第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いているなか、個人消費も底堅い動きをしておりますが、企業収益の改善は足踏み状態であり、海外経済も中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気は下振れとなっており、英国がEU離脱を決定するなど不安定感が増し、先行き不透明な状況が続いております。
 砂糖業界におきましては、消費者の低甘味嗜好を背景に、安価な輸入加糖調製品や高甘味度人工甘味料の影響を受け、厳しい状況が依然として続いております。
 このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は砂糖事業の売上が増加したこと等により、前年同期比4.2%増の28,926百万円となり、経常利益は前年同期比12.6%増の1,273百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比5.6%増の757百万円となりました。
 なお、8月の台風により当社清水紙筒工場並びに清水バイオ工場の設備、たな卸資産等が被害を受けたため、特別損失を111百万円計上しております。
 
 セグメント別の概況は、次のとおりであります。
<砂糖事業>
 海外砂糖市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり期初15.18セントで始まり、4月にはブラジル国営石油公社が燃料価格を引き下げる可能性があるとの報道から、エタノール価格が下落し砂糖生産が増える予想等により、14.01セントまで下落しました。
 その後、世界砂糖需給の2年連続の大幅な供給不足観測や主要生産国ブラジルの砂糖生産量の下方修正などから、国際砂糖需給見込の逼迫感の高まりにより相場は上昇し、22.53セントで当第2四半期連結累計期間を終えました。
 一方、国内砂糖市況につきましては、期初187~188円(東京精糖上白現物相場、キログラム当たり)で始まり、そのまま当第2四半期連結累計期間を終えました。
 ビート糖は、白糖の販売量は前年同期を上回り、また生産増加に伴う原料糖の販売量増加もあり、販売量、売上高とも前年同期を上回りました。
 精糖は、業務用が堅調に推移し、販売量、売上高ともほぼ前年同期並となりました。
 砂糖セグメントの売上高は前年同期比8.6%増の21,732百万円となり、セグメント利益は前年同期比14.2%増の615百万円となりました。
<食品事業>
 イーストは、8月に北海道を襲った台風により、清水バイオ工場は被害を受け、販売量、売上高とも前年同期を下回りました。
 オリゴ糖等機能性食品は、オリゴ糖、ベタイン等の販売が好調で、売上高は前年同期を上回りました。
 食品セグメントの売上高はほぼ前年同期並の1,313百万円となり、セグメント利益は前年同期比13.6%増の149百万円となりました。
 

 

 

<飼料事業>
 配合飼料は、販売量は前年同期を上回りましたが、販売価格の下落により、売上高は前年同期を下回りました。
 ビートパルプは、前期繰越在庫の販売により売上高は前年同期を上回りました。
 飼料セグメントの売上高はほぼ前年同期並の3,608百万円となり、22百万円のセグメント損失(前年同期は124百万円のセグメント損失)となりました。
<農業資材事業>
 紙筒(移植栽培用育苗鉢)は、ビート用の出荷が下期にずれ込んだため、売上高は前年同期を下回りました。
 農業機材は、移植機関連の販売増加等により、売上高は前年同期を上回りました。
 農業資材セグメントの売上高は前年同期比30.2%減の1,027百万円となり、36百万円のセグメント損失(前年同期は81百万円のセグメント利益)となりました。
<不動産事業>
 不動産セグメントの売上高はほぼ前年同期並の680百万円となり、セグメント利益はほぼ前年同期並の436百万円となりました。
<その他>
 その他のセグメントの売上高は石油類の販売価格の下落等により前年同期比17.8%減の564百万円となり、102百万円のセグメント損失(前年同期は114百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比3,033百万円減の93,157百万円で、このうち流動資産は、主にたな卸資産の減少により前連結会計年度末比5,156百万円減の41,842百万円となり、固定資産は、主に投資有価証券の時価の上昇により前連結会計年度末比2,123百万円増の51,314百万円となりました。
 一方、負債の合計は、前連結会計年度末比4,282百万円減の25,336百万円で、このうち流動負債は、主に短期借入金の減少により前連結会計年度末比4,667百万円減の12,181百万円となり、固定負債は、主にその他に含まれる繰延税金負債の増加により前連結会計年度末比384百万円増の13,155百万円となりました。
 純資産は、主にその他有価証券評価差額金の増加により前連結会計年度末比1,249百万円増の67,821百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、11,621百万円の収入となり、前年同期に比べ、1,066百万円の資金の減少となりました。

これは、主にたな卸資産の減少により993百万円、その他の流動負債の増加により790百万円の資金の増加となったものの、その他流動資産の増加により1,318百万円、仕入債務の減少により578百万円、売上債権の増減額の増加により341百万円、法人税等の支払の増加により202百万円、未収入金の増加により182百万円、未払消費税等の増減額の減少により166百万円の資金の減少となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、3,096百万円の支出となり、前年同期に比べ、1,014百万円の資金の減少となりました。

これは、主に有価証券の収支差により1,000百万円の資金の減少となったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、8,349百万円の支出となり、前年同期に比べ、9百万円の資金の増加となりました。

これは、主に配当金の支払額の減少によるものであります。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同四半期連結累計期間末に比べ746百万円減少し、11,628百万円となりました。

 

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。

 

当社は、「開拓者精神を貫き、社会に貢献しよう」の社是のもと、北海道寒地農業の振興と国内甘味資源自給率確保の社会的使命を企業理念として、主業のビート糖事業を中心に公益性の高い事業を営んでおります。
 甜菜(ビート)は、北海道の畑作農業において欠くことのできない基幹作物の一つであり、ビート糖事業には原料生産者をはじめ多くのステークホルダーが存在しており、企業利潤追求の枠を超えて、長期的かつ安定的に事業を継続することが求められております。
 ビート糖事業は、天候に大きく左右されることはもとより、WTO(世界貿易機関)、EPA(経済連携協定)/FTA(自由貿易協定)における農業交渉、さらにはTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加問題の帰趨など、国際的な政策変動にも大きく影響を受ける状況となっており、今後予想される厳しい企業環境を見据え、財務体質の強化と事業基盤の拡大を図っていかなければなりません。
 従いまして、当社は、当社の財務及び事業の決定を支配する者は、事業の社会性を考慮したうえ、様々なステークホルダーとの信頼関係を維持し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を、中長期的に確保・向上させる者でなければならないと考えております。
 一方、利得権益獲得のみを追求して大量買付け行為を行う者、あるいは中長期的な経営方針に関する情報を充分提供せずに大量買付け行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えます。
 なお、「会社を支配する者の在り方」は、最終的には、当社の経営基本方針と大量買付け行為を行う者の経営方針を勘案のうえ、株主の皆様の判断により決定されるべきものと考えておりますので、現時点では具体的な買収防衛策は導入いたしません。
 但し、株主の皆様が判断するに当たり、大量買付け行為を行う者が、必要な時間と充分な情報を提供しない場合などは、相当な対抗措置を講ずる必要がありますので、買収防衛策の導入について今後とも検討を続けてまいります。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は276百万円であります。

 

(6) 主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等は次のとおりです。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

資金調達方法

着手

年月

完了予定年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出
会社

 

美幌製糖所
(北海道美幌町)

砂糖

滲出設備更新

1,200

391

自己資金

平成28年
7月

平成29年
10月

生産能力には影響を及ぼしません。

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

なお、前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
 砂糖セグメントにおいて計画しておりました、芽室製糖所の社宅更新については平成28年9月に完了しております。