当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続きましたが、消費税率引き上げによる影響や、中東・中国をはじめとする海外経済の不確実性など、先行き不透明な状況が続いております。
砂糖業界におきましては、消費者の低甘味嗜好を背景に、安価な輸入加糖調製品や高甘味度人工甘味料の増加などから砂糖消費量は減少傾向にあり、厳しい状況が依然として続いております。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高は、砂糖事業の売上が減少したこと等により、前年同期比0.6%減の41,873百万円となり、経常利益は、主に砂糖事業の損益の改善により、前年同期比792.0%増の1,452百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、979百万円の利益(前年同期は142百万円の損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<砂糖事業>
砂糖セグメントの売上高は、販売価格の低下により、前年同期比1.4%減の29,026百万円となりました。損益につきましては、ビート原料糖のたな卸資産評価損が前年同期と比べて減少したこと、またコスト削減等により損益が改善し、230百万円のセグメント損失(前年同期は1,229百万円のセグメント損失)となりました。
<食品事業>
食品セグメントの売上高は、オリゴ糖等食品素材の売上減少等により、前年同期比10.8%減の1,741百万円となり、損益は、イーストについては改善しましたが、オリゴ糖等食品素材の売上減少による影響が大きく、40百万円のセグメント損失(前年同期は7百万円のセグメント損失)となりました。
<飼料事業>
飼料セグメントの売上高は、ビートパルプおよび配合飼料の売上増加により、前年同期比2.7%増の6,960百万円となり、セグメント利益は、販売数量の増加およびコスト削減等により、前年同期比71.6%増の438百万円となりました。
<農業資材事業>
農業資材セグメントの売上高は、前年同期比14.8%増の2,033百万円となり、セグメント利益は78百万円(前年同期は7百万円のセグメント損失)となりました。これは売上の主となるビート用紙筒の出荷が前期は第4四半期にずれ込んだことによるものです。
<不動産事業>
不動産セグメントの売上高は、ほぼ前年同期並の1,148百万円となり、セグメント利益はほぼ前年同期並の635百万円となりました。
<その他>
その他のセグメントの売上高は、石油類及び書籍の販売減少等により、前年同期比7.5%減の963百万円となりましたが、セグメント利益は、原料てん菜の増産による輸送効率の上昇等により、前年同期比50.3%増の160百万円となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比8,893百万円増の107,195百万円で、このうち流動資産は、主に原材料及び貯蔵品の増加により、前連結会計年度末比11,867百万円増の57,269百万円となり、固定資産は、主に投資有価証券の時価の下落により、前連結会計年度末比2,974百万円減の49,926百万円となりました。
一方、負債の合計は、前連結会計年度末比11,020百万円増の39,884百万円で、このうち流動負債は、主にその他に含まれる仮受消費税等の増加により、前連結会計年度末比12,078百万円増の28,624百万円となり、固定負債は、主にその他に含まれる繰延税金負債の減少により、前連結会計年度末比1,058百万円減の11,259百万円となりました。
純資産は、主にその他有価証券評価差額金の減少により、前連結会計年度末比2,126百万円減の67,311百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
当社は、「開拓者精神を貫き、社会に貢献しよう」の社是のもと、北海道寒地農業の振興と国内甘味資源自給率確保の社会的使命を企業理念として、主業のビート糖事業を中心に公益性の高い事業を営んでおります。
甜菜(ビート)は、北海道の畑作農業において欠くことのできない基幹作物の一つであり、ビート糖事業には原料生産者をはじめ多くのステークホルダーが存在しており、企業利潤追求の枠を超えて、長期的かつ安定的に事業を継続することが求められております。
ビート糖事業は、天候に大きく左右されることはもとより、砂糖の国際価格の変動や、WTO(世界貿易機関)・EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)等、様々な国境措置の帰趨に大きく影響を受ける状況となっており、今後予想される厳しい企業環境を見据え、財務体質の強化と事業基盤の拡大を図っていかなければなりません。
したがいまして、当社は、当社の財務及び事業の決定を支配する者は、事業の社会性を考慮したうえ、様々なステークホルダーとの信頼関係を維持し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を、中長期的に確保・向上させる者でなければならないと考えております。
一方、利得権益獲得のみを追求して大量買付け行為を行う者、あるいは中長期的な経営方針に関する情報を充分提供せずに大量買付け行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えます。
なお、「会社を支配する者の在り方」は、最終的には、当社の経営基本方針と大量買付け行為を行う者の経営方針を勘案のうえ、株主の皆様の判断により決定されるべきものと考えておりますので、現時点では具体的な買収防衛策は導入いたしません。
但し、株主の皆様が判断するに当たり、大量買付け行為を行う者が、必要な時間と充分な情報を提供しない場合などは、相当な対抗措置を講ずる必要がありますので、買収防衛策の導入について今後とも検討を続けてまいります。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は439百万円であります。
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間において著しい変更のあったものは、次のとおりであります。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 投資予定総額を305百万円から439百万円に、完了予定年月を2021年3月から2022年3月にそれぞれ変更しております。
なお、前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
砂糖セグメントにおいて計画しておりました、美幌製糖所のビート受入設備増設および士別製糖所の効用缶増設については2019年10月に完了しております。
農業資材セグメントにおいて計画しておりました、清水紙筒工場のLP3次機増設については2019年10月に完了しております。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書の「対処すべき課題」および「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの売上高の約7割を砂糖事業が占め、他の事業におきましてもほとんどが砂糖事業に付随または関連する事業から成り立っていることから、国の農業政策や砂糖業界を取り巻く国際情勢、原料甜菜の生産状況など砂糖事業に特有のリスクが、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。
(7)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループにおける主な資金需要は、当社グループが事業を行っていく上で必要となる運転資金及び設備資金であります。
重要な資本的支出の予定及びその資金調達方法は、「(5)主要な設備」および前事業年度の有価証券報告書の「設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであり、設備の新設・更新については自己資金によっております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。