なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成29年1月1日~6月30日)のわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調が続いております。しかしながら、景気の先行きは不透明な状態が続いていることから消費マインドが停滞し、個人消費は伸び悩んでおります。
当社グループが属する食品業界においても、景気の先行きに対する不安から消費者の節約志向が続く中、販売競争が激化し、経営環境は依然として厳しい状況となっております。
このような環境下にあって当社グループは、お客様本位の新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、売上増を目指す一方で、経費の管理を強化し、利益改善につとめてまいりました。洋菓子事業においては、洋菓子チェーン店の売上減を、スーパー・コンビニエンスストア等の広域流通企業を販路とする部門の売上伸長により補うことを目指しました。製菓事業においては、「ルック」、「カントリーマアム」といった主力ブランドを活用した新製品の発売を積極的に進め、歳時や季節商戦への対応を早めた営業政策を実施いたしました。その結果、当社単体では、前年同期を上回る売上及び利益を達成することができました。グループ全体では、前年同期の売上を達成することができたものの、洋菓子チェーン店の売上減や中国事業における中国国内の景気の減速・市場競争の激化の影響もあり、前年同期を下回る利益となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は515億7百万円(対前年同期比102.4%)、営業利益は2億円(対前年同期比31.4%)、経常利益は3億22百万円(対前年同期比52.8%)、親会社株主に帰属する四半期純損失は7百万円(前年同期は31百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
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当第2四半期連結累計期間 |
前第2四半期連結累計期間 |
対前年 |
増減 |
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平成29年1月 1日から |
平成28年1月 1日から |
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売上高 |
構成比 |
売上高 |
構成比 |
||||
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洋 |
|
百万円 |
% |
百万円 |
% |
% |
百万円 |
|
洋菓子 |
14,127 |
27.4 |
14,298 |
28.5 |
98.8 |
△171 |
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レストラン |
3,279 |
6.4 |
3,338 |
6.6 |
98.2 |
△59 |
|
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計 |
17,406 |
33.8 |
17,637 |
35.1 |
98.7 |
△231 |
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製 |
菓 子 |
29,915 |
58.1 |
28,936 |
57.5 |
103.4 |
979 |
|
飲 料 |
3,193 |
6.2 |
2,879 |
5.7 |
110.9 |
314 |
|
|
計 |
33,109 |
64.3 |
31,816 |
63.2 |
104.1 |
1,293 |
|
|
その他 |
992 |
1.9 |
863 |
1.7 |
115.0 |
129 |
|
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合 計 |
51,507 |
100.0 |
50,316 |
100.0 |
102.4 |
1,191 |
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(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
洋菓子市場が大きく変化する中、当社単体の洋菓子においては、洋菓子チェーン店の売上減を、スーパー・コンビニエンスストアをはじめとする広域流通企業への売上伸長により補うことを目指しました。洋菓子チェーン店については、売上回復に向け既存製品の品質改善とともに、お客様のニーズに基づいた新製品開発を進めました。新製品では、販売日・店舗を限定して発売した値ごろ感のある「ミルキークリームシフォンケーキ」の販売が順調に推移しており、今後さらに拡販することで売上増につなげてまいります。また、季節感ある果実を使用した店内製造製品の品揃えの充実をはかる一方で、店内製造機能を重視した改装を計画的に進め、売上の向上につとめました。新規店舗の開発では、作りたて・焼きたて製品とともに地域独自の製品を提供する『FUJIYA FACTORY 広島駅店』など新業態の出店を進めました。広域流通企業との取り組みについては、取引先の拡大に加え、新規採用の製品数が伸長し、売上は着実に増加しております。しかしながら、収益性改善のため不採算店の閉店を進めたことなどによる洋菓子チェーン店の売上減を補うまでには至らず、単体の洋菓子は、前年同期を下回る売上となりました。経費面では、物流費をはじめとする販売管理費の削減に引き続き取り組んでおります。なお、当第2四半期連結会計期間末の営業店舗数は、前年同期差26店減の927店となっております。
