第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)における当社グループの財政状態及び経営成績の状況の概要は、次のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、全世界に広がっている新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いており、個人消費や輸出の一部に持ち直しが見られるものの、先行きは不透明であります。海外経済は日本以上に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、しばらくは回復する見込がない状況です。
 砂糖業界におきましては、消費者の低甘味嗜好を背景に、安価な輸入加糖調製品や高甘味度人工甘味料の増加などにより砂糖消費量は減少傾向にあり、厳しい状況が依然として続いております。
 このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間は、砂糖の需要減少による影響が大きく、経費削減に取り組んだものの、売上高は、前年同期比10.1%減の24,862百万円となり、経常利益は、前年同期比24.8%減の1,068百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比27.2%減の715百万円となりました。
 
 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<砂糖事業>
 海外市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり期初10.04セントで始まり、4月下旬には新型コロナウイルス感染症の影響を受け世界的な消費の減少や原油価格の続落とレアル安、更に主要生産国ブラジルの増産見込みから、約13年ぶりとなる9.21セントまで下落しました。その後、8月には中国の砂糖輸入需要とタイのサトウキビ収穫量減少の予測から13.24セントまで上昇しました。砂糖市場は世界需給バランスが供給過多の見込みでありますが、投機筋の買い支えもあり、13.07セントで当第2四半期連結累計期間を終えました。
 一方、国内市況につきましては、期初187~188円(東京精糖上白現物相場、キログラム当たり)で始まり、そのまま当第2四半期連結累計期間を終えました。
 ビート糖、精糖とも、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛により、土産物や外食向けの業務用の販売が減少し、販売量、売上高とも前年同期を大幅に下回りました。
 砂糖セグメントの売上高は前年同期比12.0%減の17,164百万円となり、前年同期比47.9%減の384百万円のセグメント利益となりました。
<食品事業>
 イーストは、新型コロナウイルス感染症の影響により、学校給食パン用の売上が落ち込みましたが、家庭用の売上増加により、売上高は前年同期を上回りました。
 オリゴ糖等食品素材は、液状オリゴ糖の売上が増加したものの、オリゴ糖やベタインの販売量が減少し、売上高は前年同期を下回りました。
 食品セグメントの売上高は前年同期比2.7%減の1,101百万円となりましたが、経費削減等もあり、9百万円のセグメント利益(前年同期は22百万円のセグメント損失)となりました。
 <飼料事業>
 配合飼料は、販売量は増加しましたが、販売価格の値下がりにより、売上高は前年同期を下回りました。
 ビートパルプは、昨年度生産分の繰越在庫の販売により、売上高は前年同期を上回りました。

 

飼料セグメントの売上高は前年同期比4.3%増の4,119百万円となり、101百万円のセグメント利益(前年同期は26百万円のセグメント損失)となりました。
<農業資材事業>
 紙筒(移植栽培用育苗鉢)は、ビート用紙筒の出荷が10月以降にずれ込んだ影響により、売上高は前年同期を大きく下回りました。
 農業機材は、農業用資材の売上が減少したものの、移植機の売上が増加し、売上高は前年同期を上回りました。
 農業資材セグメントの売上高は前年同期比28.4%減の1,210百万円となり、セグメント利益は、前年同期比81.0%減の29百万円となりました。
<不動産事業>
 不動産セグメントの売上高は、ほぼ前年同期並の755百万円となり、セグメント利益は、前年同期比2.7%減の413百万円となりました。
<その他>
 その他の売上高は、スポーツレジャー施設及びガソリンスタンドの売上の減少等により、前年同期比15.5%減の509百万円となり、131百万円のセグメント損失(前年同期は125百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2)財政状態

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比6,026百万円減の90,379百万円で、このうち流動資産は、主にたな卸資産の減少により前連結会計年度末比7,733百万円減の40,255百万円となり、固定資産は、主に有形固定資産のその他に含まれる建設仮勘定の増加により前連結会計年度末比1,706百万円増の50,124百万円となりました。
 一方、負債の合計は、前連結会計年度末比6,675百万円減の22,779百万円で、このうち流動負債は、主に短期借入金の減少により前連結会計年度末比6,822百万円減の11,993百万円となり、固定負債は、前連結会計年度末比147百万円増の10,785百万円となりました。
 純資産は、主にその他有価証券評価差額金の増加により前連結会計年度末比648百万円増の67,599百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、9,896百万円の収入となり、前年同期に比べ、2,683百万円の資金の減少となりました。
 これは、主に売上債権の減少で281百万円、未収入金の減少で263百万円の資金の増加となったものの、たな卸資産の増加で2,348百万円、仕入債務の減少で409百万円、税金等調整前四半期純利益の減少で374百万円の資金の減少となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、432百万円の支出となり、前年同期に比べ、1,597百万円の資金の増加となりました。
 これは、主に有形固定資産の売却による収入の減少で525百万円の資金の減少となったものの、有価証券の取得による支出の減少で1,500百万円、定期預金の収支差による収入で650百万円の資金の増加となったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、10,435百万円の支出となり、前年同期に比べ、1,709百万円の資金の減少となりました。

これは、主に配当金の支払額の減少で423百万円の資金の増加となったものの、短期借入金の収支差による支出で2,090百万円の資金の減少となったことによるものであります。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年同四半期連結累計期間末に比べ1,536百万円減少し、9,772百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は298百万円であります。

 

(6)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変更はありません。

なお、前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

農業資材セグメントにおいて計画しておりました、江別種子工場の採種収穫作業省力化工事については2020年9月に完了しております。

 

(7)経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前事業年度の有価証券報告書の「対処すべき課題」および「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの売上高の約7割を砂糖事業が占め、他の事業におきましてもほとんどが砂糖事業に付随または関連する事業から成り立っていることから、国の農業政策や砂糖業界を取り巻く国際情勢、原料甜菜の生産状況など砂糖事業に特有のリスクが、当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があります。

 

(8)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループが事業を行う上で必要となる運転資金、設備投資、借入金の返済および利息の支払いならびに配当金および法人税の支払い等に資金を充当しております。
 運転資金等の資金需要に対しては、営業活動によるキャッシュ・フローと金融機関からの借入により資金を調達しており、金融機関からの借入金額は年間の資金計画に基づき適切な水準とし、資金繰りを考慮し返済方法を決定しております。また当社および子会社の余剰資金を、当社グループ内で融通し合うことにより資金の効率化を図り、グループ外部への資金流出を抑えております。
 設備投資については、過剰な投資とならないよう当社グループの現況に見合った年間の投資計画を策定し、老朽化した設備の更新のほか、製造コストの削減、製造工程の改善、製品の品質向上、環境対策等を目的とした設備投資または将来の利益獲得のための先行投資を行っております。
 重要な資本的支出の予定及びその資金調達方法は、前事業年度の有価証券報告書の「設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであり、設備の新設・更新については自己資金によっております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。