,560

△2,589

子会社に対する投資

△181

84

△97

合計

△6,049

542

1,560

△3,947

繰延税金資産(△負債)の純額

23,466

821

2,391

26,678

 

(注) 繰延税金費用と純損益で認識された金額との差額は、在外営業活動体の換算差額であります。

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

期首残高
(2019年4月1日)

純損益で

認識された金額

その他の包括利益で認識された金額

期末残高

(2020年3月31日)

繰延税金資産:

 

 

 

 

棚卸資産

1,265

△87

1,178

未払事業税

520

61

581

未払賞与

3,146

2

3,148

有形固定資産及び無形資産

14,000

660

14,660

退職給付に係る負債

6,337

△555

798

6,580

繰越欠損金及び繰越税額控除

678

103

781

その他の一時差異

4,679

606

5,285

合計

30,625

790

798

32,213

繰延税金負債:

 

 

 

 

棚卸資産

△1,047

303

△744

有形固定資産及び無形資産

△214

214

金融資産

△2,589

270

△84

△2,403

子会社に対する投資

△97

44

△53

合計

△3,947

831

△84

△3,200

繰延税金資産(△負債)の純額

26,678

1,621

714

29,013

 

(注) 繰延税金費用と純損益で認識された金額との差額は、在外営業活動体の換算差額であります。

 

繰延税金資産を認識していない繰越欠損金、繰越税額控除及び将来減算一時差異は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

繰越欠損金及び繰越税額控除

21,789

20,474

将来減算一時差異

4,596

6,199

 

 

  繰延税金資産を認識していない繰越欠損金及び繰越税額控除の金額と繰越期限は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

1年目

142

134

2年目

143

416

3年目

438

1,036

4年目

1,052

4,483

5年目

4,596

3,231

5年超

15,418

11,174

合計

21,789

20,474

 

 

当社グループの子会社の投資に係る将来加算一時差異について、繰延税金負債を認識していない金額は、前連結会計年度末34,358百万円、当連結会計年度末34,812百万円であります。これは、当社グループが一時差異の取り崩しの時期をコントロールすることが可能であり、一時差異が予測可能な期間内に解消しない可能性が高いためであります。

 

 

(2) 法人所得税費用

法人所得税費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

当期税金費用

11,766

9,558

繰延税金費用

△516

△1,452

合計

11,250

8,106

 

 

当期税金費用には、従前は税効果未認識であった税務上の欠損金、税額控除又は過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれております。これに伴う当連結会計年度における当期税金費用の減少額は、1,081百万円であります。なお、前連結会計年度における当該金額には金額的重要性はありません。

 

繰延税金費用のうち、繰延税金資産の評価減及び以前に計上した評価減の戻入れにより生じた繰延税金費用は、前連結会計年度及び当連結会計年度において金額的重要性はありません。

 

当社グループにおいては、法人税、住民税及び事業税が課されており、これらを基礎として計算して前連結会計年度及び当連結会計年度の法人所得税費用の法定実効税率は約31.0%であります。ただし、海外子会社についてはその所在地における税率を使用しております。

 

法定実効税率と平均実際負担税率との差異要因は以下のとおりであります。

 

 

(単位:%)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

法定実効税率

31.0

31.0

(調整)

 

 

海外子会社の税率差

0.0

△0.8

繰延税金資産に対する回収可能性の変動

2.6

△1.0

永久的に税務上損金算入されない費用

0.6

1.0

税額控除

△0.9

△1.0

のれんの減損損失

3.9

0.2

その他

0.0

0.6

平均実際負担税率

37.2

30.0

 

 

 

14.有利子負債

有利子負債の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

担保付:

 

 

銀行及び保険会社等よりの借入金

 

 

最終返済期限 2020年迄

 

 

年利率 前連結会計年度3.25%

300

 

当連結会計年度3.50%

 

300

無担保:

 

 

銀行及び保険会社等よりの借入金

 

 

最終返済期限 2028年迄

 

 

年利率 前連結会計年度0.24%~25.0%

85,546

 

当連結会計年度0.12%~10.50%

 

85,669

割賦購入による未払金

64

2019年9月満期0.551%利付普通社債

9,997

2022年9月満期0.934%利付普通社債

9,982

9,987

2024年2月満期0.15%利付普通社債

9,954

9,964

2026年2月満期0.25%利付普通社債

9,954

9,961

2029年2月満期0.36%利付普通社債

9,948

9,954

2039年8月満期0.60%利付普通社債

14,910

ファイナンス・リース債務:

 

 

前連結会計年度
最終返済期限 2035年迄、年利率0.0%~4.9%

11,264

 

リース負債:

 

 

当連結会計年度
最終返済期限 2047年迄、年利率0.0%~25.31%

 

35,748

合計

147,009

176,493

  流動

62,746

55,924

  非流動

84,263

120,569

 

 

 

 

15.リース

前連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)

 

(1) ファイナンス・リース債務

当社グループは、建物、機械及び備品をファイナンス・リースにより賃借しております。

ファイナンス・リース契約に基づく将来の最低支払リース料総額及び現在価値の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

最低支払リース料総額

最低支払リース料総額の
現在価値

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

1年以内

2,912

2,827

1年超5年以内

6,408

6,173

5年超

2,434

2,264

合計

11,754

11,264

控除:将来の金融費用

△490

 

