第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)における当社グループの財政状態及び経営成績の状況の概要は、次のとおりであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した組替え後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いているなか、個人消費もゆるやかに持ち直しており、企業収益も改善傾向で推移しております。海外経済ではアメリカやユーロ圏の景気が回復している一方、通商問題やイギリスのEU離脱、国際情勢の緊迫化など不安定要素が増しており、先行き不透明な状況が続いております。
 砂糖業界におきましては、消費者の低甘味嗜好を背景に、安価な輸入加糖調製品や高甘味度人工甘味料の増加などから砂糖消費量は減少傾向にあり、厳しい状況が依然として続いております。
 このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比0.4%減の27,564百万円となり、経常利益は、砂糖事業の減益等もあり前年同期比65.7%減の613百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比58.1%減の486百万円となりました。
 
 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<砂糖事業>
 海外市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり期初12.52セントで始まり、4月下旬には主要生産国のインドやタイの砂糖生産量見通しの引き上げとインド政府が輸出補助金を措置するとの憶測から10.86セントまで下落しました。その後、5月には主要生産国ブラジルで燃料価格値上げに抗議するトラック運転手らによるストライキが行われ、一時的に物流が混乱し供給不安が高まったことにより12.79セントまで上昇しました。
 しかしながら、世界市場が今年度、次年度と2年連続の供給過剰となる見通しに加え、ブラジル通貨レアル安の進行、インドが新たに輸出奨励策を打ち出したこと等により相場は下落し、10.42セントで当第2四半期連結累計期間を終えました。
 一方、国内市況につきましては、期初189~190円(東京精糖上白現物相場、キログラム当たり)で始まりましたが、海外砂糖相場の下落を受けて7月に187~188円に下落し、そのまま当第2四半期連結累計期間を終えました。
 ビート糖は、2017年産糖の大幅な生産増加により、原料糖の販売量が増加しましたが、前年同期に比べ国内砂糖市況の下落に伴い販売価格は下落し、売上高は前年同期を下回りました。
 精糖は、需要の減少もあり販売量が減少し、さらに販売価格も下落したことにより、売上高は前年同期を下回りました。
 砂糖セグメントの売上高は前年同期比3.2%減の19,536百万円となり、販売価格の低迷等の影響が大きく、28百万円のセグメント損失(前年同期は1,139百万円のセグメント利益)となりました。
<食品事業>
 イーストは、販売量の減少により売上高は前年同期を下回り、燃料費の上昇や設備投資等による製造原価の増加もあり利益が減少しました。
 オリゴ糖等機能性食品は、オリゴ糖などの販売量が減少し、売上高は前年同期を下回りました。

 

食品セグメントの売上高は前年同期比2.8%減の1,303百万円となり、8百万円のセグメント損失(前年同期は100百万円のセグメント利益)となりました。
<飼料事業>
 配合飼料は、販売量の増加と販売価格の上昇により、売上高は前年同期を上回りました。

ビートパルプは、前期の生産増による繰越在庫を販売したことにより、売上高は前年同期を大幅に上回りました。

飼料セグメントの売上高は前年同期比6.8%増の3,921百万円となり、セグメント利益は21百万円(前年同期は65百万円のセグメント損失)となりました。
<農業資材事業>
 紙筒(移植栽培用育苗鉢)は、そ菜用の売上が好調に推移したため、売上高は前年同期を上回りました。
 農業機材は、そ菜用の販売増加等により、売上高は前年同期を上回りました。
 農業資材セグメントの売上高は前年同期比31.4%増の1,422百万円となり、セグメント利益は54百万円(前年同期は41百万円のセグメント損失)となりました。
<不動産事業>
 不動産セグメントの売上高は、前期に取得した物件の寄与により、前年同期比7.2%増の746百万円となりましたが、セグメント利益は、経費の増加により前年同期比9.9%減の409百万円となりました。
<その他>
 その他のセグメントの売上高は石油類の販売減少等により前年同期比11.0%減の634百万円となり、114百万円のセグメント損失(前年同期は110百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2)財政状態

