なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成28年1月1日~3月31日)のわが国の経済は、最近の円高・株安による金融市場の変化の影響や原油安、中国をはじめとする新興国の不振もあり、企業収益・所得環境などに急速に悪化の傾向が見られ、景気の回復基調は厳しいものとなっております。
当社グループが属する食品業界においては、消費増税以降、原料高による価格転嫁もあり消費マインドの冷え込みが進行し、消費者の低価格志向が一層強まるなど経営環境はさらに厳しさを増しております。
このような環境下で当社グループは、食品安全衛生管理の向上による安全・安心な製品の提供を基盤としながら、さらなる品質向上と新製品開発を促進し、収益の向上をはかる一方で、経費の削減に取り組み利益改善につとめました。洋菓子事業においては、お客様のニーズに沿った製品の規格変更・品質改善を随時行い拡販をはかる一方で、人件費・物流費など販売管理費の削減に取り組みました。菓子事業においては、「ミルキー」、「カントリーマアム」など主力ブランドにおける新製品開発を促進し、大型ラインへの生産の集中・効率化に積極的に取り組み、生産・販売部門が一体となって利益確保を目指しました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は266億56百万円(対前年同期比101.2%)、営業利益は8億39百万円(対前年同期比274.5%)、経常利益は8億65百万円(対前年同期比238.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億43百万円(対前年同期比1,567.1%)となりました。
| 当第1四半期連結累計期間 | 前第1四半期連結累計期間 | 対前年 | 増減 | |||
平成28年1月 1日から | 平成27年1月 1日から | ||||||
売上高 | 構成比 | 売上高 | 構成比 | ||||
洋 |
| 百万円 | % | 百万円 | % | % | 百万円 |
洋菓子 | 7,643 | 28.6 | 7,911 | 30.0 | 96.6 | △267 | |
レストラン | 1,694 | 6.4 | 1,687 | 6.4 | 100.4 | 6 | |
計 | 9,337 | 35.0 | 9,598 | 36.4 | 97.3 | △260 | |
製 | 菓 子 | 15,709 | 59.0 | 15,220 | 57.8 | 103.2 | 488 |
飲 料 | 1,185 | 4.4 | 1,146 | 4.3 | 103.5 | 39 | |
計 | 16,895 | 63.4 | 16,366 | 62.1 | 103.2 | 528 | |
その他 | 423 | 1.6 | 386 | 1.5 | 109.5 | 36 | |
合 計 | 26,656 | 100.0 | 26,352 | 100.0 | 101.2 | 304 | |
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、『焼きたて』という新しいコンセプトのもと店頭にオーブンを導入し、「焼きチーズタルト」、「スイートポテト」などの取扱店を拡大しました。また、製品の規格変更を行った「三角ショートケーキ」をはじめ、品質改善後の好調な売上を維持している「チョコ生ケーキ」の拡販、バレンタイン・ひなまつり・ホワイトデーなど催事への取り組みを積極的に進め、既存店の売上回復をはかりました。
店舗開発では、ショッピングセンター内を中心とした新規出店のほか、売上が好調な『カントリーマアムFACTORY』店舗の出店を進める一方、不採算店を閉店した結果、当第1四半期連結会計期間末営業店舗数は968店となりました。
㈱スイートガーデンについては、同社チェーン店においても店頭での『焼きたて』製品の拡売のほか、不二家店舗はもとより山崎製パンルートを活用した製品の提案・販売に積極的に取り組み、コンビニエンスストアなどへの製品展開も推進しました。
ダロワイヨについては、主力製品であるマカロンやケーキに“桜”など季節感のある新製品を投入するとともに催事の販売促進にも積極的に取り組み、売上確保をはかりました。しかしながら、前期にアーモンドなど原料高に起因する価格改定を行ったことによる販売不振が続き、特に年初から駅ビル立地店舗を中心にお客様の低価格志向の影響を大きく受け、売上は厳しい結果となりました。
この結果、洋菓子類の売上高は、76億43百万円(対前年同期比96.6%)となりました。
レストランについては、1月にリニューアルオープンした池袋東武店の売上伸長に加え、ケーキなど物販部門の売上回復もあり、売上高は16億94百万円(対前年同期比100.4%)と、前年同期を上回る実績を確保することができました。ケーキバイキングは、デザートアイテムを拡充して不二家レストランならではの魅力を高めるとともに原価改善をはかりました。さらに全体では人件費など販売管理費を統制し、収益性向上に取り組みました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、93億37百万円(対前年同期比97.3%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、「カントリーマアム」、「ホームパイ」、「ミルキー」といった主力ブランドを活用した新製品を投入し、売上確保に取り組みました。また、本年「ミルキー」は発売65周年を迎え、記念パッケージ製品の発売やプレゼント企画などキャンペーンを実施しており、その効果もあって「ミルキー」の売上は、キャンディ群全体の売上伸長に貢献しました。一方、「カントリーマアム」、「ホームパイ」については、消費者の低価格志向を受けて徳用大袋製品を中心に販売が好調に推移し、大型生産ラインの稼働率が向上いたしました。これにより前期に整備した「カントリーマアム」ラインが生産性向上に効果を発揮し、収益性を大幅に改善することができました。
不二家(杭州)食品有限公司については、日々の積極的な営業活動を通じて、取引先との連携強化がはかられ、さらに主力製品である「ポップキャンディ」の地下鉄電子広告やラッピングバスといった販売促進活動を春節の時期に集中して行ったことによる効果もあり、売上を大きく伸ばすことができました。
この結果、菓子の売上高は、157億9百万円(対前年同期比103.2%)となりました。
飲料については、「ネクターピーチ350g缶」、「レモンスカッシュ350ml缶」の自販機での販売が徐々に回復するとともに、新製品「ネクターピーチ&ミルキー320mlPET」の当初計画を上回る販売実績もあり、好調な売上となりました。
その結果、飲料売上高は、11億85百万円(対前年同期比103.5%)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、168億95百万円(対前年同期比103.2%)となりました。
<その他>
その他事業は、通販・キャラクター事業部のグッズ販売事業・ライセンス事業及び㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は4億23百万円(対前年同期比109.5%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。
流動資産は269億81百万円で、主に売掛債権の減により前連結会計年度末に比べ23億53百万円減少いたしました。固定資産は305億72百万円で、主に有形固定資産や投資有価証券の減により、前連結会計年度末に比べ6億12百万円の減少となりました。
この結果、総資産は575億54百万円で前連結会計年度末に比べ29億66百万円減少いたしました。
また、流動負債は190億73百万円で、主に仕入債務の減により前連結会計年度末に比べ25億43百万円減少いたしました。固定負債は79億29百万円で、主に長期借入金の返済や社債の償還等により前連結会計年度末に比べ7億57百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計270億3百万円で、前連結会計年度末に比べ33億円減少いたしました。
純資産は305億50百万円で、主に利益剰余金の増により前連結会計年度末に比べ3億34百万円増加いたしました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、81百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間における重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達 方法 | 着手年月 | 完了予定 | 完成後の | |
総額 | 既支払額 | ||||||||
不二家(杭州)食品有限公司 | 本社工場 (中国浙江省杭州市) | 製菓事業 | 製菓 生産設備 | 882 | ― | 自己資金 | 平成28年 | 平成28年 |
生産能力 154,000 本/h |