最低支払リース料総額の現在価値

11,264

 

 

 

一部の契約には更新オプションや購入選択権が付されております。

また、エスカレーション条項やリース契約によって課された制限(追加借入及び追加リースに関する制限等)はありません。

 

(2) オペレーティング・リース

当社グループは、事務所、従業員社宅及び事務所備品等をオペレーティング・リースにより賃借しております。

これらに対して前連結会計年度に認識したリース料は10,578百万円であります。

 

解約不能のオペレーティング・リースに基づく将来の最低支払リース料総額の内訳は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

1年以内

2,301

1年超5年以内

4,463

5年超

1,879

合計

8,643

 

 

一部の契約には更新オプションや購入選択権が付されております。

また、エスカレーション条項やリース契約によって課された制限(追加借入及び追加リースに関する制限等)はありません。

 

 

当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日)

 

当社グループは、借手として土地、建物、機械及び備品等の資産を賃借しております。リース契約の一部については更新オプションや解約オプションが付されており、必要に応じてこれらのオプションを行使しております。また、リース契約によって課された制限や特約等の重要な付帯事項はありません。

 

(1) リースに係る損益は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

使用権資産の減価償却費

 

土地

419

建物

7,783

機械及び備品

4,013

その他

4

合計

12,219

リース負債に係る金利費用

210

短期リースの免除規定を適用したリース費用

1,164

少額資産の免除規定を適用したリース費用

1,569

リース負債の測定に含めていない変動リース料

74

 

 

使用権資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」に含めております。

 

(2) 使用権資産の帳簿価額は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

土地

2,668

建物

18,835

機械及び備品

14,039

その他

3

合計

35,545

 

 

使用権資産の増加については、「注記28.キャッシュ・フロー情報 (1)重要な非資金取引」に記載しております。

また、リース負債の満期分析については、「注記29.金融商品 (2)財務上のリスク管理 ③流動性リスク」に記載しております。

 

(3) リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

15,273

 

 

 

16.営業債務及びその他の債務

営業債務及びその他の債務の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

支払手形

11,658

10,477

買掛金

67,057

59,991

未払金

25,902

22,477

返金負債

6,956

6,857

合計

111,573

99,802

 

(注) 営業債務及びその他の債務は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。

 

17.その他の流動負債

その他の流動負債の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

未払費用

26,806

25,961

未払消費税等

9,263

6,798

契約負債

1,850

2,371

その他

869

836

合計

38,788

35,966

 

 

18.退職後給付制度

(1) 退職後給付制度の概要

当社は、職位、考課及び勤続年数に基づいて毎年付与される累積ポイントにより退職金が計算される「ポイント制退職金」をベースとした退職一時金及び確定給付企業年金制度を採用しております。確定給付企業年金制度の給付には市場関連金利が付与されます。確定給付企業年金制度のもとでは、定年退職時より10年から20年の期間にわたり年金が支払われます。また、当社は確定拠出年金制度を採用しております。

当社は、年金規約に基づく規約型年金制度を設けております。当社は、従業員の同意を得て、受給資格、給付内容・方法、掛金負担等年金制度の内容を規定した確定給付企業年金規約を定め、年金規約について厚生労働大臣の承認を受けております。掛金の払込み及び積立金の管理等に関して信託銀行や保険会社等と契約を締結し制度を運営しております。契約を締結した信託銀行等は、制度資産の管理・運用を行うとともに、年金数理計算や年金・一時金の支給業務を行っております。

当社は、法令、法令に基づいて行う厚生労働大臣の処分及び規約を遵守し、加入者等のため忠実にその業務を遂行しなければならず、自己又は加入者等以外の第三者の利益を図る目的をもって資産管理運用契約を締結すること及び積立金の運用に関し特定の方法を指図することは禁止されております。

 

制度資産は当社より法的に分離されており、資産運用受託者は制度資産に対し責任を負い、年金制度加入者等に対する忠実義務、分散投資義務等の運営上の責任、及び利益相反行為の禁止を義務付けられております。

制度資産は健全な運用を基礎としておりますが、金融商品に係る投資リスクにさらされております。また、確定給付制度債務は割引率等の様々な年金数理計算上の仮定に基づき測定されているため、それらの仮定の変動によるリスクにさらされております。

 

また、子会社においても確定給付企業年金制度、退職一時金制度及び確定拠出年金制度を有しているところがあります。退職金の計算に用いられる仮定は、当社の制度に用いられるものと概ね同様であります。

 

(2) 確定給付制度

確定給付制度の連結財政状態計算書上の金額は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

確定給付制度債務の現在価値

55,686

54,312

制度資産の公正価値

46,267

43,141

確定給付負債/資産の純額

9,419

11,171

連結財政状態計算書上の金額

 

 

退職給付に係る負債

14,118

14,920

その他の非流動資産

4,699

3,749

 

 

 

① 確定給付制度債務の現在価値の変動

確定給付制度債務の現在価値の変動は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

確定給付制度債務の期首残高

54,851

55,686

当期勤務費用

2,949

3,100

利息費用

273

221

再測定

552

△28

人口統計上の仮定の変更により生じた
数理計算上の差異

△141

3

財務上の仮定の変更により生じた
数理計算上の差異

693

△31

制度から支払われた給付

△2,939

△4,667

確定給付制度債務の期末残高

55,686

54,312

 

