なお、重要事象等は存在しておりません。
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、英国のEU離脱問題の影響による急激な円高株安に見舞われましたが、その後徐々に持ち直し、後半は弱含みながらも落ち着きが見られるようになりました。当食肉業界においては、国際的な農産物価格の高騰や円高などの外的要因に翻弄され、依然として先行きの不安定な経営環境におかれております。
このような経営環境のもと、当社グループは、経営の安定と事業の成長を目指して、かねてより推し進めております食肉の生産から小売・外食までの食肉事業を一貫して行う垂直統合を更に進化させました。
食肉等の製造・卸売事業においては、国際的な食料資源逼迫の兆候を受け、川上部門における新規事業の安定化に力を入れました。国内では平成27年5月に北海道で豚肉生産・加工を行う「日高食肉センター」を稼動させました。また、米国では同年12月にイリノイ州で牛肉生産・加工を行うAURORA PACKING COMPANY,INC.をグループ化し、それぞれ販売促進に努めました。製品事業では、「こてっちゃん」の積極的な販促活動による販売量の増加に努めるとともに、株式会社フードリエを中心としたハム・ソーセージ事業の組織再編に取り組みました。このように、グループ各社間相互の得意先及び販売製品の営業・開拓を協力しあうことにより、グループ全体での製品販売の相乗効果を図りました。
食肉等の小売事業においては、イベント型の提案販売や、レイアウトの再構築、作業工程の見直し、適正な人員配置のためのシフトコントロールを強化しました。また、既存店の改装や不採算店の閉鎖、新規ディベロッパーと新店開発の取組み、新業態での新規出店等、各種施策を推進しました。
食肉等の外食事業においては、ステーキレストラン、焼肉・しゃぶしゃぶチェーン事業の競争力向上のための施策を実施する一方、不採算店の閉鎖も実施しました。
新たにAURORA PACKING COMPANY,INC.がグループに加わったこと、積極的な営業活動により取扱数量が増加したことなどによる結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,384億5千2百万円(前年同四半期比15.2%増)、営業利益47億1千2百万円(前年同四半期比19.0%増)、経常利益48億5千1百万円(前年同四半期比15.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益27億1千1百万円(前年同四半期比22.6%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高は外部顧客への売上高を記載し、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
①食肉等の製造・卸売事業
売上高は1,227億6千9百万円(前年同四半期比17.8%増)、セグメント利益は42億4千7百万円(前年同四半期比20.9%増)となりました。
②食肉等の小売事業
売上高は111億8千8百万円(前年同四半期比2.1%増)、セグメント利益は6億9千6百万円(前年同四半期比9.2%増)となりました。
③食肉等の外食事業
売上高は38億6百万円(前年同四半期比7.9%減)、セグメント利益は2億8千1百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。
④その他
売上高は6億8千7百万円(前年同四半期比21.4%減)、セグメント利益は6千8百万円(前年同四半期比14.6%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて117億1千9百万円増加し、1,260億5千万円となりました。これは主に、借入金の増加に伴う現金及び預金の増加、売上高増加に伴う売上債権、たな卸資産の増加及び投資有価証券の増加によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて78億5千8百万円増加し、673億4千5百万円となりました。これは主に、売上高増加に伴う仕入債務の増加及び借入金の増加によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて38億6千万円増加し、587億5百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて22億1千6百万円増加し、292億3千6百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、4億3千4百万円の収入(前年同四半期は14億5百万円の収入)で、主な増加要因は税金等調整前四半期純利益48億4千9百万円、減価償却費14億3千3百万円及び仕入債務の増加額21億9千万円であります。一方、主な減少要因は売上債権の増加額41億3千2百万円、たな卸資産の増加額14億7千8百万円及び法人税等の支払額20億5千2百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、13億8千4百万円の支出(前年同四半期は38億6千6百万円の支出)で、支出の主なものは有形固定資産の取得による支出17億7千万円、投資有価証券の取得による支出5億7千8百万円及び貸付けによる支出5億2千万円であります。一方、収入の主なものは投資有価証券の売却による収入5億7千万円及び貸付金の回収による収入4億4千2百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、30億1千7百万円の収入(前年同四半期は105億1千9百万円の収入)で、収入の主なものは短期借入金の純増額11億8百万円及び長期借入による収入37億6千7百万円であります。一方、支出の主なものは長期借入金の返済による支出12億4千4百万円及び配当金の支払額4億4千7百万円であります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間の当社グループが支出した研究開発費の総額は9千7百万円であります。
前連結会計年度に計画しておりました重要な設備の新設等に関する計画のうち、当第2四半期連結累計期間において完了した計画は、次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメントの |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
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建物及び構築物 |
土地 |
その他 |
合計 |
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㈱味兆 |
愛媛県 |
食肉等の |
生産設備 |
45 |
55 |
1 |
102 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。