当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日本銀行による経済政策・金融政策を背景に、雇用・所得環境の改善傾向が継続いたしましたが、個人消費の伸び悩みに加えて、中国を始めとするアジア新興国等の景気減速や、英国の欧州連合(EU)離脱問題、また、11月以降の米国政権交代を受けた為替・株式市場の変動など、世界経済の不確実性が一段と強まっていることなどを背景に、依然として先行き不透明な状況で推移しております。
このような状況の中、当社グループは昨年4月より第6次中期経営計画「Mitsui Sugar Revolution Phase3 (三井製糖2022への道) 」(2016年4月~2018年3月)をスタートさせ、初年度計画の達成に向けた新たな施策の実行に鋭意取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間の業績及びセグメントの概況は以下の通りであります。
(砂糖事業)
海外粗糖相場につきましては、期初は15セント半ばでスタートしたのち、世界的な需給逼迫見通しなどを受けて徐々に上昇し、投機資金の流入も重なって相場は一時23セント台に達しました。しかしながら10月半ばを過ぎ、需給緩和観測が伝えられると、一転して相場は下落を辿り、さらに米国大統領選を契機とした世界的なドル高基調によるブラジル通貨レアル安や、粗糖市場からの資金流出などが弱材料となって、12月半ばには18セントを割り込み、調整局面を経て19セント半ばで当第3四半期末を迎えました。以上のような相場動向の中、当社では慎重な原料糖調達に努めてまいりましたが、前年同期比では原料費が増加いたしました。
生産面では、原油相場の低位推移を背景としたガスの調達コスト低下などから、前年同期比で製造変動費が減少いたしました。
販売面では、原料仕入れコストの上昇に対応し、9月に出荷価格の引上げを実施いたしました。業務用はほぼ前年並みで推移したものの、家庭用は需要期である年末における量販店向けの販売量減少が響き、前年同期を下回りました。
連結子会社につきましては、生和糖業㈱において販売量の増加・販売価格の上昇があったほか、北海道糖業㈱や㈱平野屋の貢献もあり、増収増益となりました。
以上の結果、砂糖事業全体で、売上高65,830百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益3,170百万円(前年同期比16.3%減)となりました。
期中の砂糖市況
国内市中相場(日本経済新聞掲載、東京上白大袋1kg当たり)
始値187円~188円 高値192円~193円 安値187円~188円 終値192円~193円
海外粗糖相場(ニューヨーク砂糖当限、1ポンド当たり)
始値 15.40セント 高値 23.90セント 安値 14.00セント 終値 19.51セント
(フードサイエンス事業)
フードサイエンス事業につきましては、全体的にやや低調な動きとなりましたが、パラチノースの仕入価格が安定的に推移したほか、パラチニットの利益率改善もあり、営業利益は前年同期を上回りました。
連結子会社につきましては、㈱タイショーテクノス、ニュートリー㈱ともに販売が好調に推移したものの、事業拡大に伴う先行投資などから、前年同期比で増収減益となりました。
以上の結果、フードサイエンス事業全体で、売上高11,504百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益489百万円(前年同期比4.4%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業につきましては、岡山県で新規に物流センターの賃貸ならびにメガソーラー発電を開始したことで、売上高は前年同期を上回りましたが、それに伴う初期費用の発生等により、営業利益は前年同期を下回り、売上高1,223百万円(前年同期比21.3%増)、営業利益504百万円(前年同期比5.5%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は78,557百万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は4,164百万円(前年同期比13.1%減)となりました。
営業外損益においては、受取ロイヤリティー5,401百万円を計上しましたが、干ばつなどによるタイ国関連会社の業績悪化を主因として持分法による投資損失が発生し、経常利益は9,196百万円(前年同期比11.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,677百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は758百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。