 

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における確定給付制度債務の加重平均デュレーションはそれぞれ11.5年及び11.4年であります。

 

② 制度資産の公正価値の変動

制度資産の公正価値の変動は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

制度資産の公正価値の期首残高

48,765

46,267

利息収益(注)

284

221

再測定

△2,126

△2,602

制度資産に係る収益(利息費用(純額)に
含めた金額を除く)

△2,126

△2,602

雇用主拠出額

909

893

制度から支払われた給付

△1,565

△1,638

制度資産の公正価値の期末残高

46,267

43,141

 

(注) 利息収益は、制度資産の公正価値に割引率を乗じた金額で測定しております。

 

翌連結会計年度において、当社グループは確定給付企業年金制度に883百万円拠出する予定であります。

 

 

③ 制度資産の構成項目

前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在における、当社グループの制度資産の内訳は以下のとおりであります。

前連結会計年度末(2019年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

活発な市場における
公表市場価格があるもの

活発な市場における
公表市場価格がないもの

資本性金融商品:

 

 

国内株式

13,756

外国株式

4,207

負債性金融商品:

 

 

国内公社債

4,049

外国公社債

3,686

生保一般勘定

10,099

その他

4,226

6,244

合計

29,924

16,343

 

 

当連結会計年度末(2020年3月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

活発な市場における
公表市場価格があるもの

活発な市場における
公表市場価格がないもの

資本性金融商品:

 

 

国内株式

10,951

 -

外国株式

2,758

負債性金融商品:

 

 

国内公社債

5,478

外国公社債

4,058

生保一般勘定

10,252

その他

3,674

5,970

合計

26,919

16,222

 

 

 

当社グループの制度資産運用は、必要とされる総合収益を長期的に確保し、加入員及び受給者に対する年金給付の支払を将来にわたり確実に行うことを基本方針としております。このため、各制度資産の期待運用収益率の予測、標準偏差、相関係数等を考慮したうえで中長期にわたり安定的に期待収益率を達成するための政策的資産構成割合を策定し、これに基づいて資産を配分しております。当社グループは制度資産の長期期待運用収益と実際の運用収益との乖離幅を毎年検証しております。当社グループは、制度資産の長期期待運用収益率を達成するために政策的資産構成割合を修正する必要がある場合には、その見直しを行っております。

当社グループの資産ポートフォリオは、大きく4つの資産区分に分類されます。資本性金融商品は、主に証券取引所に上場されている株式であり、投資対象企業の経営内容等の周到な調査及び分析に基づいて選択し、業種及び銘柄等については適切な分散化を行っております。負債性金融商品は、主に国債、公債及び社債から構成されており、格付、利率及び償還日に関して周到な調査を行ったうえで、適切な分散化を行っております。投資信託については、資本性金融商品及び負債性金融商品と同様の投資方針であります。生保一般勘定については、一定の予定利率と元本が保証されております。

 

④ 数理計算上の仮定

上記制度に関する確定給付制度債務の測定上使用した前提条件(加重平均値)は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

割引率

0.4%

0.6%

 

 

当社は、「ポイント制退職金」を採用しているため、前連結会計年度及び当連結会計年度における退職給付費用の確定に当たって、予定昇給率は使用しておりません。

子会社の計算に用いられる仮定も、当社に用いられているものと概ね同様であります。

 

⑤ 重要な数理計算上の仮定についての感応度分析

他の仮定に変更がないとして、以下に示された割合で割引率が変動した場合、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における確定給付制度債務は以下のとおり変動します。感応度分析はその他の仮定に変更がないことを前提としておりますが、実際には他の仮定の変化が感応度分析に影響する可能性があります。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

割引率

0.5%の上昇

△2,907

△2,808

 

0.5%の低下

3,132

3,048

 

 

なお、前連結会計年度末の感応度分析の作成に使用した方法及び仮定からの変更はありません。

 

(3) 確定拠出年金制度

当社グループは、確定拠出年金制度への拠出額として、前連結会計年度において10,458百万円、当連結会計年度において10,451百万円の費用を認識しております。

 

 

19.資本金及びその他の資本項目

(1) 授権株式数及び発行済株式数

授権株式数及び発行済株式数の増減は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:株)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

 ~2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

 ~2020年3月31日)

授権株式数

 

 

普通株式

285,000,000

285,000,000

 

 

 

発行済株式数

 

 

期首残高

214,991,609

102,958,904

期中増加(注)2

2,500

期中減少(注)3

△112,035,205

期末残高

102,958,904

102,958,904

 

(注) 1 当社の発行する株式は、全て権利内容に何ら限定のない無額面普通株式であり、発行済株式は全額払込済みとなっております。

2 前連結会計年度における増加はストック・オプションの行使による増加であります。

3 前連結会計年度における減少は2018年4月1日を効力発生日とする株式併合(普通株式2株につき1株の割合)による減少及び自己株式の消却による減少であります。

 

(2) 自己株式

自己株式数の増減は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:株)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

 ~2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

 ~2020年3月31日)

