第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界経済の回復と円安傾向による堅調な輸出の拡大や積極的な設備投資の伸びを反映し、緩やかな回復基調を続け、景況感は改善しています。しかし、消費者に景気回復の実感は乏しく、個人消費が伸び悩む状況が続く中、企業が人手不足からの人件費や資材等の費用増を販売価格に転嫁できない厳しい状況が続いています。また、海外政治経済の不確実性や地政学リスクの高まり等、先行き不透明な状況も、企業経営にとっては新たな不安材料となっています。

当業界におきましては、輸入冷凍牛肉のセーフガード発動等、先行きの不透明感はありますが、加工食品の輸入原材料等に関しては、現地豚肉生産が順調に推移したことから、数量的には安定した調達をすることができました。しかしながら為替は前期より円安傾向となり、国内外需要の旺盛さから市場価格も上昇し、原材料コストは前期と比較すると高値となる厳しい状況となりました。一方、国内食肉相場においては、牛肉・豚肉・鶏肉の相場の高止まりが販売コストに反映しきれない状況となり、特に豚肉においては疾病(PED)の影響が残ったことや夏場の暑さによる発育不良から出荷頭数が大きく回復するには至らず、高値相場が継続する厳しい状況が続きました。また、景気に明るさの兆しはでてきているものの、有期雇用労働者の増加や賃金上昇の鈍さから消費者の低価格志向は強く、企業間の競争も激化し、事業環境は厳しいものとなりました。

このような状況のなか、当社グループは「健康で豊かな食生活を創造するために安全・安心な商品を提供し、社会と食文化の発展に貢献していく」という基本的な考えのもと、中期経営計画の目標の達成に向けて、「事業領域の拡大と収益基盤の更なる強化」と「成長市場に向けた事業創造とグローバル展開」を基本方針と位置づけ、諸施策を講じてまいりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は3,027億27百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は116億17百万円前年同期比12.0%減)、経常利益は121億7百万円前年同期比10.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は85億41百万円前年同期比1.9%減)となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

なお、当社グループは第1四半期連結会計期間より、第4経理の状況 注記事項(セグメント情報等)の「セグメント情報 2.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおり、(組織再編に伴うセグメント区分の変更)を行っております。また、前年同期比は、前年同期を新事業区分に組み替えて計算しております。

 

<加工食品事業本部>

① ハム・ソーセージ部門

「香薫®あらびきポークウインナー」をはじめとする重点商品を中心とした販売活動や同時に推進しているLINEやハッピーハロウィーンキャンペーン、期間限定増量等の販売促進政策は、販売数量拡大に大きく貢献しました。また、数量拡大は工場の生産性向上にも寄与するとともに、生産工場においても改革・改善を継続実施し、人時生産性向上やユーティリティーコスト削減などを推進し、コスト競争力を着実に高めてまいりました。

ハム・ソーセージ部門においては、売上高、販売数量はともに前期を上回りシェアを伸ばすことができましたが、お歳暮ギフトについては、宅配料金の値上げも加わり、昨年を下回る結果になりました。

② 加工食品部門

コンシューマー商品では「サラダチキン」や「スパイシースティック」、「絶品点心春巻」などの商品を拡販するとともに、コンビニエンスストアを中心にPB商品についても積極的販売に取り組み、売上高、販売数量はともに前期を上回りシェアを伸ばすことができました。

コンビニエンスストア向けのベンダー事業については、得意先様の出店増を背景に売上は拡大しましたが、利益面においては相模原第二工場の減価償却費等の負担が大きかった事に加え、野菜の高騰や人手不足による製造労務費の増加により、前期を大きく下回る結果になりました。

結果、加工食品事業本部における売上高は2,066億42百万円前年同期比10.0%増)となり、セグメント利益は106億38百万円前年同期比13.7%減)となりました。

 

<食肉事業本部>

国際的な仕入れ競争激化、国産各畜種の高値相場の継続等、仕入れ環境は極めて厳しいものとなりましたが、「オレガノビーフ」や「ハーブ三元豚」「米どり」などのオリジナルブランド商品の拡販や得意先の新規・深耕開拓を積極的に行い、売上高の拡大に努めました。

結果、食肉事業本部における売上高は、957億70百万円前年同期比7.3%増)となり、セグメント利益は8億16百万円前年同期比19.4%増)となりました。

 

<その他>

その他事業の売上高は3億14百万円前年同期比1.3%増)となり、セグメント利益は1億63百万円前年同期比18.0%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析 

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ329億41百万円増加し2,038億61百万円となりました。これは主に現金及び預金が8億76百万円、受取手形及び売掛金が152億86百万円、たな卸資産が45億98百万円、有形固定資産が118億14百万円増加したことによるものです。

(負債)

負債については、前連結会計年度末に比べ261億4百万円増加し1,178億26百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が175億64百万円、長期借入金(1年内返済予定を含む)が70億54百万円増加したことによるものです。

(純資産)

純資産については、前連結会計年度末に比べ68億36百万円増加860億34百万円となりました。これは主に利益剰余金が65億16百万円増加したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億90百万円であります。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。