なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成28年1月1日~6月30日)のわが国の経済は、年初からの円高・株安の状況に、英国のEU離脱問題に起因する円高の進行がわが国経済に及ぼす悪影響の懸念も加わり、景気の先行きに対する不透明感は一層増すものとなっております。
当社グループが属する食品業界においては、消費増税以降、原料価格の高騰を受けた一部製品の価格転嫁もあり、消費マインドの冷え込みが進行しております。さらなる消費増税は延期となったものの、消費者の低価格志向は強まっており、経営環境は厳しさを増しております。
このような環境下で当社グループは、お客様本位の新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、売上の拡大をはかる一方で、経費管理を強化し、利益改善につとめてまいりました。洋菓子事業においては、一部不採算店を閉店したこともあり、売上の減少があったものの、製菓事業における主力ブランドを活用した新製品発売による売上拡大や、生産面での大型ライン活用の効果と原材料価格の安定化による収益性向上に支えられ、グループ全体で大幅に利益を改善することができました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は503億16百万円(対前年同期比100.3%)、営業利益は6億38百万円(前年同期は3億31百万円の営業損失)、経常利益は6億9百万円(前年同期は3億8百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31百万円(前年同期は8億65百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
| 当第2四半期連結累計期間 | 前第2四半期連結累計期間 | 対前年 | 増減 | |||
平成28年1月 1日から | 平成27年1月 1日から | ||||||
売上高 | 構成比 | 売上高 | 構成比 | ||||
洋 |
| 百万円 | % | 百万円 | % | % | 百万円 |
洋菓子 | 14,298 | 28.5 | 14,933 | 29.7 | 95.7 | △634 | |
レストラン | 3,338 | 6.6 | 3,353 | 6.7 | 99.6 | △14 | |
計 | 17,637 | 35.1 | 18,286 | 36.4 | 96.4 | △649 | |
製 | 菓 子 | 28,936 | 57.5 | 28,460 | 56.7 | 101.7 | 476 |
飲 料 | 2,879 | 5.7 | 2,651 | 5.3 | 108.6 | 228 | |
計 | 31,816 | 63.2 | 31,111 | 62.0 | 102.3 | 704 | |
その他 | 863 | 1.7 | 789 | 1.6 | 109.3 | 73 | |
合 計 | 50,316 | 100.0 | 50,187 | 100.0 | 100.3 | 128 | |
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、お客様本位の新製品開発と既存製品の品質改善に取り組む政策のもと、主力製品のシュークリーム「金と銀」の品質をより一層高め、「三角ショートケーキ」のサイズ・価格も見直し、ひなまつり・母の日等催事においても積極的に拡販をはかりました。さらに、『BAKE&COOL』という新しいコンセプトのもと「焼きチーズタルト」など店頭で焼きたて製品を提供する店舗数を増やし、夏場に向けては「シュークリーム凍っちゃいました」をはじめとするフローズンスイーツを発売しました。以上のような施策を講じ、客数アップをはかることにより既存店の売上回復につとめてまいりました。また、6月にコンビニエンスストアを販路として発売した「生マドレーヌ」は好調に販売数を伸ばし、売上に大きく貢献しております。経費面では人件費・物流費など販売管理費の削減に取り組み、さらなる利益改善をはかりました。
店舗開発では、ショッピングセンター内を中心に新規出店を行うとともに、収益性改善のため、不採算店の閉店を進めた結果、当第2四半期連結会計期間末営業店舗数は953店となりました。
㈱スイートガーデンについては、同社チェーン店においても焼きたて製品の販売が順調に伸長しており、不二家店舗、山崎製パンルート及びコンビニエンスストアへの製品の提案・販売にも積極的に取り組み、業績の回復につとめました。
㈱ダロワイヨジャポンについては、前期にマカロンの価格改定を行ったことによるバレンタイン、ホワイトデーの販売不振が大きく影響しており、6月のマカロンの価格引き下げ、宅配用ギフトカタログの新規掲載により売上は徐々に回復してきているものの、厳しい結果となりました。
この結果、洋菓子類の売上高は、142億98百万円(対前年同期比95.7%)となりました。