㈱スイートガーデンについては、同社チェーン店において焼きたて製品の販売が順調に伸長しており、オーブン機能を有効に活用した新業態店舗の出店のほか、不二家店舗、山崎製パンルート及びコンビニエンスストアへの製品の提案・販売にも積極的に取り組み、前年同期を上回る売上となりました。
㈱ダロワイヨジャポンについては、集客力のある駅ビル立地店舗の売上が好調に推移し、主力製品であるマカロンの試食販売を積極的に行ったことも奏功し、前年同期を上回る売上となりました。
この結果、洋菓子類の売上高は、141億27百万円(対前年同期比98.8%)となりました。
レストランについては、価格を抑えた新規メニューや、穀類をふんだんに使用し『美と健康』にこだわったサラダやパスタを強調したメニューを投入するとともに、プレミアムフライデーなど商機への対応を積極的に進めておりますが、お客様の節約・低価格志向の影響を大きく受けており、売上高は、32億79百万円(対前年同期比98.2%)と、前年同期の実績を下回りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、174億6百万円(対前年同期比98.7%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、「ルック」、「カントリーマアム」といった主力ブランドを中心とした新製品開発・品質改善を進め、チョコレート製品等の製造設備を増強、効率化を促進し、さらなる生産性の向上をはかっております。製品面では、開発テーマである『健康・グルメ』のもと、豊富なカカオポリフェノールや食物繊維を含んだ「ルック・カレ」のリニューアルに加え、1箱当たり100億個の乳酸菌を含んだ「ルックプラス(乳酸菌アーモンド)」を発売するなど、健康志向の品揃えを強化したチョコレート製品が売上に貢献しました。また、チョコミントや塩キャラメルといった夏季に人気のある素材を組み合わせた「夏カントリーマアム」シリーズの発売を早期に行ったことも売上の伸長に寄与しております。利益面では、チョコレート製品に加え徳用大袋製品の販売も好調に推移した結果、主力生産ラインの稼働率が向上し、販売費の抑制もあり収益性を向上することができました。
不二家(杭州)食品有限公司については、現地における景気の減速や市場競争の激化の影響から、経営環境は厳しい状況となっております。新規の取引先を獲得して売上増に取り組むとともに、中国で拡大するインターネット通販市場における販売も積極的に行い業績の回復をはかっておりますが、前年同期を大幅に下回る売上及び利益となりました。
この結果、菓子の売上高は、299億15百万円(対前年同期比103.4%)となりました。
飲料については、新たな販売代理店の協力により主力製品の小売店への導入が進んだことに加え、新製品のボトル缶「ネクタースパークリング ピーチ&ブラッドオレンジ」の販売が好調に推移したことや、売上の基幹であるネクター群・スカッシュ群の自販機での取り扱いが増加したこともあり、売上高は、31億93百万円(対前年同期比110.9%)と前年同期を上回ることができました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、331億9百万円(対前年同期比104.1%)となりました。
<その他>
その他事業は、通販・キャラクター事業部のグッズ販売事業・ライセンス事業及び㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は、9億92百万円(対前年同期比115.0%)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。
流動資産は243億97百万円で、主に売掛債権やたな卸資産の減により前連結会計年度末に比べ51億39百万円減少いたしました。固定資産は313億27百万円で、主に有形固定資産の減により、前連結会計年度末に比べ1億5百万円の減少となりました。
この結果、総資産は557億24百万円で前連結会計年度末に比べ52億45百万円減少いたしました。
また、流動負債は187億68百万円で、主に仕入債務の減により前連結会計年度末に比べ30億89百万円減少いたしました。固定負債は57億61百万円で、主に長期借入金の返済や社債の償還等により前連結会計年度末に比べ17億61百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計245億30百万円で、前連結会計年度末に比べ48億50百万円減少いたしました。
純資産は311億94百万円で、主に配当支払等による利益剰余金の減少により前連結会計年度末に比べ3億94百万円減少いたしました。
次に、当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、55億71百万円(前年同四半期は51億45百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15億62百万円(前年同四半期は9億63百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、15億75百万円(前年同四半期は14億8百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済や社債償還によるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、108億8百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、1億96百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。