なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、米中の覇権争いによる不安定な国際経済情勢に加え、国内では消費増税による消費者マインドの冷え込みがあり、全体的には低調に推移しました。当食肉業界におきましては、低価格や人件費・物流費の増加などのため、厳しい状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループは、かねてから食肉の生産から小売・外食までの食肉事業の垂直統合を推進しておりますが、それら事業の内容を充実させ事業間の関係を緊密にすることにより、経営体質の強化と安定的な成長を目指しました。
食肉等の製造・卸売事業においては、食肉の安定供給能力を確保するため、原料調達力の強化のための施策を着実に実行しました。現在、国内のみならず、米国、豪州、ニュージーランドで食肉事業を進めており、継続的・戦略的に事業拡大を図ってまいります。食肉加工品においては、定番アイテム「こてっちゃん牛もつ鍋」シリーズに加え「レンジでひと皿」シリーズや「下ごしらえ」シリーズなどのラインアップで秋冬製品の販売強化に努めました。また、11月には千葉県船橋市に建設中であった新東京支店のうち、ミートセンター部分が完成し稼動を始めました。
食肉等の小売事業においては、新業態の店舗にも挑戦した他、継続的にイベント型の販売提案や、レイアウト再構築等の既存店活性化を実施し、また従業員の知識、技術向上による商品及び接客レベル改善を目指し、肉のマイスター制度をさらに浸透させてまいりました。
食肉等の外食事業においては、ステーキレストランチェーン事業及び焼肉・しゃぶしゃぶチェーン事業において、メニューの考案や不採算店対策等、競争力向上のための施策を実施してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,609億3千7百万円(前年同四半期比3.9%増)、損益面につきましては、取扱量は伸ばしたものの海外事業を中心に粗利率が低迷したこと、物流費などの販売費及び一般管理費が上昇したこと等により営業利益72億5千7百万円(前年同四半期比13.0%減)、経常利益75億5千2百万円(前年同四半期比13.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益41億4千万円(前年同四半期比26.3%減)となりました。
続いて、セグメントごとの業績は次のとおりであります。なお、売上高は外部顧客への売上高を記載し、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
①食肉等の製造・卸売事業
売上高は2,382億7千8百万円(前年同四半期比4.5%増)、セグメント利益は73億2百万円(前年同四半期比8.9%減)となりました。
②食肉等の小売事業
売上高は156億7千3百万円(前年同四半期比3.6%減)、セグメント利益は6億2千8百万円(前年同四半期比23.0%減)となりました。
③食肉等の外食事業
売上高は59億6千1百万円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益は2億4千8百万円(前年同四半期比3.8%減)となりました。
④その他
売上高は10億2千4百万円(前年同四半期比0.2%増)、セグメント利益は1億1千3百万円(前年同四半期比23.7%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて121億3千7百万円増加し、1,772億円となりました。これは主に、現金及び預金の減少、保有株式の時価の下落による投資有価証券の減少の一方で、売上高増加に伴う売上債権、たな卸資産の増加、設備投資に伴う建物及び構築物の増加によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて119億5百万円増加し、909億3千9百万円となりました。これは主に、繰延税金負債の減少の一方で、売上高増加に伴う仕入債務の増加及び借入金の増加によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて2億3千2百万円増加し、862億6千万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金の減少の一方で、利益剰余金の増加によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の当社グループが支出した研究開発費の総額は1億7千6百万円であります。