期首残高

7,444

46,288

期中増加(注)1、2

4,582,016

836

期中減少(注)3、4

△4,543,172

△7,582

期末残高

46,288

39,542

 

(注) 1 前連結会計年度における増加は単元未満株式の買取及び市場買付による増加であります。

2 当連結会計年度における増加は単元未満株式の買取による増加であります。

3 前連結会計年度における減少は2018年4月1日を効力発生日とする株式併合(普通株式2株につき1株の割合)、単元未満株式の買増請求による売渡及び自己株式の消却による減少であります。

4 当連結会計年度における減少は単元未満株式の買増請求による売渡及びストック・オプションの行使による減少であります。

 

(3) 資本金及び資本剰余金

日本における会社法(以下「会社法」という。)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれる資本準備金に組み入れることが規定されております。また、会社法では資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 

(4) 利益剰余金

会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。

 

 

(5) その他の包括利益累計額

① 確定給付制度の再測定

期首における数理計算上の仮定と実績の差異である確定給付制度債務に係る再測定額、制度資産の公正価値に係る収益(利息費用(純額)に含めた金額を除く)等で構成されております。

② その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

認識が中止されるまでに生じたその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の取得価額と公正価値との差額であります。

③ 在外営業活動体の換算差額

外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。

④ 持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

持分法適用会社における在外営業活動体の換算差額に対する当社持分であります。

 

20.配当金

前連結会計年度及び当連結会計年度における配当金の支払額は、以下のとおりであります。

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

1株当たり配当額

基準日

効力発生日

2018年5月10日
取締役会

普通株式

11,394百万円

53.00円

2018年3月31日

2018年6月4日

 

(注) 当社は、2018年4月1日を効力発生日として普通株式2株につき1株の割合で株式併合を実施しております。

基準日が2018年3月31日以前の1株当たり配当額については、当該株式併合前の配当額を記載しております。

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

1株当たり配当額

基準日

効力発生日

2019年5月15日
取締役会

普通株式

9,262百万円

90.00円

2019年3月31日

2019年6月3日

 

 

また、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるものは、以下のとおりであります。

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2019年5月15日
取締役会

普通株式

利益剰余金

9,262百万円

90.00円

2019年3月31日

2019年6月3日

 

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2020年5月11日
取締役会

普通株式

利益剰余金

9,263百万円

90.00円

2020年3月31日

2020年6月2日

 

 

 

21.株式に基づく報酬

(1) ストック・オプションの契約条件等

当社は従来ストック・オプション制度を導入していましたが、2008年5月9日開催の取締役会において、ストック・オプション制度を2007年度以前のストック・オプション付与分を残して廃止することが決議されました。

付与対象者の区分:当社取締役、執行役員、監査役及び執行役員

決済方法:持分決済

付与されたストック・オプションの有効期間:付与日より20年

権利確定条件:新株予約権割当契約書で定める

 

当連結会計年度末における当社の既存のストック・オプションは以下のとおりであります。

 

 

株式数(株)

未行使数(個)

行使価格(円)

権利行使期限

権利確定条件(注)

2004年7月発行

9,000

18

1

2024年6月30日

2005年7月発行

5,500

11

1

2025年6月30日

2006年7月発行

9,000

18

1

2026年6月30日

2007年7月発行

8,500

17

1

2027年6月30日

合計

32,000

64

 

 

 

 

(注) 権利確定条件は以下のとおりであります。

① 新株予約権の割当を受けた者は、当社の役員等のいずれの地位をも喪失した日の1年後の日の翌日から新株予約権を行使できるものとする。その他の条件は、取締役会の決議に基づき、当社と新株予約権の割当を受けたものとの間で締結する「新株予約権割当契約書」で定めるところによる。

② 新株予約権者は、当社及び関係会社(当社の出資比率が20%以上の会社をいう。)の取締役、監査役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の1年後の翌日から4年を経過する日までの間に限り新株予約権を行使できるものとする。その他の条件は、取締役会の決議に基づき、当社と新株予約権の割当を受けたものとの間で締結する「新株予約権(株式報酬型ストック・オプション)割当契約書」で定めるところによる。

 

(2)ストック・オプション数の変動状況

ストック・オプション数の変動状況は以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

 

ストック・オプション(株)

1株当たり
平均行使価格(円)

ストック・オプション(株)

1株当たり
平均行使価格(円)

期首未行使残高

42,000

1

39,500

1

期中行使

△2,500

1

△7,500

1

期末未行使残高

39,500

1

32,000

1

期末行使可能残高

12,500

1

10,000

1

 

(注) 1 ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

2 期中に行使されたストック・オプションの権利行使時点の加重平均株価は、前連結会計年度において4,545 

   円、当連結会計年度で3,746円であります。

3 未行使のストック・オプションの加重平均残存契約年数は、前連結会計年度において5.0年、当連結会計年

   度において4.4年です。

 

 

22.売上高

(1) 収益の分解

当社グループは、「加工事業本部」、「食肉事業本部」、「関連企業本部」、「海外事業本部」の報告セグメントについて、財・サービスの種類に応じて、「ハム・ソーセージ」、「加工食品」、「食肉」、「水産物」、「乳製品」、「その他」の区分に分解しております。

