第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間(平成30年1月1日~3月31日)のわが国の経済は、企業収益の改善を背景に設備投資が増加するなど、景気は緩やかに回復しております。

当社グループが属する食品業界においては、雇用・所得環境の改善により個人消費は持ち直しているものの、食料品やガソリン価格の値上げの動きから、消費者の節約志向は根強く、経営環境は依然として厳しいものとなっております。

このような環境下にあって当社グループは、お客様の満足を第一に考え、新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、売上増を目指すとともに、生産性の向上と経費管理の強化を進め、利益改善につとめてまいりました。

洋菓子事業においてはチェーン店の売上確保を目指すとともに、コンビニエンスストアをはじめとする広域流通企業向けの売上拡大をはかりました。製菓事業においては主力生産ラインの稼働率向上に繋がる主力ブランドの製品開発と販売を積極的に行い、好調なチョコレート製品を中心に売上の拡大と生産性を向上させることができました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は269億99百万円(対前年同期比102.0%)、営業利益は8億72百万円(対前年同期比150.7%)、経常利益は9億51百万円(対前年同期比138.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億32百万円(対前年同期比120.9%)となりました。

 

当社グループのセグメントの概況は次のとおりであります。

 

 

 

 

当第1四半期連結累計期間

前第1四半期連結累計期間

対前年
同期比

増減

平成30年1月 1日から
平成30年3月31日まで

平成29年1月 1日から
平成29年3月31日まで

売上高

構成比

売上高

構成比

       洋



 

百万円

百万円

百万円

洋菓子

6,990

25.9

7,527

28.5

92.9

△537

レストラン

1,541

5.7

1,648

6.2

93.5

△106

8,531

31.6

9,176

34.7

93.0

△644

 


  菓   事

菓 子

16,548

61.3

15,723

59.4

105.2

825

飲 料

1,319

4.9

1,097

4.1

120.3

222

17,868

66.2

16,820

63.5

106.2

1,048

その他

598

2.2

470

1.8

127.4

128

合   計

26,999

100.0

26,466

100.0

102.0

532

 

(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。

 

 

<洋菓子事業>

当社単体の洋菓子においては、お客様の満足を第一に考えた製品の品質と店舗運営の質の改善を進めております。チェーン店については、来店するお客様を飽きさせない品揃えと絶え間ない販促活動を継続しました。製品面では、旬のあまおう苺を使用した「あまおう苺シリーズ」、ペコちゃんや㈱サンリオの人気キャラクターをプリントした「マカロン(ペコ×サンリオキャラクター)」を発売、さらに、店内製造機能を活用した作りたて製品を販売し来店客の増加をはかるなど、チェーン店の売上確保につとめました。店舗面では店内製造機能を重視した店舗、少人数でのオペレーションが可能な小規模店舗の開発を行う一方、後継者不在店舗や不採算店舗の閉鎖を進めました。なお、当第1四半期連結会計期間末の営業店舗数は前年同期差28店減の906店となりました。

広域流通企業との取り組みについては、生産性の高い製造ラインを活用した4個入り製品や「LOOK4プチタルト」などを積極的に提案した結果、取引拡大をはかることができました。また、親会社の大型キャンペーンである「ヤマザキ春のパンまつり」に参加したことも寄与し、売上は着実に増加しました。しかしながら、チェーン店の売上減少を回復するまでには至らず、単体の洋菓子は、前年同期の売上を下回りました。なお、経費面では、生産設備の能力増強・省人化による生産効率向上や物流の効率化を進めました。

 

㈱スイートガーデンについては、同社チェーン店の売上減やコンビニエンスストアでの製品取り扱いが減少したことから厳しい業績となりましたが、不二家店舗や広域流通企業等への製品の提案・販売にも積極的に取り組むとともに、原価管理、人件費管理の強化につとめております。

 

㈱ダロワイヨジャポンについては、当社が取得した商標権を活用し、主要都市百貨店や高級食品スーパーとの取引開始に向け商談を進めております。今期に入り高級洋菓子の開発や売上が見込める駅ビルへの新規出店を行いましたが、天候不順や主力店舗の閉鎖が店舗売上に影響しました。

