第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

 (1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境や企業収益の改善が見られ、全体として緩やかな回復基調となりましたが、中国の景気減速など海外経済の下振れ懸念がやや深まり、先行きへの不透明感が強まりました。一方、個人消費につきましては、消費マインドが持ち直し傾向となり、総じて底固い動きで推移いたしました。

 このような状況の中、当社グループは当期で最終年度となる第5次中期経営計画「Mitsui Sugar Revolution Phase2 (三井製糖2022への道) 」(2014年4月~2016年3月)の完遂に向け、役職員一同尽力してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績及びセグメントの概況は以下の通りとなりました。

 

(砂糖事業)

 海外粗糖相場につきましては、期初は12セントでスタートし、13セント半ばまで達しましたが、主要生産国の好調な圧搾状況や、国際商品市況全体の低迷などを受け、8月には10セント前半まで値を下げました。10月に入ると、世界最大の輸出国ブラジルの圧搾遅れによる需給環境の逼迫見通しから、相場は14セント台まで急騰いたしました。その後は主要生産国の1つであるインドの過剰在庫観測や、投機筋の資金流入、米国の利上げ観測など様々な要因が交錯しながら相場は上下を繰り返し、15セント前半で第3四半期末を迎えました。以上のような相場動向の中、当社では慎重な原料糖調達に努めてまいりました。

 生産面では、期初からの順調な操業による工程の負荷軽減や、ガスの調達コストの低下もあり、前年同期と比較して製造変動費が減少いたしました。

 販売面では、飲料ユーザー向けが好調に推移したほか、家庭用についても年末需要期の出荷が好調であり、販売量につきましては前年同期を上回りました。一方、価格面では上期の海外粗糖相場の下落を受けて10月から値下げを実施いたしました。

 連結子会社では、生和糖業㈱で台風被害などによる販売量の減少があったものの、北海道糖業㈱では単位面積当たり収穫量の増加などから販売量が前年同期を上回りました。また、昨年7月に連結子会社化した㈱平野屋が増収に貢献いたしました。

 以上の結果、砂糖事業全体としては、売上高64,598百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益3,790百万円(前年同期比39.8%増)となりました。

 

期中の砂糖市況

 国内市中相場(日本経済新聞掲載、東京上白大袋1kg当たり)

  始値185円~186円 高値185円~186円 安値183円~184円 終値183円~184円

 海外粗糖相場(ニューヨーク砂糖当限、1ポンド当たり)

  始値12.00セント 高値15.85セント 安値 10.13セント 終値 15.24セント

 

(フードサイエンス事業)

 フードサイエンス事業につきましては、当社ではパラチニット部門における仕入商品の不振などがありましたが、パラチノース部門において前期に国内生産を終了し輸入に切り替えたことなどから売上総利益率が改善し、増益となりました。

 また、連結子会社では、㈱タイショーテクノスの販売が回復し、前期に連結子会社化したニュートリー㈱で主力商品の販売が好調に推移したことが増収増益に貢献いたしました。

 以上の結果、フードサイエンス事業全体としては、売上高11,134百万円(前年同期比31.3%増)、営業利益468百万円(前年同期比92.6%増)となりました。

 

(不動産事業)

 前期に再開発した東京都杉並区及び川崎市の賃貸マンションが、ほぼ満室状態で稼働した効果に加えて、既存賃貸物件に係る保全費用の発生もなく、売上高、営業利益とも前年同期を上回り、売上高1,008百万円(前年同期比16.7%増)、営業利益534百万円(前年同期比50.2%増)となりました。

 

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は76,741百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は4,793百万円(前年同期比44.8%増)となりました。

 

 営業外損益においては、受取ロイヤリティー5,306百万円、持分法による投資利益357百万円を計上したことなどから、経常利益10,383百万円(前年同期比40.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,047百万円(前年同期比36.6%増)となりました。

 

 (2)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 (3)研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は540百万円であります。

  なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)主要な設備

 主要な設備の新設等の計画は以下の通りであります。

会社名、事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の

内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

三井製糖㈱

岡山市南区

不動産

事業

賃貸設備等

7,000

3,115

自己資金及び借入金等

平成27年7月

平成28年8月