なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、底堅い内外需に支えられ企業業績は堅調に推移しておりますが、個人消費は賃金の伸び悩みもあり、やや緩慢な回復に留まっている状況です。食肉業界におきましては、円安の長期化や気候変動による原料価格の値上がり等から消費意欲の減退に悩まされました。
このような経営環境のもと、当社グループは、食肉事業の上流から下流までを一貫してグループ内で完結する垂直統合を推し進めることにより、安定した事業経営と安心で安全な食肉製品供給の強化を目指しました。
食肉等の製造・卸売事業においては、北海道における日高食肉センターや米国のAURORA PACKING COMPANYなどの食肉生産拠点の経営安定化に注力し、ブランド豚「ゆめの大地」や米国産高級品種アンガスビーフに特化した「AURORA ANGUS BEEF」などの販売を強化しました。また、昨年より鶏肉事業にも本格参入し、基盤拡大を図るための積極的な営業活動を行っております。食肉加工品においては、鍋物シーズンの定番アイテム「こてっちゃん牛もつ鍋」シリーズのシェアアップに努めました。
食肉等の小売事業においては、イベント型の提案販売や、レイアウト再構築等の既存店活性化を継続実施した他、生産性向上のために作業工程の見直し、適正な人員配置のためのシフトコントロールを強化しました。また既存店の改装や不採算店の閉鎖、新規ディベロッパーとの取組による新店開発や、新業態での新規出店等、各種施策を推進しました。
食肉等の外食事業においては、ステーキレストランチェーン事業及び焼肉・しゃぶしゃぶチェーン事業において、メニューの考案や不採算店対策等、競争力向上のための施策を実施しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,336億3千3百万円(前年同四半期比12.7%増)、営業利益83億4百万円(前年同四半期比10.0%増)、経常利益86億9千7百万円(前年同四半期比10.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益58億6千2百万円(前年同四半期比28.7%増)となりました。
続いて、セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高は外部顧客への売上高を記載し、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
①食肉等の製造・卸売事業
売上高は2,100億8千7百万円(前年同四半期比14.4%増)、セグメント利益は78億6千6百万円(前年同四半期比13.8%増)となりました。
②食肉等の小売事業
売上高は169億2千3百万円(前年同四半期比0.1%増)、セグメント利益は8億3千万円(前年同四半期比17.3%減)となりました。
③食肉等の外食事業
売上高は56億4千9百万円(前年同四半期比0.9%減)、セグメント利益は3億5千9百万円(前年同四半期比6.4%減)となりました。
④その他
売上高は9億7千2百万円(前年同四半期比0.5%増)、セグメント利益は9千6百万円(前年同四半期比4.0%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて286億円増加し、1,628億7千2百万円となりました。これは主に、売上高増加に伴う売上債権、たな卸資産の増加、土地の増加及び投資有価証券の増加によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて44億3千万円増加し、741億7千7百万円となりました。これは主に、売上高増加に伴う仕入債務の増加、借入金の増加及び新株予約権付社債の転換による社債の減少によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて241億7千万円増加し、886億9千5百万円となりました。これは主に、新株予約権付社債の転換による資本剰余金の増加、利益剰余金の増加、自己株式の減少及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の当社グループが支出した研究開発費の総額は1億5千1百万円であります。