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比7,520百万円減の91,586百万円で、このうち流動資産は、主にたな卸資産の減少により前連結会計年度末比6,890百万円減の39,409百万円となり、固定資産は、前連結会計年度末比629百万円減の52,176百万円となりました。
 一方、負債の合計は、前連結会計年度末比7,097百万円減の23,748百万円で、このうち流動負債は、主に短期借入金の減少により前連結会計年度末比6,744百万円減の11,604百万円となり、固定負債は、前連結会計年度末比353百万円減の12,143百万円となりました。
 純資産は、前連結会計年度末比422百万円減の67,837百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、11,877百万円の収入となり、前年同期に比べ、184百万円の資金の減少となりました。
 これは、主に売上債権の減少で1,103百万円、法人税等支払額の減少で237百万円の資金の増加となったものの、たな卸資産の増加で1,417百万円、保険金の受取額の減少で130百万円の資金の減少となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、2,280百万円の支出となり、前年同期に比べ、1,885百万円の資金の減少となりました。
 これは、主に有形固定資産の売却による収入で476百万円、定期預金の収支差による収入で100百万円の資金の増加となったものの、有価証券の収支差による支出で2,500百万円の資金の減少となったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、10,269百万円の支出となり、前年同期に比べ、1,919百万円の資金の減少となりました。

これは、短期借入金の返済による支出で2,000百万円の資金の減少となったことによるものであります。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同四半期連結累計期間末に比べ1,092百万円減少し、10,905百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。

 

当社は、「開拓者精神を貫き、社会に貢献しよう」の社是のもと、北海道寒地農業の振興と国内甘味資源自給率確保の社会的使命を企業理念として、主業のビート糖事業を中心に公益性の高い事業を営んでおります。
 甜菜(ビート)は、北海道の畑作農業において欠くことのできない基幹作物の一つであり、ビート糖事業には原料生産者をはじめ多くのステークホルダーが存在しており、企業利潤追求の枠を超えて、長期的かつ安定的に事業を継続することが求められております。
 ビート糖事業は、天候に大きく左右されることはもとより、WTO(世界貿易機関)、EPA(経済連携協定)/FTA(自由貿易協定)における農業交渉、さらにはTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加問題の帰趨など、国際的な政策変動にも大きく影響を受ける状況となっており、今後予想される厳しい企業環境を見据え、財務体質の強化と事業基盤の拡大を図っていかなければなりません。
 従いまして、当社は、当社の財務及び事業の決定を支配する者は、事業の社会性を考慮したうえ、様々なステークホルダーとの信頼関係を維持し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を、中長期的に確保・向上させる者でなければならないと考えております。
 一方、利得権益獲得のみを追求して大量買付け行為を行う者、あるいは中長期的な経営方針に関する情報を充分提供せずに大量買付け行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えます。
 なお、「会社を支配する者の在り方」は、最終的には、当社の経営基本方針と大量買付け行為を行う者の経営方針を勘案のうえ、株主の皆様の判断により決定されるべきものと考えておりますので、現時点では具体的な買収防衛策は導入いたしません。

但し、株主の皆様が判断するに当たり、大量買付け行為を行う者が、必要な時間と充分な情報を提供しない場合などは、相当な対抗措置を講ずる必要がありますので、買収防衛策の導入について今後とも検討を続けてまいります。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は265百万円であります。

 

(6)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等は次のとおりです。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

資金調達方法

着手

年月

完了予定年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

提出
会社

美幌製糖所
(北海道美幌町)

砂糖

ビート受入設備
増設

835

自己資金

2018年
7月

2019年
10月

生産能力には
影響を及ぼしません

 

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

なお、前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
 砂糖セグメントにおいて計画しておりました、美幌製糖所の社員寮更新については2018年8月に、農務事務所更新については2018年9月に完了しております。
 不動産セグメントにおいて計画しておりました商業用店舗新築工事については2018年8月に、医療ビル新築工事については2018年9月に完了しております。

 

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書の「対処すべき課題」および「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの売上高の約7割を砂糖事業が占め、他の事業におきましてもほとんどが砂糖事業に付随または関連する事業から成り立っていることから、国の農業政策や砂糖業界を取り巻く国際情勢、原料甜菜の生産状況など砂糖事業に特有のリスクが、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。

 

(8)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループにおける主な資金需要は、当社グループが事業を行っていく上で必要となる運転資金及び設備資金であります。

重要な資本的支出の予定及びその資金調達方法は、「(6)主要な設備」および前事業年度の有価証券報告書の「設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであり、設備の新設・更新については自己資金(一部工事では建設協力金を受け入れ)によっております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。