前連結会計年度及び当連結会計年度における製品別売上情報は以下のとおりであります。

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

加工事業
本部

食肉事業
本部

関連企業

本部

海外事業
本部

消去調整他

連結

ハム・ソーセージ

136,618

908

2,320

139,846

△11,490

128,356

加工食品

178,220

28,639

30,880

13,070

250,809

△17,154

233,655

食肉

15,904

609,404

93,347

718,655

△15,098

703,557

水産物

95

80,403

9,267

89,765

△1,627

88,138

乳製品

36,871

36,871

△3,601

33,270

その他

8,112

10,774

3,627

10,536

33,049

14,155

47,204

合計

338,854

649,820

151,781

128,540

1,268,995

△34,815

1,234,180

 

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

加工事業
本部

食肉事業
本部

関連企業

本部

海外事業
本部

消去調整他

連結

ハム・ソーセージ

138,128

931

2,521

141,580

△10,598

130,982

加工食品

175,661

31,482

25,164

14,706

247,013

△18,180

228,833

食肉

16,656

615,693

1

95,687

728,037

△16,284

711,753

水産物

54

73,550

8,632

82,236

△1,512

80,724

乳製品

37,297

37,297

△3,683

33,614

その他

8,644

10,504

3,431

8,064

30,643

13,277

43,920

合計

339,089

658,664

139,443

129,610

1,266,806

△36,980

1,229,826

 

 

(2) 顧客との契約から生じた残高

顧客との契約から生じた残高は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

契約負債

1,850

2,372

返金負債

6,956

6,857

 

 

上記契約負債残高のうち前連結会計年度及び当連結会計年度に認識された収益の額は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

期首時点で契約負債に含まれていた金額

2,827

1,714

 

 

当社グループは、契約に定められた請求スケジュールに基づき顧客から支払を受領しております。

契約負債は契約に基づく履行に先立ち受領した支払に関するものであり、契約に基づく当社グループの履行より変動します。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。

 

23.販売費及び一般管理費

販売費及び一般管理費の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

人件費

72,603

71,625

物流費

40,528

41,169

広告宣伝費

7,964

6,748

リース料

8,539

1,014

減価償却費及び償却費

5,775

13,990

その他

32,929

31,484

合計

168,338

166,030

 

 

24.その他の収益及び費用

(1)その他の収益

その他の収益の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

固定資産売却益

927

263

為替差益

6,039

1,656

補助金収入

134

739

その他

1,410

934

合計

8,510

3,592

 

 

(2)その他の費用

その他の費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

減損損失

4,937

3,904

固定資産除売却損

2,096

1,972

為替差損

1,901

87

特別退職金等(注)

8,472

その他

358

355

合計

9,292

14,790

 

 

(注) 当社は、当連結会計年度における時限措置として選択定年制度を拡充しました。特別退職金等は、当該拡充制度の募集に応じ退職した従業員に対する特例加算金等であります。

 

25.金融収益及び金融費用

(1) 金融収益

金融収益の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産

506

580

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産

710

666

デリバティブ評価益

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

及び金融負債

209

30

その他

2

9

合計

1,427

1,285

 

 

(2) 金融費用

金融費用の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

支払利息

 

 

償却原価で測定する金融負債

1,311

1,597

支払手数料

 

 

償却原価で測定する金融負債

101

104

デリバティブ評価損

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

929

234

為替差損

1,215

1,913

その他

5

55

合計

3,561

3,903

 

 

 

26.その他の包括利益

その他の包括損失の各項目の期中変動額は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

 ~2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

 ~2020年3月31日)

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

△2,678

△2,574

税効果調整前

△2,678

△2,574

税効果額

831

798

税効果調整後

△1,847

△1,776

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産

 

 

当期発生額

△5,658

△135

税効果調整前

△5,658

△135

税効果額

1,560

△84

税効果調整後

△4,098

△219

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

 

当期発生額

289

△3,744

組替調整額

46

△10

税効果調整前

335

△3,754

税効果額

税効果調整後

335

△3,754

持分法適用会社におけるその他の包括利益に
対する持分

 

 

当期発生額

84

△498

税効果調整前

84

△498

税効果額

税効果調整後

84

△498

合計

△5,526

△6,247

 

 

 

27.1株当たり利益

(1) 1株当たり当期利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期利益を、前連結会計年度及び当連結会計年度の発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しております。発行済普通株式の加重平均株式数には、当社グループが買入れて自己株式として保有している普通株式を含めておりません。

希薄化後1株当たり当期利益は、全ての希薄化効果のある潜在的普通株式が転換されたと仮定して、当期利益と発行済普通株式の加重平均株式数を調整することにより算定しております。当社グループにはストック・オプションという希薄化効果のある潜在的普通株式が存在しております。ストック・オプションについては、付与された未行使のストック・オプションの権利行使価額に基づき、公正価値(当社株式の当期の平均株価によって算定)で取得されうる株式数を算定するための計算が行われます。前述の方法で計算された株式数は、発行済普通株式の加重平均株式数に加算されます。

 

(2) 基本的1株当たり当期利益の金額及び算定上の基礎

 

 

 

 

前連結会計年度
(2018年4月1日
2019年3月31日)

当連結会計年度
(2019年4月1日
2020年3月31日)

基本的1株当たり当期利益(円)

183.21

186.70

(算定上の基礎)

 

 

