当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間におきまして、当社グループは、各社間の連携を推進し、引き続き既存事業の基盤強化と成長領域の事業拡大に取り組んでまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界的に経済活動が停滞し、グループ各社の販売に悪影響があった他、一過性の要因として、前期に発生した事故の影響を受けた連結子会社 北海道糖業㈱の原価率悪化や、干ばつによるサトウキビの不作に起因したタイ国関連会社(持分法適用)の損益悪化等もあり、前年同期比で減収減益となりました。
(砂糖事業)
海外粗糖相場につきましては、期初は10セント前半でスタートした後、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減少を背景に下落基調が鮮明になりました。4月後半には約13年ぶりの安値となる9セント台まで急落したものの、その反動から再び10セント台に回復しました。その後、5月半ばから、世界経済回復に向けた希望的観測に伴う投機資金の流入により相場は徐々に上昇基調に転じ、11セント後半で当第1四半期末を迎えました。
販売面では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛により、土産物や外食向けといった業務用需要が大きく落ち込んだため、前年同期を大幅に下回る販売量となりました。国内全域における緊急事態宣言が5月末に解除されて以降、販売量は徐々に盛り返しを見せているものの、回復するまでには至っておりません。コスト面では、販売量減少に伴う生産調整の実施や、安定操業のための設備更新による減価償却費の増加等があり減収減益となりました。
連結子会社では、生和糖業㈱は、順調にサトウキビが生育したことから生産量が増加し増収増益となりました。一方、北海道糖業㈱の業績不振に加え、SIS' 88 Pte Ltdは新型コロナウイルス感染拡大の影響により減収減益となりました。
以上の結果、砂糖事業全体で、売上高21,105百万円(前年同期比8.9%減)、営業利益575百万円(前年同期比42.0%減)となりました。
期中の砂糖市況
国内市中相場(日本経済新聞掲載、東京上白大袋1kg当たり)
期を通じて187円~188円で推移
海外粗糖相場(ニューヨーク砂糖当限、1ポンド当たり)
始値 10.39セント 高値 12.27セント 安値 9.05セント 終値 11.84セント
(フードサイエンス事業)
フードサイエンス事業につきましては、国内では新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、パラチノースの海外向け販売量の持ち直しや、さとうきび抽出物の除菌用途への採用増加等により増収増益となりました。
連結子会社では、㈱タイショーテクノスは、乳酸菌や食用色素等の食品素材の販売量増加や新工場の稼働で原価率が改善したことにより増収増益となりました。ニュートリー㈱は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、セミナーや新製品サンプリング等の積極的な営業活動を自粛せざるを得ず減収となりましたが、営業経費の減少もあり増益となりました。
以上の結果、フードサイエンス事業全体で、売上高4,926百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益281百万円(前年同期比70.3%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業につきましては、前年同期並みの売上高を計上いたしましたが、施設の老朽化に伴う修繕工事の実施等により減益となり、売上高496百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益231百万円(前年同期比4.0%減)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は26,528百万円(前年同期比7.9%減)、営業利益は1,088百万円(前年同期比22.2%減)となりました。
営業外損益においては、フィンゴリモド「FTY720」の開発権及び販売権の許諾に基づく受取ロイヤリティーを164百万円計上いたしました。なお、当社の共同特許権者である田辺三菱製薬㈱とNovartis Pharma AG(以下「ノバルティス社」という)との間で仲裁手続きが進行中であることを受け、ノバルティス社が契約の有効性に関し疑義を提起している部分につきましては、引き続き収益としては認識しておりません。また、持分法による投資損失の計上等があり、経常利益991百万円(前年同期比49.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益405百万円(前年同期比68.3%減)となりました。
なお、2020年3月25日に公表いたしました大日本明治製糖㈱との経営統合及び日本甜菜製糖㈱との資本業務提携につきましては、3社間の協議を継続しております。
②財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比4,688百万円減少し137,016百万円となりました。連結貸借対照表の主要項目ごとの主な増減要因等は次の通りであります。
ⅰ)流動資産
流動資産は、前連結会計年度末比4,123百万円減少し53,033百万円となりました。これは主として、現金及び預金の減少530百万円、商品及び製品の減少3,686百万円等があったことによるものであります。
ⅱ)固定資産
固定資産は、前連結会計年度末比565百万円減少し83,983百万円となりました。これは主として、リース資産の増加472百万円、建設仮勘定の増加262百万円等があった一方で、機械装置及び運搬具の減少703百万円、投資有価証券の減少514百万円等があったことによるものであります。
ⅲ)負債
負債は、前連結会計年度末比4,104百万円減少し45,204百万円となりました。これは主として、借入金の減少2,310百万円、未払法人税等の減少1,560百万円等があったことによるものであります。
ⅳ)純資産
純資産は、前連結会計年度末比584百万円減少し91,811百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益405百万円、剰余金の配当642百万円等があったことによるものであります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は199百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、主力の砂糖事業において、原料となる粗糖が相場商品であること、また製品価格も競争や市場環境等により変動する場合があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このような事業環境下、当社では適切な原料糖調達と適正販売価格帯の維持に努めてまいりました。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原料糖の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、社債及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当第1四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は18,060百万円となっております。
当第1四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。