当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調で推移しました。一方、個人消費の伸びに一服感が見られ、設備投資や輸出も減少するなど、力強さに欠く状況が見られました。また、食品業界においても、人手不足を背景とした物流コストの増加、原材料価格の上昇等から事業環境は厳しさを増しています。
このような状況の中、当社グループは既存事業の収益力強化を図り、成長分野へ経営資源の再配分を進めることにより、堅固な事業基盤を確保すべく、各施策の実行に鋭意取り組みました。
(砂糖事業)
海外粗糖相場につきましては、期初は12セント半ばでスタートしたのち、国際商品市況の高止まりから、12セント後半で推移しました。4月末から5月にかけて、圧搾を終了した北半球の潤沢な在庫水準が伝えられると、相場は軟調気配が鮮明となり、11セント前半に達しました。6月に入り、レアル高によるブラジルの輸出余力減少、投機資金の流入などを材料として、再び12セント半ばまで上昇しました。その後小刻みに上下を繰り返しつつ、12セント前半で当第1四半期末を迎えました。
販売面では、ゴールデンウィークにかかる10連休や、改元の祝賀ムードなどにより一時的に需要が盛り上がり、菓子・製パンユーザー向けの出荷は好調でしたが、飲料ユーザー向けの出荷は5月中旬からの反動減や梅雨寒もあり低調に推移したため、販売量は前年同期を下回りました。このような状況下、適正販売価格帯の維持に注力いたしました。コスト面では、運賃や燃料費の上昇、安定操業のための設備更新による減価償却費の増加などがありましたが、適切な原料糖調達に努めた結果、原料費が改善しました。
連結子会社では、生和糖業㈱は天候不順による収量減少、北海道糖業㈱では販売量が減少しましたが、前第3四半期末に連結子会社化したSIS' 88 Pte Ltdの連結により増収増益となりました。
以上の結果、砂糖事業全体で、売上高23,168百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益992百万円(前年同期比58.6%増)となりました。
期中の砂糖市況
国内市中相場(日本経済新聞掲載、東京上白大袋1kg当たり)
期を通じて187円~188円で推移
海外粗糖相場(ニューヨーク砂糖当限、1ポンド当たり)
始値 12.53セント 高値 12.84セント 安値 11.36セント 終値 12.32セント
(フードサイエンス事業)
フードサイエンス事業につきましては、パラチニットはキャンディ向けやその他製菓向けが好調に推移し、パラチノースは販売量が減少したものの、利益率が改善され、営業利益は前年同期を上回りました。
連結子会社では、㈱タイショーテクノスは、新工場立ち上げに伴う初期費用発生等により減益となりました。また、ニュートリー㈱は、当期初に譲り受けた流動食事業により増収となりましたが、諸経費の増加により減益となりました。
以上の結果、フードサイエンス事業全体で、売上高5,132百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益165百万円(前年同期比41.7%減)となりました。
(不動産事業)
不動産事業につきましては、岡山市で昨年11月から物流倉庫の賃貸を開始したこと等により売上高・営業利益ともに前期を上回り、売上高494百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益240百万円(前年同期比7.1%増)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は28,795百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は1,398百万円(前年同期比23.3%増)となりました。
営業外損益においては、フィンゴリモド「FTY720」の開発権及び販売権の許諾に基づく受取ロイヤリティーについて、当社の共同特許権者である田辺三菱製薬株式会社とNovartis Pharma AG(以下、「ノバルティス社」)との間で仲裁手続きが進行中であることを受け、ノバルティス社が契約の有効性について疑義を提起している部分について収益としての認識を行わないこととした結果、受取ロイヤリティーは前年同期比63.0%の減となりました。
タイ国関連会社では海外粗糖相場低迷に伴い販売単価が下落し、また、沖縄、鹿児島の関連会社では天候不順による収量減少の影響から、持分法による投資損失87百万円を計上し、経常利益1,945百万円(前年同期比35.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,276百万円(前年同期比33.8%減)となりました。
②財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比453百万円減少し139,413百万円となりました。連結貸借対照表の主要項目ごとの主な増減要因等は次の通りであります。
ⅰ)流動資産
流動資産は、前連結会計年度末比100百万円増加し53,960百万円となりました。これは主として、現金及び預金の増加3,658百万円、受取手形及び売掛金の増加397百万円があった一方で、商品及び製品の減少4,046百万円等があったことによるものであります。
ⅱ)固定資産
固定資産は、前連結会計年度末比554百万円減少し85,453百万円となりました。これは主として、建物及び構築物の減少200百万円等があったことによるものであります。
ⅲ)負債
負債は、前連結会計年度末比1,772百万円増加し46,577百万円となりました。これは主として、借入金の増加2,300百万円があった一方で、支払手形及び買掛金の減少1,112百万円等があったことによるものであります。
ⅳ)純資産
純資産は、前連結会計年度末比2,226百万円減少し92,836百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益1,276百万円、剰余金の配当1,468百万円、自己株式の取得1,122百万円等があったことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は272百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、主力の砂糖事業において、原料となる粗糖が相場商品であること、また製品価格も競争や市場環境等により変動する場合があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このような事業環境下、当社では適切な原料糖調達と適正販売価格帯の維持に努めてまいりました。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原料糖の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及び投資有価証券や子会社株式取得等によるものであります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、社債及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当第1四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は21,241百万円となっております。
当第1四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。