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

19,561

19,214

親会社の普通株主に帰属しない金額(百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)

19,561

19,214

普通株式の加重平均株式数(千株)

106,765

102,914

 

 

(3) 希薄化後1株当たり当期利益の金額及び算定上の基礎

 

 

 

 

前連結会計年度
(2018年4月1日
2019年3月31日)

当連結会計年度
(2019年4月1日
2020年3月31日)

希薄化後1株当たり当期利益(円)

181.48

186.64

(算定上の基礎)

 

 

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益

 

 

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)

19,561

19,214

当期利益調整額(百万円)

△178

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
当期利益(百万円)

19,383

19,214

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
普通株式の加重平均株式数

 

 

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する
普通株式の加重平均株式数(千株)

106,765

102,914

ストック・オプションの付与による希薄化の影響
(千株)

40

37

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
普通株式の加重平均株式数(千株)

106,805

102,951

 

 

 

28.キャッシュ・フロー情報

(1) 重要な非資金取引

非資金取引(現金及び現金同等物の使用を必要としない投資及び財務取引)は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度
(2019年4月1日

2020年3月31日)

ファイナンス・リース取引に係る資産の取得額

3,746

リース取引に係る使用権資産の
取得額

12,057

 

 

(2) 財務活動に係る負債の変動

財務活動に係る負債の変動は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2018年4月1日2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

期首残高

(2018年4月1日)

キャッシュ・
フローを伴う
変動

キャッシュ・フローを
伴わない変動

期末残高

(2019年3月31日)

為替換算差額

その他

短期借入金

40,920

9,026

△2,076

1,988

49,858

長期借入金

34,415

3,490

135

△2,052

35,988

社債

25,178

24,780

△123

49,835

リース債務

10,888

△3,360

0

3,736

11,264

合計

111,401

33,936

△1,941

3,549

146,945

 

 

当連結会計年度(2019年4月1日2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

前期末残高

(2019年
3月31日)

会計方針の
変更による
影響額
(注)1

会計方針の
変更を反映
した期首残高

(2019年
4月1日)

キャッシュ・
フローを伴う
変動

キャッシュ・フローを
伴わない変動

期末残高

(2020年
3月31日)

為替換算差額

その他

短期借入金

49,858

49,858

△2,001

△4,834

1,505

44,528

長期借入金

35,988

35,988

7,042

△148

△1,441

41,441

社債

49,835

49,835

4,909

32

54,776

リース負債(注)2

11,264

25,690

36,954

△12,256

△46

11,096

35,748

合計

146,945

25,690

172,635

△2,306

△5,028

11,192

176,493

 

(注) 1 IFRS第16号適用に伴う影響額であります。

2 前連結会計年度において「リース債務」として表示しておりましたが、IFRS第16号の適用に伴い表記を変更しております。

 

 

29.金融商品

(1) 資本管理

当社グループは、企業価値の安定的かつ持続的な向上を目指すとともに、株主への利益還元も重要な経営課題と位置づけております。そのため、資本効率を向上させつつ、財務の健全性も確保された最適な資本構成を維持することを資本管理の基本方針として、現金及び現金同等物、有利子負債及び資本のバランスに注意して管理しております。なお、当社が適用を受ける重要な資本規制(会社法等の一般的な規定をのぞく)はありません。

前連結会計年度末及び当連結会計年度末の現金及び現金同等物、有利子負債及び資本(親会社の所有者に帰属する持分)の残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

現金及び現金同等物

48,108

72,399

有利子負債

147,009

176,493

資本(親会社の所有者に帰属する持分)

401,014

404,414

 

 

(2) 財務上のリスク管理

当社グループは、事業活動を行うにあたり、市場リスク、信用リスク及び流動性リスク等の財務上のリスクにさらされております。これらのリスクを軽減するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っております。また、デリバティブ取引については、後述するリスクを軽減するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。

 

①市場リスク

(ⅰ)為替リスク

当社グループは、海外でも事業を展開しており、機能通貨以外の通貨建ての取引及び在外営業活動体への純投資において、外国為替相場の変動リスクにさらされております。当該リスクを軽減するため、先物外国為替契約等のデリバティブ取引を利用しております。また、当社グループは、為替リスク管理規程を定め、為替相場を継続的に監視し、外国為替相場の変動リスクを定期的に評価しております。全てのデリバティブ取引は為替リスク管理規程、取引権限及び取引限度額等を定めた社内規程に基づいて行われております。

 

前連結会計年度末及び当連結会計年度末における当社グループの主な為替リスクエクスポージャー(純額)は以下のとおりであります。なお、為替予約等により、為替リスクがヘッジされている金額を除いております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

USドル

26,516

40,198

チリペソ

7,188

6,359

 

 

 

為替リスクの感応度分析

前連結会計年度及び当連結会計年度において、USドル、チリペソが各機能通貨に対して1%増価した場合に、連結損益計算書の税引前当期利益に与える影響は以下のとおりであります。ただし、本分析においては、その他の変動要因は一定であることを前提としております。また、機能通貨建ての金融商品、並びに在外営業活動体の収益及び費用、資産及び負債を表示通貨に換算する際の影響は含まれておりません。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

税引前当期利益

 

 

USドル

265

402

チリペソ

72

64

 

 