レストランについては、ケーキなど物販部門の売上は徐々に回復してきているものの、当期に入りお客様の低価格志向の影響を大きく受けております。価格を抑えた新規メニューを投入し対応を進めておりますが、売上高は33億38百万円(対前年同期比99.6%)と、前年同期の実績を確保することができませんでした。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、176億37百万円(対前年同期比96.4%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、主力ブランドに特化した新製品開発・品質改善を推進する政策のもと、夏季ならではの素材を活かした「夏カントリーマアム(塩バニラ)(チョコミント)」や生地の仕込みに富士山の天然水を使用した「ホームパイ」など特色ある製品を絶え間なく発売し、売上の伸長につとめてまいりました。また、本年発売65周年を迎えた「ミルキー」のキャンペーン効果や企業間コラボレーション製品「サーティワンキャンディアソート袋」の好調な販売がキャンディ群全体の売上に大きく貢献しました。利益面では、「カントリーマアム」、「ホームパイ」など徳用大袋製品の販売が好調に推移した結果、大型生産ラインの稼働率が向上し、収益性を大幅に改善することができ、当社単体の利益改善にも大きく貢献しました。
不二家(杭州)食品有限公司については、日々の積極的な営業活動を通じて、取引先との連携強化がはかられ、主力製品の「ポップキャンディ」を中心に売上は好調に推移しております。また、中国で拡大するインターネット市場における販売増もあり、人民元ベースでは売上を大きく伸ばすことができました。しかしながら、為替の影響により円換算の売上では前年同期を下回る実績となりました。
この結果、菓子の売上高は、289億36百万円(対前年同期比101.7%)となりました。
飲料については、主力製品である「ネクターピーチ350g缶」の自販機での販売が徐々に回復するとともに、新製品「ネクターこだわり果実パインミックス」の販売が好調に推移し、前年同期を上回る売上となりました。
その結果、飲料売上高は、28億79百万円(対前年同期比108.6%)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、318億16百万円(対前年同期比102.3%)となりました。
<その他>
その他事業は、通販・キャラクター事業部のグッズ販売事業・ライセンス事業及び㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は8億63百万円(対前年同期比109.3%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。
流動資産は249億34百万円で、主に売掛債権やたな卸資産の減により前連結会計年度末に比べ44億円減少いたしました。固定資産は300億70百万円で、主に有形固定資産の減により、前連結会計年度末に比べ11億14百万円の減少となりました。
この結果、総資産は550億5百万円で前連結会計年度末に比べ55億15百万円減少いたしました。
また、流動負債は177億35百万円で、主に仕入債務の減により前連結会計年度末に比べ38億81百万円減少いたしました。固定負債は77億7百万円で、主に長期借入金の減により前連結会計年度末に比べ9億79百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計254億43百万円で、前連結会計年度末に比べ48億61百万円減少いたしました。
純資産は295億62百万円で、主に為替換算調整勘定の減少により前連結会計年度末に比べ6億54百万円減少いたしました。
次に、当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、51億45百万円(前年同四半期は36億84百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の減少やたな卸資産の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、9億63百万円(前年同四半期は14億10百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、14億8百万円(前年同四半期は15億91百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済や社債の償還によるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、103億52百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、1億74百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第2四半期連結累計期間における重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達 方法 | 着手年月 | 完了予定 | 完成後の | |
総額 | 既支払額 | ||||||||
不二家(杭州)食品有限公司 | 本社工場 (中国浙江省杭州市) | 製菓事業 | 製菓 生産設備 | 882 | 178 | 自己資金 | 平成28年 | 平成28年 |
生産能力 154,000 本/h |