第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当中間連結会計期間における我が国経済は、景気の緩やかな回復基調で推移しましたが、一方で物価の上昇による実質賃金の減少が続き個人消費は低迷いたしました。また、不安定な国際情勢や円安の影響によるエネルギーコスト及び原材料価格の高騰等、先行き不透明な状況で推移いたしました。

当業界におきましては、消費者の生活防衛意識が高まり節約志向が高まる中で、引き続き厳しい事業環境となっております。

このような状況の中で、当社グループは安全安心な商品の安定供給を図ってまいりました。加工品販売では、5月に価格改定を行うとともに、取引先企業別対応により販売数量の増加を図り、個別商談会を実施いたしました。また、原価低減と生産性の向上を図りコスト削減に努めてまいりました。食肉におきましては、仕入れ先の見直し、生産ラインの見直しとコスト削減に努めてまいりました。

以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は、消費の低迷と販売競争が激化するものの、食肉の売上が堅調に推移し、139億68百万円(前年同期比0.7%増)となりました。

損益面につきましては、価格改定やコスト削減により原材料価格の高騰を吸収しようと努めましたが、営業損失2億21百万円(前年同期は営業利益39百万円)、経常損失2億7百万円(前年同期は経常利益56百万円)、また、繰延税金資産の取り崩しもあり、親会社株主に帰属する中間純損失2億89百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益43百万円)となりました。

食肉加工品部門

食肉加工品部門につきましては、ハム・ソーセージ等の販売数量が減少いたしました。この結果、この部門の売上高は53億27百万円(前年同期比3.9%減)となりました。

惣菜その他加工品部門

惣菜その他加工品部門につきましては、CVS向け惣菜品の売上が減少いたしましたが、ハンバーグ類の売上が堅調に推移いたしました。この結果、この部門の売上高は26億40百万円(前年同期比1.7%増)となりました。

食肉部門

食肉部門につきましては、国産及び輸入の豚肉が減少しましたが、国産及び輸入の牛肉並びに一次加工品が増加いたしました。この結果、この部門の売上高は59億52百万円(前年同期比5.1%増)となりました。

その他部門

その他部門につきましては、外食部門等の売上高は47百万円(前年同期比35.1%減)となりました。

 

 

② 財政状態の分析

当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ10億40百万円減少し、125億60百万円となりました。これは主に売掛金が5億95百万円、現金及び預金が4億60百万円減少したことによるものです。

当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ6億84万円減少し、89億4百万円となりました。これは主に買掛金が4億5百万円、未払金が1億63百万円減少したことによるものです。

当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ3億55百万円減少し、36億55百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する中間純損失の計上等により利益剰余金が3億30百万円減少したことによるものです。

 

(2) キャッシュ・フローの状況の分析

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ4億60百万円減少し、13億5百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動の結果支出した資金は、1億67百万円(前年同期は5億13百万円の収入)となりました。主な内訳は、売上債権の減少5億95百万円、減価償却費2億93百万円、仕入債務の減少4億5百万円、税金等調整前中間純損失2億12百万円、棚卸資産の増加1億28百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動の結果支出した資金は、2億5百万円(前年同期は36百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出1億30百万円、無形固定資産の取得による支出71百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動の結果支出した資金は、86百万円(前年同期は2億78百万円の支出)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出3億6百万円、リース債務の返済による支出1億64百万円、長期借入れによる収入3億円、短期借入れによる収入1億25百万円であります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当中間連結会計期間において、経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、既に提出した有価証券報告書に記載された内容に比して重要な変更又は新たに定めたものはありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は37百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。