(ⅱ)株価変動リスク

当社グループは、取引関係の維持・発展に係る業務の円滑な推進のため、取引先等の株式を保有しており、株価変動リスクにさらされております。当該リスクを軽減するため、当社グループは、毎年1回全投資銘柄につきレビューを行い、取引の安定や事業拡大のための連携強化等、当社グループの持続的成長に保有が欠かせないと判断した場合に限り継続保有するものとし、保有の必要性が薄れてきた銘柄については、株価や市場動向を踏まえて適宜処分しております。

 

株価変動リスクの感応度分析

前連結会計年度末及び当連結会計年度末に当社グループが保有する取引先等の株式について、株価が1%上昇した場合に、連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果調整前)に与える影響は、以下のとおりであります。ただし、本分析においては、その他の変動要因は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

その他の包括利益への影響

220

207

 

 

(ⅲ)金利リスク

当社グループの有利子負債のうち一部は変動金利であり、金利リスクにさらされております。当該リスクを軽減するため、金利スワップ契約を利用しております。そのため、当社グループの金利リスクに対するエクスポージャーは限定的であり、連結損益計算書の税引前当期利益に与える影響は軽微であります。

 

②信用リスク

当社グループは、保有する営業債権及びその他の債権について、信用リスクにさらされております。当該リスクを軽減するため、販売管理規程等に基づき、期日管理及び残高管理を行うとともに、取引先の信用状況を定期的に把握する体制をとっております。なお、当社グループは、特定の相手先に対して過度に集中した信用リスクを負っておりません。また、為替リスク及び金利リスクを軽減する目的で行っているデリバティブ取引については、取引の相手方である金融機関の信用リスクにさらされております。いずれも格付の高い金融機関のみを相手方としているため、信用リスクは極めて限定的であると判断しております。金融資産に係る信用リスクの最大エクスポージャーは、連結財政状態計算書に計上されている減損損失控除後の帳簿価額となっております。また、期日が経過しているが減損していない債権の額に重要性はありません。

 

 

③流動性リスク

当社グループは、事業活動を行うにあたり借入金及び社債により資金を調達しております。そのため、支払期日に支払義務を履行できなくなる流動性リスクにさらされております。当社は、キャッシュ・マネジメント・システムの活用や子会社からの報告によって、随時資金計画のモニタリングや把握を行い、資金計画の管理を行っております。これらの体制により必要な運転資金の水準を想定するとともに、複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結することにより、流動性リスクの軽減を図っております。

 

金融負債の期日別残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

 

帳簿価額

契約上

の金額

1年以内

1年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

短期借入金

49,858

49,858

49,858

営業債務及びその他の債務

111,573

111,573

111,573

社債

49,835

50,965

10,197

20,538

20,230

長期借入金

35,988

37,312

279

11,847

25,186

リース債務

11,264

11,754

2,912

6,408

2,434

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

デリバティブ

320

320

244

76

合計

258,838

261,782

175,063

38,869

47,850

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

 

帳簿価額

契約上

の金額

1年以内

1年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

短期借入金

44,528

44,528

44,528

営業債務及びその他の債務

99,802

99,802

99,802

社債

54,776

57,522

259

20,789

36,474

長期借入金

41,441

42,564

874

14,114

27,576

リース負債(注)2

35,748

36,616

11,033

16,971

8,612

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

デリバティブ

1,402

1,402

1,356

46

合計

277,697

282,434

157,852

51,920

72,662

 

 

(注) 1 当社グループは、金融機関との間に、前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在とも、合計75,000百万円のコミットメントライン契約を締結しております。前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在の未行使額75,000百万円は、即時に利用可能であります。

 2 前連結会計年度において「リース債務」として表示しておりましたが、IFRS第16号の適用に伴い表記を変更しております。

 

(3) デリバティブ及びヘッジ活動

当社グループは、事業活動に関連する様々なリスクにさらされております。それらのリスクのうち、デリバティブを利用することで管理されている主要なリスクは、外国為替相場の変動リスク(主として米ドル及びチリペソ)及び金利変動リスクであります。当社グループは、外国為替相場の変動リスクを軽減するために、先物外国為替契約を利用しております。また、当社グループは、金利変動リスクを軽減するために金利スワップ契約を利用しております。

当社グループは、ヘッジ取引を行うための戦略を含むリスク管理方針を文書化しており、全てのデリバティブは、これらの目的と戦略及び関連する詳細な規程に基づいて実行されております。

 

ヘッジ会計として適格でないデリバティブ

これらのデリバティブは、外国為替相場の変動リスク及び金利変動リスクを軽減するために利用されております。ヘッジ会計として適格でないデリバティブの公正価値の変動は、ただちに損益として認識されます。

前連結会計年度末及び当連結会計年度末現在、当社グループが保有するヘッジ会計として適格でない金融派生商品の契約金額又は想定元本は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

金利スワップ契約

3,000

3,000

先物外国為替契約

87,960

96,807

 

 

当社グループは、ヘッジ目的以外にはデリバティブを利用しないことをその方針としております。また、当社グループが利用しているデリバティブは、主要な格付機関から一定の投資適格信用格付を維持することが要求される条項を含んでおりません。

 