この結果、洋菓子類の売上高は、69億90百万円(対前年同期比92.9%)となりました。

 

レストランについては、ポール看板等店舗視認性の向上や、お客様の健康志向に対応し野菜サラダを組み合わせたプレート料理などを加えた新メニューへ刷新するなどの客数増加策により、既存店売上は前年同期を上回りました。また、渋谷店の高級鉄板焼店への業態変更を実施し、売上向上を図っております。しかしながら、不採算店等の閉鎖に伴う店舗数の減少などにより売上高は15億41百万円(対前年同期比93.5%)となりました。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は、85億31百万円(対前年同期比93.0%)となりました。

 

<製菓事業>

当社単体の菓子においては、主要ブランドにおいて新製品開発を推進し、売上伸長をはかると同時に主力生産ラインの稼働促進により生産性の向上をはかりました。製品面では、『健康・グルメ』をテーマに、売れ筋の大袋タイプでナッツやカカオの健康イメージを訴求した製品の拡販に取り組み、新製品として、前期に好評を博した「ルック4」のファミリーパックを発売し、好調な売上となりました。また、原料にこだわり宇治抹茶を使用した新製品を、ブランドを横断して積極的に投入したほか、発売50周年を迎えた「ホームパイ」においては、オリーブオイルを使用して健康感を高める改善を行いました。さらに、ヤマザキビスケット㈱との新規コラボレーションによる「チップスターチョコレート」の発売や、イースターなど歳時における専用製品の早期販売も売上の伸長に貢献しております。利益面では、主力生産ラインの稼働率が向上、生産設備の更新もあり収益性を向上することができました。

 

不二家(杭州)食品有限公司については、中国における流通市場の変化に対応すべく販売代理店との連携強化をはかるとともに、中国で拡大するインターネット通販市場において好評を博している容器入りポップキャンディのさらなる拡販につとめた結果、売上は前年同期を上回ることができました。

この結果、菓子の売上高は、165億48百万円(対前年同期比105.2%)となりました。

 

 

飲料については、主力製品である「ネクターピーチ350g缶」「レモンスカッシュ350ml缶」が順調に売上を伸ばしたことに加え、新製品「ネクターピーチほんのりさくらの香り」や冬季向けの「ルックチョコレートドリンクストロベリー」の発売、ペットボトル製品や紙容器製品のリニューアルの効果もあり、売上高は13億19百万円(対前年同期比120.3%)と前年同期の実績を上回りました。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、178億68百万円(対前年同期比106.2%)となりました。

 

<その他>

その他事業は、通販・キャラクター事業部のグッズ販売事業・ライセンス事業及び㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は、5億98百万円(対前年同期比127.4%)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりであります。

流動資産は369億79百万円で、主に現金及び預金の減により前連結会計年度末に比べ66億69百万円減少いたしました。固定資産は334億30百万円で、主に有形固定資産の増により、前連結会計年度末に比べ7億29百万円の増加となりました。

この結果、総資産は704億9百万円で前連結会計年度末に比べ59億40百万円減少いたしました。

また、流動負債は168億19百万円で、主に未払法人税等の減により前連結会計年度末に比べ56億70百万円減少いたしました。固定負債は54億2百万円で、主に長期借入金の返済や社債の償還等により前連結会計年度末に比べ3億54百万円減少いたしました。

この結果、負債は合計222億22百万円で、前連結会計年度末に比べ60億25百万円減少いたしました。

純資産は481億87百万円で、主に利益剰余金の増により前連結会計年度末に比べ85百万円増加いたしました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、95百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)主要な設備

当第1四半期連結累計期間における重要な設備の新設の計画の主なものは次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達 方法

着手年月

完了予定
年月

完成後の
増加能力

総額
(百万円)

既支払額
(百万円)

不二家(杭州)食品有限公司

本社工場

(中国浙江省杭州市)

製菓事業

製菓

生産設備

568

自己資金

平成30年
10月

平成30年
12月

 

生産能力

32,400

枚/h