(4) 金融商品の公正価値

①公正価値の測定方法

当社グループは、金融資産及び金融負債の公正価値について以下のとおり測定しております。

(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務、短期借入金)

これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。

(投資有価証券)

市場性のある投資有価証券の公正価値は市場価格を用いて測定しております。非上場株式については評価技法(マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ等)を利用して公正価値を測定しております。

(その他の金融資産)

外国為替先物予約の公正価値は、先物為替レート等の観察可能な市場データを使用した契約期間に基づく割引キャッシュ・フローモデルを用いて算定した価値により測定しております。

(社債及び長期借入金)

社債及び長期借入金は、将来キャッシュ・フローを新規に同様の契約を実行した場合に想定される利率で割り引いた現在価値により測定しております。

(その他の金融負債)

外国為替先物予約及び金利スワップ契約の公正価値は、先物為替レートや市場金利等の観察可能な市場データを使用した契約期間に基づく割引キャッシュ・フローモデルを用いて算定した価値により測定しております。

 

 

②償却原価で測定する金融商品

償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。

なお、公正価値で測定する金融商品及び帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については、次表には含めておりません。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

金融負債

 

 

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

借入金

35,988

36,750

41,441

41,967

社債

49,835

50,383

54,776

54,986

 

なお、償却原価で測定する金融負債はレベル2に分類しております。

 

③公正価値で測定する金融商品

以下の表では、公正価値で測定する金融商品に関する分析を示しております。それぞれのレベルは以下のとおり定義されております。なお、非経常的に公正価値で測定する金融商品はありません。

レベル1:活発な市場における相場価格により測定された公正価値

レベル2:直接又は間接的に観察可能なインプットのうち、レベル1に含まれる相場価格以外のインプットにより算出された公正価値

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振り替えは、振り替えを生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、公正価値ヒエラルキーのレベル1、レベル2及びレベル3の間の振り替えはありません。

 

(単位:百万円)

前連結会計年度末
(2019年3月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

351

482

833

負債性金融資産

287

742

1,029

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融資産

22,044

5,117

27,161

融資産合計

22,395

769

5,859

29,023

金融負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

320

320

金融負債合計

320

320

 

 

 

(単位:百万円)

当連結会計年度末
(2020年3月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

117

712

829

負債性金融資産

273

738

1,011

その他の包括利益を通じて
公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融資産

20,742

6,146

26,888

融資産合計

20,859

985

6,884

28,728

金融負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,402

1,402

金融負債合計

1,402

1,402

 

 

レベル3に分類した金融商品の調整表

レベル3に分類した金融商品の公正価値測定について、期首残高から期末残高への調整表は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

期首残高

6,405

5,859

その他の包括利益

△534

1,029

購入

0

0

処分

△13

△4

その他

1

0

期末残高

5,859

6,884

 

 

レベル3に分類される金融資産は、主として非上場株式であり、類似会社の市場価格に基づく評価技法等を用いて算定しております。

非上場株式の公正価値測定にあたっては、評価倍率等の観察可能でないインプットを利用しております。公正価値は営業利益倍率等の上昇(低下)により増加(減少)します。

 

 

(5) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

当社グループでは、取引関係の維持・強化を目的として保有する資本性金融資産に対する投資について、その保有目的を鑑み、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。

① 銘柄ごとの公正価値

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定された資本性金融資産に対する投資の主な銘柄の公正価値は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度末(2019年3月31日)

(単位:百万円)

銘柄

金額

(株)モスフードサービス

4,039

中部飼料(株)

2,466

漯河双匯万中禽業加工有限公司

1,679

イオン(株)

1,541

(株)アクシーズ

1,149

 

 

当連結会計年度末(2020年3月31日)

(単位:百万円)

銘柄

金額

(株)モスフードサービス

3,762

中部飼料(株)

3,051

漯河双匯万中禽業発展有限公司

2,689

漯河双匯万中禽業加工有限公司

1,702

イオン(株)

1,614

 

 

② 受取配当金

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

期中に認識を中止した投資

2

1

期末日現在で保有する投資

504

579

合計

506

580

 

 

③ 期中に認識を中止したその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

認識中止時点の公正価値

513

39

認識中止時点の累積利得

260

0

 

 

これらは主に、取引関係の見直し等により売却したものであります。

 

④ 利益剰余金への振り替え額

当社グループでは、その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の変動による累積利得又は損失は、投資を処分した場合、もしくは公正価値が著しく低下した場合に利益剰余金に振り替えることにしております。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、利益剰余金へ振り替えたその他の包括利益の累積利得(△損失)(税引後)は、それぞれ233百万円、△417百万円であります。

 

 

30.関連当事者

主要な経営幹部に対する報酬は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2018年4月1日

2019年3月31日)

当連結会計年度

(2019年4月1日

2020年3月31日)

基本報酬

261

215

評価報酬

35

11

株式取得型報酬

56

44

合計

352

270

 

 

31.重要な子会社

当社グループの重要な子会社は「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。

なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、個々に重要性のある非支配持分を有する子会社はありません。

 

32.偶発債務

重要な偶発債務はありません。

 

33.後発事象

該当事項はありません。

 

34.連結財務諸表の承認

連結財務諸表は、2020年6月26日に当社の代表取締役社長畑佳秀及び最高財務責任者前田文男によって承認されております。